遅くなってすみません<(_ _)>
夏休み中で、県外にでてる友人たちが戻ってきているので遊んでばかりの日々を送っています(`・ω・´)
後は、バイトが多いので……
と、まあ、こんなこと書いていてもただの言い訳にしかならないのでこの辺にしておきます。
それではどうぞ( ^-^)_旦~
「あや・・・せ?」
先ほどとは打って変わって、教室内が静寂に包まれる。
どうして、彼女は俺に声をかけたんだ?
「今日だな。俺は大丈夫だぞ、それで・・・場所は?」
「そうね・・・・屋上でいいかしら?」
絢瀬がそう言った途端、周りからの声が再び起こり始めた。
「まじで!?二日目でいきなり!?」
「一目惚れかしら?・・・キャー//」
「渡美・・・・くそがぁ・・・」
などなど、三者三様である。
「屋上ね・・・了解っと」
絢瀬は俺の返答を聞くや否や自分の席へと戻って行った。
ふむ、とりあえず状況を整理しておこうか。
俺 は、入学式翌日の二日目に金髪美人のクラスメートの絢瀬に屋上に呼び出された・・・・・・
「・・・まじでえええええええええ!!!!????」
教室内だということも忘れ、思わず声をあげてしまった。周りからの視線が痛い・・・。でも、これってあれだよな、わざわざ屋上に呼び出すんだもんな。十中八九間違いないはずだ!!いやぁ、いきなりのバラ色学園生活の始まりか・・・。今夜は、お赤飯買って帰るとするか。てか待てよ、帰り道も一緒に・・・。
「渡美・・・そんなに廊下に立たされたいのか??授業開始のチャイムが鳴ったのになに1人でニヤついてんだお前は!!」
「・・・え??」
先生の声で我に返った俺は、いったいどんな顔をしていたのだろう か・・・
さらに、なぜか周りからの視線が痛い。主に男子…。
結局、その後の先生の話は一つも頭に入ってこなかった。
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昼休み(・8・)
「絢瀬さん?」
「うん、絢瀬絵里。どんな子かわかる?ってきいても、クラス違うしわからないよな」
「うーん、そうやね~。にこっちは?」
「絢瀬絵里ねー。私もよく知らないけど、金髪で美人でスタイル抜群って男子がはしゃいでいるわね」
「まあ、確かにその通りなんだけどな」
「ふーん、そうなのね。まあ、私には関係ないわ」
「おや~?にこっち、嫉妬しとるん?」
「そ、そんな訳ないでしょ!」
「もちろんにこも可愛いに決まってるだろ」
「ゆ、裕貴//」
「小~中学生っぽい可愛さが際立っていて…」
「少しでも期待した私がバカだったわ…」
まあ、本当のことを言うとにこは見てもわかるとおりの美少女なんだけどな。もちろん、本人には言わないけど。
「ところで、裕貴君はその…絢瀬さんのことをどうしてきいてきたん?」
「ああ、そういえば言っていなかったな。俺、今日の放課後に屋上に呼ばれたんだ」
俺の言葉を聞くと、二人とも固まってしまった。その状態を眺めること数秒。
「呼び出された!?ちょっと、どういうつもりよ!!」
沈黙を破ったのはにこである。
「しかも、屋上なんやね~…」
「まあ……そういうことじゃないか……」ガタン
「……」
「にこ?」
「私自販機に行ってくるわ。先に戻ってていいわよ…」
「あっ!にこっち!ごめんな裕貴君、ウチもちょっと行ってくる。先に戻っててな~」
「え……うん」
そして、俺一人が中庭にあるテーブルに取り残されていた。
「……戻るか」
中身を平らげた弁当箱を持ってその場を後にしようとした時、その言葉が聞こえてきた。
「絢瀬さんってちょっと声かけにくくない?」
「なんか、話しかけるなオーラみたいなのあるよね~」
「あー、わかる~。なんか高嶺の花って感じ、あんまり良くは思えないよね~」
「……」
このまま聞き続けても、気分が悪くなるだけだったから急いでその場を後にして教室に戻ることにした。
そして、教室に戻った俺の目には1人本を読んでいる絢瀬の姿が映っている。
窓際のその姿はとても美しい一つの絵のようなものであり、どこか儚さを感じるものだった。
「起立、礼」
サヨウナラー
時間はあっという間に過ぎてゆくものだということを実感し、今はすでに放課後。
そう、絢瀬との約束の時間だ。
絢瀬の座席を遠目から伺うと、彼女はすでに帰宅の準備を済ませている様子だ。今から屋上に向かうのだろう。
……緊張……していないと言えば嘘になる。でも、心のどこかには少し楽しみにしている自分もいる。
さて、俺も向かうとするか。
春の暖かな日差しが差し込む屋上。そこには1人の少女の姿がある。遠くからでも目立つ金髪。
「絢瀬」
「渡美君」
さあ、バラ色の高校生活の第一歩だ。
「それで、用事ってのは?なんか話があるのか?」
「ええ、そのことなんだけれども……」
「いつも祖母がお世話になっています」
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「それで、結局裕貴君の勘違いだったわけなんやね~」
「まあそんなことだと思ったわよ」
「そりゃ、屋上に呼び出しって普通に考えたらそれしか思い浮かばないだろ!?」
「まあ、残念だったわね」
結論から言うと、絢瀬の用ってのは告白などではなかった。
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「………」
「……あの……渡美君?」
「え、あぁ、ごめん。えっと、祖母がお世話になってる?」
ちょっと待て、これはどんな状況なんだ?
