前に書いていたんですが、設定を大幅に変更して書き直しました。
読んでいただけると嬉しいです(*´ω`*)
ちなみに、メインヒロインは三年生でいこうと思います。
高校生活。
中学生の誰もが、憧れや夢を抱いているであろう。早く自分も行きたいと。
また、よく母親父親も口を揃えて「あの頃は楽しかった。あの頃に戻りたい」などと話しているのが聞こえてくる。
でも、確かにその通りだと思う。高校生活で得られるものは多いし、生涯の大切な友人、または恋人などもできる人もいるだろう。
さらに高校生活の後には、ほとんどの人たちが進学か就職をするだろう。ここで、自分の将来が決まってくるのである。
つまり、人によれば夢を叶えるための第一歩でもある。
そんな夢と希望あふれる高校生活だが、現実そう甘くはない。
義務教育の過程を終え、これからは自らが望んで勉学に励むのだ。もちろん、その責任の多くは自分にあるだろう。
いつまでも、子供でいるわけにはいかないのだ。学ぶべきことはしっかりと学んで、やるべきことはしっかりとやらなければならない。
それは普通のことでは?
そう、普通のことだ。でも、できない人もいる。
話が長くなってしまったけれども、要するに自分の言いたいこととは、一生懸命に充実した高校生活にしてほしい。そして、人間的にも成長していくのが望ましいだろう。
後悔するなとよく言われたりするけども、人間誰しも後悔なしで生きてはいないだろう。
だから、後悔よりもためになったことや、嬉しかったこと、感動したこと、いい経験などをたっくさんした方がいいに決まってる。
これらを踏まえた上で問います。
あなたの今はどうですか?
これは、学校を廃校から救い、今という高校生活を駆け抜けた9人の彼女たち+支えて続けてきた1人の彼による物語。
もう一度問います。
あなたは、今。充実した日々を過ごせていますか?
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時計のアラームが部屋中に鳴り響く。昨日、あんなにもドキドキしていたのに普通に眠りについて、普通に起きたらしい。
しかし、今日からはその普通の生活ともおさらばだ。だって……
「今日からついに高校生だもんな~」
先月までは自分は中学生だったのである。実感がなくても当然だ。むしろ、もう高校生ぶってるやつがいるのならぜひ連れてきてほしい。お前は甘すぎる!ってつい言ってやりたいね。
とかいう自分が、以外と高校生ぶっているのかもしれないが……。
ベッドから起き上がり、カーテンを開け放つ。春の日の光が、部屋中を照らしてくれる。
……この部屋で本当によかったな。母と父には感謝しないと。
俺、渡美裕貴の家庭は、父と母との3人家族だ。俺が生まれる前からこのマンションに住んでいるのだが、現在は俺1人である。
俺が中学ニ年生の頃、父の事業が大成功したらしく父が単身赴任で海外に行くことになり、さらに、中学三年生になる頃には父と同じ職場の母までもが父と同じ所に行くことが決まったのであった。
俺はその頃から、家事を覚えたり、隣の幼なじみである矢澤家にお世話になったりしていた。今ではすっかり、俺のことを本当の家族のように接してくれる。
と、俺の現在はそんな感じなのである。
10分前行動が自分のモットー!
そろそろ準備しないとな。
今日は午前中に終わるため、弁当などの準備の手間も省ける。着替えを済まして、朝食を終えた後は微妙に時間ができてしまっていた。
「今日のニュースでも見てみますかね」
その辺に転がっていたりもこんに手を伸ばしたところで、俺の動作は遮られることとなったのであった。
ピーンポーーン
「こんな朝っぱらから……はーい」
まあ、この朝にチャイムを鳴らす人物なんてあの子しか思い当たらないんだけどな。
俺がドアを開けると、そこには1人の女の子がいた。
「おっはよー裕貴!今日もいい天気~~にこっ!」
「……」バタン
「さて、ニュースでも見るとします…」ピーンポーン
「またか……」ガチャリ
「にっこにっこにー!」バタン
「ちょっと、待ちなさいよーー!!」
「何だよ、朝っぱらからハイテンションでいきなり…」ガチャ
「はあ?今日から高校生なのよ、こ、う、こ、う、せ、い!楽しみで仕方なかったんだから~」
「はいはい、よかったですね~」
「って、あんたはなんでそんなにも冷めんのよ!!」
誰のせいだと思っているんですかねー?まあ、口には出さないけど。
彼女は背は小さめで、黒髪とリボンで結ばれたツインテールが特徴的だ。顔立ちもよく、どちらかといえば可愛らしいに当てはまる子である。胸は……まあ、察してくれ。
彼女こそが、俺の幼なじみである矢澤にこだ。
「それで、何のよう?」
実際のところ、俺はニュースが見たいためくだらない用件だったらたまったもんじゃない。まあ、その心配はないんだけどな。
なぜわかるかって?
