目が覚めるとプレ先世界で、セリカに宿ってた元人間   作:歯茎king

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執筆って難しい…アドバイス等あればよろしくお願いします。
非ログインの方も感想書けるようにするの忘れてました……すみません


1話 現状

体が浮遊感を覚える…と思ったら落下してるような気もした。

不思議な感覚だった。でも気分がいいものではない…だってこれが繰り返されているから…

ハッキリ言うと酔う。自分が起きているのか寝ているのかわからない状態で酔うっていうのはおかしいかもしれないけど、少なくとも気持ち悪い

 

そうして繰り返されているうちに意識が明るくなっていく…あ、俺寝てたのか

やっと気持ち悪くなくなる。安心したのも僅かな時間だった。

 

 

「いや、暗いわ!!真っ暗じゃん!」

 

 

自分が目覚めたところは真っ暗な空間だった。

本当に何も無い、ただ黒い世界が広がっていた。

 

 

「……意味わからないんだけど?いや、確かに俺は誰かと会った。でもそれが誰かはわからないんだよな〜なんか会話したし、約束もした気がするんだけど〜夢だったのか?」

 

 

夢だと思う。だが、簡単に決めれない。どうしても思い出したいのだが、肝心なところで記憶に霧がかかったように思い出せない。それが本当に夢だったように…

 

 

「今はそれより、現状確認…だな。とりあえず周りを見てみるしかない。てか、周りって言っても辺り一帯真っ黒なんですけどね」

 

 

自分で言っておいてだが、周囲を見れば不気味でできればここには長く居たくない

決めたら行動は早い方が良いと思い動こうとする…が動けない。

正確には足の感覚がなかった

 

 

「いやいや、ありえないでしょ。足の感覚…っていうか全身の感覚がない!?体とか手足も、あれ?頭とかあるのか?でも、え?なんで?」

 

 

かなりパニックになる。なっても仕方がない気もするけど、やっぱり信じれない。

今までの自分の体がないなんて誰が信じれるのか…

 

 

「お、おち、落ち着こう…と、りあえずわかったことは………考えたくないけど、自分が人間じゃない可能性があるってこと。うん、自分で言ってて理解できんわ。悪い夢であって欲しいけど、夢じゃないだろうしな〜現にこうやって自分の意思で考えているわけだし」

 

 

このことは受け入れきれないだろう。明確にそう思う。

自分に起こっている出来事は嘘のような現実で、心の中で「嘘だ」と思い込んでしまう

しかし、いつまでもメソメソしていられないことはわかっている。精神的にかなり疲れてしまっているが、止まったら今を認めてしまうようで、それが嫌だから改善策を考える。

 

 

「この状態でも動くことってできるのかな?てか、動いたところでどこに行こう。第一ここに人が生きてるとは考えれないし、他の場所に行く方法があるのかもしれない。とにかく動けるか確認しなきゃ」

 

 

なんとか動こうとしてみる。けどうまく動けない、動けないことはないことがせめてもの救いだと思う。

けど、どうやっても早く動くことができない。今は小刻みに震えながらゆっくり進んでいる感じだ。今までの動き方とは違う

 

 

「てかそうじゃん。足ないんだから歩こうとしても無意味だわ。移動するために……浮くとか?」

 

 

何となく口にした「浮く」。それによって考え方を変えた、「歩いて進む」ではなく「浮遊して進む」

たったこれだけだったが、さっきと比べて早く移動できてる気がする(まぁ景色変わらないんで進む速度の違いわからないんですけどね)

 

 

「進めてる感じはする。じゃあ次はどこに向かうか……って言っても周りの景色に違いさえあれば良かったんだけど…それに今更だけどここ俺の声しか聞こえない。まず俺って声出せてるのか?」

 

 

考えれば考えるほど疑問が溢れてくる。今起きていることが普通じゃないなんて当たり前だ。だからこそ疑問が次々と生まれる。

最低限なにか目印になるものでもあればいいのだが、と考えていると突如目の前の暗闇にピンクの霧のようなものが発生した

 

