第43話
薫に連れられて来られたのは礼法室という所だったいつも茶道部が使っているらしい
晃「ここでなにがあるんだ?」
薫「実はね…茶道体験があってね女子限定で着物を着れるんだって!」
晃「すごいな、でも着物って着るのがめんどくさいじゃないか?」
薫「そこのところは大丈夫だよ、茶道部の人達が着付けをやってくれるだって」
晃「そうか、それは楽だよな」
薫「だから、入ろう!」
薫がドアを開けて、中に入ってみると時間も少ないからだろうか人は茶道部の人達だけだったために早速茶道体験が始まるがその前に薫が着物を着替えているため俺は待っていたら
「それじゃあ、君の彼女も着物を着たから始めるよ」
晃「薫は俺の彼女じゃあありませんよ」
「そうなんだ、てっきり彼女かと思っていたのに」
なんて雑談をしていたら、先輩らしき人が表れてその後ろから着物を着た薫がやってきた、その姿は大和撫子と言うのがピッタリなぐらい似合っていたけどあまりの美しさに言葉が出なかった
「何か褒めてあげなよ!ちゃんと!」
晃「はい!えーっと…着物似合っているぞ…」
薫「…ありがとう…」
なんてことがあったが体験はどんどんと進んで行って
「これで茶道体験は終わりだよ」
薫「ありがとうございました」
晃「ありがとうございます」
「君たち一つ一つの動きがきれいだったよ、このまま茶道部に入らない?」
晃「ありがたいですけど遠慮しておきます」
薫「ボクも遠慮しておくことにします」
二人とも断って、薫は着替えに俺は入り口の前で待っておこう立ち上がったら正座していたせいで足が痺れてよろけてしまい薫に覆いかぶさるようになってしまった
薫「はやくどいてくれないか…結構はずかしいのだけど…」
晃「すまん!ちょっと待ってくれ」
すぐさま俺は薫の上からどいて顔を上げると茶道部の人たちが顔をにやけていて余計にはずかしいなった俺はそそくさと部室を後にして、ドアの前で薫を待つ
薫「お待たせ…それじゃあ行こうか…」
晃「お、おう…」
あれ?薫の様子が冷たいような気がする、さっきのことで怒っているのかと思い
晃「あの…薫さん」
薫「なんだい?」
晃「さっきのお詫びと言いますか…
どこで何かたべたいのら俺がおごらせていただきます」
それを言った瞬間にさっきまで不機嫌そうな顔をしていた薫がいきなり元気になって俺のことを連れ回された
薫「そろそろ打ち上げの時間だね」
晃「じゃあ教室にいくか」
奢らされて次に小遣いまでどうしようかと悩んでいる俺に横から薫が時間を伝えてくれたので俺達は教室に向かうと結構集まっていて、残りは集と鶫、兄貴と桐崎だけらしいが十分くらい待っていたら残りの四人も集まり、今回の劇のプロデューサー的存在の集が
集「…それでは皆の衆…!」
「「「カンパイ〜!」」」
集の掛け声で始まった打ち上げはみんな楽しんでいるらしいが俺は集と話していたら兄貴が来た
楽「ちょっと俺もまぜてくれよ」
晃「あれ、兄貴?桐崎さんはどうしたんだ?」
楽「あー、千棘のやつなら…」
兄貴は桐崎さんのいる方を向くと桐崎さんはクラスのやつらに質問攻めされていた
晃「大変そうだな…」
楽「やっぱ、そう見えるよな」
集「…それにしても一時はどうなるかと思ったけどさすがはウチの名カップル、見せつけてくれるじゃな〜
い」
晃「そうだよな、あの短時間であそこまでの演技は相思相愛のカップルだからこそ出来たんだろうな」
楽「うっせえ、お前ら全部知っててそれ言ってるだろ」
集「…んで、仲直りはできたのか?」
楽「…一応…多分」
集「しかしあの時のビンタには驚いたぜ、クラスでも二人が破局したのか!?ってなったもんだ」
楽「げっ…!そんなことになってたのか…?」
晃「だが、大丈夫!俺と集でフォローはしておいたから」
楽「お前ら…ありがとうな、やっぱり持つものは弟と親友だな!」
感動している兄貴だが、俺達はフォローの内容は『兄貴がM体質に目覚めた』ということにしてあるがそこは言わぬが花だ
集「それでマリカちゃんはどうなったの?」
楽「さっき見舞いに行ってきたよ、ったく無茶しやがって…」
晃「それにしてもよく風邪ひいて、学校に来れたよな」
俺は橘さんの兄貴を思う気持ちに関心していたら集のところに鶫がやって来て
鶫「さぁ、舞子集…さっきの続きと行こうか…今度は市川様も含めてな」
集「な、なにを言ってるんだよ薫ちゃんはどこにもいな…」
薫「ここだよ」
なんと集の後ろには薫がいて、集のことをがっちりとホールドしていた
集「あの〜、一回落ち着こうよ薫ちゃん、誠士郎ちゃん」
鶫「あんなことを言われて落ち着けると思っているのか?」
薫「そうだよ、あんな大勢の前であんなことを言わせておいて」
集「それはちょっとしたスパイスといいますか…劇をおもしろくするためのものだったんだ…許してちょうだい」
鶫 薫「絶対に許さない」
その後に集の叫び声がきこえたような気がしたが俺は知らないふりをしてジュースのおかわりを兄貴は宮本さんに小野寺さんにクレープを渡してきてと言われて渡しに行った
どのジュースにしようかと悩んでいたら横から兄貴が話しかけてきた
楽「ちょっといいか?」
晃「どうしたんだよ、そんな真剣な顔して」
楽「いや、それがな…」
事情を聞いたところ小野寺さんがどうしてもジュリエットの役を演りたかったらしいので手伝ってくれないかということらしいが
晃「(まぁ、兄貴と一緒にやりたかったのにあんなことになって出来なかったら残念だよな)」
なんて思いながら俺は兄貴にOKの返事をして、俺は小野寺さんの着替えを手伝ってもらうために鶫と薫の元に向かった
晃「すまん鶫、薫ちょっと手伝ってほしいことがあるんだが…」
鶫「どうしたんだ急に?」
薫「それに手伝ってほしいことってなに?」
事情を説明すると二人は快く了承してくれたことに感謝しつつ俺は兄貴に準備ができたこととあまり人が来ない場所を教えて、俺は教室に戻ると笑顔の二人が立っていた
晃「どうしたの二人ともそんな笑顔で何かいいことでもあったの?」
薫「それはねぇ…」
鶫「ですよね…」
晃「?」
二人の言葉に検討もつかない俺は次の言ったことにはびっくりした、どうやら手伝ってあげたんだし何かして欲しいということなんだが俺にはそんなことが出来る金が無いのだが、渋々了承した後に俺はどうしようかと考えて頭が痛くなった
いろいろあった文化祭はあっという間に終わってしまったことに寂しさを感じながら、季節が秋から冬に移り変わるように俺のサイフは冬を向かえることになった
感想、訂正などがあったらどんどん待ってます!
リクエストなどもあったらもらえるとうれしいです