そらお前、れな子が悪いわ   作:ごはんや見習い

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この話には、『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』
6巻及び7巻のネタバレが含まれています。
閲覧の際にはご注意のほど、よろしくお願いいたします。





図書室へと続く道

 

 

 

 

 

わかっていた。わかっていたのだ。一か月程度で、それもなにも努力していないわたしの立場が、少しでも変化していると考えるほうがおかしいのだ。そう心底思わせられる一日であった。

 

誰とも話せない。それどころか、ハブにされる前には時々話す間柄だった女子のクラスメートも目を合わせてくれない。久しぶりに味わう、いてもいなくても変わらないという扱い、あるいは腫物を避けるような扱いは、わたしに多量の惨めさを与えた。

学校の教室に比べて圧倒的に狭い個室トイレのほうが、幾分か圧迫感を感じない。心臓の音が緩やかになる。その事実に、わたしは改めて絶望的な気分になった。今朝方家を出る前にお母さんに言われた、気を付けて行ってねという言葉と笑顔が思い出される。

 

それでも早退することなく授業をすべて受け切ったのは、このためかもしれない。

わたしは図書室と廊下を仕切る引き戸の前に立ち止まりながらそう思った。

一つ深呼吸をして、心臓の鼓動を落ち着かせようとするが、一向に収まらない。もし図書館に彼がいなかったら、あるいは彼以外にわたしのクラスメートがいたらと思うと、心臓の鼓動が強くなるようだった。

 

しかし、廊下に立ち止まっているところを誰かに見られるのもイヤだ。葛藤の結果、わたしは意を決して引き戸をガラガラと開けた。

 

するとそこには、図書館の奥のほうで、椅子にもたれかかって文庫本を読んでいる一人の男子が見えた。引き戸を開ける音で気が付いたのだろう。文庫本を机において、わたしのほうを見てくる。

 

わたしはもしかしたらこの一か月で視線への耐性がなくなったのかもしれない。彼の視線にさらされたわたしは、思わず目線を下げてしまう。そして、おぼつかない足取りで彼のほうへと向かう。

 

彼の座る長机の反対側に着くと、彼から労いの言葉とともに座るように言われる。わたしはその言葉に従うように、彼と顔を突き合わせるように座った。

彼はそれをみると、わたしの目を見やりながらゆっくりと口を開いた。

 

「図書館に来たってことは、手紙、読んでくれたんやね」

 

にこやかな笑顔を向けながら、そう柔らかな声で言う。わたしはその声に、あるいは私を見てくれていることに少しの安心感と懐かしさを感じた。

 

「えっと、封筒に入ってたから、読んだよ……。『学校に来れたら、放課後に図書室で待ってて』……だよね」

 

そうわたしは視線を下げながら言う。普段まともに喋らないからか、声が震える。

 

すると彼はその答えに満足そうにうなずきながら、両手を頭に組んでまた話す。

 

「いやぁよかったよかった。俺あの手紙他の人が書いたニセモノなんじゃないかって疑われると思ったわ」

 

「い、いやいや!そんなこと……」

笑顔でそう伝えてくる彼に、わたしは否定しようとする。しかし、脳内で彼が届けてくれた手紙を読んでいるときの心境を思い出すと、言葉を言いなおしてしまう。

 

「……ちょっとだけ思ったけど、手紙の最後にいつも遥さんのカバンに付いてるキーホルダーの絵が描いてあったから、その、ホンモノだと思って……」

 

無意識に口角が上がってしまう。またこれだ、と私は思う。他人の意見や発言を少しでも否定しようとすると、なぜか口角が上がってしまうのだ。

 

そういうと、彼は机に置かれたバックのキーホルダーを触りながら図書館の空気に少しの沈黙を含ませる。しかしそれもわずかな間であり、彼は再び微笑みを浮かべながら私に提案をしてきた。

 

「まあ久しぶりやし、気楽に話そうや」

 

わたしはにわかに、頭がクリアになっていくのを感じた。まるで学校から自室に帰ってきたときの、あのリラックス感のような、そんな心境の落ち着きを覚える。わたしはたまらず首肯した。

 

彼はわたしのそんな様子を見ると、腕を組みながら再度提案をしてくる。

 

「うーんじゃあ何の話するかねえ……」

 

そういう彼に、わたしは突然先生に問題を刺された時のような焦りをもって答える。

 

「じゃ、じゃあ前言ってたゲームの話とか……どう?」

ゆっくりと手をあげながら答えて、わたしはサッと血の引くような感覚を覚えた。

気を使って引きこもりへ話題を振ってくれる聖人に、わざわざゲームの話題を提案するアホが世界のどこにいるというのか!?