 

「いきなり何!?…霧、にしちゃ色がおかしいよな?触ってみるか?……ヤダ!怖い!変なものには触らないほうがいいでしょ…って言ってみたけど、これ俺に当たってる(・・・・・)よな?」

 

 

最悪だ、自分から触らなくてもあの霧はどんどん広がってきた。つまりあっちから俺に当たってきたことになる。当たり屋かよ…

 

 

「う〜ん。でも特に何もないよな〜もしかしたら感覚がないだけで痛みだったり感じてるかもしれないけど…気分悪くなったとかはない。ん?この霧よく見たら……全部同じ方向に進んでるな!ワンチャンこの先に何かある可能性が…行き先に困ってたしちょうどいいな。行くか〜」

 

 

偶然霧が発生して、たまたまそれの進行方向に気づく、確率が味方してるとしか考えれなかった。

進めば進むほど霧が少しずつ濃くなっているような気がした。気のせいかもしれなかったけど、周りからも霧が集まっている様だったから多分気のせいじゃないと信じたい。

 

そして俺はそこにたどり着いた。

 

 

「なんだこれ?……よくわからん器と、ピンクの球体?いや、ピンクのオーラみたいなものが白い球を覆ってるのか……それに器がもう一つある。でもこっちはなんかヒビ入ってるな、変に触ったら割れそう」

 

 

やっぱり何かあった。けど、それと同時に不思議な世界に来てしまった。と感じる

こんな世界は現実じゃありえないし、アニメとかそういう世界でしか見たことがない。

しかし、目の前にある球体はどこか神聖な雰囲気でそう簡単に壊れそうにない。

 

 

「でもな〜触るのはちょっと…なんか反撃とかされたら困るし〜って、なんか光りだしたんですけど!?待ってください!攻撃しても意味ないよ!!」

 

 

それこそ伝えても意味があるのかなんてわからない。

いきなり光りだしてびっくりするし、現状確認も全くできていないのにどうして疑問ばかりは生まれてしまうんだろう…

光だしてからとくに攻撃されてる。とか、そういうのは感じない。ただその光が優しくて、暖かくて、話せるのなら話してみたい。と思った

 

 

 

 

 

『……今日も最悪な目覚めね』

 

 

 

 

 

頭にそんな声が響いた。びっくりしすぎて心臓止まるかと思った。(あるのか知らないけど)

誰かが話した。それが誰なのか、多分あの球体だろう。だけどソレが話しているとは考えれない。

どうしても生きてる人間の寝起きのような気がした。

勇気を出してみることにする

 

 

「あの〜。すみませーん。聞こえますかー」

 

 

自分で言っててなんだが、怪しすぎるな。

これで聞こえてたら怪しまれると思い、聞こえてほしくない気持ちと聞こえてほしい気持ちが混ざっていた。

だが、結果は簡単にわかるものだ

 

 

 

 

『あいつらは……まだ来てないのね。昨日のケガは治りきってない…当然よね』

 

 

 

 

残念聞こえていませんでした。

「無視してるのでは?」とも思ったけど、いきなり話しかけられて驚きもしないでいることはそうそう無いでしょ。と思いさみしく思う。

 

もしかしたら、話せるかも。とか、ここのこと知ってるかも。なんて淡い期待を抱いて簡単に潰された。

もうあんたには期待しないからね!

と勝手に言うのはいいがこの人(?)が言っていたことを思い出す。

 

 

「ケガってなんだ?…それにあいつら(・・・・)とか言ってたし、仲間もいるのかな?うわ〜もし見れてたらなんか情報があったのかもしれないのに!視覚とか共有できたりしないのかな〜ファンタジーな世界だしできそうだけど…第一声は聞こえたんだ。見ることもできそうだよな」

 

 

そう思いながら流れてくる霧とそこにある球体を見る。

そしてその球体に一言だけ言ってやった

 

 

「なぁ、俺にも見せてくれよ」

 

 

