目が覚めるとプレ先世界で、セリカに宿ってた元人間   作:歯茎king

14 / 24
今回は話が進みます
前回みたいに番外編風のものを書くときもあると思うのでのんびり読んでください
キヴォトス人って治癒力高いイメージなんですけど、どれくらい高いんですかね?





◆◆◆◆◆

異変が起きるのは均衡が崩れたからです。
光側の勢力が大きくなっているから、悪が溢れてきてる…平和を望むなら、これがずっと続くことを表します

あなたは、それでも……いえ、これ以上はあなた自身が決めることですね



12話 目的

先生たちとの簡易的な会議から5日が経った。

それまでは、特に生徒の行方不明はなかったらしい。でも、トリニティで化物の目撃情報はあったらしい。正義実現委員会がすぐに調べに行ったけど特に情報は掴めず…

これで敵が複数体いることがわかったし、あの化物共を指示してる親玉がいる予想もされた

まぁ、意思がなさそうな化物共が神秘とか俺の器を求めて行動してるの見ると、後ろで誰かが指示してるって思うだろうな…

 

ん?どうしてこんなに話してるのかって?そんなの簡単だよ

今の俺は動ける気がしない…否、動きたくないからだ

 

 

『動けないです…ネルさん』

 

「まだまだだな!あたしが本気で相手してるんだ、そんな簡単には勝たせねぇよ」

 

 

ネルさんとの特訓でボコボコにされました。ホシノさんと似てると思ったか?全然ホシノさんの方が優しいよ……ネルさんは俺が近距離しか取り柄がないのにその近距離でボコボコにしてくるとかいうメンタルを破壊しに来てるんだよ…唯一の救いは他の【C&C】のメンバーさんがメンタルケアとか紅茶を出してくれる所。

 

 

『マジで、本気じゃないですか…』

 

「当然だろ。お前みたいに戦ってて面白いやつはそういないからな。でも、お前のとっておきの衝撃波はかなりいいと思うぞ」

 

『射程短くないですか?』

 

「それをなんとかするのが腕の見せ所だ。当てたらあの硬い装甲も壊せるんだろ?」

 

『当てたらですけどね………もう少し、ギアを上げれるようにもしないと』

 

「ハク〜?忘れてるかもだから言うけど、今日先生に呼ばれたの気づいてる?」

 

『…………わすれてた。黒見、集合まで何分?』

 

「あと10分。早めに移動しときなさい」

 

『はい!!ネルさん時間が』

 

「あ?…あーそうだったな。わすれてた」

 

 

ネルさんもかよ。と思いながらも集合場所の部屋まで行く

ネルさんは「遅刻しても許される」とか言ってたけど、違うんだよ。ユウカさんに「絶対にネル先輩を連れてきて」と耳が取れるほど言われてるんだ。約束守らなかったら……なんて考えたくない

 

 

『ギリギリセーフ…ですか?』

 

「あと2分で遅刻よ。約束通りネル先輩も連れてきた?」

 

『もちろんです!』

 

 

どうやら間に合った。今回も前回と同じメンバーでの会議。前と違うことと言えば、俺が表に出てきてる状態から始まってること

黒見は「難しい…ハクがあとで教えて…お願いだから…」って言って交代した

 

 

「じゃあこの会議で話すことなんだけど…ウタハ。頼めるかな?」

 

「もちろん。セリカさんからもらった装甲と核について、解析が完了したからそれの報告だ」

 

「あー、神秘を吸収するとか言ってたやつだな」

 

「そうだよ、だが実際は少し方法が違ったんだ」

 

『違ったと言うのは?』

 

「そうだな…ネル。この装甲を持ってくれ」

 

「持つって…まぁいいけどよ、これで良いのか?別に神秘を取られてる感じはしねえぞ?」

 

「じゃあ次に、銃弾に神秘を込める要領と同じように装甲に神秘を流そうとしてくれ」

 

 

ネルさんが言われたとおりに神秘を流す。すると、装甲に向かってオーラのようなものが流れる

色は…ネルさんのヘイローと同じような色。ってことは、これが神秘か

 

 

「確かに、これなら吸われてる感じがするな」

 

