ZZZ×ARMORED CORE 6   作:ジョシュア・オブライエン

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Chapter 5:Like shooting stars, as divine thunder rushes forth ④

新エリー都郊外、ブレイズウッド

C4‐621こと”独立傭兵レイヴン”らが戦闘を終え、少々休憩していた621。

――だが急遽ニコから連絡が入った。

 

ニコ曰く、

先ほどの反乱軍の襲撃に乗じてアキラは6課から逃走しようとしたが、

反乱軍が放ったミサイルのせいでアキラは追手の星見雅と共にホロウの内部まで落ちてしまった。

 

ひとまずアキラはホロウから出るため、雅と協力。「データスタンド」からホロウ内データを収集し、脱出経路を導き出そうとする。

――するとその最中、突如として雅の持つ妖刀「無尾」が赤い狐火に包まれ、暴走。

激しく動揺する雅であったが、アキラが狐火の中に飛び込み、刀を鞘へと納めたことで事態は収束し、共同戦線を受け入れた。

――しかしホロウ内部に長く居座った結果アキラがぶっ倒れてしまったらしく一命は取り留めたものの意識が戻らないらしい。

いつ再びあの反乱軍が来るかわからないので一人でも多く戦力が欲しいようだ。

そしてパールマンは反乱軍に誘拐された。

 

一旦ニコが指定した座標まで向かうことにした。

しかし

「副課長……とりあえず、一旦帰りません? ひとまず治療しないとかなりマズイと思うんですけど……」

「私もそう思います。全員満身創痍ですし」

泣いてる蒼角を抱きかかえ慰めている柳も賛成し、6課の大多数は都市に戻っていった。

 

「……すまないG13、俺も一度ミシガン総長やナイル副長に報告しに行く。また後で合流しよう」

G6レッドとも解散して621は仕方なくフロイトと二人きりで向かった。

 

◇◇◇

 

ニコたちと合流した後、

星見雅も、案の定ぶっ倒れているアキラの所に居た。

彼女はこちらを「柳たちはどうした」と脅してきたので

ありのままさっき起こった事を正直に話した。

 

途中で雅が柳たちに電話して安否確認をやっていた。ここまで信用されてないのは多分フロイトのせいだろう。*1

 

それも束の間、ようやくアキラが復活した。

「どうだ、起きたか…?おお…!店長が目を開けたぜ!」

「ぜー、ぜー…ようやくのお目覚めね!死ぬほど疲れたわ……アンビーたちは平気?」

ビリーの歓喜した声に気づき、ぞろぞろとニコやアンビーたちが集まってきた。

『お兄ちゃん!!やっと目が覚めたんだね!気分はどう?目はまだ痛む?体のほかの場所は平気?』

リンもH.D.Dシステム越しに物凄く心配して来た。

 

――そしてこれからの重要事項をニコが説明しだした。

今現在反乱軍や無名の傭兵の有象無象が向かってきており、邪兎屋は一度カリュドーンの子とついでにRaDの連中と合流して、追い返すために一度離れるらしい。

そしてアキラには休んだ後、6課と共にパールマンを奪還しに彼の反応があるバレエツインズに向かわなければならないとのこと。

 

621はもう一度、アーキバスやベイラムの本社に行ってさらに増援を求めて欲しいと言われたが、既に今回の事案の対処のブリーフィングのスケジュールが入ったと、ウォルターから連絡が来た。

 

「わかった。レイヴンは信頼できる組織に片っ端から声をかけてくれ」

「了解。任せてくれ。」

621はそう言って飛び去って行った。

 

◇◇◇

 

場所は変わって621とウォルターの拠点。ブリーフィングの予定時刻まで残り2分。

「621,まさかこのペースでこれだけの勢力が参加することは滅多にない。ブリーフィングを開始しろ。」

 

”――ヴェスパー第2隊長、スネイルです。まず前提を説明しましょう。これはアーキバスとベイラムの利害の一致より行われる治安局副総監もといジャスティン・ブリンガー長官襲撃作戦です。”

開講直後にスネイルが口を開いてブリーフィングを始めた。

 

”ああ、今回の情報提供者はハンドラー・ウォルターと、ウチのG13だ。――そして今回の事案には……H.A.N.Dの6課などが協力者のようだが……信用はできるのか?”

多弁で機知に富んだ鬼軍曹然としたミシガンとは対照的に落ち着きと威圧感を兼ね備えたベテラン軍人と言った雰囲気でミシガンの腹心のG2ナイルがそう話す。

 

「そうだな、面倒な所はあるが問題はないはずだ。」

ウォルターがG2ナイルの問いに答える。

 

”まあいいでしょう、我々に歯向かうのが誰だろうとまとめて「再教育センター」の門をくぐらせます。身の程をわきまえない愚か者には”教育”が必要です。”

スネイルも物騒なことを言ってるがまあ、うん。彼らしいし問題ない。

 

”話を続けるぞ!!要するに性根の腐りきった元英雄の木っ端役人を殴りに行く!我がレッドガン部隊からは俺とナイルを出す。――そして安いおまけとしてG4、G5!!貴様らも配置につけ!!”

 

””!?””

自分の出番ではなかったと安心したイグアスとヴォルタだったがまたアサインされた。

 

”――では我々ヴェスパー部隊からはV.Ⅳラスティと、そしてV.Ⅰフロイトを出しましょう。強襲には彼らが適任です。”

 

「そして……ブリンガーの動向だが、近日に市政選挙の会場にて演説を行うらしい。――俺たちはそれに乗じて作戦を進めるべきだ。まず621が先行して偵察に行かせる。お前たちは近辺で待機していてくれ。」

 

そしてその他詳しい打ち合わせを終えて、

621は激しい戦闘を予想し、アセンブルの再構成のために拠点の倉庫へと向かった。

*1
フロイト「お前も共犯だろう」




G2ナイル

所属:ベイラムグループ専属AC部隊「レッドガン」
性別:男
身長:178cm
使用武装:「DEEPDOWN」
属性/タイプ:物理/強攻
備考
レッドガンの副長でミシガンの腹心に当たる人物。

検挙率トップの軍警としてレッドガンの前身となるベイラムの治安維持部隊を率いていた当時、ファーロン・ダイナミクス社の武装組織を率いて大暴れしていたミシガンに手を焼いていたらしく、「一杯の酒で話を付けた」とされている。
ミシガンとは正反対な、落ち着きと威圧感を兼ね備えたベテラン軍人だが仲は良好。
自分からACを駆って出撃するなどその行動からは冷静で実直な人柄を感じさせる。

火力型リニアライフルと3種のミサイルを装備した堅実な重量二脚型ACの「DEEPDOWN」を巧みに操る。
レッドガンでは珍しく支援機。
アリーナランクはAランク7位。エンブレムとDMアイコンは潜航する大小2頭のクジラ。
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