恐竜大絶唱シンフォギア   作:あーくこさいん

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私の名前は立花響。
夜空を眺めていると、二つの流れ星が寮近くの裏山に落ちたから、未来とクリスちゃん達と一緒に捜索していると二つの石板と卵型カプセルを見つけ、カプセルの中から恐竜カードが出てきて、なんとそこから恐竜が現れた!
その後チビ恐竜になったトリケラトプスを【ガブ】と名付け皆と遊んでいると、そのガブを狙ってゼウスさんとギガンティスが襲い掛かった。
技カードでゼウスさんとギガンティスを退けたのも束の間、エルフナインちゃんが開発したディノホルダーを介して石板から『助けて』と謎の声が聞こえた………


第2話 水竜一閃!エジプトでの居合斬り!
前編


『助けて…私達を……』

 

突如発せられた謎の声に驚く響。

その声は石板を持っている響に助けを乞うている。

 

「助けて、って…あなたは誰なの?」

 

『助けて…私達を……』

 

響が声の主に問いかけるも、同じ言葉を繰り返すだけであり、そしてその声も段々と聞こえなくなった。

尚、声が聞こえたのは響のみであり、未来達には一体何があったのか分からない様子であった。

 

「何だったんだろ、今の声…?」

 

「響、一体何があったの?」

 

「石板から『助けて』って言って来た。」

 

「助けて…」

 

「デスか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本部に戻った響達は先程の大騒動の経緯を弦十郎達に説明していた。

 

「助けて…か。」

 

「それって石板が伝えたい恐竜の心の声なんですか?」

 

「うむ…助けてというのは恐竜達を改造したドクターや君達が出会ったゼウス…アルベルト・オーバーマンから守ってという意味かも知れんな…?」

 

「司令、アルベルト・オーバーマンについての情報が出ました。」

 

オペレーターの藤尭朔也がコンソールを動かしモニターの映像を切り替える。

そこにはゼウス…アルベルト・オーバーマンについての詳細な情報が映し出されていた。

 

「彼は欧州貴族の末裔ですが彼自身は世界各地を旅しており、行く先々で現地の武装組織やマフィアに単身で乗り込み壊滅させて来たようです。」

 

「何故そのようなことを?」

 

「本人曰く鍛錬だそうだ。」

 

ゼウスの奇行に弦十郎が知ってるかのように答える。

 

「司令、知ってるのですか?」

 

「ああ、俺が公安警察官だった頃マークしていた組織が何者かによって壊滅していたのでな、その調査の際に遭遇した。」

 

弦十郎とアルベルト・オーバーマンの意外な馴れ初めに皆が驚く中、説明を続ける。

 

「当時の奴は特殊な薬物で強化した上に鍛錬に鍛錬を重ねる事で超高速の格闘術を編み出したのだ。また、世界各地の武装組織やマフィアを襲うのも鍛錬の一環としてだそうだ。」

 

「随分詳しいですね…」

 

「それもそうだ。自慢するように奴が言ってたからな。」

 

その言葉にズッコケる響達。

今思い返してみても、自身の編み出した格闘術を自慢げに語ったり、ドクターが開発した画期的な技術や技カードについても律儀に説明していたので、響達は納得した。

 

「それと司令、彼が纏っていたケラウノスについてですが、あれはギリシャの遺跡から発掘され同国の聖遺物研究機関にて保管されていましたが……」

 

同じオペレーターの友里あおいが一声置いて衝撃的な報告をする。

 

「6年前に国際指名手配犯アダムス・D・ソーノイダによって研究所が襲撃され奪われました。」

 

衝撃的な報告に一同は驚愕する。

特にマリアが一番驚いていた。

 

「アダムス・D・ソーノイダですって⁉︎」

 

「知ってるのか、マリア?」

 

「…彼は()()()()()と共にF.I.Sにスカウトされた科学者よ。スカウトされる前は世界各地の化石発掘現場に赴いて化石発掘作業に自主的に参加していたわ。特に恐竜の化石が好きで恐竜に対する知識を有していたし、とてつもない恐竜好きだったわ。」

 

「…とてつもない恐竜好き?」

 

