第26話
晃「えっ!今日も転入生がくんのか?」
集「そうらしいよ、本当は橘さんと一緒にやる予定らしいだったんだけど色々あって、遅れたらしいよ」
俺と集が話していると、離れたところから
万里花「楽様〜おはようございます〜!」
楽「だから、人前でくっつくなって」
って感じでいちゃついていた
集「いや〜、朝からあついね、橘さんと楽は」
晃「リア充爆発しろ、リア充砕け散れ」
俺が兄貴に対して呪いをかけていたら、集があきれたように
集「いや、お前が気づいてないだけでリア充だぜお前も」
晃「俺の行動を見てどこがリア充に見える」
集「はぁ〜」
ため息をつく集にわけがわからなかった俺だった
キョーコ先生「みんな全員静かにしろ〜、転入生を紹介するぞ」
「入って、市川さん」
薫「はい」
あれ?この声どこかで聞いたような…
キョーコ先生「じゃあ、自己紹介して」
薫「こんにちは、僕の名前は市川 薫です これからよろしくね」
騒ぐクラスの奴らを静かにさせるキョーコ先生
というか、あ、あいつは昨日道に迷ってやつじゃないか、ここは知らんぷりをしよう
キョーコ先生「じゃあ、好きな席に座って」
薫「はい」
すると、まわりを見渡す市川さん、気づくな、俺に気づくなと念じていたけど、何かを見つけたかの様に向かって来た
薫「あっ、君は一条君じゃあないか!」
キョーコ先生「なんだ、一条弟は市川と知り合いだったのか、じゃあ市川はお前の後ろの席にしとくから色々教えてやってくれ」
そう言って俺に任せるキョーコ先生、俺は諦めて
晃「よろしくな市川さん、というか女子だったんだな、てっきり男子かとおもってたよ」
と言ったら、ボソッとつぶやいた市川さん
薫「その勘違いは10年たっても変わらないのか…」
晃「なんかいったか?」
薫「いや、なんでもない、これから色々と教えてくれ」
一通りあいさつを終えると前の席の集が
集「なぁ、晃」
晃「なんだよ、集」
集「いや、ボクっ娘っていいな!」
すごくどうでもいいことを笑顔でいう、それを俺はスルーした
俺は市川さんに休み時間ごとに学校のことを説明して、今は昼休みで校舎をまわっている、
晃「ここが、家庭室で、あそこが美術室、まぁこんなもんだろ」
薫「そうか、ありがとう」
晃「じゃあ、教室に戻るか」
薫「そうしよう」
教室に戻る俺たちは扉を開けると
万里花「楽様〜、今日デートしませんか?」
楽「はぁ?何言ってだよ、俺はハニーがいるからむり…」
万里花「はぁ、私は楽様を想っていたのですが、楽様には恋人がいると父が知ったらどうなることか…」
その一言で兄貴はやばいことになるとわかり
楽「ムリじゃない、行こうかデート!ものすごく行きたいわデート」
万里花「本当ですか!私嬉しいです!」
話がまとまってので、安心して席に座ると後ろから市川さんが
薫「ねぇ、一条君?」
晃「なんだ、市川さん」
薫「君、今日は暇?」
晃「まぁ、何もないけど」
薫「それじゃあ、僕に付き合ってくれないかい?」
晃「はぁ?なんでだ」
困惑している俺は、市川さんは言った
薫「いや、僕は最近引っ越してばかりになんだ、だから色々と教えてほしいから、頼むよ」
晃「わかった、いいぜ」
断る理由がなかったのでOKした、いや別に女子と出かけれるからとかじゃあないから、いや本当だから
薫「じゃあ、放課後」
晃「わかった」
そして放課後、俺は市川さんと出かけることになった
薫「それでは、行こうか」
晃「わかった」
そう言って学校を出る
晃「まずはどこにいきたいんだ」
薫「ここら辺にあるスーパーかな」
晃「それじゃあ、俺がいつも行ってるところでいいか?」
薫「あぁ、そこでいいよ」
そして、おれはいつも行くスーパーに連れて行き、そのあとは市川さんが行きたい場所をまわった
晃「あと、他に行きたい場所は?」
薫「もういいよ、それよりあそこのベンチで一休みしないかい?」
晃「いいけど」
ベンチに向かうときに市川さんはちらっと後ろをみた、何かあっただろうか?
薫「ふう、今日は付き合ってもらって、悪かったね」
晃「いいよ、別にそれよりのどが渇いたから飲み物買ってくるけど、何がいい?」
薫「じゃあ、紅茶を頼もうかな」
晃「わかった、紅茶だな」
自動販売機に向かう俺
晃が自販機に向かったのをみた僕は後ろに隠れている子を呼んだ
薫「もう、出て来ていいよ」
そう言うと茂みから一人出てきた、どうやら同じクラスの子だった
鶫「どこからしっていたんだ?」
薫「うーん、僕たちがスーパーから出て来て、ちょっと歩いた時からなか」
鶫「ほとんど最初からではわないか…はっ!晃も知っているんだろうか」
薫「いや、気づいてないと思うよ、晃は結構な鈍感だからね」
鶫「そうなのだ、あいつは鈍感だ、というか、なぜ下の名前で呼んでいるのだ!」
おもしろい反応をするなこの子、ちょっとからかいたくなっちゃうよ
薫「そりゃ、僕は晃と昔遊んでいたからね、それにこれもくれたしね」
僕は胸からチェーンのついたリングを出す、すると驚いた顔する
鶫「そ、それは私も持っている、しかも晃がくれた」
そう言って、彼女も僕と同じ物出す
薫「へぇ〜、あなたも持っているだ
」
この時、僕はちょっとイラっとしていた、これは僕と晃だけかと思っていたら、他の子にも渡しているなんて、晃の奴、なんて思っていると
晃「お〜い、市川さん」
晃の声がするから、僕は
薫「晃も来たから、帰ったほうがいいよ、あと、また話しようね」
鶫「そうだな、では帰るとする」
彼女が帰ると、晃がこっちきた
晃「はい、紅茶」
薫「ありがとう」
僕はイライラする気持ちを抑えて、晃に返事をした
なんだろ、ジュースを買って来る間に市川さんの態度がなんか変わった気がするのだけど
晃「何かあった?」
薫「別に何もないけど」
晃「そ、そうならいいだけど…」
会話が途切れかけた、その時市川さんが
薫「ねぇ、一条君、ちょっと僕の話を聞いてくれるかな」
なぜか優しい口調なのだが、顔は有無を言わさぬ顔だったのでうなずくしかなかった
この話を聞いて、俺が探していた二人目にリングを渡した子だと知るのだ