ZZZ×ARMORED CORE 6   作:ジョシュア・オブライエン

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Chapter 1:A cat's lost item ④

C4-621こと”独立傭兵レイヴン”がAC(パワードスーツ)の弾薬やリペアキットの補充、及びアセンブルの最適化を終えて、カンバス通りに文字通り飛んできた時には

アキラ*1や猫又は既に邪兎屋と合流しており、住民たちを避難させるための準備もほとんど終わらせていた。

 

◇◇◇

 

『む……先に着いていたのか。』

「あら、遅かったじゃない。さっさとヴィジョンの連中に殴り込み行って、奴らに泣いて謝ってもらうわよ!」

邪兎屋の社長、ニコ・デマラはヴィジョンの計画を潰すことに躍起になっているようだ。

 

「ニコちゃん。そこにいるビリーさんのような知能機械人は……?」

カンバス通りの住人と思わしき老人がニコに話しかけた。

かなり心配そうに621を見ており、

威圧感がかなりあるベイラム製頭部パーツ「HD-033M VERRILL」を使ってる時点で住民に怖がられて当然である。

『…む?621、周りの住民にも怖がられている。敵意のないことをちゃんと伝えておけ。』

 621が何らかのアクションを起こそうとしたが…

「安心しておばあさん!この”独立傭兵レイヴン”は味方で、めちゃくちゃ強いんだから!あのデッドエンドブッチャーだって敵じゃないわ!とにかく私達に任せておけば大丈夫よ!」

先にニコが住民たちに説得したようで、621は住民たちから信頼を勝ち取れたようだった。

 

「…。」

『良かったな621…。――用意ができ次第始めるぞ。』

 

◇◇◇

 

ヴィジョンの監視拠点の外

621たちはデッドエンドホロウを経由して監視拠点の傍まで到着した。

「さあみんな、そろそろ目的地に着くわよ!作戦目標は至ってシンプル──守備を倒す、列車を奪う、そのままずらかる。以上!」

「プロキシ、列車の運転はアンタに任せたからね。そっちの準備はどう?」

 

『――免許は車しかないけど、頑張ってみるよ。』

ニコの言葉にアキラがそう答える。本当に大丈夫か?それで。

 

◇◇◇

 

アキラや邪兎屋、猫又らが列車を強奪している間…

621は監視拠点周辺でヴィジョンの戦力を潰すことにした。

 

「て、敵しゅ──ぐあっ!」

「…!侵入者を捕らえろ!何としても逃がしては──ぐおおっ!?」

ヴィジョンの歩哨二名をまず右手のベイラム製の重量級長射程ショットガン「SG-027 ZIMMERMAN」で確殺。

右手部分を「SG-027 ZIMMERMAN」から大豊核心工業集団の開発したガトリングガン「DF-GA-08 HU-BEN」をハンガー*2から持ち替えて近づかれる前にぶっ放す。

圧倒的な連射性能と安定した継続火力によって兵士をすり潰した。

 

『前情報によれば増援は来ない。制圧しろ。時間はかけるな。』

 

その後621の猛攻によってヴィジョンの戦力は減り続け――

最後の1人まで減らした。

「…”独立傭兵レイヴン”……!…なぜ貴様が また 我々の邪魔を――」

マシンガンを撃ってきたが、パルスシールドの「VP-61PS」のイニシャルガードで無力化。

パルスブレードの「HI-32:BU-TT/A」の二連撃と、

ダメ押しのRaD謹製の重量逆関節パーツ、「RC-2000 SPRING CHICKEN」のブーストキック*3によって最後の兵士は倒れた。

 

兵士の言動に違和感を感じたが、既に意識はなく、倒れており話は聞けそうにない。

『敵対勢力の全滅を確認。…621。奴の言葉は気にするな。借りた名義ではよくある話だ…”』

 

――しかし線路の方向で爆発音が鳴った。

『…!?何があった!?――列車のルートが進行不可になっている…!』

『周囲のヴィジョンの勢力は621が片付けた*4が増援も急がなければ、こちら側が追い込まれる…まずは合流するぞ。621。』

 

◇◇◇

 

621が、現在邪兎屋がいるはずの列車に近づいたその瞬間――急に猫又がパールマンを担いで列車から飛び出して何処かに行ってしまった。

 

「――猫又!…オイ、戻って来い!!!…クソッ開かねぇ…!」

『お前たち、列車のドアから離れろ。アサルトアーマーで破壊する。』

邪兎屋の愉快な知能機械人の従業員二号のビリーの叫びを聞き、ウォルターは冷静に言い放った。

 

