鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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夜
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鴨志田卓
「お邪魔します。」
校長
「荷物はそちらの机に。」
今日は、モルガナと共に校長の家にお邪魔していた。最近の進捗確認も兼ねて飯を食べる事になっている
校長先生は鴨志田が酒を飲まないと言えば、自分も飲まないと言い
ノンアルコールの飲み物として2Lコーラを3本用意してくれていた。
モルガナ
「…病気になるぜ?」
何かつまめるものを持っていくと話していた鴨志田卓が、クーラーボックスを机に置く。
鴨志田卓
「結構良いものを持ってこれたつもりです。」
校長
「おお、冷やすものでしたらアイスケーキ辺りですかな?ドゥーブルフ〇マー〇ュは大好物ですよ!」
鴨志田卓
「あ、生肉です」
校長
「えっ」
クーラーボックスを開くと、漬け込まれた生肉に片栗粉、サラダ油が入っている…
鴨志田卓
「唐揚げパーティです。」
…。
あまり使われた形跡のないキッチンにて、鴨志田が唐揚げを揚げ始める。
今は第一回目が揚がったところ
校長
「少し、量が少ないのでは?」
鴨志田卓
「分けて揚げると、最後まで揚げたてを楽しめるんですよ」
校長
「けど、もうあと2つしか…」
鴨志田卓
「え嘘ぉ!?」
唐揚げを一瞬で完食し(8割校長)、コーラを飲みながら話す
校長
「料理はしないのですが…家でできたての料理を食べるのは気分がいいですな!」
鴨志田卓
「そうでしょう?」
「面倒くさがらずに取り組めば、多少不器用でも十分なものが作れますよ。手すきの時にでも是非。」
机の端で、満足げなモルガナがゆったりしている
モルガナ
「ふぃ〜…ドカ食いしたら、寝るのが一番だよな…」
車輪の再発明の如くドカ食い気絶を発明したモルガナを尻目に、コーラを少し飲んでから喋る。
鴨志田卓
「近頃、かなり大きく活動されてますよね。BBQ大会とか」
校長
「ええ、生徒たちが喜んでる顔が自分のことのように嬉しく感じます。」
「この初心を思い出せて…本当に感謝していますよ。」
「『支援』も、頂いておりますし。」
鴨志田は、メメントスで搾り取ったお金をこっそりと、ごっそりと校長に流していた。
私立の高校であることを活かして、出処を隠して備品の修繕や部の予算、イベント開催費等に潤沢に投入している…
校長
「そうそう、教えていただいた山内先生ですが…対処は終わりました。」
「新たな陸上部の顧問には、以前の監督を手配済みです。」
鴨志田卓
「助かります。これで陸上部の問題も解決しますかね…」
原作、戦車コープにて出てきた教師『山内』。坂本竜司にミニ鴨志田と呼ばれていた奴だ
鴨志田卓が周囲に謝っているといった噂を聞いて、原作で鴨志田が改心した際と同様につけ上がったり好き放題しようとしているのを校長に未然に防いでもらっている
態度を正すように、と
校長の持ち前のスキルで圧力をかけたり説き伏せたりしてくれていた。
他にも、バレー部員に強引に移動させた進路の推薦を正しい生徒に戻すなど、校内のゴタゴタをきれいに整えてくれている…
(これが、校長の持つ力の正しい使い道だよな。)
校長
「して、鴨志田先生の計画は順調ですかな?」
コップの中のコーラを一口で飲みきり、追加で注ぎながら校長が問いかける
(お猪口とでも思ってる?)
