チャンバラアーカイブ   作:とある肉詰め

7 / 7
アンケートはアビドス編(原作1章、2章分)最終回までやりますのでお気軽にどうぞ


2話 何とかする、してみせる

侵略してきたカタカタヘルメット団を撃退し、本格的な作戦を練り始めた復興委員会一同、いつも寝ているはずのホシノがいきなり作戦案を出した。

 

「ここんところ数日おきに襲撃してくるし撃退した今、今度はこっちから奴らの前哨基地をぶっ叩くのさ!」

 

「なるほど、今俺も会社の方は数日は特に何も無いしやるなら今だな」

 

「良いと思います。ヘルメット団の前哨基地を無力化してしまえば当分の間は襲撃もなくなるでしょうしー」

 

「基地はここから30kmくらい。行くなら今から行っちゃおうか」

 

「そういや、ほかのみんなはそれでいいか?」

 

「"わたしは大丈夫だよ"」

 

「あいつらに目にもの見せる」

 

「早速行きましょう」

 

「お仕置きですね〜」

 

 

「では行くか、アビドスの治安維持(清掃)活動に」

 

 

体制が崩れたばかりのヘルメット団のアジト襲撃は、ツバサとホシノのアビドス二大戦力が揃っているから一瞬にして終わった。攻める側だったからかこちらからの襲撃に対する体制がマークされていた筈のツバサから攻めて来ることを想定していなかったのか、襲撃され返されたカタカタヘルメット団たちはあっけなく敗北したのである。全員まとめて縛られていたカタカタヘルメット団は何名か意識を取り戻しており、こちらを睨んでいる。

 

「俺の存在を知っているはずなのになんで襲撃かけてきた?それなのに割に合わないはずだろう?」

 

「う、うるせぇ!誰がてめぇなんかに喋るか!」

 

「ふーん、これは俺の推測に過ぎないんだが…」

 

 そういってにやりと悪そうな顔になるツバサ、これにはこの場で一番長い付き合いのホシノはいつもこの顔になったときはこれから面倒なことになることを察し「うわ、また始まったよ」みたいな顔をしている。

 

「最近になって雇い主サマに迫られているんだろ?()()()()

 

「ッ!」

 

 ツバサが悪い顔をしながら放った言葉が図星だったのかリーダーの顔は険しくなる。

 

「根拠はいくつかある、お前が図星突かれた顔で大体あってるのはわかるが、一番の根拠はこれだ」

 

 そういってツバサが胸ポケットから取り出したのはボイスレコーダーである。

 

「ツバサ、それはまさか…」

 

「そうだよホシノ、予めこいつらを用意しておいたんだ。友人を札束ビンタしてな」

 

彼の後ろにあるあけられた窓そこから複数台の小型ドローンが飛来してきた。ツバサ以外の全員は突然やって来るドローンに顔を青ざめる。

 

「さ、札束ビンタって…ツバサ先輩いくら使ったのよ」

 

「じゃあセリカちゃんにだけに教えよっかな」

 

セリカに耳打ちするとセリカは目が点になった後、その場で動かなくなった。そんな茶番を見て五人は思った。

 

(((((ど、どれだけ高いの!?)))))

 

今のうちにと逃げようと芋虫のように這いずるヘルメット団員しかしそれを見逃すアビドスではない

 

「おっとぉ、逃げちゃだめだよーおじさんたちから逃げられると思わないでね~」

 

 昼行燈のような雰囲気のホシノがいつもの口調で、しかし目の奥が笑ってないまま愛銃のショットガンを構える。彼女たちの悪あがきはあっさりとくじかれることとなる。

 

「さて…話してもらおっか、どうしておじさんたちを襲撃したのか」

 

「わ、わかんない!わからねぇんだ!」

 

 しかし、彼女の口から出たものは復興委員会の顔をしかめさせるものだった。

 

「はぁ!?どういうことよ!」

 

「わ、わからねぇのは仕方ねぇだろ!」

 

まだしらばっくれるのかと怒りながら胸倉をセリカをつかむ

 

