ZZZ×ARMORED CORE 6 作:ジョシュア・オブライエン
C4-621こと”独立傭兵レイヴン”は邪兎屋と共にデッドエンドブッチャーの討伐作戦を決行。
デッドエンドホロウの深部にて、
そのデッドエンドホロウの主「デッドエンドブッチャー」の咆哮によって戦いの火蓋が切られた。
――が……
621が、フルチャージしたプラズマキャノン「FASAN/60E」のプラズマ爆発と、チャージしたレーザーショットガン「WUERGER/66E」の収束されたエネルギー刺突がデッドエンドブッチャーに直撃。開始早々ブレイク状態*1になってしまった。
デッドエンドブッチャーは数秒よろけたが、その数秒が命取り。
621にパイルバンカー「PB-033M ASHMEAD」でとっつき*2され、チェーンソー「WB-0010 DOUBLE TROUBLE」を押し当てられ、
最後にアサルトアーマーのパルス爆発によって、デッドエンドブッチャーは倒れた。
「オイオイ…マジで数十秒で終わっちまったよ……」
「大丈夫、ビリー。全滅しないことに越したことはない。」
621の大立ち回りにほっとする面々。しかし……
『――!?待て、様子がおかしい。まだ終わっていない!!』
撃破されたと思っていたデッドエンドブッチャーに異変が起きた。
背中が大きく割れて、エーテルのコアが露出。そこから巨大な肉瘤が発生していく。
無秩序に膨らみあがった肉瘤からは巨大な腕が二本伸び、四つ腕の異形へと変貌した。
そして…
『高密度エーテル反応…!まさか…避けろ!消し飛ばされるぞ!!』
「IB-C03W1: WLT 011」のフルチャージと遜色ない威力のエーテル砲が射出された。
「…うそーん…」
「…!」
『気を抜くな621。もう一仕事だ…!』
◇◇◇
まさか第二形態へ移行した”デッドエンドブッチャー”。
シンゴウアックス*3ではなく…道路標識が侵食されて出来た巨大な斧を完全に捨てて、
肉を切り裂き叩き潰すことしか考えてない4本の腕を縦横無尽に振り回す暴力的な姿は、
どっかの医療都市の教会の外壁にも張り付いていた上位者*4の姿にどこか似ていた。
「グォオオオオオオオァァァァァ!!!!」
デッドエンドブッチャーの咆哮が響く。
『621。無理に奴を撃破する必要はない。もうじきパエトーンが用意したヴィジョンのエーテル爆弾を満載した列車が来るはずだ。
それまでに奴を足止めし、奴の傍で爆破すれば大丈夫だ。
ヴィジョンの増援は心配ない。広域レーダーにも反応はない。目の前の相手に集中しろ。』
「…。」
「簡単に言ってくれるじゃない!」
「もうひと踏ん張りだ!」
「やるよ。レイヴン。」
◇◇◇
デッドエンドブッチャーに対して、
先陣切って突っ込むアンビーを、ニコとビリーが支援する。
そして彼女らを確認しつつ、レイヴンは背後からレーザーショットガンやプラズマキャノンで衝撃値(ブレイク値)を溜めつつ、とっつく。
それを繰り返し、ようやく”デッドエンドブッチャー”は膝を付き、動きが止まった。
”間もなく、列車が到着いたします!線の内側までお下がりください。”
「!」
遠くで列車の走行音が聞こえる。
線路を爆走する列車。上には見慣れた姿のボンプが仁王立ちしていた。
『下がれ、巻き込まれるぞ』
列車はそのままデッドエンドブッチャーへ直撃し、壁へ叩きつけ、プロキシは列車からそのまま四人の元へ降り立った。
『Fairy、仕事だよ!』
《はい、空気中の電荷を測定します──》
「ビリー!」
『621!撃て!』
「任せろっ!!」
「…!」
ビリーとレイヴンはニコのとっさの指示に従い、ビリーは二丁の拳銃を、レイヴンはレーザーショットガンを構え、列車に数発の銃弾で穴を開け、
アンビーは電磁ナタを投げて列車に空いた穴へ突き刺した。
《臨界電位差到達まで残り4秒、3──》
「早く!」
《2》
《1》
その間にデッドエンドブッチャーは車両をどかすべく必死に力を込める。
《ゼロ!》
そしてFairyはカウントダウンの終わりを告げた。
《…………》
『……あれ?何も起きない?』
デッドエンドブッチャーは四本の腕を駆使し、車両を持ち上げようとする。
「何とかしなさいよ!」
《やり直します!43210!》
列車に突き刺さったアンビーの電磁ナタに雷が落ちる。
雷の電圧は約1億ボルト。
それに加え、大量に列車に積まれたエーテル爆弾によって
デッドエンドブッチャーは跡形もなく消し飛んだ。
「やったぜ店長!作戦は大成功だ!!」
「みんな、怪我は無い?」
「私もレイヴンもプロキシ先生もビリー大丈夫そう。」
『…お前たち、爆破エリアで住民が待っている。急いで向かうぞ。』
『うん、そうだねウォルターさん。みんな、急ごう!』
いや~チェーンソーパイルコンボはロマンですなぁ~