作中に登場した艦娘関係の技術等の設定集。
一部エピソード付きで載ってます。
・第一世代艦娘
艦娘を技術レベルの差で分類した時に用いられる名称の1つ。その名の通り艦娘の中でも初期型に当たる。具体的には、世界初の艦娘“出雲”を初めとした主に2000年代に建造された艦娘達を指す。
建造時期によってその仕様に違いがある為、同じ第一世代の中でも「ファースト〜サード」の3つのロットに分類される事もある。その性能差は基本的に
サード≧ファースト>セカンド となる。
世界の軍事バランスに影響を及ぼす程の存在となった彼女達だったが、技術的に未熟な面も多く実戦で発揮される性能は不安定だった。
・建御雷型艦娘母艦
日本国防海軍が艦娘用の母艦とするべく就役させた大型艦。その運用思想から『海上移動軍港』とも呼ばれる。
同型艦はネームシップの「建御雷」と2番艦「建御名方」の全2隻。
・基地航空隊
2008年頃から活動を開始した、艦娘の技術を用いて開発した陸上機部隊の総称。基地となる飛行場は、日本各地の通常航空機の基地に併設される形で設置された。
将来的には艦娘母艦へ設置して運用する事も考案されており、その方法を模索している最中である。
・特殊徹甲弾
第二次AL・MI作戦にて米軍が実戦投入した対SUE兵器。
正式名称は『対SUE徹甲弾』英語名: Armor-Piercing Anti-SUE 略称はAPAS)。
米軍関係者が艦娘の実験資料に目を通した時、砲弾が艦娘の艤装サイズに小さくなりながらも威力自体はさほど変わっていない事に気付き、そこから研究を重ねて完成に漕ぎつけた。
その絶大な威力は歩兵のみでの深海棲艦撃破を現実的な物としたが、深海棲艦のスパイの暗躍の結果、本弾薬の製造技術が半ばオープンソース化してしまった為、当たりどころによっては艦娘をも一撃で撃破出来る火力を世界中にばら撒く事となってしまった。
2010年時点では、その一撃必殺の火力が深海棲艦に火を噴くケースよりも、艦娘を脅して服従させる為に使われる事の方が多くなってしまっている。
余談だが、初投入時に見せつけた貫徹力・破壊力から「この技術を使って戦車砲クラスの砲弾も作ってみよう」となった結果、生まれたのがAPFSDS-AS(APASの戦車砲版。簡単に言えば艦娘の技術で作ったAPFSDS)である。この砲弾とそれを使用可能な新型砲を搭載した改良型M1エイブラムスは、正に陸戦界のドレッドノートと言っても過言ではない程の革命的な戦車となった。しかしそれはエイブラムス自身も含めたそれまでの機甲戦力が全て陳腐化する事にも繋がってしまい、人類同士の陸戦に多大な影響を及ぼしてしまった。その結果、これ以降開発される戦車はそれまでとは一線を画す防御性能が求められる事となっていく。
こう言った事情も相まって10式戦車を初めとした2010年代以降の主力戦車は、史実よりも遥かに堅牢な防御性能を持つ事となったが、それでも対APFSDS-AS防御は不完全だと言えた。
現場の要求に開発側が完璧に答えられるようになるのは、まだ少し先の話。
なお、火力インフレにおける当然の流れとして「戦車砲の次は艦砲だ!」といってアイオワ級の16インチ砲弾でも試された事例もあったのだが、そうやって巨大化させていった結果、射撃時の反動も比例して大きくなり(実際、射撃試験を行った「アイオワ」は三門ずつの射撃でさえ転覆しかけている)、その対策をしつつ運用するのはコスパが見合わないと判断され、5インチ砲弾までで開発は中止されている。
艦娘の技術で砲弾のサイズを縮小しても、その威力は変わらない。だが同時に、受ける反動もそのまま。そんな代物を16インチ砲用にサイズ据え置きで作れば、出来上がった砲弾の本来のサイズは16インチ砲弾の更に10倍以上となるのだから、受ける反動も桁違いになるのは当然。
こんな分かりきった欠陥に試験をするまで気付けなかったのは、艦娘が8インチ砲やら12インチ砲やらを当たり前のように撃っているせいで、彼女達がいつも元となった砲と同等の反動をその身に受けながら砲撃を行っている事を見落としていたのが原因だった。
だが、この方法による火力上昇自体はとても魅力的な物であり、この失敗を糧にサイズの縮小率を自重して作られた5インチ砲版ですら、その実際の威力や反動は重巡の8インチ砲のそれに近い。それよりも更に自重している戦車砲版でも、その威力は軽巡砲クラス。
また、仮に反動を度外視出来る環境なら戦車砲でも12インチ砲レベルの火力を出す事が可能。
そんな化け物火力を従来の装甲で防げるはずもないのだから、それまでの戦車が時代遅れになるのも仕方なかった。
随時更新予定
あ と が き
艦娘関係のものは大体ここに置いときます。