宍戸丈の奇天烈遊戯王   作:ドナルド

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第154話  裏切り者

宍戸丈 LP4000 手札1枚

場 無し 

伏せ 一枚

 

アムナエル LP4000 手札3枚

場 無し

伏せ 無し

魔法 無し

罠 マクロコスモス、宮廷のしきたり

 

 

 

 墓地利用を封じて、カードの悉くを除外させる効果をもつマクロコスモス。このカードを採用しているということは、アムナエルのデッキは『除外』でほぼ間違いはない。

 しかし一口に『除外』と言っても、その系統は様々だ。以前に丈が交戦したのは、異次元の生還者による除外ゾーンからの生還効果を最大限活用して、帝モンスターなどを次々に生け贄召喚していくタイプ。あの時は最終的には逆転勝利したものの、苦しい立ち上がりを強いられたので良く覚えている。

 科学をもって神秘を手繰る真理の探究者――――錬金術師。

 千年アイテムをこの世に齎したモノと同種の魔術の担い手は、果たしてどんなデッキを使うのか。不謹慎ながら少しだけ期待している自分がいた。

 

「私のターンだ、カードをドローする。感謝する、君が手札抹殺を発動してくれたお蔭で良いカードを引き込むことができた。永続魔法、魂吸収を発動。カードがゲームより除外される度に、私は500ポイントのライフを回復する」

 

「500ポイント……」

 

 

【魂吸収】

永続魔法カード

このカードのコントローラーはカードがゲームから除外される度に、

1枚につき500ライフポイント回復する。

 

 

 たったの500ポイントと侮ることはできない。一枚ごとに500ポイントなら、十枚除外されれば回復値は5000ポイント。一度のデュエルに二人合わせて合計二十枚のカードが墓地へ送られると仮定すると、アムナエルは10000ポイントのライフを回復することになる。

 ライフをどれだけ回復してもデュエルに勝利できるわけではないが、ライフアドバンテージが広がるということは、勝利が遠くなることと同義だ。

 

「面倒なカードを使ってくれる……」

 

「その台詞は少し早いぞ。私は封印の黄金櫃を発動する」

 

 

【封印の黄金櫃】

通常魔法カード

自分のデッキからカードを1枚選択し、ゲームから除外する。

発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。

 

 ウジャト眼の刻まれた黄金の棺がフィールドに出現する。アムナエルはデッキよりカードを一枚抜き取ると、そのカードを黄金櫃へと入れた。

 

「封印の黄金櫃は自身のデッキよりカードを一枚除外し、2ターン後のエンドフェイズに手札に加えるカード。私が除外したカードはネクロフェイス!」

 

「ネクロフェイス、ということは!?」

 

「その通り。ネクロフェイスのモンスター効果、このカードが除外された場合、互いのプレイヤーはデッキの上から五枚をゲームより除外する!」

 

 

【ネクロフェイス】

闇属性 ☆4 アンデット族

攻撃力1200

守備力1800

このカードが召喚に成功した時、

ゲームから除外されているカード全てをデッキに戻してシャッフルする。

このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻したカードの枚数×100ポイントアップする。

このカードがゲームから除外された時、

お互いはデッキの上からカードを5枚ゲームから除外する。

 

 

 丈とアムナエルのデッキから除外される五枚のカード。

 ネクロフェイスはその効果からデッキ破壊デッキに採用されることの多いカードだが、魂吸収の影響下では事はそれだけで終わりはしない。

 

「魂吸収の効果。私はネクロフェイスの効果で除外された十枚、ネクロフェイスと黄金櫃の二枚。合計十二枚分のライフを回復する」

 

 アムナエルLP4000→10000

 

 12×500で回復値はジャスト6000ポイント。3ターン目にしてアムナエルのライフは10000の大台にのってしまった。

 パワー・ボンドで召喚された亮のサイバー・エンド・ドラゴンでも、一撃では削り切ることの出来ない数値である。

 

(いや亮ならリミッター解除を使って普通に削り切って来るな)

 

 友人の叩き出す馬鹿げた火力を思い出して丈は嘆息する。だがお蔭で少し気が楽になった。

 ライフ10000などはどうということはない。自分はもっと絶望的な状況をプロリーグで勝ち抜いてきたのだ。この程度のことは危機にも値しない。

 

「この程度では魔王の意志に傷一つつけられんか。私はモンスターをセット、リバースカードを一枚伏せターンエンドだ」

 

「俺のターン、ドロー」

 

 丈としてはマクロコスモスを消し去り、除外地獄から一刻も早く抜け出したいところだ。けれど宮廷のしきたりが発動している限り、マクロコスモスを取り除くことは容易ではない。

