恐竜大絶唱シンフォギア   作:あーくこさいん

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私はマリア・カデンツァヴナ・イヴ。
東京のお台場にて私と翼の音楽ライブが行われようとしている時、会場からカルノタウルスが現れた。
その後カルノタウルスに襲われ絶体絶命……と思いきや、どういう訳かカルノタウルスは私に懐いた。
私達が困惑しているとゼウスを引き連れて恐竜を蘇らせた張本人…Dr.ソーノイダが現れた。
彼の目的が明らかになる中、彼は私がカルノタウルスを誑かしたといちゃもんを付け、彼のパートナー恐竜であるウィリアムを差し向けた。
彼が改造したウィリアムは強く、ガブ、ムサシ、ネロの3匹を圧倒する程だったけど、私と共に戦うカルノタウルス…もといエースの奮戦によりウィリアムを倒す事が出来た!
…けど、カルノタウルスが懐いた理由がまさかの髪型、つまり私の髪型がカルノタウルスの角に似てたからメスだと勘違いしてたって………
私の髪型、角じゃないもん……猫耳だもん………はぁ〜…完全にショック〜……


第5話 撃槍のオーディン襲来!リディアン音楽院攻防戦!
前編


ここはリディアン音楽院。

立花響、小日向未来、暁切歌、月読調の4人が通っている学校であり、風鳴翼、雪音クリスも通っていた装者達にとっての学舎である。

 

そんなリディアン音楽院の中庭にて作業服姿の男が草むしりをしていた。

その作業スピードは早く、高齢の先輩事務員が舌を巻く程である。

 

「いやぁ、いつもすまないね。」

 

「いえいえ!これぐらい朝飯前です!」

 

先輩事務員の労いの言葉に、自信満々で答える。

作業服越しでも分かる程筋肉質な男は新しく入った事務員であり、事務作業のスピードが早く周囲の評判が良い。

 

「それじゃあ私は向こうをやるから、荒馬(あるべ)さんはこっちを引き続きお願いしてもいいかい?」

 

「はい、喜んで!」

 

そのようなやり取りの後、先輩事務員はその場を後にする。

それからしばらくの間、草むしりをしていたが男のポケットから着信音が鳴り響く。

男は携帯端末……メタモルフォンを取り出した。

そしてそれを耳にあて、電話する。

 

「はい、こちらゼウス!」

 

『ゼウスよ!状況はどうだ?』

 

「ドクター、事務員として潜入して5日経ちますが、まだカプセルは見つかりません。やはりまぐれなのでは…?」

 

『何を言うか!我輩直伝の恐竜骨占いだぞ!横浜赤レンガ倉庫に恐竜カードがある事を当てたのだから、今回の占いの結果リディアン音楽院にカードがある事は間違いないわい‼︎』

 

「…そうですか。」

 

『と!に!か!く!草木を掻き分けてでも恐竜カードを探せェェ‼︎』

 

「了解‼︎」

 

こうして通話は切れる。

そう、この事務員の正体はゼウスであり、『荒馬流島(あるべるとう)』という偽名でリディアン音楽院に潜入しているのだ。(事務員になる為の諸々の手続きはDr.ソーノイダが手配した。)

ゼウスが何故潜入しているかというと、ソーノイダお手製の恐竜骨占いにてカードの場所がリディアン音楽院にあると判明したからである。

Dr.ソーノイダはティラノサウルスの件で占いに気をよくしているが、ゼウスはただのまぐれではないかと思っている。

 

「事務員としての仕事をこなしつつ、捜索しているが今のところ発見に至ってない……やはり占いは占いか。」

 

そう言いゼウスは事務員としての仕事をするが、彼の近くにある木の枝に挟まるように卵型カプセルが乗っていた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面変わってS.O.N.G本部の司令室。

ライブ会場での激闘から5日後、弦十郎、緒川、藤尭、友里、エルフナイン、翼、クリス、マリアが今後のDE(恐竜優生思想)との戦いに備え対策会議を開いていた。

 

「恐竜キング……あれほど強大な戦力を備えているから我々には想像もしない何かを企んでいると思ったが、想像以上に個人的な理由だったとは…」

 

「恐竜王者ダイナキングについて調べましたが、やはり恐竜バトルを制し勝ち残った恐竜が【恐竜キング】という称号を得るという設定です。」

 

「それに憧れて恐竜を蘇らせたり改造したりしたのね…」

 

「だが目的がどうであれ、強大な戦力を持っているのは事実だ。」

 

モニターにはアームドモジュールを纏ったDr.ソーノイダにシークレット恐竜のウィリアム、超巨大宇宙船パンゲア号が映し出されていた。

 

