ZZZ×ARMORED CORE 6   作:ジョシュア・オブライエン

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Chapter 4:Tour of Inferno ⑥

ホロウデータの収集とバイクパーツの購入の二つのタスクを終えて一旦RaDの拠点へ戻って来たC4-621こと”独立傭兵レイヴン”。

現在ウォルターと共にRaDの空き部屋で作業していたが…

 

「ビジター!昨日は世話になったね。あんたと”カリュドーンの子”たちが集めてくれたホロウのデータで無事にキャロットの更新ができた。こちらは大助かりだよ。」

カーラが工房から出てきた。仕事がひと段落着いたのだろう。

 

「――早速だけど本題に入らせてもらおう。」

「先日ビジターが被害に遭った”RaD謹製の特大花火”。最近のRaDの記録では誰にも売ってないんだ…つまり闇市でプルクラとか言うアリーナランキング外の傭兵が購入したのだろうと思っていたんだが、事情が変わった。

 

「今回の事案には”トライアンフ”という現在”覇者”の座についている走り屋が関わってる。」

 

 

トライアンフ

ツール・ド・インフェルノにてカリュドーンの子と対決する走り屋チーム。

今回にてベルラムやプルクラを雇った可能性の高い組織。

 

 

「ちょっかいかけるのが”カリュドーンの子”だけなら私としてはスルーで良かったんだが、どさくさにウチらRaDにも手を出しやがった。」

「ハァ……まさかドーザー共*1よりもバカな真似をするなんてね。」

カーラがため息をつきながら、あきれたように話す。

 

「――そこでだ、ビジター。あんたには先行してそいつらの調査をしてもらいたい。――ついでにあの覇者気取りの大馬鹿者共に一発ぶちかましてやりな!!」

 

 

「成程な…621、カーラはああ言っているが、今回はターゲットの尾行だ。無理に戦闘する必要もない。自由にするといい。」

ウォルターが助言してきたが、道中のエーテリアスなどとの戦闘も避けられないだろう。割と本気のアセンブルで出撃することにした。

 

◇◇◇

 

-メインシステム 戦闘モード起動-

 

今回は621単騎で出撃。チャティは炸薬系の装備メインの支援型。今回の潜入任務には向いておらず待機してもらうことにした。

 

『ミッション開始だ。まずは”トライアンフ”を補足する前に周囲のエーテリアスを排除していけ。大きな騒ぎにならないよう、一匹一匹慎重にな。』

ウォルターが言った通り、道中からエーテリアスがぞろぞろ湧いてきており、やむを得ずバーストマシンガン「ETSUJIN」とバーストライフル「RANSETSU-RF」で応戦する。

 

4脚ACの能力――ホバリング能力による安定した空戦性能。

そして硬直のあるキャノン系武器の硬直を無効化できる。*2

 

少しだけ高い所で両腕のバースト系射撃武器と、右肩の拡散ミサイル「BML-G2/P19SPL-12」で衝撃値を溜めていき、

ブレイクした瞬間に左肩の拡散レーザーキャノン「VP-60LCD」で一匹ずつ丁寧に処理していく。

 

◇◇◇

 

『…全て撃破したか。続行するぞ。――生体反応、トライアンフの人間のようだな。ばれない距離で追跡しろ。』

621が捕捉したのは、トライアンフのジャケットを着た黒い狼のシリオンの男。

何やら物資を回収しに行くようだ。

 

『621,まだ手は出すな。相手から攻撃されたときはやむを得ないがな。』

621のACが夜の荒野をゆっくりと、静かに移動する。

 

ホロウ内部の大きな広場についた途端に追跡対象のトライアンフの男は急に電柱に登った。

周囲の監視目的だろうか。一生懸命にせっせと登っている姿は実にお笑いだった。

 

『621,まだ仕掛ける好機ではない。待機しろ。』

進展があるまでしばらく待機することにした。

 

◇◇◇

 

『――生体反応。621、準備しろ。』

ウォルターの警告と共に暗闇から姿を現したのは”カリュドーンの子”と親交のあるブレイズウッドの町長、カーサが暗闇から姿を現した。

 

「──来たよ!言われた通りににね。誰か!いないの?」

 

「……お前、約束を違えたな」

「モルス?」

声とともに狼のシリオン――モルスがようやく電柱から飛び降りてきた。

カーサが来るまでずっと電柱でスタンバってたが辛くなかったのだろうか。特に足腰が。

 

「……? 何を言ってるの、約束の物を渡して!」

「俺は一人で来いと言ったはずだ──」

 

するとモルスは、斧の刃がついた銃で、カーサの首を寸止めする。

「それには相応の代償がいるな、いっそ――」

そう言いながら、カーサの後ろにある壁に向かって発砲する。

「イノシシどもから取り立てるか」

 

「――おい、今のはまぐれじゃないぞ」

「はっ、遠慮はいらないってわけですわね!?モルス、カーサ!まとめてわからせますわ!」

するとこの場にはいないと思われていた”カリュドーンの子”*3が飛び出してきた。

 

『――!?621!やむを得ない、モルスを撃破しろ!』

621は間髪入れずにアサルトブーストで突撃した。

 

◇◇◇

 

「――ぐッ…!あのカラスまで居るのか!」

「!?レイヴンまで居るのですの!?」

ルーシーが驚いたように反応する。

 

『すまない。後で説明する、今はこいつの制圧が優先だ。621、とどめを刺してやれ。』

ウォルターは短く答え、621に指令を出した。

 

「……。」

621は何も言わずにエツジン、ランセツRF、拡散ミサイルをモルスに撃ち、拡散レーザーキャノンを当て、ダメージを与えまくる。

そしてモルスは反撃――ではなく、モルスは煙幕弾を地面にぶつけて逃走した

 

モルスは知らない。ACはジャミング弾ではなければ別にロックオンは途切れないということを

621はそのまま拡散ミサイルをモルスに向かって発射。

ミサイルが着弾し、モルスはバイクから放り出された。

 

そしてさらに621はブーストキックのためにアサルトブーストを起動するが――

そこにいたのはさらにボコされたモルスとここにはいないはずのシーザーだった。

*1
エーテル飲んでるヤク中共である

*2
タンク足でも硬直は無効化できるが

*3
なぜかシーザーはいないが




HEAD
「KASUAR/44Z」

CORE
「VP-40S」

ARMS
「AR-012 MELANDER C3」

LEGS
「VP-424」

BOOSTER
「BST-G2/P04」

FCS
「FCS-G1/P01」

GENERATOR
「VE-20C」

EXPANSION
「PULSE ARMOR」

RIGHT ARM UNITS
burst machine gun
「MA-E-210 ETSUJIN」

LEFT ARM UNITS
burst rifle
「MA-J-200 RANSETSU-RF」

RIGHT BACK UNITS
split missile launcher
「BML-G2/P19SPL-12」

LEFT BACK UNITS
diffuse laser cannon
「VP-60LCD」
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