(テストは死亡)
このペースで投稿できるように頑張っていきたいと思います(^^)v
それではどうぞ( ^-^)_旦
「みなさん、ご入学おめでとうございます。これからの三年間をより良くするためにも…」
入学式が進行していく中、今は理事長の挨拶が行われている。
理事長……美人だなぁ…。あれで既婚者なんだよな。
それほど若々しく見えるあの方こそが我が校の南理事長だ。おっとりとした性格で、生徒たちからの人気もよい。
まあ、もちろん男子からのが主だけど……。
気がつくと、そんな理事長の挨拶も終わり閉会となった。
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「なぁなぁ、俺らのクラスに絢瀬って子いるじゃん?」
「ああ、あの金髪の子だよな」
「あの子、まじでかわいいよな~」
「どっちかっていうと、美人?の方があってないか?」
「あ~わかるわかる」
入学式を終え、講堂から帰る途中。自分の前にいる男子からそんな会話が聞こえてきた。確かに、あの髪は目立つもんな。
というか、あれは地毛ってことで間違いないんだろうか?染めていたら注意されてしまうし……。
そして、考え事をしているうちに今日のホームルームは終わっていたのだった。
「あ、にこ~、希~」
「裕貴君、お疲れ様~」
「お疲れ様、それじゃ帰るか…ってどうしたにこ?」
見ると、にこの顔が真っ赤でなぜかぐったりとしていた。
「大丈夫か?もしかして熱でも…」
「あ、裕貴君。そのことについてなんやけど、大丈夫なんよ~」
「何か知ってるのか希?」
すると、ニヤニヤと笑みを浮かべる希。
「にこっちがあんなんになったんはな、ウチがわしわししたからなんよ~」
「わしわし?」
「そう!わしわし!後ろから近づきオンナノコの胸元に手を伸ばして、最後には……」
「さ、最後には…?」
「胸をわしわしするんよ!」
「いや、意味わかんねーよ!いや、わかるけど、わかんねーよ!てか、なんでそんなことしたんだよ?」
「いやぁ~ついつい気になったんよ~。あ、裕貴君はにこっちのわしわししたことあるん?」
「あるか!見たことしかねーよ!」
「ちょっ、裕貴!あんたなに言ってんのよ//」
…?
「俺なんか言ったっけ?」
「自覚ないわけ!?」
さっきまでぐったりとしていたにこが、いきなり俺の方に迫ってきている。
「へぇ~裕貴君見たことはあるんやね~。それでどうやったん?」
そして、俺は希の言葉で全てを察した。確かに変なことを口走っていたようだ。
「希もなにきいてんのよ!」
「だって気になるんやもん」
あの時、確か今年の3月だったかな。シャワーを浴びて間もなく、着替えようとしていたにこの姿を目撃したんだよな。もちろん、見えてしまっていたし…。
確か!にこの姿は……
「そうだな、胸が自己主張のなかった感じで…」パシン!
「な、な、なにあんたも答えてんのよバカ//あと、自己主張うんぬんは余計よ//」
顔がヒリヒリします。
「ふ~ん、でもな裕貴君。確かににこっちの胸は小さいかもしれんけどな、意外と存在感がちゃんとあるんよ。ウチのわしわし経験やからまちがいなしや!」
「もう!いい加減にしなさいよあんたたち!!」
にこがそろそろ泣きそうになってきたところで、さすがにやめることにした。
ただ、にこの胸……少し気になるな……。
「あ、もちろん裕貴君のことはわしわしせんから安心してな~」
「それは言わなくてもいいわ!!てかむしろ俺にさせてくださいお願いします」
「裕貴、もう一回顔でいいかしら?」
にこの声色が、冗談レベルを通り越しているような気がする。あはは…もちろん俺のは冗談なんだけどな。
「…裕貴君、ウチのがそんなに気になるんやったら…」
と、ここで希が俺に近づき耳元で何かをささやこうとする。
「二人きりの時でな♪」
いや、ちがった。普通に、にこに聞こえるような大きさで話しやがった。
その後、俺の顔が再び赤くなるのはそう遅くはなかった。
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現在午前0時30分。
俺はとてもくだらないことで頭を悩ませていた。
「いや、やっぱりインパクトは必要だな…とすると、まずはギャグ混じりで笑いを…いやいやギャグで滑った場合のアフターケアが難しい…」
明日はクラスの顔合わせということで、1人1人の自己紹介がある。というわけで、戦略を考えているわけだ。
この自己紹介が、今後のクラス内での生活に大きな影響を与える。暗い感じで紹介をしたやつは、印象が悪く話しかけにくいイメージを持たれたりする。逆に、うるさいようなやつは面倒なタイプだと思われる。つまり、程よくいい感じにやらなければならない。そんなわけで、自己紹介を考えていたのだがいい案が先ほどから思い浮かんでこなかった。
自己紹介ごときで考えすぎ?