「Dr.ソーノイダがシンフォギアを参考にして開発し聖遺物の完全制御を可能にする超エネルギー元素アクトニウムを核とするアームドモジュールシステム……さらに自分自身をサイボーグに改造する事でアームドモジュールシステムの欠点を克服した事から、卓越した科学力を持つのは間違いありません。」

 

「そして既存の恐竜を石板の力を利用して改造した超進化恐竜(スーパーエボルバー)、さらに技カードを融合させた事によって誕生したシークレット恐竜……ウィリアムを見て分かるように超進化恐竜(スーパーエボルバー)を凌駕する力を持っています。」

 

「うちのネロやガブにムサシが束になっても勝てなかったもんな…」

 

「奴め、あれほど可愛がっていた恐竜を好き勝手に改造するとは…!」

 

「エースの奮戦が無かったら危ないところだったわ…」

 

マリアの視線にはチビ恐竜姿のエースがいた。

音楽ライブの後、エースはマリアがメスのカルノタウルスではない事に気付いたが、それでも彼女に懐いていた。

響達のパートナー恐竜、特に同じ肉食恐竜であるムサシとネロとの関係は良好であり、今もムサシは焼き鮭を、ネロとエースは唐揚げを貪っている。

 

「それに加えて特殊工作員【主神三柱】の一員であるゼウスとそのパートナー恐竜のギガンティスとカタフラクト、未だ出てきていないオーディンとヌアザ、そしてDr.ソーノイダが人知れず建造した超巨大宇宙船パンゲア号……これらを加味しても戦力・科学技術共に強大だと言わざるを得ません。」

 

「うむ…」

 

S.O.N.G一行は改めてDr.ソーノイダ率いるDE(恐竜優生思想)に驚愕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、リディアン音楽院では休み時間に突入していた。

教室にて響と未来、黒鉄色のショートヘアが特徴的な少女…【安藤創世】、長い金髪が特徴的な少女…【寺島詩織】、茶髪のツインテールが特徴的な少女…【板場弓美】の5人が談笑していた。

 

「はぁ〜、今日のテスト全然出来なかった…」

 

「いつもの事。」

 

「ほぼ恒例ですからな。」

 

テストの出来が悪く響が項垂れていると、創世がある話題を切り出した。

 

「あっ、そういえばあの話って知ってる?」

 

「あの話?」

 

「そりゃ勿論、今世間を騒がせている恐竜達の事!」

 

((ギクッ⁉︎))

 

突然の恐竜の話題に響と未来は動揺した。

 

「それ知っています。近くの海沿いの公園に現れて以降、エジプトや横浜の赤レンガ倉庫、最近では翼さんとマリアさんの音楽ライブが行われたお台場のライブ会場にも現れたみたいですし。」

 

「ビッキー達って赤レンガ倉庫やライブ会場に行ってたよね、実際に見てどうだった?」

 

「す、凄かったよ!ねぇ、未来…」

 

「そ、そうだね…」

 

響と未来は答えるものの、動揺している為か挙動が若干おかしく3人に怪しまれた。

 

「…お二人とも、何か隠してますか?」

 

「「えっ⁉︎」」

 

「なんかオドオドしてるし…」

 

「汗かいてるし。」

 

「そ、そんな事ないよ!」

 

「うん!うん!」

 

2人は何とか誤魔化すものの、怪しさを拭う事は出来なかった。

そして昼休みになり食堂にて響と未来、切歌と調が昼ご飯を食べながら先程の話をしていた。

 

「はぁ〜、誤魔化すの大変だったよ…」

 

「恐竜の事は絶対に秘密デスからね…」

 

「でも恐竜の事は新聞や雑誌、ニュースでも取り上げられているよ。」

 

調の言う通り恐竜関連の騒動は世間を騒がせており、テレビで特集を組まれたりネットでも考察系サイトを賑わせている。

余談だが、現れた恐竜の姿形(特に色合い)が一般的に知られている物とかけ離れていたり、火を吹いたり雷に打たれたりはたまた超能力を扱ったりとありえない能力を持っている為、一部では本当に恐竜なのか?という疑問を投げかけられている。

 

「これ以上はガブ達の事、秘密に出来ないかも…」

 

「ん〜、どうしよう…」

 

響達は今後もガブ達の事を秘密にすべきか悩んでいた。

その時、卵型カプセルが挟まっていた木にカラスが止まり、カプセルを嘴で突く。

するとカプセルは落下し地面に落ちると割れた。

中から4枚のカードが出てきて近くに生えていた雑草に触れると、緑色の光を放ちながら恐竜が実体化する。

 

その恐竜は全長10mに及ぶ鮮やかな翠色の身体に頭頂から後方へと伸びる鶏冠が特徴的な草食恐竜………

 

 

【華麗なる雄叫び】

パラサウロロフス

 

キュオォォォォォン‼︎

 

 

実体化したパラサウロロフスの一際大きい鳴き声は学校中に響き渡る。

 