”アサルトアーマー”

機体を中心としたパルス爆発を発生させる、ARMORED COREのコア拡張機能。

その大規模なパルス爆発により閉じられた列車のドアを消し飛ばした。

 

◇◇◇

 

『成程。猫又はパールマンを人質に爆破解体を中止させに行ったのか。』

「けど、ヴィジョンは人命を踏みにじるようなドクズだから、きっと一筋縄じゃ行かないわ。

――列車に乗せて連れ出すプランが失敗した今、どうやってエーテル適正のない住民たちを脱出させたらいいの…」

 

『うーん。見方を変える必要があるかもしれない。』

「……どういうこと?」

ニコはアキラの言ったことをイマイチ理解してないようだ。

 

『実はね、カンバス通りと新エリー都、このふたつは直線距離で結ぶ分には、そう遠くないんだ。デッドエンドホロウの拡張で道が阻まれたから、時間をかけてホロウの中を通らなきゃいけないってだけで

要するにホロウ自体を小さくしてしまえば、エーテル適性のない住民達でも列車なしで爆破エリアからの脱出が可能という訳だよ。』

リンがニコに補足説明してやった。

 

「そうか、その手があったか!エーテリアスを叩けばいいだけだろ?俺たちにとっちゃ楽勝だな!」

「――だけど、効率的にホロウを縮小させたいなら、エーテリアスを少なくとも3000体倒さないと。」

浮かれるビリーに、冷静沈着で合理的かつ慎重派の従業員一号、アンビー・デマラが現実を突き付ける。

 

 

『でも、特定の状況で、一部の巨大な個体のエーテル活性は、標準的なエーテリアスの数千倍、あるいはそれ以上に達するの。』

『……ターゲットは…デッドエンドブッチャーか。それなら一匹倒すだけで済む。』

「あのデデデッ、デカブツの事か!?俺にゃ、色んな意味でデカ過ぎるぜ……」

リンの言葉にウォルターが反応した。そしてデッドエンドブッチャーに対して軽くビビるビリー。

 

『そうだね。ウォルターおじさん。そして私達だけじゃ、デッドエンドブッチャーには敵いっこないよね。でもここには、ヴィジョンが送り込んでくれた武器が沢山ある』

『監視拠点にあるエーテル爆薬を使って、デッドエンドブッチャーを倒す作戦だよ。効果は抜群だろうね。』

 

「ふふん、いいわ。あんた達の言う通り、確かに危険の伴う方法だけど……迷ってる時間はないわ!直ぐに作戦開始よ!」

*1
実際はボンプに入っており、本人はRandom_Playに居るけど

*2
ACシリーズの大体では肩部に手持ち武器を保持できる。

*3
今回は割と重量級のアセンブルなので当てたらクッソ痛い

*4
言い方を変えれば、皆殺しにした




今回の621のアセンブル

HEAD「HD-033M VERRILL」
CORE「EL-PC-00 ALBA」
ARMS「AR-012 MELANDER C3」
LEGS「RC-2000 SPRING CHICKEN」

L ARM UNIT「HI-32: BU-TT/A」
R ARM UNIT「SG-027 ZIMMERMAN」
L BACK UNIT「VP-61PS」
R BACK UNIT「DF-GA-08 HU-BEN」
BOOSTER「BC-0400 MULE」
FCS「FC-006 ABBOT」
GENERATOR「DF-GN-06 MING-TANG」
EXPANSION「ASSAULT ARMOR」

作者が「自分にとって扱いやすい」をコンセプトに作った機体。
脳死で作ったがために自身の中で賛否両論なアセンブル。

長所は、盾上手く使えば、割と重ショとガトリングでゴリ押せること。
短所は、逆関節なのでこの時点で姿勢安定性能は確実に低いのに、アルバコアがそれを更に悪化させており、本当にすぐスタッガーすること。当たらなければどうということはない。

◇◇◇

肝心の621の見た目だけど
小柄(クレタと同じくらい?)な白髪、赤目の男(10代後半~20代前半ぐらい)
あとは、身体の至る所に包帯が巻かれてるとかかな?
何故、男621なのかは…
私自身、621×エアのNLが好きでのでな…(異論は認める)

◇◇◇

そういえば途中でヴィジョンの兵士が言ってたのは、どのレイヴンだったんだろーねー
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