目が覚めるとプレ先世界で、セリカに宿ってた元人間   作:歯茎king

16 / 24
ふと思ったんですが、タイトル的にプレ先世界で話が進んでないのって詐欺してる感がありますね
でも、クロコが本編世界に来てるしそっちで進めた方が変にならない気も…まず、異変入れてる時点で本編とは違うか…

と悩んでいた時期もありました。






◆◆◆◆◆

あなたは今の状態でいいんですか?
今の自分に不信感を抱いていないのは、こちらが不安になります…
あなたが正義に立っているとバグが発生するかもしれません


と言っても、こちらから何かできるわけではないので待つしかできませんね
次会う時を楽しみにしておきます


14話 迷宮

あの空間から出てきてから大変だった

各校の代表はもちろん、七神さんや先生に質問されすぎて俺も黒見も疲れた

 

一番はデカシロコさん。話している間も、黒見から離れなくなったし

「セリカ……セリカ…」ってずっと言ってる。俺が出てこようとすると全力で止められるし、俺の言った言葉を黒見が全員に伝える…という、二段方式で会話することになるとは思わなかった

 

 

「シロコ先輩?ちょっと離れてほしいなー、なんて」

 

「ん…」

 

「あのー…シロコ先輩?」

 

「ん!」

 

「えーっと…」

 

「ん!!」

 

『ロボットだな』

 

「捕まっちゃったのは申し訳ないけど、ハクと2人で話したいし…それにいつあいつが再開されるのかわからないから…」

 

「……ん。ちゃんと帰ってきて」

 

「はい」

 

「先輩たちも心配してた。私だけじゃない」

 

「はい…」

 

「ん。わかったなら良い。あと10分ね」

 

「ここからさらに!?」

 

 

そして30分後、ようやく離れてくれたデカシロコさん

そのまま俺達は2人で話すことにした

 

 

「ねぇ、柱ってあと一本でしょ?」

 

『だな…気づいたら4本立ってた』

 

「いつになったらあいつ…アトムの居場所がわかるの」

 

『【C&C】も【風紀委員会】も【正義実現委員会】も探し回ってるんだ。待つしかできない』

 

「でも、モヤモヤする〜!」

 

『そうだな……大体こういうやつの基本なんだけど、5本の柱の中心になる部分がアジトとかあり得るよな』

 

「それは……本当にありえるんじゃない?」

 

 

まさかの好反応に少し驚く、黒見って考えなしに行動するの多いから理由とか無いんだろうなー

と思っていたが黒見が口にした言葉からその考えは消える

 

 

「だって、ゲートを発生させるためにあの柱は必要なんでしょ」

 

『そうだな。あの柱の神秘の力を俺の器で増幅させるって言ってた』

 

「それって、全部の柱に均等に色彩の力を加えなきゃゲートのバランスが悪くなっちゃうってことよね」

 

『均等に力を分けるには5本の柱の中心に核を置く……そこに必要な装置もある』

 

「ええ!もう、どうして気づかなかったんだろう…もっと早く気付けたかもなのに」

 

『あの大人が気づかない程度に【CHIMERA】をばらまいてたとか?』

 

「そうかも……でも前より、【CHIMERA】の数って増えてるのよね?」

 

『本気出してきたってことか…黒見、どうする?俺達のどっちかが負けたら終わりだ、戦わないっていう選択肢もあるけど』

 

「今更そんな選択肢ないわ!それに、私達が動いたらあいつも出てくるだろうし…そこを叩けばいいのよ!!」

 

『……そう言うと思ったわ。とりあえず、先生達に報告だな』

 

「そうね」

 

 

と、報告をしに行ったはいいものの…すでにヴェリタスの協力によって拠点の位置は確定したらしい

すぐにでも叩き潰しに行けたが、各校の戦力となる生徒が集まりきっていないので今日は乗り込まないらしい

 

デカシロコさんは黒見には来てほしくないらしいし、俺もその気持ちはわかる

でもね、黒見って結構頑固で絶対に行くと言って聞かなかった

 

 

「わかっているだろうけど、セリカが死んでしまうのは何があっても避けたい。生徒の命が一番だ」

 

「でも先生、私がいればそれだけで相手を誘えるのよ」

 

「だとしても…危険すぎる」

 

「先生、私は後ろでただ見ているだけなのは嫌なの。私たちがこの世界に来たから起きた異変なの……最後まで力になりたい」

 

「これは君のせいじゃ…「先生」…」

 

「お願い。私も一緒に行かせて」

 

「……ハク。出てきてほしい」

 

『はーい。先生の言いたいことはわかるよ』

 