「ん⁉︎」

 

「「えっ⁉︎」」

 

「何、何の音⁉︎」

 

響達と周りにいた生徒達もパラサウロロフスの鳴き声に驚き、丁度事務室で食事をとっていたゼウスも同様に驚いた。

 

「この声…恐竜か⁉︎」

 

響達とゼウスは急いで声のした方へと向かう。

 

「およ、いたデス!」

 

切歌が指差した先に、辺りを見渡しているパラサウロロフスがいた。

 

「あれ知ってる!確か名前は…バラサラダロース!」

 

「「「ズコーーー⁉︎」」」

 

響の名前間違いにズッコケる3人。

後から駆けつけてきたゼウス(事務員姿)がすかさず訂正する。

 

「パラサウロロフスだ!バラ肉・サラダ・ロース肉とごっちゃになってるぞ!」

 

「あ、すいません…」

 

同時刻、S.O.N.G本部の司令室でもアラートが鳴り、恐竜のエネルギー反応がモニターに表示される。

 

「司令、恐竜のエネルギー反応を確認……ここは⁉︎」

 

「どうしたの?」

 

「出現場所は響さん達がいるリディアン音楽院です!」

 

「何だと⁉︎」

 

まさかの出現場所に一同は驚くが、司令官の弦十郎は素早く指示を出す。

 

「翼、クリス君、マリア君!直様パートナー恐竜を連れて向かってくれ!」

 

「「「了解‼︎」」」

 

こうして翼とムサシ、クリスとネロ、マリアとエースは瞬間移動装置にてリディアン音楽院へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、パンゲア号内部の特殊研究室ではDr.ソーノイダとその助手エイジ・アクティスがいた。

彼らの目の前には組み立て中のダイナラウザーがあり、内部には雷を纏った暴風雨の絵が彫られた円形の石板…【嵐の石板】があった。

やがて組み立てが完了し、新しいダイナラウザーが完成する。

 

「ドクター、オーディン専用のダイナラウザーが完成しました。」

 

「うむ、予定よりも早く嵐の石板が修復出来たからダイナラウザーも完成した!これでオーディンが出撃出来るぞ!」

 

「はい。それと自然の石板はまだ修復中ですが、近日中に完了する予定です。」

 

「そうかそうか!我らがDE(恐竜優生思想)が誇る主神三柱が揃う日も近い!」

 

するとDr.ソーノイダが持っていたダイナラウザーから甲高い音が鳴り響き、撃鉄部分の立体映像から日本列島の関東圏が赤く点滅している。

2人は急いで司令室へ行き、ダイナサーチを起動するとリディアン音楽院に赤い点が点滅していた。

 

「ドクター、どうやらリディアン音楽院に恐竜が現れた模様です。」

 

「なんと⁉︎我輩直伝の恐竜骨占いで当たった場所だ!あそこにはゼウスを事務員に扮して潜入させている!エイジよ、お前は蜻蛉型万能輸送機【メガネウラ】に搭乗しオーディンを現地に輸送せよ‼︎」

 

「了解。」

 

そう言ってエイジは司令室から出る。

 

「…とは言ったものの、ゼウスの恐竜が2匹に対し小娘共は4匹。オーディンが到着する前にやられたら元も子もない……かくなる上は…!」

 

そう言いDr.ソーノイダはコンソールを操作する………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は再びリディアン音楽院に戻り、出現したパラサウロロフスに響達は手をこまねいていた。

 

「居たのはいたデスが…」

 

「ここじゃガブを出せないし…」

 

「このままじゃ学校中がパニックになっちゃう!」

 

「何とかしてパラサウロロフスをカードに戻さないと!」

 

場所が場所なだけにガブを出すわけにはいかなかった。

それはゼウスも同じであった。

 

(恐竜が現れたはいいが、あいにくダイナラウザーはコープ号に置いてきている……ひとまずコープ号をここに呼び出すか……)

 

そう考えると、ゼウスはメタモルフォンを操作しコープ号を遠隔操作で呼び出す。

するとパラサウロロフスが何処かへと走り出した。

 

「まずいデス!グラウンドの方に行ったデス!」

 

「「「えーーーッ⁉︎」」」

 

「何ッ⁉︎」

 

「急いで追わないと!」

 

突然の事態に驚く響達だが、彼女達とゼウスは急いでパラサウロロフスの後を追う。

そんな中、切歌が何かを見つける。

 

「およ?あれって……」

 

切歌が立ち止まると、草むらに扇形で草の絵が彫られた石板…【草の石板】があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、グラウンドでは創世と詩織と弓美がベンチに座っており、休み時間の響と未来の様子に疑問を感じていた。

 

「何かビッキーとヒナ、変じゃなかった?」

 

「はい、何か動揺していたような…」

 