「ええ、これは彼がF.I.Sに入った頃の事なんだけど、恐竜についての知識をマムとウェル博士に7()()()()()()()で語ってうんざりさせたわ……」

 

「「「うわぁぁ……」」」

 

彼の恐竜好きエピソードに他のみんなはうわっとなる。

7時間も恐竜の知識を語られるのは、最早拷問とも呼べるものだった。

 

「F.I.Sに入ってからの彼は化石発掘現場で発掘された()()()()()の研究に没頭していたわ。」

 

「ある聖遺物?」

 

「それは…『アダムス・D・ソーノイダ』と『石板』で検索を掛ければ出てくるはずだわ。」

 

「分かりました……あっ出ました!」

 

オペレーターの友里あおいが検索を掛けると、ある画像がモニターに表示される。

 

「これは…!」

 

それは一枚の大きな石板であった。

中央には赤・青・黄の玉が埋め込まれ、その周りには炎・水・雷・土・草・風を模した絵が彫られており、外側の四つの大きな欠片には恐竜時代の風景が描かれていた。

 

「すごい…!」

 

「大きな石板デス!」

 

初めて見る聖遺物に皆が感想を述べている中、響がある事に気付く。

 

「ッ!みんな見て!石板の一部、ほら雷の絵が彫られている部分!あれ私が見つけたものにそっくり!」

 

「何、本当か⁉︎」

 

「確かに、似てるな!」

 

皆が驚く中、マリアが確信に至る。

 

「…これでハッキリ分かったわ。立花響が発見したのは石板の欠片…差し詰め【雷の石板】ね。」

 

「そういえば雷の他に絵が彫られている欠片があるんですが…」

 

「ドクターが残したレポートによれば、六つの絵は地球を構成する属性を模ったのではないかって。」

 

「地球を構成する…属性?」

 

「火はマグマ、水は海、雷は生体電気、土は大地、草は森林、風は天候を表しており、欠片単体でもそれぞれの属性の力を宿している……とレポートに書かれているわ。」

 

「そんな聖遺物がF.I.Sにあったとは…だが、何でそんな聖遺物が当時無かったんだ?」

 

「それは…彼がネフェリムの暴走事件の際に持ち逃げしたからよ。

 

「「「ハァ⁉︎」」」

 

マリアから語られたドクターの行動に驚愕する響達。

しかしまだ序の口であった。

 

「それだけではないわ。石板だけでなくF.I.Sが世界中から集めた数々の聖遺物やそれに関するデータ、さらにはF.I.Sの資金までも着服して彼が開発した万能戦車で施設から脱走したわ。」

 

「万能戦車?」

 

「ゼウスが逃走の際に乗ってた四つのシリンダーが付いたあの乗り物よ。あれは彼が開発した六輪駆動型万能戦車で1号機がコープ号、2号機がマーシュ号と呼ばれていたわ。」

 

「なるほど、その2台の戦車に奪ったものを載せて脱走したのか……彼一人で脱走を計画したのか?」

 

「いえ、ドクターとその助手…エイジ・アクティスと共謀して聖遺物とそのデータを奪取したわ。」

 

「エイジ・アクティス?」

 

「彼はF.I.S所属の科学者で専門は進化生物学。さらに生物工学・遺伝子工学・クローニングにも精通していてウェル博士と引けを取らない程の才能を持っているわ。けど、ドクターが石板の研究を始めた際に自ら助手を志願したの。」

 

「助手に?何で?」

 

「それは分からない。けど、彼がドクターの研究に一番関心を持っていたわ。話を戻すけど脱走したドクター一行はアメリカの追跡を難なく振り切ったばかりか、ここ数年の間に世界各地の聖遺物研究機関や遺跡に侵入しその都度聖遺物や研究データを奪取して遂に国際指名手配されたのよね?」

 

「はい、遺跡の発掘作業中に乱入及び聖遺物強奪が16件、聖遺物研究機関に侵入し聖遺物とそれに関する研究データ強奪が29件、また先述の活動によって国際問題に発展したケースが5件となっています。」

 

「ええ…」

 

「大犯罪者じゃねーか…」

 

これまでドクターがやって来た聖遺物関連の悪行の数々に呆れながらも驚く。

 