確かにそうかもしれないが、俺の知り合いには中学一年の時に自己紹介で後先考えずいきなり「にっこにっこにー 」教室の空気が一瞬にして凍りついたわけだ。
さすがに、あんなことはしないけどどうせ自己紹介するならちゃんとしておきたいからな。
「うーん、どうすればいいんだろう…。ネタであの紹介やってみるかな。この中に宇宙人、未来人、異世界人がなんたらかんたらってやつ」
…絶対俺のhigh school lifeが破滅する。
と、先ほどからこんな感じで試行錯誤している。
はぁ~とため息をつきながら、ベットに仰向けになって寝転がる。
「自分らしく生きる…か」
父親がよく言っていた言葉だ。
人間は1人1人、異なった個性がある。この自分だけの個性。その中でも、長所の部分を生かしていけばより良く生きていける。実際に父は、父だけにしか思いつかないようなアイデアを出すことによって事業を成功に導いたらしい。
「俺の個性ってなんなんだろう…」
勉強はそこそこできる。
でも、本当に頭のいいやつらと比べると天と地の差だ。
サッカーも推薦があったけど、正直に言うと自分より上手なやつらはもっともっといる。中学時代も、チームメイト内で自分が頭一つ抜けていただけで他のところでは埋もれていたかもしれない。
自己管理能力が少し高いくらいかな。頭の回転の早さには自信あるし。
考えても仕方ないか。最悪個性は高校で見つければいいだけだよな。
天井を見つめながら思考して数分。時刻も一時を過ぎたところで俺の意識は眠りに落ちていた。
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どうやら、実際のところ自己管理能力は高くもなんともなかったようだ。寝るのが遅かったりせいで目覚ましに気づかなかったなんて…。
昨日みたいに、にこが一緒に登校しようと迎えにきてくれるものだと思い込んでいたが…どうやら希から連絡があって一緒に登校するとのことだった。
俺も一緒にいたっていいじゃんかよ…
ちなみに自己紹介は結局思いついていない。まあ、なるようになるだろう。
1人の通学路は、意外と寂しいものなんだな…。
「それじゃあ、今日の一限は昨日話していた通りに1人1人に自己紹介をしてもらう。何を言うかは個人個人の好きなようにしていいぞ。順番は出席番号順にいくからまずは絢瀬から続けていってくれ」
そして、先生が話し終えると同時に1人の女生徒が席を立った。あの子がそうだな。などと、男子たちのひそひそ声が先ほどから多く聞こえる。
と、ここで、自己紹介を始めると思いきや、絢瀬さんは教壇の方へと歩き出した。先生も呆然としていたが、彼女が教壇の所まで来るとその場を彼女に譲りわたす。
そして、彼女は顔を上げこちらを見渡した。
…なるほど、見てわかるくらいのすらりと伸びた手足に、女子の中では高めの身長。胸の大きさも問題ない。抜群のスタイルだ。美人美人と騒がれていたが、今ならその気持ちがよくわかる。
整った顔立ちで、キリッとし金髪のポニーテールがよいアクセントになっていた。
彼女を一言で表せば、クールビューティー。
まさに、それを体現していた。
「皆さん、初めまして。絢瀬絵里です」
凛とした声が自然と教室内の空気を静かにさせる。
「この伝統ある、音ノ木坂学院での生活を有意義なものとし、悔いのなく充実した三年間にしましょう。よろしくお願いします」