「絶対何か隠しているよ!」

 

そんな話をしていると、何か足音が聞こえてくる。

3人が音のする方を向くと、なんとパラサウロロフスがこちらに向かって走ってくる。

 

「えっ⁉︎」

 

「あれは…!」

 

「恐竜⁉︎」

 

突然の恐竜の出現に驚く3人に、パラサウロロフスの後ろから響達とゼウスが後を追ってきた。

 

「大変、詩織達が危ない!」

 

「ッ!いかん!」

 

するとゼウスが目にも止まらぬスピードで走り、瞬く間にパラサウロロフスの前に躍り出る。

そして何処からか取り出した刺股を構え、走ってくるパラサウロロフスを止めようと試みる。

パラサウロロフスの突進にゼウスは数メートル後退するものの押し留まり、やがて3人の前でパラサウロロフスを止めた。

 

「大丈夫か、君達!」

 

「あっ、はい!」

 

「すごい…!恐竜を止めた…!」

 

「アニメみたい…!」

 

ゼウスの行動に驚く3人。

それは響達も同様だった。

 

「刺股で恐竜を止めたデス!何者なんデスか、あの事務員⁉︎」

 

「切ちゃん落ち着いて……けど、あの事務員さんが恐竜を止めている間に!」

 

「行こう、みんな!」

 

「うん!」

 

かくして響達は聖詠を唱える。

 

 

Balwisyall nescell gungnir tron

 

Zeios igalima raizen tron

 

Various shul shagana tron

 

 

響、切歌、調はシンフォギアを、未来はファウストローブを纏ったその時、ゼウスとせめぎ合っていたパラサウロロフスの動きが突然止まった。

 

「何…?」

 

「あれ?止まった…」

 

「みだいデス…」

 

するとパラサウロロフスは響達の方へと歩き出した。

 

「…こっちに来る。」

 

そして響達の前で立ち止まったパラサウロロフスは、突然鳴き始める。

 

「な、何⁉︎」

 

「止まったと思ったら、今度は鳴き始めた⁉︎」

 

困惑する響達の元へ3人が走って来た。

 

「ちょっとちょっと、どういう事⁉︎」

 

「マジモンの恐竜が来たと思ったら、何か鳴きまくってるし⁉︎」

 

「私に言われても…」

 

「どういう事だ…?」

 

パラサウロロフスの行動に響達とゼウスは困惑する。

 

「何で急に……あっ!」

 

切歌は聖詠を唱えた時にパラサウロロフスが立ち止まった事を思い出す。

 

「この子……もしかして!」

 

仮説を立てた切歌は突然歌い出し、歌いながらパラサウロロフスに近づく。

 

「ちょっと、切ちゃん!」

 

「何してんの⁉︎」

 

「…いや、見ろ!」

 

するとパラサウロロフスは切歌の歌に反応し、彼女の歌に呼応するかのように鳴き始めた。

最早、パラサウロロフスも歌っているかのように鳴いている。

 

「切歌ちゃんと一緒に歌ってる!」

 

「どういう事?」

 

「…もしかしてあの子、歌が好きなのかも。」

 

「歌?」

 

「おーい!」

 

そこへクリス、翼、マリアがやってきた。(パートナー恐竜は一旦カードに戻した。)

 

「先輩方!」

 

「ここに恐竜が現れたと知って助けに来たが……これは…」

 

「どうなっているの?」

 

切歌とパラサウロロフスが一緒に歌っている光景に翼達は驚いた。

 

「あの子は歌が好きで、歌を聞くとあんな風に歌い出すのかも…」

 

「そうか!あの時立ち止まったのは…」

 

「響達が聖詠を唱えたからだね。」

 

響と未来は先程の聖詠でパラサウロロフスが止まった事を思い出した。

 

「歌が好きな恐竜か…」

 

「…あり得るな。パラサウロロフスの鶏冠は内部が空洞になっている。その空洞で声を反響させる事で遠吠えの様な音を出すことが出来る。」

 

「確かそれを使って仲間とコミュニケーションを取ったり、敵を威嚇したと言われているわ。」

 

「つまり聖詠を唱えた事で響達を仲間と思ったのか……」

 

ゼウスとマリアの解説のおかげで、先程のパラサウロロフスの行動に皆納得する。

そして切歌が歌い終わると、パラサウロロフスが彼女に近付いて来た。

 

「よしよし、いい子デース。」

 

切歌がパラサウロロフスの頭を撫でると、パラサウロロフスは甘えているかの様に擦り寄る。

すると切歌のポケットに入れていた石板が光出し、彼女の身体が緑の光に包まれる。

やがて光が収まるとその場にいた響達とゼウスは驚愕した。

 

「えっ、何コレ⁉︎」

 

「切歌さんの身体が光った⁉︎」

 

「これって…」

 

