目が覚めるとプレ先世界で、セリカに宿ってた元人間 作:歯茎king
抱き合ってる2人はいつ離れるのか、ハクのことはいつ話題にでるのか……
行ってみましょう〜
「シロコ先輩……」
「セリカ、セリカ……よかった。本当に……生きててくれてありがとう」
「シロコ先輩こそ…生きててよかった。私は、一瞬諦めちゃったから…」
「ん。それは私も同じ…でもこうやって会えたから」
「うん……うん!」
シロコ先輩と抱き合い続けること数分……アビドスの皆と先生を忘れていたことを思い出した
みんなは驚いてるようで、もう1人の私にいたっては口あいてるし
先生は理解してる様子で最初に見たときより優しい目をしていた
「つまり、セリカはシロコと同じ世界にいたんだね?」
「ええ。そこからはさっき言った通りで」
「セリカ?さっきって何話したの?」
「あ、そっかシロコ先輩には話してなかった…」
私はシロコ先輩に誘拐されたことについて話した
話したら……
「セリカ……ごめん…」
「シロコ先輩…苦しい………」
離してくれなくなった
シロコ先輩は私を探すことを諦めて行ってしまったこと、守れなかったことをずっと謝ってくる
生きててくれただけで十分なのに
「ちなみにだけどさ〜セリカちゃんはどうやってこっちの世界に来たの〜?」
「確かに、ホシノ先輩の言う通りですね〜♪」
「ん。デカシロコはあっちの先生とか色彩の力で来たらしい」
「先生って……もう、いないの?」
「…うん。でも彼は最後まで先生だったよ」
「そっか……じゃあ少しは労ろうかな。ところで、色彩って?」
『明らかにお前の先輩とこっちのシロコさんは雰囲気違うだろ』
ハクに言われて気がついた
成長してるっていうのもあるけど、ヘイローとか雰囲気が違う。色彩っていうやつなのかな?
というか、ハクがいること忘れてた
『気になったんだけどよ、お前からヘイローって見えてるのか?』
「自分のヘイローは何となく感じるって言ったけど、他人のヘイローはちゃんと見えてるわ。だからシロコ先輩のヘイローが違うってこともわかってる」
『へ〜見えてるんだな。意外、そーだ黒見…いや、でもな〜』
「何よ。そこまでいったなら話しなさいよ」
『……俺の声ってお前にしか聞こえてないんだわ』
「はい?」
周囲を見る。みんなが可哀想な目で見てくる…やめてほしい
シロコ先輩は私の頭を心配してくる
先生は苦笑してる……見ないでほしい……
ハクは…もっと早く言ってほしかった
「セリカ?どうしたの…もしかして、何か体に…」
「大丈夫よ!何も問題ないから!!泣きそうな顔しないでよシロコ先輩〜」
「でも本当に大丈夫〜?いきなり1人で話し始めるからおじさんびっくりしちゃったよ〜」
「私もです♪」
「「同じく」」
「セリカ、本当に異常はないんだね?」
「全くない!」
『ウケる』
「あんたのせいでしょ!!」
……またやっちゃった
ハクが話しかけてくるのが悪いし
色彩についても気になるけど、まずはハクのことを話さないと
『俺のこと話すのかよ?』
「当たり前でしょ」
『変人に思われそうw』
「笑い事じゃないんだけど…」
「セリカ?」
「あ、ごめんなさい。また……あの、今から話すこと全部信じてくれますか?」
「ん。セリカの言うことは全部信じる」
「生徒のことはずっと信じてるよ」
「先生が言うくらいだし、おじさんも信じるよ〜」
「私もです♪」
「とりあえずは聞いてみないと…」
「あんた変なこと言わないでしょうね」
よし、とりあえずは聞いてくれる感じ
アヤネちゃんともう1人の私はまだ不思議に思ってるのかな
深呼吸をしてから話す
ちゃんと、全員の目を見てから
「私の中にもう一つの魂があるの」
「「「………はい?」」」
「ん。セリカおかしくなった」
「ん。ちびシロコ。セリカはおかしくない」
「本当におかしくなってるじゃない!」
「セリカちゃん、落ち着いて」
「本当のことなの!私を助けてくれたのも、こっちの世界に来れたのもそいつのおかげで」
『そいつ呼びやめなさい』
「あぁー!!なんであんたも変なところで突っ込んでくるの!」
話したはいいけどみんなだけじゃなく、ハクもなんか言ってくる
ハクは絶対に面白がってるし〜先生もこっちのアビドスのみんなも、シロコ先輩すら頭が?になってる
嘘じゃないんだけどな…
「セリカ、そのもう一つの魂ってなに?」
「先生、信じれる?」
「疑問が溢れてるけどね、話は聞かないと」
「わかった。私って誘拐されて買われた後に暴力とか色々されて、まぁとにかくケガが今より酷かったの。でもそいつが私の中にいきなり現れて、私を外に出してくれた…それにそいつの力のおかげでこっちの世界に来れた」
「セリカ…もしかして…買われたって、男?」
「あ〜うん。でもシロコ先輩が思ってるようなことをされる前に逃げれたから心配しないで」
「……ん。わかった」
「う〜ん…つまりもう一つの人格ってこと?」
「うへ〜セリカちゃん二重人格だったの〜?」
「私はそんなのじゃないからね!ホシノ先輩!」
「ん。でもあっちのセリカは二重人格」
「違うの!本当にもう一つの魂で、ハクって名前もつけたしちゃんと会話もできる」
「えーっと、じゃあ今そのハクって子と話せる?」
「もちろんよ!!ハク!交代して!」
『…コミュ障にはキツイよ〜』
「いいから代わりなさい。退院したら柴関ラーメン食べさせてあげるから」
『マジ!?よっしゃー交代しろ!」
「だからそう言ってるじゃない…現金なやつ」
『愚痴はあとで聞きますからね〜』
そう言って交代する
でもやっぱり交代するときに感じる浮遊感だけはなれないな〜
ハクも言ってたし、もっとスムーズにできたらいいのに…練習とかしよっかな?
