先生『この学校は百鬼だけなの?』
百鬼「えぇ、そうですよ。3年前に先輩が卒業してからは私はずっと1人ですね。」
先生『ん?つまり百鬼は3年生?』
百鬼「いえ?2年生ですよ。」
先生『え?でも――』
百鬼「――近くに住んでいたんですよ。先輩達が良くしてくれたので。」
先生『なるほど!』
嘘をつくとき、事実と嘘を混ざり合わせるとバレにくい。
それに加え、昔を使うと相手は信じ込みやすい。
なぜか?相手は昔の事など知ろうとしてもそこは純度100%の嘘をついても相手は昔を知らないから信じる。だから、結果的には信じる。
そして、今も存在し続ける物を使う時は本当のことを言ったほうが良い。
俺は近くに住んでいると言った。
そして、先輩達が良くしてくれた。
前者は嘘で後者は本当である。
先生『その子達ってどういう子だったの?』
百鬼「っ…」
こいつ…!
殺すか?
いや、ここは落ち着いて…
百鬼「先生、知らなくてもいい事もあるんですよ。」
先生『?』
百鬼「それより先生はなぜこんな遅くにウスエクナに?」
先生『ちょっと仕事で貰った書類にここの事が書いてあったからかな。私もウスエクナ学園なんて初めて聞いたからちょっと興味持っちゃって。』
百鬼「ふむ、なるほど。興味を持っていただけるとは光栄ですね。」
先生『ウスエクナ学園って有名なの?』
百鬼「有名ではないですね。現にこの学校は私1人ですし。」
先生『あっ、そっか。』
なんだこいつ。
煽ってるのか?
百鬼「それより、先生は今日はいつまでここに滞在される予定ですか?」
百鬼「あっ、いえ。帰ってほしいって訳では無いですよ。純粋な疑問です。」
先生『校内を見たら帰るかな。』
百鬼「なるほど。」
百鬼「まぁ、見せられる程綺麗ではないですが…。」
先生『あはは…。』
百鬼「それじゃ、案内しますよ。ついて来てください。」
先生『うん、よろしくね。百鬼。』
俺は先生を案内する。
しかし、ほとんどが空き教室の為、案内する場所が特になく、案内は20分程度で終わった。
百鬼「すみません…空き教室しかなくて…」
先生『あはは、大丈夫だよ。十分楽しめたよ。』
先生『それじゃ、私はここで帰るよ。何かあったら電話するかシャーレに来てね。』
先生『その時は私が解決してあげるから。』
百鬼「お気遣いありがとうございます。」
俺は先生を駅まで見送る。
俺はスマホを見る。スマホには18時34分と表示されていた。
百鬼「さて…帰るか。」
俺はカバンを手に持ち、学校を後にした。
百鬼「また明日。」
藤原 悠さんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。
まちーさんお気に入り登録ありがとうございますご感想などお待ちしておりますこれからも温かい目で見てちょ。