「石板の光⁉︎」

 

「というか切ちゃん、石板持ってたの⁉︎」

 

「フフフ…そうデス!実はパラサウロロフスを追う時に草むらで見つけたデス!」

 

そう言ってポケットから草の石板を取り出した。

カードだけでなく石板もリディアン音楽院にあった事にゼウスは驚愕しショックを受けた。

 

「バカな…!リディアン音楽院にはカードのみならず石板もあったのか……!」

 

「という事はパラサウロロフスが切ちゃんのパートナー恐竜に!」

 

「やったデース‼︎」

 

草の石板と契約した切歌は大いに喜んだ。

彼女の喜びに呼応するかの様にパラサウロロフスも鳴く。

これにてめでたしめでたし………とはならなかった。

 

「なーにをやっとるかァァ‼︎ゼウスゥゥ‼︎」

 

上空から大声が轟き、上を向くとコープ号が飛んできた。

 

「何アレ⁉︎」

 

「アニメに出て来そうなビークル!」

 

「弓美さん、落ち着いて!」

 

万能戦車コープ号にアニメオタクの弓美は興味津々である。

コープ号が地面に着地すると、立体映像越しにDr.ソーノイダが現れる。

 

「ド、ドクター⁉︎」

 

「我輩の占い通りここにあったではないかァァ‼︎なのに5日間事務員として潜入しておいて、カードはおろか石板も見つけられないとはオメーの目は節穴かァァ‼︎」

 

「申し訳ございません‼︎」

 

「と!に!か!く!パラサウロロフスをとっとと捕獲してこんかい‼︎」

 

恐ろしい剣幕でゼウスを叱責するDr.ソーノイダ。

その光景に響達は唖然とするが、気を取り直してゼウスは彼女達の方を向く。

 

「…コホン。恐竜と和気藹々してるとこ悪いが、恐竜はこの俺が頂こう!ケラウノス、メタモルフォーゼ!」

 

そう言うとゼウスはメタモルフォンを取り出し、液晶画面をタッチする。

するとメタモルフォンが光出し、ゼウスを包み込む。

やがて光が収まるとRN式ケラウノスを纏ったゼウスがいた。

 

「えーーー⁉︎」

 

「事務員さんが、シンフォギアを纏った⁉︎」

 

「その服装、アニメに出てくる悪の幹部みたい…!」

 

「フハハハハ‼︎俺の事を知らん3人の為に改めて自己紹介をしよう!俺の名は…」

 

「バカ2号。」

 

「アホ。」

 

「お笑い芸人デス!」

 

「揃いも揃って違う!俺の名はゼウス!またの名をアルベルト・オーバーマン‼︎世界最強の拳士である立花響を倒し、その座に君臨する漢の名だ!覚えておけ‼︎」

 

そう自己紹介したゼウスに対し、3人の反応は弓美を除いて微妙な反応だった。

 

「立ち振る舞いも悪の幹部みたいでカッコいい…!」

 

「弓美さん…」

 

「ビッキー、この人って誰なの?」

 

「この人はゼウスさん。ちょっと抜けてるところがあるけど、結構強い人だよ。」

 

「そして今回の恐竜騒動の主犯格の一味だ。」

 

するとコープ号のハッチが開き、チビ恐竜のギガンティスとカタフラクトが出てくる。

ギガンティスは口にダイナラウザーを咥え、ゼウスの元へと駆け寄る。

 

「さて、準備は整った!いくぞギガンティス、カタフラクト!」

 

そう言うとチビ恐竜2匹はカードに戻り、ゼウスは2枚のカードをダイナラウザーにスラッシュする。

 

「ダイナラウズ!焼き尽くせ、ギガノトサウルス!

 突き崩せ、ギガントスピノサウルス!」

 

掛け声と共にトリガーを引くと、銃口から赤と紫の光弾が放たれ地面に着弾。

赤い光弾からギガンティスが、紫の光弾からカタフラクトが成体化して現れた。

 

 

ギャアアアォォォン‼︎

 

グヴォォォォォォ‼︎

 

 

突然現れたギガンティスとカタフラクトに3人は驚く。

 

「ええっ⁉︎銃みたいな物で恐竜を召喚したよ⁉︎」

 

「あれって…海沿いの公園とグルメフェスに現れた恐竜⁉︎」

 

「立花、雪音、マリア!奴が恐竜を出した以上、こちらも!」

 

「出すしかないですね!」

 

「よっしゃ、行くぜ!」

 

「行くわよ、エース!」

 

そう言うと4人はカードを取り出し、掛け声と共に恐竜カードをディノホルダーにスラッシュする。

 

「「「「ディノスラッーシュ!」」」」

 

「轟け!トリケラトプス!」

 

「湧き上がれ!スピノサウルス!」

 

「燃え上がれ!ティラノサウルス!」

 