「ええ、あなたのご両親って海外にいらっしゃるでしょう。どこの場所にいるか知っているかしら?」
両親?どうして絢瀬から俺の両親の話がでてくるんだ?それに俺の両親は確かロシアにいたはずなんだけど…
「手紙ではロシアに行くって……でも、それとなんの関係が?」
「私ね、クォーターでおばあ様がロシア人なのよ」
「なるほどな、だからその金髪もおばあ様譲りで地毛ってわけか。そんなにきれいな金髪なのに先生が注意しないのが不思議だったんだよな」
「あ、ありがと//」
普段はクールでキリッとしてるけど照れるような可愛い一面もあるんだな。
「それでさ、君がクォーターってのはわかったんだけどどうして俺の両親?」
「あなたのご両親はね、私のおばあ様の家の隣で今生活しているのよ。それで、おばあ様もよくお世話になっているみたいで…。私も一度ロシアに行ったときにあなたのご両親と会ったのよ。それで、音ノ木坂に息子が通うからよろしくとね」
「そんなところで繋がりがあったんだな。まあ、とりあえずこれからもよろしくな絢瀬」
「ええ、こちらこそよろしくね渡美君」
「それでさ、結局のところ告白とかじゃないんだよな?」
「??」
「あ、いや、忘れてくれ」
まあ、屋上=告白だと思った自分が早とちりだったわけだしな。でも、絢瀬と話せるきっかけ作りができたしよかったのかな。
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「そう言えば、裕貴君って絢瀬さんのことが好きなん?」
「そうよ、そこんとこどうなのよ?」
なぜかにこが必死に俺に詰め寄ってくる。
「別に今のところは恋愛がどうとかってのはないな~」
「なるほどな~。てことは、これからはある可能性もあるんやね」
「まあ、別に裕貴がどうなろうと私には関係ない話ね」
嘘つけ、さっきあんなに詰め寄ってただろ。
「まあ、音ノ木坂の女子はみんなレベルが高い子ばかりだからな。健全な男子なら、そりゃあ付き合いたい願望とかもあるわけだよ」
「なら、ウチが裕貴君の彼女に立候補しようかな~」
「ちょ、ちょっと、希!!」
「まあ、冗談なんだろ希」
「ふふん、どうやろね~」
「まあ、希の胸を好き勝手できるってのは最高なことだけどな」
「前から思てたけど、裕貴君ってウチの胸にしか興味ないん……」
「裕貴……」ジトッ
「2人とも……じょ、冗談に決まってるからな。あ、あはは」
「はぁ…どうして私はこんな………」
「どうしたんだ、にこ?」
「なんでもないわよー」
「ほな、そろそろ戻ろか~」
「あ、今度絢瀬を呼んでもいいか?」
「ウチは別にええよ~」
「まあ、私も別に気にしないわよ」
「2人ともありがとうな」
「それじゃあ、この応用問題を……絢瀬さんお願いします」
「はい」
指名された絢瀬は、黒板にその答えを書いていく。俺と全く同じ解答だ。
「よし、正解。絢瀬さん、ありがとう。この問題は~」
授業が本格的に始まって数日がたち、色々な教科でも高校らしい内容に取り組み始めている。
今授業中の数学は、自分にとってまだそこまで難しくない内容だが数学が苦手な人たちはそろそろ頭を抱え込むはずだ。
にこのやつ大丈夫だろうか……。
キーンコーンカーンコーン
「よし、今日はここまでそれじゃあクラス長……って決まってなかったんだっけこのクラス?……まあ、いいわ…起立………礼」
そう、なぜかうちの担任はクラス長を決めなければいけなかったのにもかかわらず、その時間に自分の過去話を語り始めた。その話が思ったよりも長く、先生も熱心に話していたためチャイムが鳴ってようやく自分がやらかしたことをわかったようだ。
ちなみに今日の5限目にクラス長が決められる予定だ。
次が四限目で体育だけど、昼食前の体育はなんだか力を出し切れない気がする。まあ、昼食後の5限目に体育するよりましだけどな。
「渡美行こうぜ~」
「おう、ところで今日はなにやるか知ってるか?」
「なんでも、今日は二組と合同らしいぞ。5㎞走だからできるだけまとめてやりたいってことらしい」
「5㎞ってまじか……」
「サッカーしてたお前がなにため息ついてんだよ」
「そういうお前も野球だろ」
会話を続けながらグラウンドに向かっていると、女子更衣室から見知った2人が出てくるのが見えた。
「あ、裕貴君やん」
「そういえば今日、合同とか言ってたわね」
「おー、2人とも。今日の体育の内容知ってるか?」
「うちはそこまではわからんな~。にこっちは?」
「私も知らないわよ、大変な種目だけは勘弁してほしいわね……」
「にこ……今日は5キロ走らしい……」
次の瞬間、にこの顔から笑顔が完全に消え去っていた。
「にこっち……まあ、一緒に頑張ろ~!」
「やるしかないわね…それじゃあ裕貴、また後で」
「あ、今日絢瀬誘ってみるわ~」
「わかったよ~」
2人を見送り、男子の方に視線を戻す。…どうしてみんなそんなに怖い顔をしてるのかな?