◇◇◇◇◇
『あ〜久々の外の空気〜』
「……君がセリカの言ってたハク?」
『あ、はい。そうですね…ハクです』
「おじさん君のこと怪しく思っちゃうな〜」
『まぁ、仕方がないですよ。でもこれで信じてもらえます?』
「ん。雰囲気が全然違うし、外見もちょっと変わってる…というより、セリカを救ってくれて本当にありがとう」
『いやいや、そんなに頭下げなくても…黒見もシロコさんのおかげでいきてましたし〜……が、外見そんなに変わってますかね?鏡見てないからわからないんですよね〜』
感謝されるのってむず痒いな…
変に話題そらしたけど、大丈夫か?
先生、優しい目をしないで……それもむず痒い
「ん。デカシロコの言う通り。目の色が違う」
「ヘイローの色も違いますね♪」
曰く、目とヘイローの色が黒見とは違い、紫色にっているらしい
曰く、左目の下に♦←こんなマークがついているらしい
曰く、雰囲気があっちの世界のシロコさんに似ているらしい
まぁ最後のはなんとなく知ってた
初めて神秘を感じたときのドロドロしてた
『やっぱり色彩か』
色彩っていうのは聞いたことがある
ヤバいってことを知ってる。【神秘】が【恐怖】に反転されるとかなんとか
「色彩って…ハクも知ってるの?私自身もあまり深くは知らないんだけど」
「ホシノ先輩は色彩に触れてないもんね」
「う…うへ〜今それを掘らないでよ〜セリカちゃん」
「ん。でもデカシロコは色彩を知ってる」
「ん。私は色彩に触れたせいで反転した。なんで色彩を知ってるの?」
『黒見自身が色彩に触れかけたから知ってる。でももちろん触れさせてないから反転はしてない』
「!?触れかけたって……説明して」
『色彩っていうのは…確か自分の存在を否定したときに干渉してくるはずで…』
明確にされてないけど、ブルアカではそういうふうに言われてたと思う
黒見はあのとき自分を否定してた
あのドロドロしてたやつは色彩なんだろう……でも俺自身もそれを感じたことはある
『黒見には影響はない。でもシロコさんに会ってわかったんですけど…俺自身の器が【恐怖】に近くて』
「ハク、それってどういうこと」
『説明するから待って』
「全く理解できない」
俺は第一前提として、器と魂について話した
黒見の中には俺と黒見の魂と器があること、俺の器が少し変わっていること
まとめるとつまり
俺の【神秘】(魂)は反転してないけど、俺の器が【恐怖】に近い性質ということ
シロコさんはどちらも反転して【恐怖】に染まってるけど
俺は器だけ、おそらく不完全になってる。でも色彩に触れたからというわけではなく
『俺の器は最初から反転してたと思う』
「私の器は反転してないのに?」
「ん。よくわからない」
「おじさん難しすぎて眠くなっちゃうよ〜」
「??」
「セリカちゃんわからないからって間抜けな顔しないで…」
「可愛いですね〜♪」
「えーっと……それは間違いないの?」
『もちろん。神秘とかには鋭いから間違いないです。とりあえず今は特に影響ないんで深くは考えないですけど…』
「わかった。何かあったらシャーレにおいで、力になるよ。私だけじゃなく、ミレニアムの技術も使ったらわかることもあるかも」
『助かります』
先生っていうのはすごいな…冷静に今するべき行動を選んでる
黒見の先生も同じだったのかな
とにかくこれで力になってくれる人は味方になってくれた
「ところでさ〜」
ホシノさんが柔らかい口調で話してくる
「君は、セリカちゃんの味方なの?」
『……』
「実際なにかに利用しようと思ったら行動できるわけで、君の目的は?もし、それが私の後輩…もしくは先生に危害を加えるなら止めさせてもらうよ?もちろん、二度と出てこれないようにする」
本当に後輩も先生も大好きなんだろうな
ホシノさんは危険から守りたいから言ってるんだ、失いたくないから
『俺の目的は、黒見を守って繋げることです』
「繋げる?」
『想いを繋げる。これが俺の使命です…黒見の願いはシロコさんに会うこと。それを叶えるのが俺の役目で、黒見を生かすことが俺も目的です』
「自分の体を取り戻したいとかないの?」
『特にないですね。今はどうでもいいですし……俺もホシノさんと同じように
「…………はぁ〜おじさんの負けだよ〜セリカちゃんをよろしくね」
『もちろん』
真剣な口調から元に戻った。ってことは一旦はいいのかな?