「吹き抜けなさい!カルノタウルス!」

 

 

ゴオォォォォォォ‼︎

 

グァギュオオオオッ‼︎

 

ガアアアアアアッ‼︎

 

グォォォォォン‼︎

 

 

ガブとムサシとネロとエースが成体化し、ギガンティスとカタフラクトの前に降り立つ。

すると展開されるバトルフィールドも白亜紀の森林を模した環境になった。

 

「嘘⁉︎ビッキー達も!」

 

「グラウンドが森林に…⁉︎」

 

「まるでアニメみたいじゃない!」

 

初めて見るバトルフィールドに3人が驚く中、互いの恐竜達は咆哮を上げ一触即発の状態であった。

 

「切ちゃん、私達も!」

 

「はいデス!パラサウロロフスは後ろに下がってほしいデス!」

 

切歌の言う通り後方に下がるパラサウロロフス。

そして翼達3人もシンフォギアを纏い、戦う準備は整った。

 

「2対5…圧倒的に不利だが死力を尽くすぞ!ギガンティス!カタフラクト!」

 

ゼウスの声に応える2匹。

彼の言う通りゼウスは2匹なのに対し、響達はパラサウロロフス含めて5匹。

数の上では圧倒的に不利なのは明白であった。

だがここで思わぬ助っ人が現れる。

 

『待て、ゼウス!いくらギガンティスとカタフラクトといえど、2対5では不利だ!我輩も加勢しよう!』

 

「ドクター自らが⁉︎」

 

「まさかウィリアムを⁉︎」

 

『いや、我輩自身現地にいない為ウィリアムは出せん!なのでコープ号を使う!』

 

「コープ号…?」

 

「あの赤い車…?」

 

『おいおい、忘れたのか?コープ号は万能戦車…とどのつまり【戦】う【車】だ!チェーンジ!バトルモードォォ‼︎』

 

Dr.ソーノイダの掛け声と共にコープ号から電流が迸り、両側面から巨大な三本指のマニピュレーターが出てきた。

そして天板から砲塔が迫り出して変形が完了する。

 

「万能戦車コープ号が…!」

 

「変形した…⁉︎」

 

「何アレ…変形するビークルとか最高じゃん…!」

 

変形したコープ号に歓喜する弓美を他所にDr.ソーノイダは話し続ける。

 

『フーハッハッハッハッ‼︎どうだこのバトルモードは!恐竜と互角に戦えるように設計・開発したのだ!ゼウスよ、お前はティラノサウルスとカルノタウルスを相手しろ!我輩はトリケラトプスとスピノサウルスを相手する!』

 

「了解!」

 

そう言うとギガンティスはネロを、カタフラクトはエースを相手に定め、Dr.ソーノイダが遠隔操作するコープ号はガブとムサシを相手にする。

 

「相手は万能戦車…ムサシ、油断するな!」

 

「ガブ、気をつけて!」

 

こうして恐竜バトルが始まる。

コープ号に対しガブは突進するが、コープ号は砲塔を動かした。

 

『まずはコレだァァ‼︎』

 

すると砲塔から発砲炎が噴き、何かが放たれる。

その何かはガブ目掛けて飛んでいき、地面に着弾する。

 

「「「………えっ?」」」

 

響達は唖然とした。

何故ならコープ号から放たれたのは弾ではなく………バナナの皮だった。

しかもガブ達と比べても一般的なバナナと比べてとても大きい。

 

「…何コレ?」

 

「バナナの皮…?」

 

「というかデカくない?」

 

バナナのデカさに驚く響達だが、それもお構いなしにガブは突進する。

そしてガブはバナナの皮を踏んでしまい…

 

 

ズルッ‼︎

 

 

そのまま滑って思いっきり転び、頭から地面に激突した。

 

 

びっくりバナナ

 

 

「ガブ⁉︎」

 

「バナナの皮を踏んで、思いっきり転んだデス⁉︎」

 

「ギャクかよ…」

 

ガブは何とか起き上がるものの、頭を強く打った為足取りがフラフラしている。

 

『見たか!我輩が開発した技カード【びっくりバナナ】は!バナナが好きな我輩自らが開発した特殊なバナナの皮を攻撃に転用したのだ!バナナの皮を踏むと恐竜はすっ転び、さらに頭を強く打てば恐竜はしばらくの間行動不能になる!ま!さ!に!()()()()()()!ってな!ナハハハ!』

 

Dr.ソーノイダは最後にギャクを交えたが、それのせいで場は一気に白けた。

 

「ええ〜…」

 

「つまらん。」

 

「おもしろくない。」

 

『…オイ!折角この我輩が考えたユーモアをそんな風にバカにするかァァ!許さん!ならば次はコレだァァ‼︎』

 