「ハクは…どう思う?」

 

『聞いてくれないからどうしようもない。一緒にいる時間はそこそこあるし、それくらいわかる。もっと長い時間関わってたデカシロコさんなら尚更わかると思う……です』

 

「そっか……セリカの命はもちろん、器を奪われるのは避けたいんだ」

 

『黒見は死なないですよ……俺が黒見を死なせないです』

 

「そっか、ハクがそう言いきってるなら安心かもね」

 

 

大丈夫。守るために強くなったんだ。俺の役目は想いを繋ぐこと…

それは、黒見の願いを叶えること。守って、黒見が生きておかないとダメなんだ

うん、大丈夫…今までと同じだ

 

誰も欠けないで終わらせる…それが一番良いに決まってる

とは、言ったけど…不安だな。

 

 

『はぁ……なんとかなるか』

 

「そうよ!大丈夫に決まってるじゃない!頼りにしてるからね、ハク(相棒)!!」

 

『それはこっちのセリフだ、黒見(相棒)

 

 

決戦までの時間は、一瞬だ

 

 

 

 

 


 

「ん〜〜!よく寝た!!」

 

『寝すぎだけどな…遅れるぞ』

 

「え!?やばっ……えーっと…これとこれと……」

 

 

はい。今日が乗り込む日です

メンバーは、デカシロコさん+黒見(+俺)を加え、各校の戦闘に長けてる人たちを集めた。もちろん指揮は先生がする

 

どうやら、メンバーの中には便利屋…とかいう人やSRT?だっけ…そういう学校も含まれてる

 

黒見が身支度を済ませている間に、今回の目的の確認をしておくか…どうせ黒見があとで聞いてきそうだし

 

 

・地下に続いてるアジトの探索

・見つけた【CHIMERA】の殲滅

・大人…アトムを見つけて捕まえる

 

メインになってるのは1つ目で、2つ目は絶対起きること。

3つ目は…先生の予想だと、見つからないと思うらしい。あいつ頭良いから俺達が攻めてくることもわかってそうだ

 

 

「よし、行くわよハク!」

 

『了解』

 

 

 

集合地点はアジト付近になった

アトムはきっとここにいる。ここ以上に都合の良い場所はない

それなら正面から行く、というのが作戦になった。作戦なのか怪しい気持ちはある

 

と言っても、地下に入るまではただのビルだ。全員が入るには少し時間がかかる

ちなみに俺達は基本後方にいること…と言われ、黒見の機嫌は

 

 

「やっぱり、後ろにいるのは…」

 

「セリカ?ダメだからね」

 

「先生わかってるから!」

 

『いーや、お前なら進むな』

 

「あんたは黙りなさい」

 

「今は風紀委員会が先行してくれてるね。トリニティもゲヘナも「まさかまた協力することになるとは…」みたいなこと言ってたけど…なんとかなりそうだね」

 

「そうね…ハク、気配は?」

 

『………いるぞ。中に……3体』

 

「先生!!」

 

「全員戦闘用意!」

 

 

先生が指示を出した瞬間、ビルのドアが吹き飛んだ。目の前には【CHIMERA】が3体いる

風紀委員がそれを見て射撃を始める。それでもそこまで怯んでいる様子はない…が、紫に光る弾丸がそいつらを撃ち抜く

 

 

「先生。入るなら今のうちに、3体なら私達ですぐに倒せる」

 

「お願いヒナ!…行くよ!」

 

 

空崎ヒナ。ゲヘナの風紀委員長でとんでもなく強い人。俺と黒見も一度だけ戦ってる姿を見たことがあるけど…さすがに頭5つくらい飛び抜けてるな

 

 

「敵じゃなくてよかった…」

 

『全くもって同意見』

 

 

【CHIMERA】が壊した壁によって中に入りやすくなり生徒が一気に入っていく。

それに続き、黒見も入っていく。先生は護衛を何人か連れながら中に入る

1階は至って普通のビルの中って感じだ……しかしそれは1階だけであって、地下に続く道から見えた景色は全く違った

 

 

「何ここ…工場って感じ?」

 

『見た目はそうだとしても…分かれ道多すぎない?』

 

「まるで迷宮だね…どうやってこんなモノを作ったんだ」

 

 

入った生徒は全員、神経をとがらせ周囲の気配を探る

もちろん俺も黒見も警戒心maxで見渡してる

さっきも言った通り地下は分かれ道が多く明かりは少なめで薄暗い、そしてところどころにスピーカーがある

 

 

『マジで、敵のアジトみたいな雰囲気だな…ダンジョンかよ』

 

