ZZZ×ARMORED CORE 6 作:ジョシュア・オブライエン
ヴィジョン監視拠点周辺にて
《提案。列車で爆薬を運搬するのはどうでしょう。》
『いいね。それなら爆薬を積んでしまおう。』
Failyが出した提案にアキラが乗ったようだ。
『――621。一度戻って装備を整えてこい。』
「……。」
『爆薬を積んでいる間、一度物資を補給しに帰還する。すまないが、すぐに戻る。』
621とウォルターには何か秘策があるようだ。
『……わかったよ。万全の状態でアレと戦ったほうがいいからね。』
アキラもそれを了承し、621を見送った。
◇◇◇
アキラたちはヴィジョンの用意していたエーテル爆薬をすべて列車に積み終えた時、
621がようやく戻ってきた。
《C4-621、”独立傭兵レイヴン”の生体反応を確認。無事に着いたようです。》
「あら、遅かった……じゃ……ない…。」
ニコは621の機体を見て絶句した。
特に見るべきは彼の機体の左半身。
左腕には、ベイラムの開発したパイルバンカー「PB-033M ASHMEAD」
左肩のハンガーに、RaDの開発したチェーンソー「WB-0010 DOUBLE TROUBLE」という殺意しかないような構成。
なお、サブウェポンでは右腕にシュナイダーが製造している軽量レーザーショットガン「WUERGER/66E」。
右肩の方では同じくシュナイダーの開発してるが、内部機構はVCPLのプラズマ技術供与によるものである高火力プラズマキャノン「FASAN/60E」を装備。
もはや「何があろうともデッドエンドブッチャーはぶっ殺す」という意思すら感じる。
『――レイヴンとも合流できたし、当初の計画通りに二手に分かれよう。』
「あたしたちは、デッドエンドブッチャーを引き付けるのね?」
『その通り。上手いこと指定の位置まで誘導してくれ。爆薬列車僕たちに任せて。』
アキラに爆薬列車は任せて、ニコ、アンビー、ビリー、レイヴンはデッドエンドホロウの深部へと向かった。
◇◇◇
デッドエンドホロウ、広場
「何もねぇな。あのデカブツはここに?」
「身を潜めてるはず。」
「ん?雑魚たちが逃げてく……」
雑魚エーテリアスが急に何かを感じたのか、途端に逃げていく様子に、
ニコは違和感を持ったようだ。
「……レイヴン。」
「…。」
「BGM」
「……???」
「映画なら悪役のBGMが流れるの。」
621はアンビーの言ったことに対して困惑しているようだ。
「フッフッフ……安心しろお前ら!俺はスターライトナイトに必勝法を教わった……悪役相手にルールは無用!開幕必殺キックだ!十秒で倒せば、BGMが流れる隙なんて──」
特撮オタクのビリーが場を和らげようとしたが――
「――!後ろ!」
巨大なナニカが襲い掛かってきた。
「お……俺の予想を読まれた……っ!?」
アンビーがその攻撃を弾かなければビリーは文字通りスクラップになっていただろう
「おバカ!エンドロールが流れる所だったじゃない!」
「さてはスターライトナイトのファンだな!?」
「……あれがデッドエンドブッチャー」
デッドエンドブッチャー。
デッドエンドホロウの主となっている巨大な人型エーテリアス。
ブッチャー(肉屋)の名の通り侵蝕されて斧のようになった道路標識を武器に、
目に付く生き物を例外なく瞬時に肉塊にかえている。
「よーし行くぜレイヴン!スターライトナイトと史上最強の独立傭兵の力を合わせりゃあ、向かうところ敵無しだ!」
今回の621アセンコーナー!
L ARM UNIT PB-033M ASHMEAD
R ARM UNIT WUERGER/66E
L BACK UNIT WB-0010 DOUBLE TROUBLE
R BACK UNIT FASAN/60E
HEAD DF-HD-08 TIAN-QIANG
CORE LAMMERGEIER/40F
ARMS AA-J-123 BASHO
LEGS EL-TL-10 FIRMEZA
BOOSTER FLUEGEL/21Z
FCS FCS-G1/P01
GENERATOR VE-20B
火力と殺意しかないアセンブル。
ラマーガイアーなんてもん使ってる時点で、紙装甲なので絶対に当たってはいけないのはお約束。