理不尽にキレたDr.ソーノイダは砲塔をスピノサウルスに合わせる。

そして弾が発射される。

 

「させるか!」

 

翼はムサシの前に躍り出て、弾を斬ろうとアームドギアを構える。

…が弾はムサシと翼に全く届かず、地面に着弾する。

 

「何…?」

 

「あんまり飛ばなかったね…」

 

すると着弾した箇所から煙が吹き出し、何かが現れる。

それは円形がバラバラの大きさで四つに区切られた台……俗にいうルーレットであった。

 

 

ドキドキ!びっくりルーレット

 

 

「何アレ⁉︎」

 

「ルーレットデス⁉︎」

 

『フフフ…何が当たるかは我輩自身も分からない!ドキドキ!びっくりルーレット、スタートォォ‼︎』

 

彼の合図と同時にルーレットが回り始め、いつの間にかコープ号はダーツの矢をマニピュレーターで掴み狙いを定める。

 

『ムムムム……ここだァァ!』

 

そしてダーツの矢を勢いよく投げる。

投げられたダーツの矢はルーレットに刺さり、回転が止まると矢は金盥の絵に刺さっていた。

 

「…金盥?」

 

「ッ!翼さん、上です!」

 

翼が訝しんでいると、上空から何かが落ちてくる事に響が気付く。

翼は慌ててムサシに指示を出すが、間に合わず……

 

 

ガッシャーーーン‼︎

 

 

ムサシの頭部に金盥が直撃した。

その衝撃でムサシは倒れてしまう。

 

「ムサシ⁉︎」

 

「本当に金盥が落ちてきたデース⁉︎」

 

「バラエティ番組かよ⁉︎」

 

Dr.ソーノイダの奇抜な技に響達は驚く。

 

『フーハッハッハッハッ‼︎どうだ、我輩特製のユーモア溢れるバラエティ技は!恐竜バトルは基本的にワイルドでド派手なものが多いが、その中にちょっとしたユーモアを取り入れる事で恐竜バトルをさらに盛り上げるのだ!流石天災の我輩、冴えてるゥゥ!」

 

訳の分からない理論で自画自賛するDr.ソーノイダ。

一方でギガンティスとネロの戦いは互いの噛みつきを回避しながら尻尾による反撃を喰らわせ合い、カタフラクトとエースの戦いは持ち前のスピードでカタフラクトを翻弄するものの、カタフラクトの尻尾による隙のない牽制にエースは攻めあぐねていた。

どちらも互いに決定打に欠ける戦い。

これ以上の消耗を避ける為にも、まずはコープ号を片付ける必要があった。

 

「立花!私達で万能戦車を止めるぞ!」

 

「分かりました!」

 

こうして響と翼はコープ号に向かう。

 

『バカめ!恐竜がダメならシンフォギアかァァ?甘いわ!コープ号は恐竜だけでなくシンフォギア装者との戦いも想定しているのだァァ‼︎』

 

コープ号は響と翼を標的にすると、速射砲で2人を牽制する。

2人は難なく回避するが、コープ号は続けてミサイルランチャーを展開しミサイルを放つ。

 

「大砲に続いてミサイルも⁉︎」

 

「まさに万能戦車か…!」

 

コープ号の戦闘力に驚く中、翼が肉薄しアームドギアで斬りつけようとする。

だが、コープ号はマニピュレーターからビーム刃を展開し、翼の攻撃を防ぐ。

 

「何ッ⁉︎」

 

『フッ、コープ号は砲撃戦だけでなく近接格闘戦もこなせる文字通りの万能戦車だッ!』

 

そう言うと前部シリンダーを電磁加速で突き出し、翼を吹っ飛ばす。

 

「おわぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

「翼さん⁉︎」

 

『次はお前だァァ!』

 

すると前部シリンダーを突き出しながらコープ号はもの凄いスピードで響に突っ込む。

回避は間に合わない為シリンダーを掴み、脚部のジャッキを地面に打ち込む事でコープ号のスピードを落とし、やがて止める。

しかし、これで響は身動きを取れない。

チャンスとばかりにコープ号は両方のマニピュレーターからビーム刃を展開し、響を切り刻もうとする。

 

『覚悟しろ、小娘!切り刻んでやる!』

 

「うっ…!」

 

このままでは響が危ない……その時だった。

コープ号の上空から何かが勢いよく落ち、その勢いのまま左腕マニピュレーターの関節部を斬り落とした。

そう、翼だ。

 

『何ィィ⁉︎』

 

「翼さん!」

 

驚くDr.ソーノイダを他所に翼は右腕マニピュレーターの関節部を斬り捨てる。

これでコープ号の近接格闘能力は半減した。

実は翼は吹っ飛ばされたものの、その勢いを利用してコープ号の真下へと急降下しそのまま斬りつけたのだ。

 

