新シリーズ
前作との関係は?パラレルワールドなのか?
単に作者がこういう話が好きなだけなのか?
俺、〇〇、17歳。高校二年生。
好きなものはゲームとバスケ、嫌いなものは目立つこと。ほんと、マジで、目立つって俺の人生最大の敵。理想は、友達とゲームで盛り上がって、バスケ部で汗かいて、平凡な高校生活を送ること。なのに、なんで俺の毎日はこんなハチャメチャなんだ? 原因は、100%、お母さんだ。
お母さん、38歳。フリーランスのイラストレーターで、ふわっとした可愛い絵を描いて、たまにカフェで個展やってる自由な人。
それ自体は別にいい。問題は、その見た目。めっちゃくちゃ美人。いや、美人って言葉じゃ足りない。映画のヒロインがそのまま商店街歩いてるレベル。コンビニ行けば店員がレジ打ちミスる、商店街行けばおじいちゃんたちが「魚おまけするよ!」って大騒ぎ。しまいには、通りすがりの犬まで振り返る。なのに、お母さん本人は超天然で、自分の美貌に気づいてない。「え、なんでみんな優しいのー?」って笑ってるけど、優しさじゃなくて君の顔が原因だから!
学校でも地獄だ。友達には「〇〇くん、母親やばいな!」ってからかわれるし、クラスの女子には「〇〇くんのお母さん、モデル?」って聞かれる。モデルじゃねえ! ただのイラストレーターだ! でも、今日、そのカオスが最悪の形で爆発した。だって、今日は保護者会。お母さんが学校に来る日だ。朝から胃がキリキリしてる。嫌な予感しかしない…。
保護者会、カオススタート。
朝、俺は必死でお母さんに訴えた。「保護者会、ほんと、目立たないで。地味な服着て、静かにして、すぐ帰って。頼むから!」 お母さんはいつものふわっとした笑顔で、「えー、〇〇くん、心配しすぎだよー。普通に行くだけだもん!」って。普通じゃないんだよ! お母さんの「普通」は、俺の「異常」なんだ!
当日。学校の会議室に親たちがぞろぞろ集まる中、お母さんが現れた瞬間、空気が変わった。ほんと、映画のスローモーションみたいに。
時間が止まった。ザ・ワールド。
ジーンズと白いシャツ、髪をゆるく結んだだけのシンプルな格好なのに、なんでそんなオーラ放てるんだ!? 隣に座ってたおばさんが、持ってたペットボトル落として「うわ、誰!?」ってつぶやく。後ろのお父さんはメガネ曇らせて「こんな美人、いるんだ…」ってボソボソ。廊下では、通りかかった一年生の女子たちが「〇〇くんのお母さん!? やばい、モデルみたい!」って騒ぎ始めて、ギャラリーまでできてる。やめてくれ! 俺の平穏な高校生活、返せ!
担任の山田先生(30歳、独身、チャラいスーツが自慢)が、お母さんを見るなり目をキラキラさせて、「〇〇くんのお母様! ようこそ!」って。普段、俺には「〇〇、宿題出した?」みたいな塩対応なのに、なにそのテンション! 友達の健太(17歳、バスケ部、脳筋)は、俺の隣で「お前…マジで母親、女神じゃん…」ってポカン顔。いつも「〇〇くん、母親やばいな!」ってからかうくせに、近くで見て完全にフリーズしてる。クラスの図書委員・彩花(17歳、ちょっと天然)は、俺に「お母さん、すごいね…私、なんか自信なくすよ…」ってポツリ。いや、彩花、君は君でいいから! って、なんで俺がフォローしてんだ!?
質疑応答で大混乱
保護者会の質疑応答タイムで、事態はさらにカオスに。お母さんがのんきに手を挙げて、「あのー、〇〇くん、最近ちゃんと勉強してますか?」って普通の質問。なのに、会場が「うわ、声まで可愛い!」ってざわつく。いや、質問の内容聞いてくれよ! 山田先生、ニヤニヤしながら「素晴らしいご質問! 〇〇くんは優秀ですが、もっと伸ばせます! ぜひ家庭訪問で詳しくお話ししたいですね!」だと。家庭訪問!? 俺の成績、平均的だろ! 明らかに口実じゃん! 彩花のお母さん(40代、派手なワンピース)は、お母さんをチラッと見て「ふんっ」と鼻を鳴らし、「化粧品、何使ってるの?」ってガチ質問。お母さんが「え、100均のクリームだよー」って無邪気に答えると、彩花のお母さん、メモ取りながら「嘘でしょ…」ってつぶやいてた。会場が「100均!? ありえない!」って騒然。
健太は「お母さああん、絵も上手いんですか!?」って、なぜか大声で質問。いや、なんでお前が!? お母さんが「うふふ、ちょっと描くだけだよー」って笑うと、ギャラリーの女子たちが「絵も!? 完璧すぎる!」って叫ぶ。もう、誰も授業参観の話してねえ!
ハプニング、最高潮
懇談タイムで、俺は焦った。山田先生がお母さんに「個別相談しませんか?」ってニヤニヤ近づいてくる。彩花のお母さんも「私もPTAでご一緒したいわ!」って割り込んでくる。会場が「広報モデルに!」とか「サインください!」とか、わけわからん方向に。俺は「山田先生ブロック作戦」を決行。「お母さん、急用! 帰ろう!」って叫んで腕を引っ張った。が、健太が「〇〇くんのお母さああん! ファンです! サインください!」って大声で叫びやがった。は!? サイン!? 何!? 会場が「芸能人!?」って大騒ぎ。彩花が「健太くん、なにしてるの!?」ってツッコむ中、お母さんは「え、ファン? ありがとー!」って笑ってる。制御不能だ!
追い討ちで、お母さんがハンドバッグを落とし、スケッチブックがドサッ。開いたページには、俺がバスケしてる可愛い似顔絵。会場が「うわ、絵も上手!」「〇〇くん、めっちゃ愛されてる!」って拍手。彩花が「〇〇くん、いいなあ…」って微笑む中、俺のツッコミが追いつかない。山田先生が「この絵、広報誌に載せましょう!」って叫ぶし、彩花のお母さんは「私も描いてほしい!」って食いつく。もう、カオスすぎる!
なんとかお母さんを連れて校門へ逃げ出した。帰り道、お母さんは「〇〇くん、楽しそうな学校だね! 友達もいっぱい!」って笑う。
楽しいわけねえ! 俺の胃、ボロボロだ! でも、夜、晩ご飯のハンバーグ食べながら、お母さんが「〇〇くんが恥ずかしがっても、ママはいつも応援してるよ」って言ってくれた。…ちょっとだけ、ほんとちょっとだけ、救われた。
けど、明日も何かやらかしそうで、めっちゃ怖いんだけど!