皆さんお元気ですか。グレンです。
父上の死亡フラグを折ろうとしたら俺に死亡フラグが立ちました。ウケる。
現在はセテスさんをはじめとした皆に捕まって、裁判的なことをされています。
「では単刀直入に聞こう。何故民間人を殺害した?」
どう説明すればいいと思いますか?
「……あのままだと彼女が父上を殺す姿が見えたからです」
「そのような兆候は見えなかったと聞いているが」
ですよね。この説明じゃダメだよな。どうしよう。
「俺が早すぎたっていうか」
「まだ何もしていなかったのに殺したという事か?」
はい。セテスさんの言う通りですね。全ての問題そこ。
イングリットやアッシュは「どうして殺したのか」と怒ってるし(もっとも過ぎる)、アネットやメルセデスは「どうしてそんな事を……?」だし(それはそう)、フェリクスとディミトリは何考えてるかわかんないし。ドゥドゥーは(個人的にどう思われてるのかはともかく)ディミトリの意向に従うだろうな。シルヴァンは「兄貴が理由なくそんな事するとは思えませんけどね」って庇ってくれたけど。待ってディミトリ。「理由があればやるということか」理由はあるんだけど。今言われると弱い。
そうしたらアッシュに言われちゃったんだよ。
「中身が別物なのでは?」
そこからの話題は「『グレン』はダスカーで死んで偽物と入れ替わってるのではないか?」になった。
違いますねー(遠い目)。
フェリクス「それはない」ディミトリ「あれは性格が変わってもおかしくない事件だった」イングリット「だとしたら貴方は誰?」シルヴァン「辻褄は合うか……?」
どうすんだよこれ。
こうなったら……最終手段だ。
「まずどこから話せばいいかな……俺には前世の記憶があって気がついたらグレンって人になってたんですよ! 何言ってると思いますよね! でもそうとしか言えないんです! 化けてるつもりもなかったし変装を解いたりとかもできなくて!」
全部正直にぶちまけるしかない。
「で、この世界は前世の物語に描かれてたから未来が少しだけわかって、俺死ぬんだなと思ってなんとか避けようとしたんですけど何も変えられなくて、しばらく落ち込んでたんですけど先生に会ってちょっと前向きになったといいますかですね!?」
今めっちゃ不審者? そうだね! 他にできることが思いつかないからね!
「なんか言えることないかな。そうだ先生! 5年間寝てたっていうのは文字通り寝て起きたら5年後だったで間違いないですよね!」
「そうだ」
「ソティスって小っちゃくて生意気で可愛いですよね!」
「そうだな」
セテスさんが変な顔してるけどスルーして続ける。
「もっと本人だけが知ってることを言わないと……そうだシルヴァン! お前先生のこと殺したいって言ってたよな!」
「どうしてそれを!?」
「ディミトリ! お前味覚なくしただろ!」
「え?」
「なんかそういう会話あったじゃんどっかに!」
「何を言っているんだ……?」
なぜなら俺はインターネットで見たからな!
「4年間ほとんど食べれなかった俺のために失った味覚を隠してまで一緒に食事してくれたよな!!!」
「いや、味覚に問題はないが」
「なんで!?」
俺の知らないとこで原作ブレイク発生してる!? それとも味覚がないってのが俺の勘違いだったか?
「フェリクス! あの時……いやこれ駄目だ! 俺が生きてる! 間違い! 忘れてくれ!」
間違えた、俺が生きてると発生しないイベントだったこれ! そういやこの世界線のフェリクスと先生の支援Aって何話すんだろ? 俺の話ではないよな?
「兄上は自分が生きていることを『間違い』と呼ぶのか……」
最終的に、先生が「グレンは未来が見えていたのでは? 自分にも似たような能力がある」と擁護してくれたことで、落ち着いた。ありがとう先生。ありがとう天刻の拍動。