「あれだけの事をしてよく捕まらないね…」

 

「アメリカを始め世界各国の諜報機関が彼を追っているが、捕まえるどころか追跡すら出来ていない。」

 

「…ちょっと待ってください。まさか各国に悟られずにあんな巨大円盤を建造したのですか?」

 

未来からの質問に他の人達もハッとなる。

あれだけの巨大円盤を各国に悟られる事なく秘密裏に建造したドクターの科学力に改めて戦慄する。

特にマリアは納得した様子だった。

 

「…いや、ドクターならあり得るわね。」

 

「心当たりがあるのか、マリア?」

 

「ドクターは聖遺物関連もそうだけど、特にエネルギー工学・機械工学・ロボット工学においては他の追随を許さない程の才能を持っている。彼がF.I.Sにいた頃には反重力装置や磁気単極子(モノポール)エンジン、そして高性能アンドロイドを開発していたわ。」

 

「反重力装置にアンドロイドだと…!」

 

「最もそれを造る為の理論を知っているのは造ったドクター本人しか居なかったけどね。」

 

Dr.ソーノイダの科学力に戦慄する響達だが、ここで弦十郎が切り出す。

 

「…さて、現時点では謎が謎を呼ぶ状況で混乱しているが、こっちでも異常事態が起きた。」

 

「異常事態…ですか?」

 

「はい、貴方達がゼウスと戦っている間にフェルマータ島から異常なエネルギーを観測し、衛星映像を確認したのですが……」

 

一声置いてエルフナインの口から衝撃的な出来事が伝えられる。

 

「フェルマータ島が…消えていました!

 

「「「えっ⁉︎」」」

 

衝撃的な内容に一同は驚愕する………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し遡り、パンゲア号では……

 

「ぐぬぬぬ……まさか小娘が恐竜カードのみならず技カードも持っていたとは!」

 

帰還したゼウスからの報告を受けたDr.ソーノイダは激怒していた。

事故で世界中に散らばった恐竜カードの内一枚を響に奪われた挙句、差し向けたゼウスの恐竜がやられた事に腑が煮え繰り返る程怒っていた。

 

「おのれ〜ただでさえ墜落の衝撃で融合型の石板の内、嵐(雷&風)の石板と自然(水&草)の石板が破損して唯一無事だった火山(炎&土)の石板を持っているゼウスしか出撃できん状況だというのに…!」

 

Dr.ソーノイダは怒るものの、次第に落ち着きを取り戻す。

 

「…まぁいい、ゼウスが日本に行ってる間にローラシア号にゴンドワナ号、そしてパンサラッサ号を率いてフェルマータ島を制圧。そして薄汚いハイエナ共から楽園を守るために塔を必要数建造し終えただけでも良しとしよう。」

 

Dr.ソーノイダの言う通り出撃した3隻の超兵器を駆使してフェルマータ島を瞬く間に占拠。そして円を描く様にある施設を六ヶ所建造した。

その施設はとてつもなく高い塔で、かつて先史文明の巫女フィーネが愛した神に想いを伝えるべく統一言語を封じる【バラルの呪詛】の発生源である月を破壊する為に建造した荷電粒子砲【カ・ディンギル】に匹敵する程の大きさだった。

フィーネですらカ・ディンギルを造るのに特異災害対策機動部二課を隠れ蓑に長い年月を要したのに対し、ゼウスが日本に行ってる間でこれだけの塔を六つも、しかも個人の力で建造した彼の科学力は常軌を逸しているし、フィーネが聞いたたら悔しがるだろう。

彼はコンソールを操作し、状況を確認する。

 

「ククク…ピラー1からピラー6、同調指数異常無ーし!こ!れ!よ!り!フェルマータ島を有象無象の魔の手から守護する大規模隠匿装置【幽霊島装置(ファンタズマ・システム)】を作動する!スイッチ…オン‼︎」

 

Dr.ソーノイダがボタンを押すと、六つの塔から虹色のオーラが発せられやがてそのオーラが島全体を包み込む。

そのオーラは信号と波長を遮断し周囲の景色と同化、視認できなくなっただけでなく衛星画像でも見つけられない。

さらに時空が歪んでおり、侵入しようとしてもトンネルから抜け出したかの様にすり抜けてしまう。

起動が成功したDr.ソーノイダは益々上機嫌になった。

 

