目が覚めるとプレ先世界で、セリカに宿ってた元人間 作:歯茎king
文章力皆無+ブルアカエアプです。あらかじめご理解お願いします。
ガタンゴトン…
その音に加え揺れを感じ目が覚める
「ん?………どこ?」
目が覚めて一言目はそれだった。少なくとも自分は電車に乗っていた記憶はないし、むしろ休日に外に出ることなんてしない。
それなのに、何故か自分は今電車に乗っていた。優しい光が顔を照らす
「まぶしっ……いや、マジでなんで?」
今の状況に理解が追いつかず疑問しか口から出てこない。少なくとも自分が普段乗っていた電車ではないことは確信していた。そして不思議なことに今いる車両には誰もいない。
「無人…ってことはないな、流石に。動いてるわけだし、でもいくらなんでも静かすぎない?………一旦移動して誰かいないか探してみるか?うん、そうしよう」
考えをまとめ席を立ち別の車両に移動する。
途中外を見てみたけど知っている景色じゃなかった。それは幻想的で近代的で、言葉ではどういうのが正解なのかわからないけど少なくとも、美しいものだ。
2、3両移動したら人がいた。その人は水色の髪の毛をしていて「うわ、珍し〜」と心のなかで思った。よく見ると水色だけじゃないピンクの……あれだインナーカラーってやつ?
その二色だった。でも、外からの光のせいで顔がしっかりとは見えない。
何より自分はどちらかといえば陰キャだろうし、相手は少なくとも綺麗な女の人。話しかけるには結構な勇気がいる。なんと声をかければいいのかわからず、しばらく立っていると相手が気づいたようで「座らないんですか?」と声をかけてきた。まぁ、びっくりしました。とてもびっくりしました。
隣に座るのはまぁ、無理なんで正面に座る。聞きたいことは多くあった[ここはどこなのか][あなたは誰なのか][どうして他に人がいないのか]聞けばいいのだろうけど、それより先に相手が話し始めた。
「お願いがあるんです」
「…お願い?」
いきなりだ。本当に前触れも無く、本当にいきなり。その[お願い]が何なのかは知らないけど、なぜだか聞かなきゃいけない気がした。聞かなきゃ損するような…後悔するような…
「はい、いきなりですみません。ですが、あの人はすでに行ってしまいました。だからあなたに頼むんです」
「すみません…何もわからないんですけど…」
「それは仕方がないことです。いきなりのことですから、でも聞いて下さい。端的に言うとあなたには【想いを繋いでほしい】んです」
「……はい?」
この人は…何言ってるんだ?【想いを繋いでほしい】ってなんだ?
相手が言っていることは何もわからない。わからないけど、使命とか役割ってことだと思う。
初めて話すにしては雑すぎないかな?もっとわかりやすく…とか愚痴を言いかけたが、相手が話し始めたのでそれは叶わない
「あの人は繋げるために行ったんです。でもそれは叶わなかった…そのせいで操られ、繋がりを断つ側になってしまった。それでも、あの人は戦ったんです。想いを繋いで託しました」
「それって、もう繋がっているんじゃ?それにあの人とかわからないですし…」
「いずれわかります。それに繋がっていないんです。まだ、あの世界には残っている想いがあるんです」
頭が追いつかない。繋げるとか意味わからないし、説明が雑なんだよ〜。でもわかったことがある……多分、俺はこの人を
いつだったかは覚えていない。親友がゲームで遊んでいたのでどんなものか教えてもらった。
たしかそれは………ブルーアーカイブ…だったはずだ。自分でも多少の興味はあったけど、やろうとは思わなかった、それでもssとかは見たことがあるせいか何となく……本当に曖昧だけどわかることもある。この人はおそらく、最初に会う人…名前は知らん
とにかく自分の僅かな記憶を頼りにしつつ、彼女の話を聞く
「私ではどうすることもできません。繋ぐことも、世界を救うことも」
「はい?世界を救う?」
「そうです。あなたにはあっちの世界に行ってほしいんです」
「……えーっと、あっちとこっちの違いって何ですかね?」
「あっちの世界は崩れ始めています。こっちの世界はずっときれいに成長している、私がいた世界です」
えーっと…つまり、この人は俺により過酷な世界でよくわからないことをやりきってほしい。と言っているんですね……いや、頭パンクするし…まず、そんなことって起きてたっけ?