「そう。私は最初、普段無意識のうちに体に流れている神秘を吸収していると思っていたんだが、実際は神秘を()()()()()()()吸収していた」

 

「あまり理解できないんですけど…もう少し簡単に…」

 

「そうだな…この化物たちは効率よく神秘を手に入れるため、増幅させる。そのために、襲って抵抗させ、神秘が増幅したのを確認してから神秘を吸収するってことだね」

 

『あの、じゃあ俺達の攻撃が効いたのはどうしてですか?』

 

「簡単なことさ、()()()()()()()()()()()()()は違うだろう?」

 

『そういうことですか…』

 

「ハク!解説!」

 

『はいはい』

 

 

つまり、攻撃的な神秘は吸収できないってことだ。多分そういう神秘は拒絶反応を起こして自分たちが傷つくんだろう。だから神秘による攻撃は効かないし、気絶させてから神秘を吸収してる…

 

一度抵抗させ神秘の放出量を増加→気絶させることにより抵抗はされない→こいつらの機能のうちに神秘を放出させ続けるものがあるんだろう。だから効率よく吸収できる

 

こんな感じか…それでも不気味な点は残ってる

 

 

「じゃあよ。銃弾が効かなかったのはなんでなんだよ」

 

「ネルの言う通りだよ。神秘による攻撃が拒絶反応から来てるなら普通の銃弾は単に硬いから効かなかったのかい?」

 

「まああながち間違いではないよ。この化物は複数の成分から作られた………いわば、兵器さ。名前をつけるなら、【CHIMERA(キメラ)】だね」

 

「作られた?」

 

「ここからは【全知】が説明してくれるさ」

 

「さきほどウタハが言った通り、あの化物…【CHIMERA】は兵器であり、生き物ではありません。いくつもの成分…遺伝子だけではなく分子などを混ぜて作られたものです。実際にあの装甲からは鉄の成分や木の葉っぱ、ネズミなどで見られる成分が含まれていました。そして、あの核は神秘の保管を担っています」

 

「神秘の保管……メモリみたいね」

 

「ユウカのイメージで構いません。第一限界まで神秘を貯めてみるとそれ以上は吸収しても溢れていました」

 

『ってことは、どこかに持っていってるってことですね』

 

「なるほど、ハクの言う通りだ。神秘の保管をして何かに使ってると考えれば…」

 

「【CHIMERA】は必ず拠点に戻るってことだな!」

 

「そこまでわかればあとは部隊の編成と各校へ報告をして、拠点に乗り込めばいいですね!先生!」

 

「これで解決に近づきますね」

 

「そうだね…ある程度はわかってきたから、少しずつ調べながら対策を考えよう」

 

 

本当に?……これで解決に近づくのか?

何かを見逃してる……何を?【CHIMERA】は神秘を狙ってる…それに加えて俺の器も、正確に言えば色彩の力か

拠点を潰せば解決なのか?違う。そうじゃない、じゃあ狙いはなんだ?

 

 

「ハク。私これで終わるとは思えない」

 

『…俺もだよ』

 

 

黒見も疑問に思ってるみたいだ。実際こんなに簡単に終わるものじゃないと思う

俺が今表に出ても【CHIMERA】がこないのは、視界に入ってないから。器の気配は強くてもあいつらは視界に入らないと判断できない。だからといって、今襲われないわけじゃない

 

 

『なんか見落としてるよな』

 

「うん。なにか忘れてる」

 

 

なにが引っかかってるんだ…あいつらの行動とか言ってた言葉でおかしいところあったか?

いや、まず会話できてなかったんだけどね。…言葉?

 

 

『なんで、あいつらは俺の器のこと知ってるんだ?』

 

「ハク?どうしたんだい?」

 

『先生。この異変まだ終わらないと思う』

 

「はあ?何言ってんだよ。拠点がわかれば【C&C】でも【風紀委員会】でも【正義実現委員会】でも対応できるだろ」

 

『違うんです、ネルさん。あいつらは俺の器のことを知っていた…ここにいる全員が知らなかったことなのに、それを知ってる。色彩についても知ってるんだ…だからこの異変の黒幕はとんでもないほどの知識がある……それこそ【全知】であるヒマリさんを超えるほどの知識が』

 

