ニセコイ 俺とあいつのヤクソク   作:agm

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ショウガツ

色々あった一年が終わり、新年を迎えた一条家はいつもと変わらな1日を過ごすかと思っていたが、今年はちょっと違う日だった

 

「坊ちゃんたち〜お客さんが来られましたぜ〜」

 

そう、桐崎さん、鶫、薫がうちに挨拶に来るからそのまま飯も食べてもらう予定になっていた。

 

俺と兄貴は三人を迎える為に玄関へと行き、扉を開けるとそこにいたのは3人以外に集、小野寺さん、宮本さん、橘さんがいた

 

「何で他のみんなもいるんだ?」

 

「それはね…私が呼んだからよ!」

 

「呼んでくれたのはいいけど人数分あるかわからないしな…」

 

すると、後ろから竜は人数分の飯を用意していると言っていたから、桐崎さんが事前に伝えていたらしい

 

「おじゃまします〜〜」

 

はやく食べたいのかいそいそと入って行く桐崎さんの後ろに続くようにみんなが入った

 

 

「「「……お邪魔しま〜す」」」

 

 

部屋に案内すると殆ど飯の準備が出来ていたので、みんな適当に座って食べることした

 

「これ食べてみて晃、美味しいよ!」

 

「お、おう 食べるのなら一人でできるから……」

 

「……このお刺身とても美味しいと思うのだが食べてみないか?」

 

「そ、そうか……後で食べてみるわ」

 

「「後じゃなくて(ではなくて)今食べて欲しい(のだ)!」」

 

「はい……わかりました」

 

二人の迫力に負ける形で俺はあーんさせられている

 

「美味しい?」

 

「味付けもちゃんとしていて美味いな」

 

「ど、どうだ?」

 

「新鮮でさっぱりしてていけるな」

 

ぶっちゃけるとスゴく恥ずかしい、三人だけならともかく、兄貴達や組のヤツらもいる前でやると思ってなかったので俺の顔は飯を食べ終わるまで熱かった

 

 

 

飯を食べ終わるとみんなでゲームなどで遊んでいたら、桐崎さんが甘い物を持ってきてほしいと言われたので兄貴と一緒に台所に向かった

 

「あんまり、良いものないな」

 

「ここにチョコあるんだけどどうかな?」

 

「しょうがない、それを持って行くか」

 

うちには珍しくチョコが置いてあったから、それを持って行って、みんなで食べることにした

 

その後、みんなでカルタをすることになって、並べてくれている間にトイレにいって戻ってくるとなぜか集が吹き飛ばされていた

 

「おい!集がなにがあったんだ!」

 

「万里花ちゃん……ウイスキーボンボン……」

 

集は意味不明な単語を呟いて、気を失ってしまった。混乱しているなか後ろから肩を叩かれたので振り返ると橘さんがいた

 

「あ〜、らっくん、らっくんがおるばい」

 

「俺は兄貴じゃないよ、弟の晃だよ!」

 

「あちゃ〜、間違えたばい、らっくんはどこおると〜」

 

そう言ってフラフラと何処かに行った橘さんはいつもと違っていた、それにみんな何処にいるかわからないので探していると桐崎さんの姿が見えた

 

「大丈夫?桐崎さんなんか顔が赤いけど……」

 

「大丈夫よ〜!それより〜聞いてほしいことがあるの!」

 

「な、なに?」

 

「楽が万里花とはキスしたのに、私とはキスさせてくれないの……どうしたらいいかな?」

 

俺は耳を疑うような質問されたのでもう一度聞いてみても一緒だったから少しだけ考えて答えた

 

「グイグイいけばいいと思うよ」

 

「そ〜よねぇ〜、押していかなきゃダメよね〜、よしっ!楽を探してくるわ〜、ありがとう〜」

 

橘さん同様に兄貴をさがしに行く桐崎さん

 

「どうなってんのか全然わかんねぇ」

 

見つけていない兄貴達を探していると物音が聞こえた部屋に行ってみたら

 

「一条くんって〜〜お肌綺麗だよねぇ〜〜いいなぁ、うらやましいよ〜」

 

襖を開けると兄貴を押し倒している小野寺さんの姿が見えたので俺はそっと襖を閉めようとしたら

 

「おい!たすけてくれよ!」

 

「いや、お楽しみ中かと……」

 

「そんなわけあるか!」

 

どうやら違ったらしく、逃げるようにこっちに向かってくる兄貴に理由を聞いてみた、あのチョコにウイスキーが入っていてそれで酔ってしまったらしい……って女子達、酒癖悪すぎだろ!

