第24話
俺は缶の中から二枚の写真を取り出して見ると、小さい頃の俺が写っていて、二枚とも違う女の子と並んでる、だけど一枚の女の子に見覚えがあった
晃「これって、鶫じゃあねぇか!」
このとき俺は点と点が繋がったみたいに一つの解答が出てきた
晃「(鶫が持っていた、あのリングは俺があげたことになるよな?じゃあ俺はとんでもないと言っていたんじゃあねぇか…)」
頭を抱えながら、自分の覚えてなさに腹が立った、すると兄貴が
楽「何か思い出したのか?」
晃「あぁ、俺がとてつもないバカだったってことを思い出したよ」
楽「そうなのか、まぁいいや、さっさと片付けようぜ」
晃「そうだな、明日も学校だしな」
そう言うと、ちゃっちゃと片付けて、部屋に戻った俺はまた考える
晃「(鶫との記憶はある程度は思い出した、けどもう一枚の子のことはどうしても思い出せない…)」
俺はもう一枚の写真の子を思い出そうとして寝てしまったらしく、ギリギリに学校についた、というか、兄貴はなんで俺のこと起こしてくれたんだよと心の中でぼやきながら、教室に入って、すぐに鶫の席に向かおうとしたら、チャイムがなった
集「よぉ晃、今日はえらい遅いな」
晃「しょうがねぇだろ、ちょっと寝坊したからさ」
集「へぇ〜、お前が寝坊なんてね、珍しいこともあるもんだな」
晃「別にいいだろ、それよりも授業はじまるぜ」
集「そうだな、一時限目は現国だから、後ろなんて向いてたら、やばいな」
そう言って前を向く集
晃「(出ばなはくじかれたが、いくらでも時間はあるから謝る機会なんていつでも…)」
と思っていた俺が恥ずかしいと思うほど、謝るチャンスがなく、HRになっていたので、明日でも謝るかと思って、外を見ると雨が降っていた
晃「あ〜、最悪だ」
朝は急いでいたせいで、かさなんて持ってきてなかったので
晃「しゃあねぇ、走って帰るか…」
覚悟を決め、帰ろうとしたら後ろから声がした
鶫「まて、晃」
晃「どうしたんだ鶫?」
鶫「かさ…」
晃「かさがどうしたんだよ」
鶫「かさがないなから入れてやると言ったんだ」
晃「まじか!」
鶫「しょうがない、本当は入れたくないが、もしお前が風邪をひいて、兄に移って、それからお嬢に移るよりかましだ」
おお、なんと神は俺を見放していなかったらしく、鶫がかさに入れてくれるらしい
鶫「では、行くぞ」
晃「あぁ、待ってくれよ」
それから帰り道では、会話はなく、ただ帰るだけだったが、雨が強くなったので、おさまるまで、近くの公園で雨宿りすることにした
晃「雨強いな」
鶫「そうだな」
今はこんな感じの会話を繰り返していた、だが俺はある考えが思いつく
晃「(ここで、謝ってしまえばいいじゃねぇか、人も少ないからぴったりじゃん!)」
すぐさま俺は行動にうつした
晃「あの〜、鶫さん」
鶫「なんだ晃、急にしゃべりだして」
晃「この前のことは俺が悪かった、許してくれ!」
鶫「だから、前に言っただろ…」
晃「思い出したよ、リングのことも約束したことも」
鶫「本当か!」
鶫はこっちに顔を近づけてきた、距離が近くなる
晃「ほんとだよ、だからこうして謝ったんだ」
鶫「そうか、本当に思い出したのか…」
その顔はとてもよろこんでいた、俺が思い出したことがうれしいらしい
晃「だから、許してくれないか?」
鶫「わかった、許す」
鶫の言葉に安堵する俺、もしかしたら許してもらえないかと思ってヒヤヒヤしたが、今はどうでも良くなり、鶫と昔のことを話してる
晃「ところでさ…」
鶫「なんだ?」
晃「いや、昔にもう一度会ったら、話したいことがあるって言っただろ?」
鶫「あぁ、そんなこと言ってたな」
晃「結局何が言いたかんだ?」
鶫「あれはもう一度会った時には、私が女だと言いたかったんだよ、昔のお前は私のことを男って思ってからな」
晃「そうだっけ?」
鶫「そうだったんだ、まだ思い出していないのか」
顔を見合わせると笑っている俺と鶫、そのとき、やっと仲直りできたと思った
晃「そういえばこの写真の子を知ってるか?」
鶫が知ってるかもしれないので、胸ポケットから写真を出したら、もう一枚出てきた、そこに写っていたのは、鶫の寝顔だった
鶫「おい、晃、私に見せたいのはこれのことなのか?」
尋問しているかのような声で、聞いてくる、後ろからゴゴゴって見えそうだ
晃「それじゃなくて、こっちだよ」
そう言って俺は写真を見せるが
鶫「すまん、私もわからない…というか、なんで女の子と一緒に写ってるだ?」
晃「それはわからねぇ」
鶫「まぁ、そういうと思っていた、私のことも忘れてたしな、あと、この写真は没収させてもらう」
晃「いいよ、別に欲しいというわけでもないからな」
鶫「いや、そこは落ち込むとか返してくれてもいいと思うのだが…」
遠慮すると、鶫はボソボソと何か言っている、どうしたんだ?とわからないまま、雨がマシになったので、帰ることにした
晃「じゃあ、今日はほんとありがとうな」
鶫「気にするな、じゃあ」
鶫とわかれるたあと、鶫と仲直りできて、うれしく思いながら帰る、
晃「たっだいま〜」
一条父「晃、おまえを待ってたんだ、早く奥の部屋にこい、大事な話があるからな」
親父からの話はろくなことがないからいやだと思いながら、重い足取りで奥の部屋へ向かうことにした。第
オリキャラは今考えています。
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