それは、幼なじみだからな。
「入学式から、1人で登校するのが寂しいんじゃないかって思ったのよ。この私の気遣いをありがたく思いなさいよね!」
そう言って、胸をはるにこ。その様子から活気に満ち溢れているのがよく伝わってくる。
「ったく、素直に一緒に登校したいって言えば可愛げがあるのにな~」
「べ、別にあんたと一緒に登校したいなんて思ってないわよ!!仕方なくよ、仕方なく!!」
誤魔化してくる彼女であるが、本心はばればれである。
美少女なんだから、本当にもったいないよな。まあ、本人には決して言わないけどな。
「はいはい、それじゃあ少し早いけど行くとするか」
俺の言葉を聞いて、「うん!」と笑顔全開になる彼女。正直、彼女の笑顔はとてつもなく可愛い。並みの男子なら一撃で堕ちるレベルである。名前からの通り、彼女はにこにこな笑顔がとっても似合っているのだ。
もちろん、これも彼女には内緒だけどな。
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俺たちの通うことになる高校は、 東京都千代田区の秋葉原・神田・神保町に挟まれた地域にある国立の音ノ木坂学院だ。古くからある伝統校で、俺の父や母も通っていた。
俺がこの高校に決めた理由は、一番家に近かったからだ。
サッカーの推薦がきていたけど、どの高校も遠く家を空けるしかなかったため断念するしかなかった。育ったこの部屋、この場所は自分にとって父母と共に過ごした大切な場所だし、いつか帰ってくる2人のためにもこの場所を残しておきたかったんだ。
まあ、俺がそんな思いをしているのも知らずに2人は俺のことだから俺に任せるってさ…。ったく、勝手に向こうに行くし、お前ならできるって決めつけてさ……。でも、大切な家族だからな。
と、まあ、これが大まかな理由だ。後は、横の幼なじみ……かな。
にことはマンションの部屋が隣同士で、幼稚園前からの付き合いだ。しかも、小学校6年間と中学校3年間ですべてのクラスが同じという縁がある。そんな俺たちの関係は?と問われても、ただの幼なじみ。そう答えるしかないな。今まで、一度も恋愛対象として彼女を見たことがないね……多分。
でもなぜか、彼女と共に高校生活を過ごしたい。そう思う自分がいたんだ。まあ、向こうも俺が音ノ木坂に決めたってことを話したらすごく喜んでくれてたからな。
ふと、登校中に横の彼女と目が合う。名前の通りにこっと笑顔を向けてくる彼女。
危うく墜ちかけた。
まだ満開とは言えない、桜の並木道を通り過ぎ、坂を登るとついに音ノ木坂が見えてきた。伝統校とあるだけに、その校舎はとても古びていて…げふんげふん、とても歴史を感じさせている。今日から三年間。御世話になります。
「そう言えば、クラス発表がなぜか今日なんだよな。3月中に発表予定だったのが、延期になったって」
「そうらしいわね。またあんたと同じクラスになったらどうしようかしら」
「本当はなりたいんだろ?」
ポコッ!
はい、照れ隠しのグー叩きいただきました。
「だ、誰があんたとなんか…/」
「はいはい、ぶつぶつ言ってないで見に行こうぜ」
「はぁ?ちょ、手引っ張んないでよ//」
さーて、どんなクラス分けになってますかな?