「なるほど、確かに取引相手はボイスチェンジャーか何かを使っているし、ドローンの映像を見てもそれらしき情報はなかったな、監視の範囲外でしてるかもしれねぇし一応尋問するか」

 

「いやいや、この子完全におびえ切っているよ」

 

「”余りやりすぎはだめだよ”」

 

結局その後も大した情報を得ることはできず、捕まえたヘルメット団の子達は収監する場所もないため放流することにした、あんなにやったしさすがに懲りただろうと思い…*1

 

 

アビドスへの帰路に就く中、ツバサとホシノは今日のことについて話す。

 

 「いやー、聞き込みで得られた情報は少ないねぇ」

 

「得た情報は無駄ではないがな」

 

「そうだけど、たぶんあそこかな?」

 

「間違いねぇ、最近忙しそうで集まりがわりぃ()()()にも頼むか」

 

「ねぇ、ツバサ・・・()達なら、なんとかなるよね?」

 

「あぁ、どっかの暁のホルスさんが独りよがり暴走させて突っ走らなければな」

 

「ちょっと!それを言うならいつも報連相まともにしないツバサはどうなのさ! 」

 

「俺はうまくいってる、お前は碌なことにならない、OK?」

 

「良くない!」

 

「それよりもさっきのなんとかなるかって話なんだが・・・

 

 

 

 何とかする、してみせる」

 

 そういう彼の眼は猛禽類を想起させるほど鋭かった。

*1
ツバサは反対だった。




トウジ開発のガジェット解説その1
フロウイヤー
ボイスレコーダーを搭載した小型ドローン
光学迷彩機能とステルス機能により目視とレーダーでの捕捉を不能にしたもの
ボイスレコーダーは取り外して単体での使用が可能なほか録画用カメラも付けられる。
ツバサがアビドスの治安維持のため、そして監視目的のために札束ビンタでトウジに作らせた。

アビドス編終わったら閉話で3人の絆ストーリーやるけど

  • 3人とも欲しい
  • ひとりだけやって本編
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

青い空と赤い星(作者:(눈_눈))(原作:ブルーアーカイブ)

一般男子高校生が死んで目が覚めたらバルファルクの力を持ってキヴォトスにいた。▼なおオリ主の身体能力は古龍の謎パワーでキヴォトスの中でも上澄み、なおかつ体もバカ硬い。▼


総合評価:690/評価:7.76/未完:17話/更新日時:2026年06月18日(木) 22:00 小説情報

ゴム人間になってブルアカ世界に来ちゃった……(作者:わっきょうらん)(原作:ブルーアーカイブ)

▼以前書いていたものを改訂したものです。▼オリ主がルフィの体でブルアカ世界に転生してはっちゃめっちゃやる話です。▼正義実現委員会のオリ主inルフィのイメージ図です。もしよろしかったらご閲覧下さい。▼↓▼【挿絵表示】▼ー追記ー▼ありがたいことにユーザー数が10000を超えました。くそお世話になってます。記念イラスト的なのを描きましたのでもしよろしければご覧くだ…


総合評価:1300/評価:7.94/連載:35話/更新日時:2026年08月02日(日) 21:00 小説情報

レジギガスで行くアリウス生活物語(作者:強酸性のTKG)(原作:ブルーアーカイブ)

目が覚めたらレジギガスになっていた主人公がアリウスで頑張るお話▼レジワロス要素もアリ


総合評価:1607/評価:8.13/連載:21話/更新日時:2026年08月02日(日) 02:04 小説情報

あの子だけ先生との距離感がおかしい!!(作者:炊き込みご飯くん)(原作:ブルーアーカイブ)

「では、先生へのサービスとして、少し大胆なポーズはいかがでしょう」▼「き、際どすぎるッ!! 男の夢だよッ!!」▼先生が、ある一人の美少女にだけ距離を縮め、衣装を褒め、際どいポーズにまで大喜びしている。▼どうして、あの子にだけ。どうして、私たちには見せない顔をするのか。▼誰も知らない、その子が男の娘なのだとッ!!▼キヴォトス唯一の男子生徒が、まさかの重度の女装…


総合評価:6216/評価:8.76/連載:7話/更新日時:2026年08月04日(火) 00:26 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>