 容易ではない除去を行うには、それなりの〝用意〟が必要だろう。

 

「モンスターを裏守備表示でセット。ターンエンドだ」

 

「私のターン、ドロー。私は裏守備表示のモンスターを反転召喚。私がセットしていたのはニードルワーム」

 

「!」

 

 

【ニードルワーム】

地属性 ☆2 昆虫族

攻撃力750

守備力600

リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。

 

 

 ネクロフェイスと同じくデッキ破壊デッキで見かけるカードの登場だ。

 裏側から表側になったことでニードルワームのリバース効果が起動する。本来それはデッキの上から五枚のカードを墓地へ捨てるというものだが、

 

「マクロコスモスが発動中のため墓地へはいかず除外して貰う。さらに私は魂吸収の効果で2500のライフを回復する」

 

 アムナエル10000→12500

 

 遂にライフポイントが8000以上も差がついてしまった。

 ネクロフェイスにニードルワーム、この二枚が投入されているということは、アムナエルはデッキ破壊の使い手と判断するべきなのだろう。だがなんとなく丈は引っ掛かりを覚えた。

 確かに状況証拠は揃っているのだが、どうにも喉元に魚の骨が刺さったような違和感がある。アムナエルのデッキはもっと危険な『爆弾』があると丈の直感が囁いていた。

 

「私はターンエンドだ。さぁ、君のターンだ」

 

「……俺のターン」

 

 カードをドローした丈は、そのドローカードを確認すると目を瞑った。

 次に目を向けるのはアムナエルが伏せている一枚のカード。まだ使ってこないことを考えると、あのカードの正体にも大体予想がつく。

 

「グラヴィティ・バインドか光の護封壁あたりか。そこに伏せているカードは」

 

「なんのことだ?」

 

 セブンスターズ最後の一人だけあって、露骨に態度に出すことはなかった。アムナエルは声色を一切変えずに聞き返してくる。

 それで十分。丈のとるべき戦術は決まった。

 

「俺はリバースカードを一枚セット、ターンエンドだ」

 

「……私のターン、ドロー。このターンのスタンバイフェイズ時、除外されていたネクロフェイスは私の手札に加わる」

 

 黄金櫃の蓋が開き、そこに封印されていたネクロフェイスがアムナエルの手札へ吸い込まれていった。

 ここまで除外しておいて態々ネクロフェイスを『召喚』して全て台無しにすることはしないだろう。アムナエルは確実に手札のネクロフェイスを除外してくる。

 丈は自分の予想が正しかったことを直ぐに悟ることになった。

 

「天使の施しを発動。カードを三枚ドローし二枚捨てる。私はネクロフェイスと異次元の偵察機を――――」

 

「その瞬間を待っていた! リバースカードオープン、王宮の鉄壁!」

 

「ッ!?」

 

 

【王宮の鉄壁】

永続罠カード

このカードがフィールド上に存在する限り、

お互いにカードをゲームから除外できない。

 

 

 自分のデッキの『天敵』たるカードだけあって、アムナエルは丈の発動したカードを知っているようだった。

 しかし丈は念のために説明する。

 

「王宮の鉄壁、このカードがフィールド上に存在する限り、互いにカードをゲームより除外することが出来なくなる。これにより天使の施しで捨てられたネクロフェイスと異次元の偵察機は墓地へ送られる。当然ネクロフェイスの効果も不発だ」

 

「くっ……! 何故そのようなカードを!」

 

「デュエルは一発限りのシングル戦。対策カードの対策カードを投入しておくのはプロの嗜みというものさ」

 

「……だが後一歩遅かったな。私はニードルワームを守備表示に変更。モンスターとカードを一枚ずつ伏せターンエンド」

 

「俺のターン、ドロー」

 

「この瞬間、リバース発動! D.D.ダイナマイト! 相手が除外しているカードの数×300ポイントの数値を相手に与える!」

 

 

【D.D.ダイナマイト】

通常罠カード

相手が除外しているカードの数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。

 

 

 丈の除外ゾーンに置かれている17枚分に相当する、17個のダイナマイトがフィールドに現れる。あれの直撃を浴びれば丈は5100ポイントのダメージを浴びて敗北だ。

 ネクロフェイスやニードルワームでデッキ破壊を行いつつ、除外ゾーンにカードが溜まればD.D.ダイナマイトで高出力のバーンを行う。それがアムナエルの戦略だったのだろう。

 

「君やカイザー相手に力比べするのは分が悪いのでね。こういう戦法をとらせてもらった。これで私の勝ちだ、宍戸丈」

 