「なあ、渡美」
「どうした」
「お前……マジでうらやましいぞ…」
「俺がうらやましい?」
思い当たることがないんだけど…
「絢瀬さんといい、あの二組の女子といい…どうしてあんなにレベル高い女子と仲良くできてんだよチクショウ!!」
「確かにそうだよ、なんでお前だけいい思いしてんだよ」
「いい思いって……別に絢瀬とは両親が知り合いだったり、にことはただの幼なじみだし、希は気づいたら友達になってたし…」
「それがうらやましいって言ってんだよ!!」
「本人に自覚ないとか一番最悪なパターンだよこれ」
「俺なんて、初日からずっと絢瀬さんにアプローチしてるのに総スルーだぜ……」
「お前…涙拭けよ…」
「渡美もそうだが、遠藤のやつも二組の女子に告白して成功したとかいう話をさっき二組のやつから聞き出したぞ」
「まじか、遠藤!遠藤はどこだぁ!」
「やつを生かしておくなーーー!!」
俺の近くに集まってた男子は、告白に成功したらしい遠藤の元へと走り去っていった。
今から5キロ走るのに無駄な体力使って大丈夫かよあいつら…。
走り去って行く男子を目で追いかけていると、絢瀬の姿が映る。やっぱり美人だな…。彼女と話しているのが、うらやましがられるのが少しわかった気がした。
なお、遠藤を問い詰めに行った男子数人と、数人に追いかけられた遠藤は、5キロ走を完走したもののその5キロ走の中でも追いかけ合いが行われていて、完走後はまともに立つこともできず死屍累々としていた。
「中庭で?」
「うん、どうかな?」
「……その2人っていうのは、このクラスの人?」
「いや、隣のクラスだよ」
「その……お、男の子?」
「いや、彼女たちだけども……2人ともとってもいいやつらだしどう?」
「まあ、わかったわ。それじゃあ行きましょう」
「よし、行くか」
クラス内から、「誰か鈍器持ってないか?渡美用の」とか色々と聞こえてくるが今は気にしない気にしない。
「あなたがうらやましいわ…」
「俺?……てか最近うらやましいって言われてばっかりなんだけど…」
「すぐにクラスに溶け込めて、みんなと仲良くできてるじゃない。私は、その、初対面の人たちとはどうしても関わりづらくて…」
「仲良くか…本当にできてるのかな俺……」
「できているわよ、私が見てる中では。人付き合いって難しいわよね」
今の絢瀬の姿を見ていると、あの頃のことが思い出される。
あの頃の
「確かに、人付き合いってのは難しいよな。なかなか自分とも相性が合わないやつもいたりするし、意見の食い違いとかもでてくる。さらに、人同士の争いなんかも起きたりするもんな。でもさ、それってとても人間らしいことじゃないか?」
「人間…らしい…」
「人間だからこそ、家族がいて、友達がいて、恋人とかもいたりしてさ。こんなことができるのは人間しかいない。だからさ」
「友達の一人や二人、増えるくらいいいだろ?」
「裕貴ー!遅いわよ~」
「わかったから、あわてるなよー」
「渡美君…」
「ん?」
「その……ありがとう……ね」ニコ
「お、おう//」
ほとんど見たことがなかった彼女の笑顔に、一目惚れでもしたかのよう自分の心臓が高鳴っていた。
基本的には、アニメに沿いますがオリジナルも入れていくつもりです。
中では設定などもアニメと少し異なる点があるかもしれませんが、それがこの作品の味とでも思っていただければ幸いです。
読んでくださってありがとうございました<(_ _)>
短編小説も書いていますのでそちらのほうもぜひぜひ