わたしですすみません……。

 

そんなプチセルフ反省会を開催していると、しかし彼はほう、といった顔で

 

「おん、続けて続けて」

 

と暗に話題の方向性を認めてくれる優しい対応を見せてくれた。

わたしはそんな優しさに甘えて、ここ一か月で始めたゲームについてべらべらと話し始めるのだった。

 

 

☆☆☆☆☆☆

 

 

調子に乗って碌に脳内のフィルターにもかけずに知識と感情の原液を垂れ流し続けていると、ふいに、彼の相槌が弱弱しくなっていることに気が付いた。改めて彼の顔を見ると、心が浮き始めているというか、心ここにあらずというか……。

 

いや喋りすぎかわたしっ!?

 

今更ながら自身の行動を顧みると、もはや言い逃れのできないような大罪がわたしの顔をして脳裏にひょっこりと姿を現す。

 

わたしはその大罪を自身の顏ごと川にぶん投げるような勢いで、謝罪の言葉を口にする。

 

「あの……しゃべりすぎでしたよね!!すみませんすみません!!」

 

手を机について、額をこすり合わせるぎりぎりのところで止める。

 

すると、私の下げた頭上から、彼の大丈夫だってという言葉が聞こえた。わたしはその言葉を聞いて視線をあげると、同時に彼は一つため息をついてそれっきり話さなくなった。

 

わたしは、自身のコミュニケーション能力の欠如をこれでもかと認識し、そしてなにより彼に呆れられたのだと感じて自然と頭が下がってしまった。

怖い。わたしはその根源的な恐怖に支配される。

彼に見捨てられたら、もはや自身の能力が著しく劣っていることの何よりの証拠として深く心に刻み込まれてしまうように感じられた。

そう思うと自然と肩が震える。彼を心配させかねないと思い止めようとするが、なかなか止まらない。

窓から射される夕日の光が、私の心を物理的に刺してくるようだった。

 

怒られている最中に親の表情をそっと見るように、わたしは下から彼のほうを見る。

 

すると、彼は無表情を貫いていたが、にわかにふっと微笑む。

降り注ぐ夕日の光をミュージカルの舞台照明の様に浴びる彼は、まるで自嘲しているような表情を見せて、そして確かに口元を動かして何かを呟いた。しかし、窓の外で不意に吹いた風が、その風音と窓を揺らす音を作って言葉を消してしまう。

 

かくして、その一連の動きは、まるで劇のような様相をもってわたしの感情を支配した。主役の彼を引き立たせるように夕日の光が彼に向き、その他のすべての要素が引き立て役の様に暗がりを深める。図書館を取り囲む本棚も、お互いに手を乗せている机も、腰を落ち着かせている椅子も、すべて夕日の陰に隠れてその明度を下げていた。

 

まるで主役の彼と観客の私の間に、大きな距離の隔たりがあって、声が通らないかのような錯覚を覚える。

わたしが普通に声をだして、今なんて言ったの、と聞きさえすれば、どれだけ大きな風が来ようと彼には聞こえるはずだ。彼とわたしの間には、わずか数メートルの距離しかないのだから。

それでも、本当の意味でわたしの声が届くのか不安に思って、果たして彼がなんて言おうとしたのかついに聞くことはできなかった。

 

そう、彼とわたしの間にはたった数メートルの、しかし長くて遠い距離がある。そしてわたしはここでもまた、妹と同じように、自分の勝手な妄想で相手と自分との心の距離を広げていた。そのうえで、もし彼にはそんな気持ちがなかったら嬉しいと、そんな都合のいい願望がわたしの胸の内を通る。同時に、そのあまりにも自分勝手な考えに胸の奥で火を焦がすような良心の呵責を覚えた。

 

今日は、まるで神様が、この一か月一生懸命生きていなかった私にお灸を据えてくるような日だと、ふと思う。いや、違う。わたしは今日一日だけでなく、図書室に広がるこの長い沈黙の理由すら、自分のせいだと考えられないほどに弱い人間なのだと、そう考えを変える。

本当に、わたしは弱い人間だなと、少し泣きそうになる眉間に力を入れながら思った。

 

彼にかかるオレンジ色のスポットライトに焦がれるように、わたしの上半身には影が浮かんでいる。それに併せるように、自身の思考も底なし沼に嵌まったようにずぶずぶと悪い方向へと沈んでいく。

 

「なあ」

 

そんなわたしの心情を読み取ったかのように、彼は茜色に照らされた微笑みの相貌をこちらにむけてきて、にわかに柔らかな声音で問うてくる。

わたしには何故か、それが雲から垂れてくる一筋の糸のように思えた。

 

しかし、次の言葉にわたしは、その一筋の糸を両断されたかのような感覚を覚えた。

 

「俺は、あんたと友達になりたい」

 

……え?