うわ〜こうなるならブルアカやっておけば良かった……後悔しても遅いものは仕方がない
「あっちの世界はもう崩壊を待つことしかできないんです。苦しみのまま終わることになります」
「それは……なんか嫌ですね」
「あなたはそう言うと思っていました。だからあなたに頼むんですあっちの世界が安らぎで終わりを迎えれるように。そのためにある人の想いを繋げる必要があるんです」
なるほど?世界の崩壊は止めれないけど、その崩壊を楽にさせてあげるために想いを繋げて…ということですね。
実質的な人助けって感じなのかな?いや、規模が違うか……でもその世界はその人(もしくは人たち)のために維持し続けようとしてるのか…なんかすごいな
「とりあえず、俺の役目はその人?を助けるってことでいいんですかね?」
「……突然言われたのに理解までが早いですね…かなりややこしく言った自覚があるんですけど…」
「いや、その自覚があるなら最初からちゃんと説明してくださいよ…でもあなたが質問に答えてくれたから予想しやすかっただけです」
「頼りになりますね……ですが、いいんですか?あなたは元の世界に戻れないかもしれないんですよ?」
元の世界…俺が生活してた、生きてた世界……戻れないことが良いとは思えない。むしろ、嫌かもしれない。残してたプリン食べてないし、親友との約束も守れないし、親孝行できてないし、数えたらかなり心残りがある。
俺の生活が誰よりも幸せだったとは思えない。嫌なこともあったけど、僅かな幸せのおかげで頑張れていた。これは嘘じゃない。
自分が黙って考えていたが、彼女は何となく俺の考えていることに気づいたのかもしれない
「嫌なら断っても構いません。勝手にお願いしてることですので、私は待つことしかできませんがあなたの意思を尊重しますよ」
彼女からの提案は良いことなのかもしれない。よくわからない使命のために簡単に俺の世界での人生を終わらせることはもったいないだろう。
だけど、彼女は言った「待つことしかできない」と
「じゃああなたはずっとここに居続けるんですか?自分の世界に戻らないで?」
「私はまだ戻れませんから…今戻るのはいけないことなんです。均衡が崩れてしまうから……均衡が崩れてしまっては、また脅威が現れます。そのせいで終わりを迎えたくないんです」
「でも、俺はあなたも戻ったほうがいいと思います。多分ですけど、
「はい、そうですよ。次の駅でキヴォトスにつきますし、ここでの会話も
「……俺は降りないですよ。せっかくヒーローってやつになれるんですよ?一人を救い、世界に安らぎを与える……厨二病っぽいけどなんかカッコいいし、でも心残りがないわけじゃないですよ?まだやりたいこともあるし、一緒にいたい人もいる」
「なら無理に頼まれなくても「でも…」……」
「でも…それだとあなたが救われないじゃないですか」
「……はい?」
おっ!はじめて動揺したっぽいな。この人ってポーカーフェイスがうますぎるんだわ。
もちろん言ったことは全部事実だ。ヒーローには憧れるし、カッコいいとも思う。心残りがあるのも、彼女も
「あなたはこのままだと一人ぼっちだ。それはすごく寂しいと思うし、しんどいとも思う。あなたは全てを守って平和を望むからここにいる……それを俺はすごく尊敬する。それと同時に、あなたがいる世界の平和も見てみたい」
「私はいつここを降りれるかわかりません。世界を救う…いや、平和を望むというのはそういうことです。終わりがないんですよ。私を救うというのは少なくとも不幸が訪れます」
「それも含めて、ですよ。あなたの世界にあなたがいないのは嫌でしょ?あなたを待っている人だっているんです。全員がいて幸せだからハッピーエンドになるんですよ」
「ふふ……あはは!面白いですね。やっぱりあなたに託すことは間違いじゃありませんでした。あなたはきっと最善の選択を取ってくれます。責任を投げ出すこともないでしょう。あなたが私を救うことも少しだけ期待してみます」
選択、責任…それは必ずついてくるものだ。なんならこれからすることには間違えれない選択や逃れられない責任もある。それでも…俺は望むんだ
───ハッピーエンドってやつを
「もうすぐ駅に着きます。もう覚悟は決まっているんですね」
「当然ですよ。やるって決めたからには、やるだけやってみます。もちろんあなたも探しますよ?忘れるって言ってたけど、頑張って思い出します。そんで見つけたら絶対に飯を奢ってもらいます」
「ご飯…ですか?」
「そりゃそうでしょ!意味わからないお願いを聞いてそれに加えてあなたも救うとか一般市民の俺にはハードモードなんです〜飯ぐらい奢ってくださいよ」
「それはもちろんです。楽しみにしておきますよ」
電車が止まる。扉が開く。俺は立ち上がり、外へ向かう。その時彼女はわずかに微笑んでた
最後に一言だけ「ありがとう」と聞こえた…敬語なくなってるわ…
電車を降りる。振り返るとそこにはもう
できるだけ頑張ろう。と覚悟を決め、幼女と手を繋ぐ、そして視界が暗くなり始め、睡魔が襲ってきた。
ふと思ったこと…あの幼女は俺の世界で見たことがあるような…そんな気がした
そして俺は夢から目覚める
一応0話表記ですけどプロローグ的には書けていたんですかね?
不定期更新なので待っていただけると幸いです。
最後までの閲覧ありがとうございます〜