「じゃあハクは、この動きを読まれてるって言いたいわけ?」

 

『じゃないと、こんなにスムーズに行きませんよユウカさん。誘拐とかの被害が起きなくて目撃情報だけが出てきてるんです。その情報だけに意識を向かせるように、今いる化物だけに目が行くようにしてる』

 

「ってことは、ハクが言いたいことって」

 

『はい。この異変は…まだ始まってすらいなかった

 

「そんなのありえるの?というかハク冴えすぎでしょ」

 

『探偵の映画は何度も見てるからな、黒見も疑問に思ってたからな俺と同じだよ』

 

「そう?でも、ハクの言ってた通り異変がこれからなら【CHIMERA】は何に使うの?」

 

『わかんね…第一、神秘を集めてる理由も器を狙ってる理由もわからない』

 

「じゃあ振り出しってこと?」

 

『かもな……情報が足りてなさすぎる』

 

「いずれにせよ、拠点を探ってみることは必要ですね」

 

「そうだな。無駄足、にはならないだろうよ」

 

 

ヒマリさんの声に反応するようにネルさんが話す

確かに、今の情報は【CHIMERA】が向かう場所を調べることだ。この結果が吉と出るか凶と出るか…どちらにせよ、大切な情報だ。ユウカさんと先生が連邦生徒会に連絡して、すぐにキヴォトスの有力校の会議が開かれるらしい

今日の成果は【CHIMERA】についてと、異変はまだまだ終わらないってことだ

明日、すぐに会議が開かれるらしい

 

 

 

 


 

「では、只今から会議を始めます」

 

 

連邦生徒会長代行の七神リンさんがそう言うと、部屋にいた人たちが顔を上げる

この部屋にはミレニアム、トリニティ、ゲヘナの代表の他に、アビドスや山海経、レッドウィンター、百鬼夜行などの学校の代表が来ている

正実や風紀委員会は学校の代表とは別で来てるのも見ると戦力面の話もあるんだろうな…

 

 

「ねぇ、ハク…今からでも変わらない?」

 

『却下。てか、まずデカシロコさんが許さないだろ』

 

「ん。久々のセリカの匂い…今はこのままで、ハクに交代しないで」

 

「はーい」

 

 

アビドスではホシノさんとアヤネさんが来てるだけど、先生からデカシロコさんと黒見も来てほしい的なことを言われ…今ここにいます。はっきり言ってこういう場所は慣れない…経験ないしね

 

 

「それで?このマコト様を呼んだからにはそれほどの事件なんだろう?」

 

「もちろんです。以前から起きている異変についてです。シャーレやミレニアムでの解析等の結果からあの時の…空が赤くなったときと同じようなケースを思われ、会議を開きました」

 

「あの時と同じですか…トリニティでは化物の目撃情報程度しかありませんが、本当に脅威になるんですか?」

 

「はい。あの化物…ここからは【CHIMERA】と呼ばせていただきます。あれは、私達の持つ神秘を狙っています」

 

 

神秘を狙う。そして一度キヴォトスが危機に陥ったときと同じ脅威。

それだけで、この部屋にいる人の緊張感を高めるには充分だった

そこからの会議は…ついていけませんでした。会話の速度が速すぎてね、ついていくの無理です

 

最終的に決まったことは

・【CHIMERA】に対する情報はすぐに報告し合うこと

・ヴァルキューレとの連携でパトロールを強化すること

・例の拠点については、ミレニアムの【C&C】が対応すること

 

ざっくり言えばこれくらい。もちろん俺の器が狙われていることは伝えたけど、理解しやすいために 黒見が狙われてる ってことにした。その場合、俺達は基本的に後方で動くことになった。もちろんトップの人にはちゃんと伝えてる

 

 

『あの拠点がどうなってるか…だよな』

 

「そうね。【CHIMERA】に関してはもう居場所は絞れてるみたいだし…報告を待つしかないけど」

 

『とりあえず…俺が表に出ない限り黒見の居場所はバレないだろうな』

 

「どうしてハクが出てきたらわかるの?」

 

『多分…器が目印になってるんだろうな。ほら、俺の神秘に反応して器がわかる〜的な?』

 

「目印ね…ハクにも目印になってるの?」

 