「フフフ…フーハッハッハッ‼︎これでフェルマータ島は誰も近寄れない“聖域”となったァァ‼︎あとは石板の中でも重要な【トリニティ・ストーン】の回収及びパンゲア号の復活!そして世界に散らばった恐竜カードの回収のみとなったァァ‼︎」

 

Dr.ソーノイダの笑い声が司令室に木霊する………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェルマータ島が消えたという衝撃的な事態が発生した為、テレビでの仕事がある翼とマネージャーの緒川を除くS.O.N.G一行はフェルマータ島へ急行することにした。

 

それから三日後、翼と緒川はテレビの仕事でエジプトに来ていた。

テレビでの仕事が終わり、二人は折角の機会にとエジプトを観光する事にした。

今現在、二人はギザのピラミッドに来ている。

 

「これがかの有名なピラミッド……一度は現地で見てみたいと思っていた。」

 

「本当に素晴らしいですね。歴史の重みというものを感じます…」

 

「しかし、立花と小日向が見つけた石が聖遺物…石板の欠片だったとは……」

 

「ええ、しかも今までに無い特殊な聖遺物…もしかすると地球外由来の聖遺物なのではと……」

 

「Dr.ソーノイダは石板や恐竜達を使って何を企んでいるのだ…おや?」

 

緒川と話している最中、翼が何かに気付く。

 

「どうしましたか、翼さん?」

 

「緒川さん!あれはもしや…」

 

翼が指差す方向を見ると、そこには石板の欠片と卵型カプセルが半分近く砂に埋まっていた。

翼と緒川は石板とカプセルの方へ走り出した。

 

「これは…響さん達が見つけた石板とカプセルでは⁉︎」

 

「何故このような場所に…?」

 

砂を掘り起こして拾うと、それは扇形で水を模した絵が彫られている石板の欠片だった。

そしてカプセルを開けると二枚のカードが入っていた。

一枚目はワニ顔に大きな背鰭を持つ恐竜が描かれており、二枚目はその恐竜の口から放たれた水流の剣で別の恐竜を切り裂くカードであった。

 

「これは立花が持っているのと同じ……うわぁ⁉︎」

 

その時、突如として強風が吹き二枚のカードの内恐竜が描かれたカードが飛ばされてしまう。

カードは風に乗って近くの観光地へと流され、ファストフード店に置かれてあるテーブルの下に落ちた。

そして先程利用していた客がテーブルから立ち上がろうとした際、置かれていた紙コップにぶつかり落としてしまう。

片付けもせずにその場を立ち去る客だったが、紙コップから溢れた水がカードにかかった次の瞬間…カードが青い光を放ち、恐竜が現れる。

 

全長15mを誇る灰色と紫色の巨躯、ワニのような頭部に帆のような大きな背鰭、鋭い前脚の爪とがっしりとした後ろ脚を備えた大型肉食恐竜………

 

 

【伝説の狩猟者】

スピノサウルス

 

グァギュオオオオッ‼︎

 

 

突如として現れたスピノサウルスを目の当たりにし、街の人々はパニックを起こし我先に逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エジプトでスピノサウルスが現れた同時刻、パンゲア号では甲高い音が鳴り、モニターに赤い点が点滅している。

場所はもちろんエジプト。

 

「おおっ!ダイナサーチが反応しとる!場所は…エジプトか!」

 

「ドクター。恐竜が現れたという事は立花響らもここに来る筈!すぐ出撃して、現れた恐竜とトリケラトプスを取り返して来ます!」

 

「待て、ゼウス!このカードを持ってけ!」

 

出撃しようとするゼウスを引き留めたDr.ソーノイダは、彼にあるカードを投げ渡す。

そのカードにはギガンティスが尻尾で恐竜にダメージを与えている絵が描かれている。

 

「無属性の技カード【テイルスマッシュ】だ!六大属性の技カードと比べると威力は低いが、全属性の恐竜で使える上に消費するエネルギーも少ない。加えてテイルスマッシュはギガンティスと相性がいい。ゼウスよ、そのカードを使って小娘のトリケラトプスをケチョンケチョンにしてやれッ‼︎」