 

極めて酷い喉の渇きを覚えた後に、スポーツドリンクを一気に飲み干した後のような顔をしながら彼はそう言った。

しかしそれとは対照的に、わたしは急速に口内や喉にあった水分が干上がっていくのを感じる。

 

確かに、保健室でも言われたはずだ。ここ、図書館でも。妹にも言っていたと聞いたし、手紙すらも送ってくれていた。

 

……友達と、言ってくれていたはずだ。

 

視界にかかってくる暗い霧を払うように、口をまごつかせながら、ようやくといった具合に言葉がでる。

 

「わ、わたしもうともだちだと思ってるんだけど……。保健室でそういってくれたし……」

 

我ながら情けない声だと感じる。そう思うと同時に、彼のことをまるで嘘つきのよう扱う自身の器の狭さに辟易とする。

とりあえず謝らないと、そんなにわかに湧き上がる感情に声を乗せようと視線をあげると、彼はまるで遮るように口を開いた。

 

「俺は、たぶん保健室の時の一件からずっと、あんたに感謝と引け目を感じとる。」

 

帰ってきた言葉はこれまた意味不明な言葉。感謝も引け目も一体何の話なのか。

いや、しかしそれよりも、彼に気を使わせているという事実がダメだと考えを切り替える。熱湯に手を突っ込んだ後の感情の高ぶりに似た勢いで、すぐに言い訳の言葉を生成しようとする。

 

「いや!そんなことない……」

 

バッと目線をあげて彼のほうを見る。それは、彼に気を遣わせたくないという言葉に嘘偽りがないことを証明するためにである。

そして言葉を紡ごうとして、わたしは口をつぐんだ。彼が腕を伸ばして手のひらを向けていたからだ。

彼は最後まで聞いてくれ、と強引に示すように行ったボディランゲージとは裏腹に、表情はなおも穏やかな笑顔をたたえていた。

わたしは強い意志をもって構えたはずの目線が空砲を鳴らしたのを感じて、手持無沙汰ならぬ目線無沙汰を覚える。ある種の気まずさをもちながら、しかし彼の表情から視線を外すことにも抵抗を感じる。

 

彼は言葉をつづけた。

 

「俺にとって友達は、気づいたらなってるもんなんよ。部活でできた友達なんて、ボール蹴っ飛ばしてたら自然と仲良くなったからやし」

 

なんてことなしに放つ言葉は、わたしと彼との人間力の差をありありと浮かばせていた。気づいたら友達を作れる世界線とは一体どこにあるのだろう。

努めて静かに聞きながらも、私の脳内ではいろんな思考や感情が渦巻いていた。

 

しかし、彼はそんな私の浮ついた感情を鎮めるように、上げていた手のひらを机へと落とす。わたしの視線はつられて机へと下げられた。そのまま続く彼の言葉を聞く。

 

「けどあんたは、俺から友達になりたいと思った。保健室で俺の相談真摯に聞いてくれて、助けてもらって、普通にうれしかったから……」

 

なにかその言葉が、食後に出された温かいコーヒーのような、確かな温もりと優しさを孕んでいるように思えた。

先ほどのボディランゲージとともに、心の容量がにわかに開いていくように感じる。すると同時に、眼前に座る彼の次の言葉を、不思議と恐れずに待つことができるようになった。

 

リラックス、言葉にすればそれだけのことである。しかし、あの日教室で確かに止まった『リラックス』という時計が、彼との会話を通して再度ぎこちないながらも懸命に針を動かしている。図書室という場所で、この少年が、もう存在すらも忘れかけていた時計を見つけ出して油を指してくれたのだ。

 

わたしは自然と窮屈だった足を伸ばして、静かに続く彼の言葉を待つ。

 

「だから、あんたにもらった恩返さんといけんって思う。助けてもらって、おまけに友達にもなるってこっちだけ良い思いし過ぎや。対等じゃない」

 

顔をあげることができない。助けてもらったのは、恩を返すべきなのは、むしろわたしのほうだ。

……わたしのほうだというのに、彼の言葉に甘えてしまっている。この1か月間、孤独によってどうしようもなく冷え切ってしまった心に、彼の温かい言葉が注がれていく。

 

そして、言葉を締めくくるように、まぁ、つまりなと彼はつぶやいた。わたしはその言葉に導かれるように彼の方向へと視線をあげると、頬杖をついて、オレンジ色に彩られた微笑をかかげた彼が、わたしの目を確かに射貫いていた。

 

「俺は、あんたの助けになりたい。恩を返して、ちゃんと友達になりたい」

 

そういうと彼は、かかる綺麗な夕日の光にも負けないような、今日一番の笑顔を私に見せてきた。

 