にこの手を引いて、生徒の中を進んでいく。そしてこの時、俺は見たんだ。
ひときわ美しい輝きを持つ、金髪ポニーテールの彼女の姿を。
神様ってのは、絶妙なタイミングの持ち主のようだ。高校生活という、このタイミングにどんぴしゃだもんな。
「結局、離れたか……でもまあ、ある意味すごかったよな。九年間も一緒だったなんてさ」
「そうね……」
うわぁ、どうしよう…。目に見えてわかるくらい、にこが落ち込んでいる。そんなに、離れるのが嫌だったのか?まあ、俺も離れるのは少し寂しくなるけどさ。ここまで落ち込むことはないだろう。
「ほらほら、笑顔だけが取り柄のお前がそんなにぶすっとしてたらどうすんだよ?」
「なによ!笑顔だけって!」
「とにかく、そんなんじゃ友達もできないぞ…」
「余計なお世話よ……」
「いいか、にこ。俺たちが離れても、関係が変わるわけないだろ?幼なじみなんだからな。……まあ、クラスでなにかあったらすぐに頼れよな……」
「裕貴…ありがとね」
「俺たちは昔からの幼なじみだ!ちょっとやそっとじゃ壊せるものじゃないんだろ」
「そうね、幼なじみ……よね……」
あれ?また落ち込んだ?
そう思ったのはつかの間で、彼女は笑顔に戻っていた。
「待ってなさいよ!友達100人つくるんだから!」
「目標が小学生かお前は……まあ、確かに…発育の方は……」
「なにか言ったかしら?」
「ございませぬ」<(_ _)>
マジでその目は怖いんでやめてくださいお願いします。
「朝からお熱いことやね~」
廊下で話していた俺たちに、ふと話しかけてくる1人の彼女。関西弁?だけどなぜか違和感を拭いきれない口調だ。髪の毛は長くてボリュームがあるのがわかりおさげである。ただ、ボリュームがあるのは髪だけではない。その胸だ。デカすぎるんじゃないか?
と、胸ばかりに意識を持っていかれたが普通に彼女も美少女であることには間違いなかった。
「べ、別にイチャイチャなんてしてないわよ//」
「ところで君は?」
「スルー!?」
「ウチは、東條希。よろしゅうな~」
「あ、俺は渡美裕貴…って違う!」
「んー?」
「俺が言いたいのは、どうして話しかけてきたのってこと」
「あー、なるほどな~。いやぁ、朝から堂々といちゃついてるカップルがおるな~って思ってつい声をかけてしまったんよ。お邪魔やった?」
「いや、そもそもいちゃついてないしてかカップルじゃないから」
「ふーん、まあええやん。ここで、会ったのも何かの縁やろしこれからもよろしくな~」
「よろしくな、えーと、希でいいのか?」
「うん!」
「って、私のこと忘れてない!!??」
「あ、にこ、いたのか」
「なんであんたが言うのよ!!」
いや、ちっちゃくて存在感なかったんだよな。なにが小さいって?それはもちろん…ゴホンゴホン。
「はぁ、まあいいわよ。矢澤にこよよろしく」
「よろしくな~にこっち」
「に、にこっちってなによ…」
希か。エセ関西弁は少し気になるけど、初日からいい交友関係を持てそうでよかった。ちなみに、にこと希は同じクラスのようだったみたいだ。よかったな、にこ。いきなり友達ができてさ。
俺もクラスに入り、自分の指定席へと座る。
このクラスに、自分の友人はいないけどなんだかやっていけそうな気がする。希程でもないにしろ、いい関係を作っていけたらいいな。
そして、俺は周りの生徒を見渡しどんな人たちがいるのかななどとワクワクしていたが、ある生徒の所でその視線が止まった。
彼女に違いない。
数分前のことだから鮮明に覚えている。彼女だ。
その彼女とは髪は金髪でポニーテール。
高校生活は始まったばかり。
今後はできるだけ更新を早めていきたいと思います。
感想、お待ちしております。