「今だ、立花!」

 

「はい!」

 

響は力を振り絞り、シリンダーを掴みながらコープ号を持ち上げる。

 

「うおりゃああああああッ‼︎」

 

彼女はコープ号を持ち上げながら独楽の様に回転し、その勢いのままぶん投げる。

ぶん投げられそのまま落ちていくコープ号を見据え、響はガブに指示を出す。

 

「ガブ!コープ号に来雷蓄電(エレクトリックチャージ)をお願い!」

 

そう言い響はディノホルダーに技カードをスラッシュする。

するとガブの身体は光出し、上空に現れた雷雲から雷に打たれる。

それによってエネルギーをチャージし、蓄電された角を落ちてくるコープ号に向けて走り出し、角をコープ号にぶつけた。

 

 

来雷蓄電(エレクトリックチャージ)

 

 

角からの放電を喰らったコープ号は損傷し、さらに破損した関節部から高圧電流が流れ込んだ事で内部の機械が次々とショートする。

ガブの攻撃を受けたコープ号はゴロゴロと転がり、ひっくり返った状態で止まった。

内部の機械がショートした為、起き上がる事も出来ず大破した。

 

「やったーーー!」

 

「あとはギガンティスとカタフラクトのみ!」

 

コープ号を撃破した2人は大いに喜ぶが、そのコープ号から途切れ途切れで音声が入る。

 

おのれ…よくも……!

 

彼自慢のコープ号が大破した事に通信越しで憤るDr.ソーノイダ。

しかし…

 

…だが、時間は稼げた!

 

その言葉を最後にコープ号は沈黙する。

 

「時間は、稼げた…?」

 

「どういう事かしら…?」

 

響達はDr.ソーノイダの真意を測りかねていたその時…

 

 

「ダイナラウズ!穿て、パキリノサウルス!

 吹き荒れろ、アロサウルス!」

 

 

召喚口上と共に上空から黄色と白色の光弾が降り注ぎ、地面に着弾する。

黄色の光弾から現れたのは、全長6mの青い体躯に背中の端にある四つの突起、フリルの左右と中央に角が生え鼻先の大きく分厚い角が特徴的な草食恐竜………

 

 

【究極の角竜】

パキリノサウルス

 

ギュッアアアア‼︎

 

 

そして白色の光弾から現れたのは、全長8mのやや青みがかった灰色の体躯に頭部の鮮やかなマゼンタの鶏冠が特徴的な肉食恐竜………

 

 

【究極のプレデター】

アロサウルス

 

グゥガアァァァァ‼︎

 

 

突如として現れた2匹の恐竜は咆哮を上げ、ガブとムサシを威嚇する。

 

「何ッ⁉︎」

 

「新しい恐竜⁉︎」

 

「空から降ってきたデス⁉︎」

 

新たな恐竜出現に響達は驚くが、ゼウスには心当たりがある。

 

「ライデン…レップウ…!そうか、我が相棒オーディンが来たのか!」

 

「オーディン⁉︎」

 

「それって主神三柱の1人でゼウスに匹敵するガングニール使い⁉︎」

 

「ッ!みんな、上!」

 

調が指差す方を見ると、空から人が落ちてくる。

その人は空中で姿勢を制御すると、大破したコープ号の上に降り立つ。

 

「「…………え?」」

 

その姿が露わになった時、翼と響はショックを受けた。

…それもその筈である。

 

その姿は赤い長髪に身体ぴったり合ったオレンジ色のインナー、脚や腕に白を基調とした装甲に加え頭部のヘッドホン型のギアとカチューシャ…シンフォギアを纏っている。

 

翼にとってはかつて共に戦った戦友であり、響にとっては命の恩人とも言える存在………

 

「…か、な…で……⁉︎」

 

「奏…さん……⁉︎」

 

【撃槍のオーディン】………否、天羽奏だった。

 


 

《恐竜図鑑》File.08

【華麗なる雄叫び】 パラサウロロフス

 

 名前の由来:サウロロフスに近いもの

 分類:鳥盤目 鳥脚類 ハドロサウルス科

 全長:約10m

 時代:白亜紀後期

 生息地(発見地):北米(アメリカ・カナダ)

 

《Dr.ソーノイダの恐竜解説コーナー》

北米に生息し、俗にカモノハシ竜と呼ばれるハドロサウルス科の中でも名前の元になったサウロロフスを差し置いて知名度が高い恐竜!

特徴は何と言っても頭部に伸びた棒状の鶏冠‼︎

この鶏冠は鼻の骨の一部が変形したもので中は空洞になっており、鳴き声を増幅させる為の共鳴管としての役割を持っていた!

これを使って仲間とコミュニケーションを取ったり、敵を威嚇したと言われており、嘗てはシュノーケル代わりとして使っていたというユニークな説があった‼︎

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