「アニメとかで見るそれよりかはキレイだけどね」

 

『それはそうかも』

 

 

 

 

「あー、あー。聞こえてる?」

 

「『っ!』」

 

 

この声は、あいつだ。あの大人…アトムの声だ

いきなり声がしてきて驚いている生徒もいるがさっきよりも圧がすごくなってる

 

 

「どこにいやがる!!」

 

「大きい声出さないで美甘ネル。少しお話しようとしてるだけよ」

 

「あたしがてめぇをぶっ倒してやる」

 

「私の声が聞こえないの?私はいつでも始めれるのよ?」

 

「っ……クソッ」

 

「わかってくれたみたいね…じゃあ………ようこそ、私の迷宮へ。楽しみたいからちゃんと最下層まで来てほしいわ」

 

 

一気に声色が変わったと思えばそんなことを言い始めた。ふざけてる…わけじゃない

そいつはまるでゲームが始まったみたいに言ってる。遊びってことか?

 

 

『ふざけてるな…』

 

「ええ…」

 

「あれ?やっぱりいるのね…黒見セリカ。うん、器も当然だけどあるわ」

 

「……あげるつもりなんてないけど?」

 

「奪うから大丈夫よ」

 

「ん、そんなことさせない」

 

「あら?あなたは……あのときの生徒じゃない!相変わらず、怖い器ね〜」

 

「ん、あなたは危険。近づけさせない」

 

「それは無理よ。だってここから別れるもの」

 

 

そう言うと、地面が割れた……割れた!?

下には例の魔法陣…そういうことか…集めるだけ集めて、バラけさせるために転移させる

やっぱ頭いいな!クソ!

 

 

「その魔法陣は対象をランダムな位置に飛ばすわ。と言っても、人数制限があるから空崎ヒナを足止めしてるけどね……といってもすぐに来てしまうわ。

最下層まで来たら、私と対面…もちろん、私もそれなりに戦えるから頑張ってね」

 

 

「おめえら!バラけてから最速で下まで行くぞ!!」

 

「「「了解!リーダー!」」」

 

「セリカ!」

 

「シロコ先輩!先生を探して、守って!お願い!」

 

「でも…」

 

「私なら大丈夫。ハクがいるから心配しないで!先生を失いたくない!」

 

「……ハク!セリカをお願い」

 

『もちろん…任せてください』

 

 

転移が始まる。着く場所はわからない…ゲートは当然だけど無理、1回行った場所じゃないと座標がわからない…デカシロコさんも同じ、やるしかないな

 

 

 

 


 

飛ばされた場所は開けた場所だった。

こういう場所、ホールって言うんだっけ?…でも、ボロボロだ…

 

 

『きっと、いろんな場所を繋いでるんだろうな』

 

「そうね…探索も含めて移動するけど……なるべく戦闘は避けたいわ。当然だけどスマホは使えないし…運よく誰かと合流できたらいいかな」

 

『だな。左から近づいてる…離れるぞ』

 

「おっけー」

 

 

俺は基本的に表に出てこれない。器のせいで【CHIMERA】に気づかれるから、出るのは不利になる

と言っても、あいつらは目に見えてるときだけわかってる状態だ

 

 

『一対一の状態なら俺も出れるからな』

 

「うん。下に続く道があれば良いんだけど…」

 

 

 

「あ、そうそう!言い忘れていたけどわ〜地面に穴を開けて下に行こうとすると空間の狭間に落ちて死んじゃうから気をつけてね。そんなに穴を掘る子なんていないだろうけどね」

 

 

 

「最悪なもの聞いた」

 

『掘るつもりなんてないわ…大体やるのネルさんだろ…』

 

「確かに…」

 

 

俺達は極力戦闘を避けて歩き続ける

下に続く道を見つけるのにはそこまで時間がかからなかったが

 

 

「はぁ…はぁ…できるだけ戦闘を避けたと言っても、1回は戦ったわね……全力で走り続けるのキツ…」

 

『仕方がない…けど、前より脆かったか?』

 

「それね…私も思った……ワンマガジンで倒せるとは思わなかったし…」

 

『そうだな……一旦休めば?』

 

「そうする…」

 

 

黒見が休憩を取っている間は周囲の索敵を更に強める

黒見に戦闘を任せているからせめてこれくらいはしないといけない…次の戦闘は俺が変わったほうがいいな

 

 

「ところで、これって…どれくらい下まであるんだろう」

 

『めっちゃ深そう…体力消耗させるために…みたいな』

 

