ダンジョンに魔軍司令が居るのは間違っているだろうか   作:ナナシの権蔵

3 / 14
連載するってこんなにキツイのか…
毎日更新とかしてる方々マジスゲェ……


第3話

 

 

 ベルが生まれている時点でゼウス、ヘラの黒竜討伐失敗とオラリオ追放は終わっている。これから先に起こる大きなイベントは神エレボスたちによる大抗争。これは可能であれば阻止、もしくは介入したい。俺の最終目標の一つである黒竜討伐に欲しい人材が居るからだ。

 大抗争の要であるザルドとアルフィアの参加理由の一つには余命幾許いくばくかと言うのがある。これを解毒呪文キアリー解呪呪文シャナクでどうにか出来ないかと企んでいる。

 この考えは本来のハドラーが使えなかった筈の回復呪文ホイミを使用出来たことから始まる。鹿を仕留める際には真空呪文バギを、血抜きのあとに氷結呪文ヒャドも使った。恩恵ファルナも無しに。

 ちなみにベルを肩車して居たいたので他の派手な呪文は確認は出来ていない。

 

 

 

 

「ベル!」

「お祖父ちゃん!」

 

 俺の横を離れたベルが老人に体当たりするように抱き着く。老人は受け止めたベルを感極まったような表情で抱擁しているが、いかんせん絵面が酷い。感動の再会も片方が髭面のむさ苦しい上に覗き常習犯のエロジジイでは台無しだ。

 まぁベルが喜んでるから良しとするか。情報収集は後に回して今はーーー

 

「ほらあんた、ウチで焼いてきたパンだよ」

「感謝する。そちらもコレを半分持って行け、出来立ての鹿肉と野菜の炒めものだ。スープは一人一杯までだぞ」

「へぇ、美味そうじゃないか。ありがたく貰っていくよ」

 

 飯の時間だ。

 

「ベル、冷める前に食べに来い」

「分かった」

 

〔本日の夕食〕

 薄切り鹿肉と、余った肉で交換した野菜を刻んで炒め、塩で味付けした肉野菜炒め。

 鹿の骨を砕いて煮出し、丁寧に濾して塩で味を整えたスープ。野菜、肉団子入り。

 

「美味しいっ!」

「素人の料理だ。それ程のものでは無い」

「ううん、すっごく美味しいよっ! ボクハドラーさんの料理大好きっ!」

(コレマジで味付け塩のみの素人男料理だぞ?このジジイ、育ち盛りのベルに今まで何食わしてやがった?)

 

 俺の中にあるゼウスの評価がそろそろ底を突きそうだ。悪い方に考えればベルが懐いてるのも刷り込みだし、ベルはアルフィアを知らないからジジイが唯一の身内っつー補正も掛かってる。覗きは漢の浪漫なんて巫山戯た考え教えられる前に一度OHANASHI高町流交渉術する必要がありそうだ。

 

(頼むぞベル、原作ほど純粋無垢にとは言わないから、ジジイみたいなエロガキにはならんでくれよ)

 

 料理に夢中になっているベルを見て神に祈る。祈る神はやはりヘスティアが良いだろうな。ロクでも無い神が大半だがまだ下界に降りていないからこそ最上位の善神に祈るべきだろう。どうかベルを守ってくれ。

 

「どうやったらこんなに美味しくなるの?」

「素材が良かったからだろうな。下処理を的確にやれば肉はそれなりに美味くなる。後は失敗さえしなければそれなりに食えるモノが出来上がる」

 

 興味が料理からこちらに移ったので当たり前の基本を簡単に教える。料理は憶えて損は無い。知っていて便利な事は興味を持った時に教えて行くか…

 

 




この世界の祈りって地上に降りてない神相手なら効果あるのかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。