瞬間世界に色がついた。

寝起きに光を見たように眩しくてよく見れない。暗闇からにしては明るすぎるな…なんて愚痴を言う。視界は人間と同じようなもので感動したが、見えたその世界は俺の想像とは違った。

 

 

「これって…檻だよな?なんで檻?…犯罪者捕まえるようの牢屋とか?」

 

 

その視界は檻の中にいた。牢屋だとしたら他にも檻が見えるはず…だけど今いる場所にしかない。

檻の外にはバットとかナイフとか鞭とか、そういうのが多くある………こんなの……

 

 

「拷問してるみたいじゃん…」

 

 

自分のいった言葉は信じたくない。とにかく落ち着くためにもわかっていることを整理する。

 

 

1.自分が人間じゃない

2.よくわからない器と球体がある

3.誰かの声が聞こえて、視覚もある

4.俺は多分この人に宿っている(取り憑いてる?)

5.おそらくこの人は拷問を受けてる

 

 

 

「ざっくりとこんな感じか…視覚は自分の意思で動かせるってこともわかった。"4"は予想だけど当たってるだろ。じゃないと"3"の説明ができない。視覚がこの人の視覚と同じだろうし、てか、声から何となくわかってたけどこの人女の人かよ……」

 

 

別に嫌だというわけじゃない。ただ女の人に取り憑くって…ねぇ?

それに今は見ないようにしてるけどこの人はすごく薄着だった。

もし拷問を受けているのならわからなくもないが、だとしても見るのは良くない。

 

 

「そんでもってこの世界がなんなのか、思い出してきた」

 

 

夢のように忘れていたこと。頼まれて、託されて、そして約束もした。

俺の使命。[想いを繋ぐこと]これはいまいちわからなかったけど、

 

 

「この人を救えってことで良いんだよな。でも何ができるんだ?ここがブルーアーカイブの世界だったとしても俺は先生(プレイヤー)だったわけじゃないし、こんな場面があるのかもわからない。まず俺が干渉できるのか?体ないのにどうすれば良いんだよ〜!」

 

 

 

『今日も生きないと。頑張らないと…』

 

 

 

彼女は自分に言い聞かせるように呟く。

聞こえないわけない。口に出したことは聞こえる。心のなかで思っていることはわからないけど、その言葉は絶望しないように、ただ諦めないように吐かれたものだった。

 

自分でできることを考える。そして彼女を救う。できることなんてないかもしれないが、とりあえず会話をできるようにしたいと思い策を考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は自分の無力さを呪った

 

今見ているものは現実なのか、それすらもわからない。

自分が呑気に策を考えていると檻に誰かが入ってきた。それは大人の男だった

 

最初は他にも人がいると少し安堵していたが、今ではそう思っていた自分を殴りたい。

拷問を受けているとか、簡単に想像していただけで本当にされているなんて考えていなかった。

男は彼女に対して、殴る、蹴る、叩くの他にもナイフで切りつける、鞭を使う…どれだけの時間していたのかはわからない。俺はただ黙って見てることしかできなくて、今の自分は何もできないのだと実感した。

 

 

『ッ、……今日もひどいわね……でも、まだ…ましかも…ウッ』

 

 

まだまし?これでか?俺は今までのことを忘れたいくらいには精神的にキツイ。

彼女はどれほどこんなことをされているんだ…どうしてあの男は笑っていられるんだ…

なんで、あんなのが大人なんだ…なんで……なんで……

 

 

「俺はなにもできないんだ…」

 

 

俺の中が黒く染まっていく気がする。憎しみとか怒りとかそういうので溢れているけど、それでも

 

 

「この人は絶対に助けないと…」

 

 

俺が、絶対に……

改めて覚悟を決める。そうと決まれば俺の中にある可能性も早めに試そう。可能性もゼロじゃない俺の予想が正しいんだったら

 

 

─────俺はこの人に宿ってるもう一つの魂だ(・・・・・・・)

 

 




情景とかうまく書けないですね…
今のところブルアカ要素ほぼゼロですけど、自分の話はこんな感じですのでよろしくです。
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