鴨志田卓
「…それが、なかなか手痛い一手を打たれてしまいまして。」
ターゲットの一人である斑目一流斎を殺された、現在裏を取っている最中だが恐らく明智吾郎が犯人だろうという話を校長に掻い摘んで伝える
校長
「そんな事が…!」
「明智というのが、獅童らの実行犯と。」
鴨志田卓
「ええ。絶対調べないでください。校長がその繋がりを知っているとバレたら、あの手この手で排除してくる筈だ」
校長
「確かに、精神を暴走させる術が効かないと言えど…彼奴らの権力なら幾らでもやりようはあるでしょうな。」
鴨志田卓
「ええ。」
「…とまぁ、そんな風に。事前の予測と相手の動作がかなり変わっていまして。あまり、仲間達には不安な顔は見せたくないのですが…」
手に持つ、ガラスのコップに入った氷入りのコーラを回しながら 不安げに呟く
校長
「…そんな時こそ、笑っていればよろしい。」
ニッ、と。
お世辞を言う時によく見ていたあの笑顔を浮かべ始める
校長
「無表情は維持が難しいものですが…笑顔なら、貼り付けられますから。仮面を着けるようなものです。」
(仮面…この表現が、ペルソナを知らない校長から出るなんてな。)
(あのキレやすくビビリやすい内面をきっぱり隠して過ごしてた分、その辺りはノウハウがあるんだろうか…)
校長
「色々と、計画が動作不良を起こしてからが本番です。リーダーの腕は、そもそもトラブルを起こさない事も重要ですが…トラブルへの対応の良さで決まるかと。」
「私が言うのも烏滸がましいですが…得てして、計画の中で推定していた内容、調べていた情報に誤りがある時に破綻は生まれます。」
「私が鴨志田先生に改心して頂いた時も…そうでした。対応も、今思えば偏見に塗れた杜撰な決定を繰り返していました。」
「よく知ると思っていた人物の、想定外の行動には…気を付けませんと。」
鴨志田卓
「…仰る通りです。」
憑依転生者に、人の上に立った経験はろくに無かったが
代わりに大量に見ていた漫画やアニメ作品の知識には、当てはまる事象が山程あった。
直近の校長もそうだ。鴨志田卓が離反した後、新たな側近となれる悪人を探しもせず…ただ憤りを他者にぶつけるだけ。
異常に関する、情報収集が欠けていた。
校長
「でしょう?」
「確かに獅童らは非常に危険な存在です。故に触れづらい。ただ…情報の更新をせずにいれば、予測がズレてしまうのではないかと思いますが。」
校長
「何か、鴨志田先生のお力になれることはありませんか?」
校長の、改心し澄んだ瞳は
危険であろうと、要請があれば獅童の懐に飛び込む覚悟ができている事を示していた
(…マジで、ただのゲーマーには釣り合わない協力者達だよ。)
(金メダリストの最強スポーツマン、鴨志田卓として。これに応えないとなぁ。)
改心した味方の、その頼もしさに感激しながら話す
鴨志田卓
「そうですね…では、お言葉に甘えて。」
「洸星高校の2年生に、斑目の門下生が居るんです。斑目が死んだなら、今どんな行動をしているのか。また、事件前はどんな状態だったかが気になる。調査をお願いしても?」
校長
「もちろん。」
鴨志田卓
「明智については、此方を何処まで知っているかを調べます。モルガナを使ってね。」
モルガナ
「ん、出番か?」
鴨志田卓
「今度の話さ。モルガナ暗号がまだ通じるかを調べる。」
モルガナ
「ああ、あの『テレビ局』と『模試』の話だな。」
鴨志田卓
「おう。」
「てなわけで、ひとまずはその生徒について調査を。名前は『喜多川祐介』と言います」
近くにあったティッシュに漢字を書く
校長
「喜多川、祐介…覚えました。ちょうど、当たれそうな伝手もあります。お任せを。」
…。
幾らか雑談してから、お開きとなった…
校長
「今度は、出前でも取りますか。」
鴨志田卓
「スーパーの割引惣菜を温めて、溶かしたチーズを上からどぱっと掛けるほうが盛り上がりません?」
校長
「…私が言うのも烏滸がましいですが、心変わりと共に味覚も子供舌に変わられました?」
「私には、そういったものは無かったのですが…」
(ぎくっっっっっ)
鴨志田卓
「さ、酒とたばこを辞めた影響ですかね?ハハハ…」
一人暮らしをしていた憑依転生者の食の好みは
大学生の感性から先に進んでいなかった…
アスリート肉体による、消化機能の一切衰えていない強靭な胃袋もあり
脂肪も糖も胃もたれ知らずで平らげることができる。
モルガナ
「心の歪みが消えて、世界の認知が変わるんだ。味の感じ方や好みが変わってもおかしくないぜ。」
モルガナのフォローもあり、無事に切り抜けることができた…
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記