あの日からずっと、他人が怖かった。自分以外の人間に、家族にすら心を閉ざしてきた。

けれど今この瞬間、学校という一番怖い場所にありながら、現実に、実体をもって、手を伸ばせば触れられる距離に、口を開けば言葉が届く距離に、まちがいなく『伊佐敷遥』その人がいて。そして、彼はわたしに、再度友達になろうと言ってくれたばかりか、助けになろうともしてくれている。

 

そう認識したとたん、温かい液体が両頬に縦一線を作り出そうと流れてきた。ゆっくりと、噛みしめるように頬を伝い、輪郭と顎とをなぞって机へと落ちたそれを見て、ようやくわたしはその存在に気が付いた。

 

(あれ、わたし泣いて……)

 

気が付いたときにはもう遅かった。とっくに感情の堰は切られていて、次の瞬間には両手で目元を拭っても間に合わないほどの涙が落ちてくる。

 

「ちょっ。おい」

 

彼は、初めて表情を変えた、と思う。大雨が降ったときの、ワイパーが間に合っていないフロントガラスの景色の様に、涙で視界がかすれてしまっているから彼の表情がうまく読み取れない。

 

彼の慌てた足音が聞こえる。そう言えば、図書室のカウンターにティッシュが置かれていたはずだ、と自身の置かれている状況とは対照的に冷静に思う。ともあれ、彼はわたしの眼前からいなくなった。なのにこの安心感は何だろうか。

 

なにか、流れる涙がその答えの核を宿しているようで、しかし捕まえようとしても握ることのできない霧のような感覚も覚えて。

いや、今はただ、この暖かさに包まれていたいとそう願う。

 

夕日が傾き、空に夜の気配がほのかに感じられ始めた。夜、昨日までのわたしであればそれが一日の始まりであったはずなのに。

 

彼の足音が近くなってきた。箱からティッシュを掬い取る音も、にわかに大きくなってくる。

 

迫りくる彼の気配を耳で感じながら、こんなにも夜になるのが物悲しいと思うのは久しぶりだと、ようやく止まりそうになった涙を手で拭いながら、わたしはそう思った。










〈あとがき〉
「主人公の校内での立ち位置的に問題になるかは分かりませんが、いじめられて登校できない子への連絡物を届ける役目を買って出る(譲ってもらう)のは噂になりそう」というコメントをいただきました。心より感謝申し上げます。また、コメント欄で返答すると原作のネタバレになりかねないため、この場を借りて返答させていただきます。

Q.「主人公の校内での立ち位置的に問題になるかは分かりませんが、いじめられて登校できない子への連絡物を届ける役目を買って出る(譲ってもらう)のは噂になりそう」
A.確率として半々だが、多分大きな噂にはならないと考えます。

理由1.連絡物を届ける役目を買ってもらった人が、主人公の友達であること。→友達としては不思議に感じるでしょうが、大手を振ってクラスメートとかに吹聴するような軽率な行動をすることはないのではないかと考えます。なぜなら、軽々しく吹聴した結果、友達(主人公)に迷惑がかかるかもしれないと思う可能性があるからです。(そもそもれな子がクラスでも一人でいがちだったから、ハブられていることにすら気が付いていないかも……?)

理由2.そんな噂が広まったら梨地さんがこまる。→甘織れな子がハブりの標的になったのは、梨地さんの誘いを断ったことが大きな理由として書かれています。しかし、そもそも梨地さんがれな子を誘ったのは、陰キャ弄りの一環で、友達のいない陰キャを標的にしたものであったと作品の中で述べられています(小説7巻、第8章より)。
ではそこで、他クラスとはいえ顔が売れている主人公が、れな子と仲良くしているという情報を梨地さんが聞いたらどうでしょうか。あんまりいい気はしないでしょう。なぜなら、その情報がクラス中に広まれば、(あれ?伊佐敷くんと話せるなんてれな子ヤバじゃない?)とクラスメートが思ってしまうからです。その瞬間、れな子をハブにする原因となっている、スクールカーストの低さと友達の少なさが泡のように消えてしまいます。そのうえでもしかしたら、そんな彼女をハブにしようとするなんて……、みたいな視線がうちにも飛んでくるかも、と梨地さんは思うかもしれません。梨地さんからすれば、その噂が広まることはむしろデメリットしかないわけです。ならば広まらないように立ち回るだろうと、そう考察しました。(ガバガバ推理)

以上のことから私はあまり大きな噂にはならないだろうと考えています。れな子をハブにしようとする集団にとって、そんな空気を一変させるような情報は、進んで掴みたがるものではないだろうというのが私の推測だからです。(もちろん、全然噂になりまくってれな子にとってもう一嵐起こる、なんて展開も現実的ではありますが)

長くなりましたが以上でコメントの返答とさせていただきます。コメントいただきましたGESU様。改めて温かいコメントをくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
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