「性格悪いもんね、あの大人…先生とは大違い。でも、やっぱりなんで世界を作り変えようとしてるのかわからないわ」

 

『生半可な想いじゃないのはわかるけど、何がそこまでさせてるのかわからないもんな』

 

 

世界を作り変えるってことは、今の世界が気に食わないからなんだろう

今のままじゃ嫌だから自分の理想とする世界を作りたい…今のままじゃ嫌…もしくはこのままじゃダメなのか……直接聞くには下に降りないといけないもんな…

 

 

『黒見、次の戦闘は俺がやる』

 

「え、大丈夫なの?」

 

『流石に俺も運動したい。それに、戦闘の時くらい精神も休んどいた方がいい』

 

「……ありがと」

 

『と、さっそくお出ましだ。交代だぞ〜黒見』

 

「うん。お願い」

 

 

交代した瞬間【CHIMERA】が叫ぶ。

やっぱり、俺が表に出てきたら器がわかりやすくなってるんだな

相手が近づいてくる前に[二式]を使う

(ちなみに、現在の俺は最大で三式まで安定して使えてる。四式はどう頑張っても10分以上戦えない)

 

 

【CHIMERA】の拳避け、腹に一発拳を打ち込む

当然だけど、これだけじゃ倒せない

 

 

『だから〜近づいて、殴り続けるんだよ!』

 

 

神秘で込めた拳で、心臓部分を殴り続ける。

【CHIMERA】からの反撃は余裕で避けれるから最小限の動きで避ける

数発殴るとその装甲にヒビが入り、破壊される

 

 

『やっぱり、銃弾よりも時間がかかるよな……仕方がないけどね。さ〜てと、これで終わりだな』

 

 

隙間から見えた核を拳で打ち抜き、余裕の勝利。黒見より時間がかかるな…

【CHIMERA】に対しては黒見が強いけど、対人になったら俺が有利か…

 

 

『衝撃波あるけど、あれ使うとしばらく動けなくなるんだよな…使い時が難しいし』

 

「ハク?終わったなら代わろ?」

 

『いや、まだ休んどけ。俺が移動するわ』

 

「ん、わかった」

 

 

移動をすると言っても道を探すだけであって下に降りれてはいない

他の人はどこにいるのか、下に降りれているのか、先生は誰かと合流できたのか

考えることは多いしなにより…

 

 

「【CHIMERA】が多すぎるんだよ!!」

 

 

代わってから何体倒した?

いくら気づかれやすい体だとしても、多いだろ!

二式は連発して使えるからいいけど、疲労は溜まっていく

 

 

『いくら迷宮だとしても、出現率の設定ミスってるだろ……ゲームだったら発狂するわ』

 

「ハク?代わるわよ?」

 

『流石に黒見の体が限界だ…寝るか』

 

「嘘でしょ…ここで!?」

 

『仮眠だよ。黒見に代わって、お前が寝る。そうすると近づいたやつは俺が気づくし、たたき起こせる』

 

「かなり物騒ね!?でも…疲れが残ってるのも良くないし…わかった!寝るわ!」

 

『よく言った!』

 

「……ってなるわけあるか!!敵地で寝るとか頭悪いんじゃないの?さっさと代わる」

 

『了解でーす』

 

 

流石に無理か、でも黒見の体が二式の反動に少し耐えれてないのも事実だ

今無理して進むのは得策じゃない

そろそろ黒見と交代して、休ませるのがいいな

 

 

『交代するから休んでくれよ』

 

「それはもちろんだけど……寝ないわよ?」

 

『あれは冗談。俺だってそんなに呑気じゃない』

 

「なら良いんだけど…」

 

 

結果、俺が表に出たら【CHIMERA】との遭遇率が高くなりすぎて大変になる

「ここから先なるべくハクは出ないようにしよう」と黒見に提案されたのは素直に受けておく

 

 

 

 

 

「よし、下に続く道発見!さっさと行くわよ!」

 

『気は抜かない。あの大人が何企んでるのかわかってないし』

 

 

なんやかんやあって下の階に行けた

今、どこにいるのかはわかってないけど……なんとなく嫌な雰囲気だ

さっきの階よりもずっと嫌な感じ

 

それでも、今は進むしかない。誰かと合流できたらラッキーだな

2人共がそう思い黒見は進み出し、俺は周囲の索敵を始めた

 

 

 

 

 

このときは、取り返しのつかない所まで進んでいってることに気づいていなかったんだ




戦闘描写が乏しい…寂しい…迫力がない…
やっぱり戦闘って難しいと思った回でした

最後まで読んでいただきありがとうございます!!
次回もお楽しみに〜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。