「それはどうかな。俺は手札からハネワタを捨てる。その効果によりこのターン自分が受ける効果ダメージはゼロとなる!」

 

「なんだと!?」

 

 

【ハネワタ】

光属性 ☆1 天使族 チューナー

攻撃力200

守備力300

このカードを手札から捨てて発動できる。

このターン自分が受ける効果ダメージを0にする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 ハネワタが弾けると、そこから溢れた光が丈を包み込む。D.D.ダイナマイトの爆風は、ハネワタの光に遮られて丈へは届かない。

 除外を封じ、効果ダメージを封じ、これで勝利のための布陣は整った。

 

「行くぞ、俺のメインフェイズ。まずはセットしていたメタモルポットを反転召喚、互いのプレイヤーは手札を全て捨て、五枚のカードをドローする。

 俺が墓地へ送ったカードはこれだ。暗黒界の鬼神ケルト! 鬼神ケルトはカード効果で手札から墓地へ捨てられた場合、墓地より特殊召喚する。鬼神ケルトを特殊召喚!」

 

 

【暗黒界の鬼神 ケルト】

闇属性 ☆6 悪魔族

攻撃力2400

守備力0

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

このカードを墓地から特殊召喚する。

相手のカードの効果によって捨てられた場合、

さらに自分のデッキから悪魔族モンスター1体を自分または相手フィールド上に特殊召喚できる。

 

 

 鬼を想起させる角に、隆々たる肉体をもつ鬼神が場に顕現した。けれど回り始めて暗黒界にとって、この程度は序の序。

 阿鼻叫喚の地獄はこれから始まるのだ。

 

「天使の施しを発動。三枚ドローし二枚捨てる。俺が捨てた二枚は暗黒界の狩人ブラウと術師スノウ。ブラウの効果で一枚ドローし、スノウの効果で暗黒界の龍神グラファをサーチする! 暗黒界の取引を発動。その効果で互いのプレイヤーは一枚ドローして一枚捨てる。

 龍神グラファのモンスター効果! カード効果でグラファが手札から墓地へ送られた場合、相手フィールドのカード一枚を破壊する。俺は宮廷のしきたりを選択。消え失せろ!」

 

「くっ……!」

 

 宮廷のしきたりが消滅したことで、アムナエルの永続罠を守護する力も消滅した。

 そして丈の万全の手札。ライフがどれだけあろうと関係はない。アムナエルのライフは風前の灯だ。

 

「更にもう一枚、暗黒界の取引を発動。互いのプレイヤーはカードを一枚ドローし、それから手札のカードを一枚捨てる。俺が手札から捨てるのは二枚目のグラファ。セットしているリバースカードを破壊する!」

 

 暗黒の渦がアムナエルのリバースカードを粉砕する。セットされていたのは、やはりというべきかグラビティバインド。

 永続罠の防御カードに続いて、アムナエルは自分を守るカードも失った。

 

「罠発動、暗黒よりの軍勢。墓地のグラファ二枚を手札に加える。神秘の中華なべでメタモルポットを生け贄に、その攻撃力分のライフを回復だ。

 更に俺は魔轟神レイヴンを通常召喚! レイヴンのモンスター効果、1ターンに1度、手札を任意の枚数分捨てることで攻撃力を400ポイントアップさせる。レイヴンの効果で俺は五枚のカードを捨てる。

 俺が捨てた五枚はこれだ。グラファ二体、暗黒界の導師セルリ、暗黒界の武神ゴルド、暗黒界の軍神シルバ。グラファの効果で魂吸収とそこにリバースモンスターを粉砕、玉砕! 武神ゴルドと軍神シルバを俺の場に特殊召喚! 暗黒界の導師セルリがお前のフィールドに特殊召喚される!」

 

 

【魔轟神レイヴン】

光属性 ☆2 悪魔族 チューナー

攻撃力1300

守備力1000

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。

自分の手札を任意の枚数捨て、その枚数分このカードの

レベルをエンドフェイズ時まで上げる。

このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、

この効果によって捨てた手札の枚数×400ポイントアップする。

 

 

【暗黒界の導師 セルリ】

闇属性 ☆1 悪魔族

攻撃力100

守備力300

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

このカードを相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。

このカードが「暗黒界」と名のついた

カードの効果によって特殊召喚に成功した時、

相手は手札を1枚選択して捨てる。

 

 

【暗黒界の武神 ゴルド】

闇属性 ☆5 悪魔族

攻撃力2300

守備力1400

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

このカードを墓地から特殊召喚する。

相手のカードの効果によって捨てられた場合、

さらに相手フィールド上に存在するカードを2枚まで選択して破壊する事ができる。

 

 

