鶫と薫から告白されて付き合うことになった。
このことはおれの人生の中で結構な衝撃的な事なことで、今でも夢ではないのかと思いつつ、学校へ向かっていた。すると、後ろから誰かが走ってくる音が聞こえてくるから振り返ると薫だった。
「おっはよ~、晃!今日もいい天気だね!」
朝から元気な薫をみて、いつもとテンションが違っているなと思いながら、俺もおはようと返す。
「ねぇ、腕組んでも良いかな?」
いきなり言われて内心ビックリしているけれども顔には出さず、平静を装いながら普通に返事すれば…
「べ、別にい、いいぞ…」
まぁ、そんなの俺にできる訳ないんだけどな!
大事なところで噛んだ俺をうらんでいたら、薫はうれしそうに腕を組んできた。新鮮な感じもするがそれよりも視線が痛いほど刺さっている気がするが気にしていたらキリがないから無視して歩くことにして、薫との他愛ない会話を楽しんでいた。
しばらく歩いていたら曲がり角で鶫に出会った。朝の挨拶をして、一緒に学校に行こうとすると鶫が俺の制服の裾を引っ張ってくるから何か伝えたいことがあるのか考えてみて思いつくものがあった。
「もしかして、鶫も腕組みたいのか?」
こくんと頷く鶫は小動物みたいでかわいいかった、横にいた薫のそんな攻め方があったなんてと聞こえたのは幻聴だと思うことにした。こうして、両手に花という状態で登校することになった。
「二人とも、すごく見られているような気がするんだけど気のせいかな……」
「いえ、わたしもさきほどから感じていました……何かあったんでしょうか?」
それは俺たちが見られるようなことをしてるからだろ!!!
と言いたいが言えるわけがないので俺もわらないふりをする。
「三人ともおはよう~、朝から仲がよろしいことでうらやましいですな~」
事情を全部知っているのにそう言ってくる集に一発お見舞いしてやりたいが、今は両手がふさがっているのでやめておいた。
鶫と薫は集に手伝ってくれたことに対してお礼を言っているが気にしなくていいと言い、先に下駄箱に向かった。
「下駄箱に着いたんだし、そろそろ離れてくれないと俺的いろいろとヤバいんだが……」
「それもそうだね、わかったよ」
「わたしは少ししかできなかった……」
素直に離してくれる薫と対照的に鶫は名残惜しそうにはなしてくれた。ちょっと可愛いくてもう一度だけ腕を組んでもいいかなと
思ったのは内緒だ。
靴を履き替えて、教室のドアを開けると男子どもがいきなり襲いかかってきた
「死ね!!!一条!!!」
「非リアどもの恨みを思い知れ!!!」
襲いかかってくる奴らを捌きながらなんでこうなったを考えていると自分の席に座っていた集がこっちをむいてにやりと笑っていた。
このあと、集をめちゃめちゃボコボコにした。
朝のHRになるとみんなも落ち着きいてきたようだけど、俺たちは質問攻めや攻撃(主に俺)をされて疲れていた。昼休みになり、兄貴たちには報告をしようと決めていたので屋上に呼
ぶことにした。
「……俺は鶫と薫の二人とつきあうことにした」
みんなの反応はえっ、いまさら!?という感じだった」
「なんだよ、その反応はもうちょっとおどろいたりしないのかよ!」
「だって、他の人たちから三人って付き合ってるように見えたわよ」
桐崎さんの意見にみんなは頷いた。そんな風に見えていたなは恥ずかしいなとおもっていたら集がいらないこと言ってきた。
「じゃあ、もうすぐクリスマスだしデートでもするのかな?」
集の言ったことで二人は顔を真っ赤にしながら
「わたしは行ってみたい……」
「……僕もクリスマスにデートしてみたいな」
元々、クリスマスまでにはさそうつもりだったので問題ではないから俺は
「いくか、クリスマスにどこか」
そういうと二人はうれしそうにうん!と言ってくれた。今年のクリスマスは楽しくなりそうと思いながらふたりの顔を見た。