『もちろん。俺の居場所はこの器がある場所だと思えるけど…この器が縛られたままだし黒見の器に入ってるし…器は俺のものだってわかるけど、意味があるのかわからん』

 

「縛られてる…あ、確かに鎖みたいなやつに縛られてるから入れないのよね」

 

『入ろうとするなよ……俺が神秘を使ったときもなんか反応してる感じはする。でも解ける気がしないからな〜いつかは、器の力も使いたいよ』

 

「急がなくていいって。今は2人で1人のコンビで充分じゃない?」

 

『それはそう』

 

 

 

 

数日経ったけど、じっとしていられないのは黒見も同じなのか、【C&C】からの報告を待ってる間も自治区を歩き回って探しに行ってる…【CHIMERA】は出ないのが一番だけど…最近も目撃情報だけで被害があるわけじゃない。

それでも先日正実の剣崎ツルギさんが【CHIMERA】を発見してすぐに戦闘、ボコボコにしたらしい

いや、強すぎでしょ…

 

 

「ん?連絡?」

 

『どうしたんだー』

 

「先生からの連絡……報告があるらしい!」

 

 

黒見から【C&C】の調査が終わったことがわかった。一週間も経ってないし、かなり早いと思う

連邦生徒会へ向かおうと脚を進めた……その時だった

背中から爆発の音が聞こえた。黒見が後ろを振り向く…目に見えたものは

 

 

「え…何あれ…」

 

光の柱?

 

「あそこ行く」

 

『はい?待てよ!俺らだけで行くのは危ないだろ!』

 

「人通りが無いからって、ここはトリニティよ!すぐに人が集まる…そこで【CHIMERA】がいたらどうするの?」

 

『だからって…』

 

「行くの!それに、異変が関係してるに決まってる!」

 

『危なくなったらすぐに逃げるぞ』

 

「わかってる!」

 

 

光の柱に向かって走り出す黒見。周囲の気配を探る俺。

そして光が強くなっている場所に着く…柱の根元に、人がいる?

 

 

「ちょっと!そこにいると危ないんだけど!!」

 

「ん?ああ、すみませんね」

 

 

ツリ目で長髪の女の()()。白いローブを羽織っているそいつは、黒見を少し見てから呟く

 

 

「あぁ、これが器の子か」

 

「っ!!……待ちなさい!」

 

「どうかしました?」

 

「……あんた、何者よ」

 

 

銃をその女に向けて黒見はそう言う

彼女は特に焦る様子もなく、ただ話し続ける。まるで、銃を向けられるのを知っていたかのように

 

 

「そうなるのは読めていました。私、頭が良いので」

 

「聞いてないんだけど?この柱はあんたの仕業?」

 

「……そうです。と言ったら?」

 

「すぐに縛って目的を吐かせる」

 

「なるほど……面白いですね。やってみたらどうです?」

 

「あんたが黒幕ね」

 

『っ黒見!後ろ下がれ!!』

 

「え!?」

 

 

その時、黒見が立っていた場所が吹き飛ぶ…いや、違う地面が壊された

でかい影、見覚えがある。【CHIMERA】だ

 

黒見はそれに気づいた瞬間。銃弾に神秘を込めて、撃つ。マガジンが尽きるまで撃ち続ける

そいつは以前の個体より脆かったのかすぐに膝をつく

それを見た女は不敵に笑う

 

 

「なるほどね。神秘を込めた攻撃だと有効なんだ…いいモノを見た」

 

「…あんたの目的はなに?どうしてこんなものを作ったの?」

 

『黒見、詰めすぎるなよ…不意打ちが来るかもしれない』

 

「わかってる…ハクは表に出てこないでね」

 

『おう』

 

「目的ね……私はただ、王になりたいの

 

「何言ってるの?」

 

「王になるためには、多くの神秘とあなたの持つ器が必要なの」

 

「どうして器のことを知ってるの!」

 

 

黒見は冷や汗を流して叫ぶ。そうなるのもわかる…あの大人は不気味だ。何を考えてるのかわからない…それに、ずっと笑ってる……黒見はその大人から目を離さず、ただ銃を向ける

 

 