 

「それより、鶫と薫をみかけた?」

 

「いや、見かけてねぇな」

 

「俺は二人を探すから、その間に兄貴は水をみんなに配ってくれよ」

 

「わかった、気をつけろよ……」

 

一階を全部調べてみたが二人はいなかったので二階をそうとしていると俺の部屋から物音が聞こえたから行ってみると二人は何かを探しているようだった

 

「二人とも俺の部屋で何をしてるんだ?」

 

声をかけてみるとこっちをみてきた、どうやら二人は酔って

 

「えっ〜と、晃の部屋にあると思う物を探してるんだよ」

 

「その探してる物ってなんだ?アルバムとかか?」

 

「「違う(よ)、エロ本」」

 

なんて物を探しているだ!と驚きはしたが焦ってはいない、なぜならそういう類のものは全部パソコンに保存してるから心配することは何もなかった

 

「おいおい、そんなものは俺の部屋にはねぇよ」

 

「そうだよね、これだけ探して見つからないなら無いよね〜」

 

このままみんながいるところに連れていけば終わりだったのだけど鶫はPCの方を指差し

 

「最後にこれの中を見せてくれないか?」

 

「エッ、ドウシテナンダソコニハナニモナイヨ」

 

二人の威圧に負けて、仕方なくパスワードを解いた。しかし、ちゃんと偽装はしてあるので、そう簡単に見つかるわけないと思っていたら

 

「市川様見つけましたよ、晃が持ってるエッチな画像や動画」

 

「なんだ、こんな所にあったんだ」

 

嘘だろ!?こんなに簡単に見つかるはずないと思っていたのに……

 

バレてしまったなら素直に言えば何事も無く収まるだろうと考えた俺

 

「すまん、隠していたのは悪かった!……けど、男子なら誰でも持ってるものだから何もしないでくれ」

 

本心を話すと二人は笑顔で俺の方をみてくれた、やっぱりちゃんと言えば分かってくれるんだなと嬉しく思っていたら

 

「「そんなこと言われたら消さないと思った(思ったのか)?」」

 

その一言ともに鶫はコレクションを一括削除されてしまった、それを見た瞬間、集めた苦労やお世話になったことを考えると俺は泣いていた

 

「えっ?!ど、どうしよう……晃が泣いてるよ」

 

「ほ、本当ですね、怒ると思っていたのですが泣き出すとは予想外でした……」

 

数分後、しょうもない理由で泣いていた恥ずかしい思いをしながら、俺は二人にどんなシュチュエーションがいいかとか胸は大きなほうか小さいほうかとか色々と質問されて俺のメンタルはほとんど虫の息だった

 

 

「そろそろ…勘弁してくれないか?俺もキツイ……」

 

 

「じゃあ……これで最後の質問にするよ」

 

その一言を聞いて安心していたら、最期にとんでもないモノをぶつけてきた

 

「「……僕と(私と)ああいう画像や動画みたいなことをしたいの(のか)??」」

 

「………」

 

一瞬思考が停止してしまったような感覚になった

 

(何を言ってるんだよ二人は!そりゃあ……二人は彼女なんだからそういうこともしてみたいとは思うけども言ってもいいのか!?)

 

「してみたいとは思う……だけど、今はそういうのはダメだと思うから高校卒業まで待ってくれ!」

 

「「うん(わかった)」」

 

2人の質問責めを答え終わり、1階に降りると布団で寝ている兄貴とやらかしてしまったという顔をしながら正座している4人がいた

 

「どうしたの?みんなで正座なんかして」

 

「「「「何も聞かないで」」」」

 

 

4人の凄みに押されて、それ以上何も聞かなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方になり、お開きにしようとことでみんな帰るので見送る為に玄関まで行き、別れの挨拶をして帰る間際、鶫と薫が俺のところに来て

 

「「もし、シタくなった僕(私)はいつでも大丈夫だから、その時は優しくしてね(して欲しい)」」

 

耳元でそれを言った二人は顔を赤らめながら走って行く、呆然としていたけど意味を理解した俺は気を失ってしまったらしい(後から竜が部屋まで運んでくれた)

 

こうして、色々あった正月は終わったけれどもあの言葉を聞いたせいかそういう

夢を見てしまうことになった

 

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