深々とお辞儀をする絢瀬。
よく耳を澄ませば、女子の中からも「キャーッ」という声が聞こえてくる。確かに、彼女は格好良さも持ち合わせているから女子受けもいいのだろう。
そして、男女両方から歓迎の言葉を受ける中で、先生がある一言を絢瀬に告げた。
「あのな…その…わざわざ教壇まで出てこなくてよかったんだぞ」
「…えっ!」
思いもよらぬ先生からの一言により、自分がやったことが恥ずかしくなってきたのかどんどんと顔を赤らめている絢瀬。
そして、女子の次は男子内で「やばい」などと言い合っている。
ギャップ萌えというやつだろうか。
そんな感じで大きなインパクトを残し、絢瀬は自分の席へと戻っていく。
あの紹介でここまでのインパクト。気がつくと、自分も絢瀬に目を向けたままだった。
絢瀬の紹介の後、特にこれといったものもないまま俺の前の人の番となっている。俺も安定な感じでいこう。
そう思っていた俺の考えは、いとも簡単に先生の一言によって崩れ去ることになった。
「よし、最後の大トリは渡美だな。絢瀬みたいにインパクトあるの期待してるぞ」
…は?
え、ちょっ、待てよ
クラスのみんなの視線が自分に集まっているのがわかる。
それは期待かあるいは面白がっているだけか。しっかりとはわからないが、とにかく俺が今中心となっているのは確かなことだ。
変に嫌な汗をかきながらも席を立ち…
って、何で俺は歩き出してんだよ!!
意味わかんねぇ!!
俺が教壇に向かって歩き出したため、周りからもいいぞーという声も上がり始めた。
ひとまず、教壇についてクラス全体を見渡す。
もうお家に帰りたい…。
「え~、今回大トリを務めさせていただきます」
とここで一区切りをつけ、俺は黒板に向き直りチョークで自分の名前を書いていく。
「渡美裕貴と申します!皆さんに早く名前を覚えてもらうために板書しました。えーと、上原さん、テストに出るわけではないからメモ書きしなくても大丈夫ですよ…」
急に名前を呼ばれた上原さんは、顔を上げてキョロキョロとしている。そして、クラス内からは小さな笑いが起きていた。
「え~と、よくありがちなテンプレの紹介をしようとしていて、まさかの展開についていけていません!人との相性もあるけれど、できる限り多くの人と仲良くやっていきたいです。あと、誕生日が4月19日でもう少しなので祝ってくださいお願いします。もう、友達から誕生日きかれて過ぎてる学校生活は嫌なんですお願いします。それじゃあ一年間、よろしく!」
俺が挨拶を終えると同時にみんなからも拍手が返ってくる。なんとか無事に終えることができたようだ。
と、思っていたのにな。
自分の席に戻ろうとしたその時ふと絢瀬と目が合いさらに、緊張状態かは解放され気が抜けていた。
これらの要因が重なり、俺は段差があったことを忘れ思いっきり足を踏み外していた。
それからというもの、休み時間では俺と絢瀬の所に人が集まっている。自己紹介での印象が強かったからだろうか?
あっちはあっちで質問攻め。
こっちはこっちで質問攻め。
あっちは男子の比率が高い。
こっちは女子の比率が高い。
そして、この状態が続くものだと思っていた。
「ねぇ、渡美君。今日の放課後って時間あるかしら?」
そうきいてきた当の本人は
「あや……せ?」
穂乃果の誕生日が近づいてる……
とりあえずその日になんとかして投稿しようと思います(するとは言っていない)
それではまた(。・_・)ノ