ZZZ×ARMORED CORE 6   作:ジョシュア・オブライエン

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Chapter 3:Danger, Night in the high building ③

C4-621こと”独立傭兵レイヴン”はアキラと共に

バレエツインズの共生ホロウへと侵入。ヴィクトリア家政の4人と無事に合流出来た。

 

「プロキシ様、ご友人がB棟の屋上に留まっていた可能性があるのなら、まずはそこを目指すのはいかがでしょう?」

ライカンが最上階のフロアに向かうことを提案。

 

全員それに賛同し、まずは道中のエーテリアスを排除することに。

 

◇◇◇

 

『621。回避の難しい閉所での戦闘だ。手早く潰せ。』

室内での戦闘。それぞれがエーテリアスを倒していく中、

621のブースト回避は難しく、逆に不便。

 

つまり残る選択肢は――ゴリ押し

 

621はVPCLの開発した「Vvc-760PR」で衝撃値を溜めていき、

ファーロンの製造している6連装ミサイル「P03MLT-06」の爆発でスタッガーさせる。

さらにシュナイダー製の軽くて取り回しがいいレーザーショットガン「WUERGER」をフルチャージし、一度に発射されるレーザーを収束させたエネルギー刺突を当て、一掃。

 

味方の被弾はアーキバス製造、パルスシールド「VP‐61PS」のイニシャルガードを発動しながら間に入って無効化していく。

屋内の戦闘故にブーストでの回避が難しく、パルスシールドのダメージ軽減性能が活きる。

 

そして最後の一匹に「Vvc-760PR」のプラズマ爆発で処理し、周囲の安全は確保できたようだ。

 

◇◇◇

 

「ありがとうございます。独立傭兵レイヴン様が先陣を切って行ったおかげでより早く終わらせることができました。」

「......。」

ライカンが感謝し、621も会釈のようにヘッドパーツを動かした。

 

――その時、周囲の照明が激しく点滅した。

『また明かりがチカチカって…気のせいじゃないよね?ここに来るまでも、何回か点滅してたけど。』

リンが気味悪そうに思いながら、反応する。

 

「そ……そうでしたか? あはは……」

「……確かに何度もあったね。やっぱあの噂、ホントだったり」

「へ? 噂って、どんな?」

「エ……エレンさん!」

カリンが慌ててエレンを止める。何か知られてはいけない理由があるのだろうか。

「あ……これ言っちゃダメなヤツ? ボスがブリーフィングでよこしたヤツ、長すぎて読んでないから」*1

 

「みなさま、わたしから改めて説明させてくださいまし――このバレエツインズで最近、心霊現象が起こるという噂はご存知でしょうか?」

 

リナが言うには、かつてバレエツインズがホロウに呑み込まれた際、有名な舞踏家の姉妹が命を落としてしまった。それ以来、姉妹の怨霊はバレエツインズの主となってこのバレエツインズには心霊現象が度々起こるらしいという噂である。

 

「そのような噂があったのも、かつてのこと…だったのですわ。

最近になって、ここで噂と同じ境遇に遭われたという方が現れるまでは。

依頼主さまは、バレエツインズが事故物件という名の不良債権となることを危惧されましたわ。そこで表向きには設備のメンテナンスとしつつ、真相の究明をわたしたちに命じられたのです。」

 

『それが、バレエツインズに来た本当の目的だったのか。』

アキラが納得したような口ぶりで話す。

 

◇◇◇

 

これまでの状況からして、バレエツインズ全体での停電は本当なのかもしれない。

仮に停電してしまったら、B棟につながっているアトリウムの入り口の、停電によって自動で閉じる仕組みの防火シャッターが自動で閉じられ、B棟の最上階まで行けなくなってしまう

 

「ご友人を捜索するうえで、経路が遮断される事態は極力避けたいところ···。一刻の猶予もございません。先を急ぎましょう。」

ライカンもそう言っている。今回は急いだほうがいいだろう。

 

アトリウムの入口へと急ぐ一行だったが、明かりが点滅する頻度は先程よりも多くなっていた。

「点滅がより頻繁に……急ぎましょう!」

「ガイド様、お守りしますわ」

 

アキラは入口へと大急ぎで走り、

621もレーザーショットガンを撃ちながら被弾覚悟のアサルトブーストで突っ切っていく。

 

カリンはチェーンソーで群がるエーテリアスを切り裂き、

エレンは大きなハサミ?を使って蹴散らしていく。

リナは2匹の戦闘用ボンプのドリシアとアナステラを指揮しながら、走るボンプ姿のアキラをサポートする。

そして一行は入口へと辿り着いた。

 

『アトリウムはすぐそこだ!急いで!』

 

アトリウムギリギリまで着いたが――入口に通ずるシャッターは停電によって今にも閉じようとしている所だった。

ライカンはそれを見て駆け出す。

――がエーテリアスの邪魔で間に合わず、シャッターは閉じられた。

 

◇◇◇

 

「あいつは……!?まさか……間違いない、あのエンブレム──”独立傭兵レイヴン”だと!やはり奴ら、小娘を救出しに来たのか…以前からずっと我々の同士たちを散々ゴミのように殺して――」

「……何故ここが分かったのでしょうか」

 

「――十中八九あの小娘が、救難信号か何かを送ったのだろう。先程、雇い主から連絡があった。小娘がどれだけ外部に情報を漏らしたのか突き止めなければならん」

「侵入した連中はどうしますか?」

 

「なるべくこちらに近づかせないようにする……そうだな、このビルを彷徨う例のエーテリアスを奴らにぶつけるのが良いかもしれん。――万が一の場合の手段も用意しておこう。」

*1
作者「……こいつ…ブリーフィングを愚弄しやがった…!!」




621のアセンブル

HEAD「VP‐44D」
CORE「07-061 MIND ALPHA」
ARMS「EL-TA‐10 FIRMEZA」
LEGS「DF-LG-08 TIAN-QIANG」

L ARM UNIT「WUERGER/66E」
R ARM UNIT「Vvc-760PR」
L BACK UNIT「VP-61PS」
R BACK UNIT「BML-G2/P03MLT-06」
BOOSTER「BC-0400 MULE」
FCS「FC-008 TALBOT」
GENERATOR「VP‐20D」
EXPANSION「PULSE PROTECTION」
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