ZZZ×ARMORED CORE 6   作:ジョシュア・オブライエン

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Chapter 3:Danger, Night in the high building
Chapter 3:Danger, Night in the high building ①


C4‐621こと"独立傭兵レイヴン"は白祇重工の依頼をこなした後。

ベイラムとアーキバスの依頼で零号ホロウに単独で調査を行ったり、暴走した軍用兵器を破壊したりとなかなか忙しい生活をしていた。

 

そして621とウォルターの拠点

621はいつも通り、ACの機体構成を組んでいた。

 

「621、仕事だ。”Random Play”及びプロキシから依頼が来ている。ブリーフィングを確認しておけ。」

 

”やあ、レイヴン。アキラだ。今回も君に依頼があって連絡したんだ。

まず白祇重工のプロトタイプの記憶素子の解析をニコ経由で「レイン」というハッカーに解析してもらおうと思ったんだけどね……

 

――とにかく、事の経緯をまとめると…

最近ニコ含め、レインと連絡先を交換してる大勢が、ちょくちょく空のメッセージを受信するようになったんだ。

最初はみんな、特に気にも留めてなかった。けど、それが二週間も続いて…おまけに当のレインはそのメッセージを送ってくる以外、蒸発しちゃったみたいに消息がなくなってしまった。

けど、位置情報は暗号化されていなくて、送信場所は新エリー都市内の「バレエツインズ」という建築物付近にレインはいるらしい。

そしてバレエツインズは何年も前に共生ホロウに呑み込まれたが……ホロウの縮小に伴い、B棟の屋上だけが外部に露出しているらしい。レインはそこから連絡を取っているようなんだ。

 

今回依頼する内容は、

失踪してしまったレインを探し出すこと。だね。よろしく頼むよ。”

そう言ってブリーフィング用ビデオは終了した。

 

バレエツインズ。それを聞いた621はV.Ⅳラスティの言葉を思い出した。

 

『ウチの諜報担当のV.Ⅲオキーフによれば、超高層ビル「バレエツインズ」を飲み込んだ共生ホロウの周辺にて反乱軍がなにか怪しい動きがあったようだ。』(Chapter EX:Attack on the Rebel base参照。)

 

「621、バレエツインズ……閉所での戦闘に備えておけ。今日の仕事を始めるぞ。」

 

            -メインシステム 戦闘モード起動-

 

◇◇◇

 

プロキシ(アキラ)、アンビー、ビリー、猫又と合流した621はバレエツインズ前の下層広場に来ていた。

 

最初に621がアサルトブーストでバレエツインズの頂上まで一瞬で飛んでいけばいいと提案したが、

悪目立ちすると一瞬で却下された。

 

『着いたよ』

「ここがバレエツインズ……」

「立派なもんだぜ。うぅ…なんかここ寒くね…?」

ビリーが凍えている。機械なのに。

 

「確かに…中はピカピカなのに、みょーに居心地悪いぞ…」

「ん…警戒して、霧が濃い。何か潜んでるかも」

「ふう、ビビったぜ。は、はは…」

 

『先を急ごう…長居しない方がいい』

 

◇◇◇

 

バレエツインズに巣食うエーテリアスを粗方始末した後。

「アンビー…さっきから視線を感じたが…エーテリアスだったな!

先ほどのビビってた視線がエーテリアスだったとホッとするビリー

 

――しかし

 

『――狙われているぞ!回避しろ。621!』

急に槍のような何かが621目掛けて、銃弾ぐらいの速さで飛んできた。

621がアラートを知覚する方が早かったらしく、クイックブースト一発で普通に避けた。

「へー、よけるんだ…面倒くさい…」

 

「誰!?」

アンビーが電磁ナタに手をかけて周囲を警戒し、621もACのスキャン機能で周囲の敵影を確認。

前方に3名、後方に一名とボンプ2匹。完全に囲まれている状況である。

 

「お初にお目にかかります。独立傭兵レイヴン様。……お見事です。このような場所でお会いする事になるとは……ここは私有地でして……来客はお断りしております。三十秒でご要件をどうぞ……それ次第では──」

621が既にスキャンで伏兵も看破している。

クイックブーストで退いて、隠れていた女性に「HARRIS」を押し当てる。

ウォルターの指示で”交渉”(人質)の材料もようやく揃った。

『騙したようで悪いが、これも仕事だ。こちらからもお引き取り願おう。』

ウォルターが621の代わりに冷たく言い放った。

 

「――なッ…リナ…!」

執事服の狼のシリオンが動揺する。効果ありのようだ。

「……すみません、ライカン。見つかってしまいました。」

《ズルイゾ!卑怯ダゾ!!》

《人トシテ最悪ダゾ!》

余裕そうな態度のリナというメイドだが、恐怖心が感じられず、621には少々気味が悪く感じる。

ついでに二匹の浮いてるボンプが罵倒してくる。

……が狼のシリオン…ライカンに大きな反応はなく、交渉してくる様子もない。621はさらにリナに「HARRIS」を押し当てるが――

 

「あわわ……!」

急にころころと音を立てて転がってきた既視感のある丸ノコの刃。

「──言ったはずです。武器の手入れと床磨きは日々欠かさず……と」

「す……すみません、ライカンさん……!」

「ん……? カリンちゃん……?」

声の正体はかつてデッドエンドホロウで同行して助けてあげたメイド、カリンであった。




621のアセンブル

HEAD「VP‐44D」
CORE「NACHTREIHER/40E」
ARMS「EL-TA‐10 FIRMEZA」
LEGS「DF-LG-08 TIAN-QIANG」

L ARM UNIT「MG‐014 LUDLOW」
R ARM UNIT「LR‐037 HARRIS」
L BACK UNIT「VP-61PS」
R BACK UNIT「EL‐PW‐01 TRUENO」
BOOSTER「BC-0400 MULE」
FCS「FC-008 TALBOT」
GENERATOR「VP‐20C」
EXPANSION「PULSE ARMOR」
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