鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第114話 6/11(土) COOP:死神③

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モルガナの要請に従って、本日も四軒茶屋に向かった。

もう少しモルガナ単独で動きたいらしいので、鴨志田卓は治験に行くことに。

うまく、双葉とのパイプを得てくれれば良いのだが…

 

 

 

 

 

武見内科医院にて。

腕を差し出し、容器の中に流れていく血を見つめる

 

体感、今日はいつもより採る血が多い気がする…

 

鴨志田卓

「採血の量増えました?」

 

武見妙

「駄目?」

 

鴨志田卓

「良いですとも」

 

 

聞いてみると、なにがし法に触れるくらい死ぬほど可愛い上目遣いで言われるので反射で許可してしまう

頸動脈からアイラブユーが吹き出そうになりながら、採血を受けた…

 

 

武見妙

「ふふ、何しても完璧に持ち直してくるから…多少余裕を持って採っても良いかと思って。」

「家にゲームの回復スポットでもあるの?」

 

鴨志田卓

「ニアピン賞ですね」

 

武見妙

「当てようと聞いた訳じゃないんだけど。」

 

 

 

採血も終えて、武見妙は診察室の奥に行き治験の準備を始める

 

武見妙

「そういえば本当に来たよ。大山田の患者。」

 

鴨志田卓

「お、来ました?」

 

武見妙

「誰か当てて。」

 

裏から顔だけ出してきて、挑戦的な目線を向けてくる

 

鴨志田卓

「よう…ちっちゃい女の子とかです?気管支炎とか言われてる子」

 

武見妙

「実際は?」

 

鴨志田卓

「ちょっと特殊な感染症?」

 

武見妙

「正解。」

 

内容も正解、幼女呼びせず変態感をケアしたのも正解だった

 

 

武見妙

「はい、ご褒美は治験です。」

 

カラカラとキャスターを転がし、点滴を持ってくる武見妙

 

武見妙

「今日は、体に直で行くよ。副作用も出やすい部位を通るから、今日の見たい点にはこれが一番。」

 

鴨志田卓

「おお、懐かしい…」

 

目を細めながら、ぶっ刺さっていく点滴装備を眺める鴨志田卓

 

武見妙

「経験あるの?」

 

鴨志田卓

「小さい頃、少しだけ。理由は恥ずかしくて言いたくないんですけど…数ヶ月だけ入院していたんです。」

 

憑依転生者は、小学校高学年の頃に

錆びた金属片が、転んだ拍子にうっかりおしりに入っちゃた事がある。ガッツリ破傷風になった。

マジでうっかりおしりに入っちゃったのに、何故か医者も周囲の人も、友人でさえも信じてくれず…冷たい目で憑依転生者を見た。

 

転んだ拍子にうっかり入るというのが、『ある事』を保険適用にする為の隠語となっている事を知ったのは高校生になってからだった。

憑依転生者に、友達ができなかった理由の1つである…

 

進学する先々で秀尽でハブられた雨宮蓮の如く秒で噂が広まり、常に【鋼の錬金術尻】のあだ名が付いてきていた

 

カスのエピソード過ぎて前世では一度も自分から語ったことは無いのだが、ペルソナ5の主人公へと親近感を持つ理由となっている。カスのエピソードすぎるが。

 

 

 

武見妙

「…わかるよ。暇だし、友達は来ないし、寂しいでしょ?」

 

鴨志田卓

「ああいやいや、流石に若かりし武見さんの頻度や内容と比べますのは!」

 

武見妙

「…何でも知ってる。」

 

鴨志田卓

「っ」

 

うろたえた所を一撃で怯まされる鴨志田卓

 

武見妙

「薬が、私の命を繋いでくれたの。だから、私も医者になろうって。」

 

鴨志田卓

「ほんと立派だと思いますよ。ロクに学校行けない状況で子供がモチベ保って勉強するなんて、相当根気が要るでしょうに」

 

武見妙

「…。」

「鴨志田くんは、入院してどう思った?」

 

キャスターにぶら下がった点滴を見上げながら尋ねてくる

 

鴨志田卓

「正直に言うと、嫌…でしたね。入院の原因になったことを、皆ずっと誤解して信じてくれなくて。」

「それでも、手厚く優しくケアしてくれたのは…お医者さんってプロだなぁと今思い返して感じます。」

 

武見妙

「そっか。」

「…治験終わったら、このまま町医者にでもなろうかな?」

「誤解や決めつけの診察する医者ってたまに居るし…患者から慕われるのは、悪い気分しないし。」

 

鴨志田卓

「よく似合うと思いますよ。とっても。」

 

武見妙

「…何言ってもそう言うつもりでしょ。」

 

ジト目で指摘される

 

武見妙

「決めつけの診察をしてるのは貴女でしょう、が正解。勉強し直して来なさい。」

 

鴨志田卓

「すみません…」

 

 

武見妙と、仲が深まるのを感じる…

 

 

 

…。

 

 

 

 

武見妙

「そうだ、こっちも仕上がってるよ。名付けて大治癒促進パッチ。そのままの名前だけど。」

 

鍵のかかった引き出しを開いて、怪しげなパッチを渡してくれる。

完全神柱が手に入るまではもうこれ以上ないアクセサリーが無事に手に入った。

 

 

武見妙

「ちなみに、どんな病気だったの?教えて」

 

鴨志田卓

「…誤解しないでくださいね?」

 

武見妙

「もちろん。」

 

 

鴨志田卓

「…転んだ拍子に、うっかりおしりに錆びた金属片が入っちゃったんです。がっつり破傷風になりました」

 

武見妙

「…。」

 

ほほ笑んでこちらを見ていた武見妙の表情が凍りつく

 

武見妙

「えー…」

 

目線を逸らし、その【隠語】の意味を当然知っている武見妙は、まずその可能性を考え

 

武見妙

「いや…」

 

目を閉じて、先ほど鴨志田卓がしていた『誤解された』という表現を思い出す。

この可能性が誤解ならば…

 

武見妙

「…!」

「もしかして、『本当に』うっかり入っちゃったの…?」

 

鴨志田卓

「はい。」

 

予想を口に出すと、いい返事が帰って来る

 

 

武見妙

「…。」

 

 

…。

 

ああいった手前、すごい頑張って耐えてくれたのだろう。

20秒ほど顰めっ面で悶えた後、堪えきれず机に伏せてくつくつと笑い始めた武見さんから

今日も治験を受けるのだった…

 

強く心残りに感じている事を推しに笑い飛ばしてもらい、なんだかとても報われた気がした。

 

 

 






夢小説でありがちな作者の実体験などではございませんのでご安心ください。作者は入っちゃったことはありません。

ダメージ表現のエピソードはちょくちょく実体験が参考にされています

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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