「どうして、と言われても…()()()()()()だから仕方がないでしょ?さて、いい加減銃を下ろしてくれない?」

 

「下ろすわけないでしょ…あんたは危なすぎる。好きにはさせない」

 

「はぁ……ならちゃんと教えてあげる。私がキヴォトスで何をしようとしてるのか!」

 

 

膝をついていた【CHIMERA】がそいつを担ぐ、そのままビルの上まで駆け上っていく

黒見が銃を撃っても怯まない。姿が見えなくなってすぐに、スマホが震える

 

 

『まじかよ…』

 

 

その画面の先には先程の大人がいた。ジャックしたってことか…何者なんだよ…あいつは

その大人は話し始める…すぐに近づくこともできたが、むやみに近づいて情報がなくなれば困る

黒見にもそう言って画面を見させる

 

 

「キヴォトスの皆さんはじめまして。私はこの世界で革命を起こしに来ました」

 

 

 

「ねえハク。革命って…」

 

『だな…間違いなく黒幕だ』

 

 

 

「疑問に思った方も多いでしょう…では、教えてあげます。最近起きていた誘拐事件、それを起こしたのは私です…もちろんこの化物どもを作ったのも私、狙いは神秘を確保するため。

と、ここまでならすでにミレニアムの生徒が調べたことでしょう…先日からフェイクの拠点に【C&C】が入っているのを確認しました。おそらく情報が欲しいのでしょうね……先程言ったように私の目的はキヴォトスの革命……いえ、このような言い方では足りません。キヴォトスを作り変えることが目的ですね」

 

 

「作り変えるって…何?」

 

『世界を作り変えて王になる…王になりたいって、そういうことか…けど、あいつ自身は強くないだろ』

 

「ええ、私達とは違って()()()()()()()()()()()()。戦力と言っても【CHIMERA】だけ…」

 

 

黒見と話すうちに光が強くなっていることに気づいた。青白い光りだ…これが何なのかはわからないが、これも必要なものの一つってことだ

破壊できたらいいが、そのせいで周囲に被害が出るのは良くない。黒見もわかっているようでそれを撃つことはしていない

 

 

「私には力がある。世界を作り変えることも可能です。と言っても、そのために皆さんには犠牲になってもらいますが……尊い犠牲です。ですが、それによって大人を助けれるんですよ?嬉しく思ってほしいですね。新世界で私が王になるために、神秘が必要なんですよ。強大な力を持つ神秘がね、今、トリニティで一つ光の柱が立っているでしょう…それが全部で5本立つと準備は完了…つまり、必要な神秘が足りたということです。もちろん、器も貰いますが、せいぜいカウントダウンだけ見ていることですね…無駄な抵抗はしないように。あ、言い忘れてましたが光の柱を壊してしまうと爆発がおき、自治区の一つは消えるでしょうね…では、またお会いしましょう」

 

 

そう告げると画面は黒くなった

とんでもないことを言い残したその大人は、キヴォトスを混乱に巻き込むのには充分だった

すぐに先生から連絡が来て、「今から緊急会議が始まる。セリカとハクも来てほしい」と書いてあった

 

 

「ねえ…これさ、止めれるの…」

 

『止めなきゃいけないんだよ…それに、どうやって世界を作り変えるかは知らないけど、俺の器が必須になるなら…奪われなかったら始まることは無い』

 

「そうね…………ハク」

 

『なんだ?』

 

「止めよう」

 

『当然だ』

 

 

黒見は俺の言葉を聞くと、深呼吸をしてから走り出した

黒幕の目的を聞いた、それにカウントダウンも教えた…カウントダウンは始まってるんだ…だったら…

 

 

『あいつを殴ってでも止めないと…』

 

 

今の頭の中は、異変を止めることでいっぱいだ

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

「クックックッ…始まってしまいましたか。キヴォトスを作り変え、王になる…まるでベアトリーチェですね。ですが、やろうとしていることは全く違う…色彩の力を求めるのも自分が強くなるためではない……実に面白いです。あなたは器を取られないように…取られてしまえば……クックックッ……」

 




黒幕の登場です。
少しややこしいところがあるかもしれないです…自分の文章力が足りてないから申し訳ない…

次回もさらに話が進みます!お楽しみに〜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。