 

「了解!」

 

技カードを受け取ったゼウスはギガンティスと共に穴に滑り込む。

そして数分後、パンゲア号からコープ号が発進する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、フェルマータ島近海に急行したS.O.N.G一行は三日間の調査を行い、その結果を司令室でまとめていた。

 

「…調査の結果、フェルマータ島周辺から未知のエネルギーが検出され、それが先のS.O.S(シークレット・オーラ・システム)とほぼ同じです。」

 

「それってゼウスさんのシンフォギアや恐竜達に搭載されているあの…!」

 

「そうです。そのエネルギーはフェルマータ島を覆うように展開しており様々な信号と波長を遮断、さらに…」

 

そう言ってエルフナインは映像を切り替える。

無人偵察機から送られた映像と無人偵察機のGPS信号を映している。

無人偵察機が島を撮影しようと接近していると、虹色のオーラによって映像が途切れてしまい、しばらくして元に戻る。

さらにGPS信号を辿ってみると無人偵察機が島に接近した地点から一気に反対側まで飛んだのだ。

まるでトンネルを抜けたかのように。

 

「展開されているエネルギーには時空を歪ませる力があるのでしょう。それによって物理的に島に近づけないようにしたと推測出来ます。」

 

「あたし達も近づいてみたけど…あのオーラによって反対側にワープしちまったしな。」

 

「うん、オーラを破ろうにも私達の攻撃や未来の(マガ)祓いも効かなかったし……」

 

無人偵察機を使った調査の後、装者達も現場に赴きオーラを破ろうと奮闘したが、装者達の攻撃でオーラは破れず、先程のS.O.S(シークレット・オーラ・システム)の時ど同じように神獣鏡(シェンショウジン)(マガ)祓いも効果が無かった。

 

未知のオーラによって守られたフェルマータ島に手をこまねいているとアラートが鳴り、恐竜のエネルギー反応がモニターに表示される。

 

「司令、恐竜のエネルギー反応を確認!場所は……エジプトです!」

 

「何だと⁉︎」

 

「確かそこって…翼さんが仕事で来ている所ですよね⁉︎」

 

「司令、テレビに恐竜が!」

 

モニターの映像がニュース番組に切り替わり、衝撃的な映像が映し出される。

そこにはスフィンクスを背景に吼える恐竜…スピノサウルスが映っていた。

 

「ええーーー⁉︎」

 

「嘘だろ⁉︎」

 

『こちらは本日、エジプトのピラミッドで有名なギザに現れたという恐竜の映像です。』

 

エジプトにスピノサウルスが現れたというニュースに本部にいた一同は驚愕する。

 

『皆さんもう一度ご覧下さい!これは本物の恐竜です!』

 

ニュースキャスターの声に合わせて映像が流れるが、スピノサウルスがカメラに気付いたのか大口を開けて襲い掛かり、そこで映像は途切れた。

 

『…い、一旦CMに入ります。』

 


 

《恐竜図鑑》File.03

【伝説の狩猟者】 スピノサウルス

 

 名前の由来:棘のあるトカゲ

 分類:竜盤目 獣脚類 スピノサウルス科

 全長:約15m

 時代:白亜紀前期〜中期

 生息地(発見地):アフリカ(エジプト・チュニジア・モロッコ)

 

《Dr.ソーノイダの解説コーナー》

アフリカに生息していた史上最大級の肉食恐竜!

といっても主に魚を食べていたが、前脚の鉤爪と自慢の泳ぎスキルで魚をホイホイ喰っていた!

さ!ら!に!がっしりとした後ろ脚で大地に立ち、陸を走破していた!ま!さ!に!海と陸を制する水竜覇王なのだァァ‼︎

 

え?スピノサウルスの姿が全然違う?最近の研究で完全に水棲に適応していた事が分かったから陸上ではかなり鈍重だった?

 

気にするなッ‼︎




※Dr.ソーノイダとゼウスのイメージCV

 Dr.ソーノイダ:千葉繁
 ゼウス:稲田徹
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