ホシノさんってやっぱりここの人たちのこと好きだよなー
「そういえば前からずっと言ってたわね」
『そうだぞー。とにかくこれからもよろしくってことで』
「もちろん!ハクには私がついてるから!」
『俺がお前に憑いてるんだけどな』
「誰がうまいことを言えと…」
そこからは黒見と交代してめちゃめちゃ話してた
2人のシロコさんと2人の黒見…端から見たら奇妙な現象だろうな
積もる話もあるし、退院したあとのことも話してるけどまだ不確定だな
………………なんか忘れてるんだよな〜〜
「 」
……伝言?
『あ!!』
「何?どうしたのハク?」
『黒見!一瞬代わってくれ!頼む!!』
「え?いいけど…」
あぶね〜忘れかけてた〜
一応伝えれるわけだし…セーフだよね?
『あーホシノさん』
「うへ?ハクくんか〜どうしたの?」
『呼び捨てでいいですよ。俺のほうが年下だろうし』
「そうなの?何歳なのさ?」
『人間のときは16歳ですね』
「え!?私より1つ上だったの!?」
『黒見に言ってなかったっけ?』
「言われてない!」
「あの〜人間のときというのはどういうことですか?」
アヤネさんがそう言ってきた、あ、そっかこれも伝えてないわ
黒見は知ってるだろうしいいけど説明はしないとな
『俺って元人間なんですよ。それも、先生と同じで外の世界の人間』
「はぁ!?外の世界で生きてたの!?」
『なんで黒見が知らないんだよ!銃もったらいけないって伝えただろ!』
「キヴォトスにもそういう場所があるのかと…」
『気付けないのかよ……』
「同郷だったんだ…またちゃんと話したいね」
『こちらこそですよ……じゃなくて!』
伝言じゃん。俺がやらなきゃいけないのは伝言だよ!!
ホシノさんに話しかけたのになんで寄り道してるんだよ…
『伝言ですよ、緑の髪でホシノさんと同じような制服着てました。あとは絆創膏が多くついてましたね』
「……ユメ先輩だ」
「ホシノ先輩……ハクさん。伝言というのは?」
『えーっと「頑張れ、後輩ちゃんと幸せに生きて!」らしいです。めっちゃ笑顔でしたよ』
「!!……なんでユメ先輩と会話できたの?」
『それは…こっちの世界に来るときに頼まれたことで』
「なんでハクはユメ先輩を知ってるの?先輩は…」
そういう過去があるのは知ってた
結構有名だし、見る機会は多かった
でも、なんでかって言われると…
『繋がりがあったからじゃないですか?』
「繋がり?」
『俺の神秘の性質は【繋がり】が関係してます。だから黒見との繋がりがあったシロコさんのいる世界に来れた。ホシノさんとユメさんにもちゃんと繋がりがあったから聞こえたんですよ…きっとね』
「そっか……そっか〜。うへ〜それはおじさんかなり嬉しいな〜。ねぇ、こっちからも伝言頼める?」
『次会えるかわからないですよ?』
「会えたらでいいからさ〜」
『わかりました。伝えますよ』
「じゃあ〜……もちろんです。先輩も見ててください。って伝えて」
『了解ですちゃんと伝えますね』
ホシノさんもユメさんに見ててほしいのか……まぁそうだよね
じゃあちゃんと見守っといてよ〜ユメさん?
◇◇◇◇◇
「クククッ…また新しい神秘ですね。興味深い……小鳥遊ホシノや死のアヌビスとは異なる別物の神秘……【神秘】と【恐怖】が混在していることも興味深い」
男は笑いながらも考えを巡らせる
「しかし、あのような特異点が混ざってしまうと世界にすら影響を与える。クククッ、これはかなりの見ものですね。ですがあの力を知れば【神秘】【恐怖】の理解が深まる……これほど迷うとは……と言っても………均衡はすぐに崩れる」
クククッ…という笑い声は響き声が小さくなっていく
男の興味はすぐに行動へと変わっていく
ということで、伝言はユメ先輩からでした〜
書くのも難しいけど、頑張っていくのでよろしくです!
次回もお楽しみに〜