【暗黒界の軍神 シルバ】

闇属性 ☆5 悪魔族

攻撃力2300

守備力1400

このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

このカードを墓地から特殊召喚する。

相手のカードの効果によって捨てられた場合、

さらに相手は手札を2枚選択して好きな順番でデッキの下に戻す。

 

 

 鬼神の両翼に並ぶ軍神と武神。対してアムナエルの場には攻撃力100の導師セルリが一体だけ。鬼神、武神、軍神と比べれば、その優劣は明らかだった。

 尤もこれで終わらせるほど丈のデュエルは温くないが。

 

「導師セルリの効果。そいつが暗黒界と名の付くカード効果で特殊召喚に成功した場合、相手は手札を一枚選択して捨てる。この場合の『相手』とはセルリをコントロールするデュエリストの敵対者。即ち俺だ。この意味、分かるか?」

 

「暗黒界の……特殊能力のために!」

 

「御名答」

 

 暗黒界には相手のカード効果で手札から墓地へ送られた場合のみ発動する強力な特殊能力がある。

 普通は偶々の偶然で発生することなのだが、導師セルリはそれを作為的に発動させることを可能とするモンスターだ。

 

「俺が墓地へ捨てるカードは……暗黒界の魔神レイン! 魔神レインは相手カードの効果で墓地へ捨てられた場合、墓地より特殊召喚する」

 

 

【暗黒界の魔神 レイン】

闇属性 ☆7 悪魔族

攻撃力2500

守備力1800

このカードが相手のカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、

このカードを墓地から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚に成功した時、

相手フィールド上の全てのモンスターまたは全ての魔法・罠カードを破壊する。

 

 

 暗黒界において政を司る神、レインが割れた大地より降臨する。

 鬼神、武神、魔神、軍神。ここに暗黒界における四柱の神が集結した。

 

「魔神レインのモンスター効果。レインが自身の効果で特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の全てのモンスター、もしくは魔法・罠カード全てを破壊する。

 俺が破壊するのは全てのモンスターだ。さぁ、アムナエルのフィールドを焼野原にせよ。錬金する素材の一切合財を遺さず徹底的に! 抹殺虹閃ヘルズレイ!」

 

「ぬっ、おおおおおおおおおッ!」

 

 魔神レインの破壊の極光に蹂躙され、アムナエルの場にあるのは役立たずと化したマクロコスモス一枚だけ。アムナエルを守る壁モンスターは全て消えた。

 

「墓地の龍神グラファのモンスター効果。場の暗黒界を手札に戻すことで、墓地のこのカードを復活させる。軍神と武神を手札に戻し、復活せよ! 龍神グラファ!」

 

 二体の龍神グラファ、魔神レイン、鬼神ケルト、そして魔轟神レイヴン。暗黒界の門の強化を受けて合計攻撃力は15100。アムナエルの12500のライフを上回った。

 丈の記憶が正しければ、アムナエルの墓地には墓地から発動できるカードはゼロ。手札誘発がなければジ・エンドだ。

 

「――――待て」

 

 だからアムナエルがバトルフェイズ直前になって、制止の言葉を放ってきたことにも驚きはなかった。

 

「……命乞いか?」

 

「違う、と言えたら格好良いだろうね。だが残念なことにその通りだ。宍戸丈、私にはまだやらねばならぬことがある。遊城十代……いや、敢えてこう言おう。私には十代君にデュエルを通して伝えねばならないことがある。それは私の友人……セブンスターズの黒幕を止める上で大切な力となるだろう。見逃しては貰えないだろうか?」

 

「俺にそれを信じろと」

 

「私にセリヌンティウスはいない。だから『信じてくれ』と言う他ないな。……頼む」

 

 仮面を外したアムナエルは真摯な眼差しを丈へ向け、頭を下げた。そこに他のセブンスターズ達にあった邪悪さはない。

 アムナエルは埋伏の毒であって裏切り者ではない――――それは丈の勘違いだったようだ。

 丈が思い出したのはパラドックスの時間改変事件。あの時、幽霊となったアムナエルは未来の十代と行動を共にしていた。そしてアムナエルの十代に伝えるべきことがあるという言葉。

 この二つを繋ぎ合わせれば丈のとるべき選択は明白だった。

 

「分かった。ただし念のため見張りとしてカオス・ソルジャーをつける。それでいいな?」

 

「…………感謝する」

 

 カオス・ソルジャーがいれば、アムナエルが裏切りに裏切りを重ねようと対処もできる。

 アムナエルのことは見なかったことにして、丈はその場から立ち去った。

 




 暗黒界の回転力に主人公の引きの強さが合わさって最強にみえる。
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