鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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昼休み
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※明智吾郎視点
全国統括公開模試 試験会場
抑えられる会場、また学生達のスケジュールの兼ね合いで、1日に模試をギュッと詰め込んでいる都合上 非常に長時間にわかって行われる模試。
朝から夜8時まである…模試界のフルマラソン。
だがまぁ、この明智吾郎には造作もない事だった。
明智吾郎
「さて、次の教科は…」
新島真
「こんにちは、少し良い?」
退屈な模試の時間を過ごしていると、知った顔の女性が話しかけて来る。
明智吾郎
「君は…冴さんの妹さんか。」
新島真
「ええ。時々話を聞いてたから挨拶しておきたくって。」
明智吾郎
「ハハ、こちらこそ冴さんにはお世話になってるよ。」
あの女の妹、さぞかしお硬い良い子ちゃんなのだろうと内心嘲りながら会話に乗ってやる
新島真
「よく、テレビに出てるけれど…勉強は大丈夫なの?物量のある科目とか。」
明智吾郎
「正直、厳しいのが本音だね…」
「移動の車内ではなるべく読むようにしているんだけど、あの満員電車じゃね。」
しばらく、雑談に興じる
…。
こちらだけが相手の裏の顔を把握している優越感にが心地よく、つい話し込んでしまった。
彼女の、あの世界での姿は確認済だ。
金城が通うクラブ付近にあの教師と居る写真も確保している。
勿論、最も有益に活用する為誰にも漏らしてはいないが。
あのマスコットの様な、素性が不明な人員も居るが…追々照らし合わせれば良い。
圧倒的な優勢に、頬を緩めて暫く会話をしていると
換気に開けられた窓の外から声が聞こえる。
耳障りな女の声
「見て!あれ明智くんじゃない!?!?」
「…ね!!来てよかったぁ〜!最高しゅぎるぅ!」
「写真撮ってもらお!!」
耳障りな大衆の声だ。
明智吾郎
「ん…悪いね。僕はこれで失礼するよ。ファンが集まって来そうだ…」
新島真
「気にしないで。…人気者なのね?」
明智吾郎
「ハハ、困っちゃうくらいにね…」
「肖像権って知ってるのかな?」
どうせ、1年もすれば別のアイドルにでも黄色い声を上げるであろう馬鹿な大衆から逃れるべく、この場を離れた。
暫くしてから。
窓からひょっこりと顔を出す黒い猫に、明智吾郎は気づかない。
新島真
「ファン…肖像権…やっぱり聞こえてる。」
「まずは1失点ね、明智くん?」
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夕方
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鴨志田卓とのメッセージ
新島真
『今のモルガナ』
(動画には、おやつを食べるモルガナが映っている。)
…
モルガナ
『アケチは既にワガハイの声を聞ける状態だった。何処かのパレスで見られてたらしい。』
『任務完了、モシが終わったらルブランで落ち合おう』
…
鴨志田卓
『可愛い』
新島真
『何処で引き取る?』
鴨志田卓
『終わったら、四軒茶屋で。』
『お詫びにルブランのカレーを奢るよ』
新島真
『わかった』
【ブチまる君のスタンプ】
鴨志田卓
【闇雲にとりあえず送った、クマの背が燃えているスタンプ】
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モルガナを使った情報伝達を終えて
模試、残る教科へと挑みに向かった。
(暗号を使ったやり取り、手間がかかるけど…スパイ映画みたいで少し楽しい。三島君の気持ちが分かる気がする。)
(…さて。表の顔として、良い成績取らなきゃね。)
原作では、姉への感情に哀れさを感じたり
子供を守るべき大人への疑問などで勉強へのモチベーションを減じていた新島真だが
信用できる者が主導する世直しに参加しており、それによって直接姉に恩恵が出ている現状の新島真は…勉強に割く時間そのものは減ったもののやる気が溢れており
強い集中によってケアレスミスに気付き、普段より一回り高い点数を取ることができたのだった…
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夕方
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※鴨志田卓視点
鴨志田卓
「こんな状況らしい」
三島由輝
「おお〜、可愛い」
秀尽高校、体育館にて。
休日にも関わらず登校し、バレーボールの特訓と称して集まっていた鴨志田卓と三島由輝。
新島真が送ってくれたモルガナ暗号に対するリアクションが薄いのは。
雨宮蓮
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雨宮蓮
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鴨志田卓
「個人のやり取りを拡散しないでくれ。共有したい可愛さなのは認めるけどな?」
雨宮蓮が来ちゃっているからである。
(なんで日曜日に秀尽高校の前通りかかってるんだよ…コープ相手探しに徘徊する主人公か?リアルでやるなよリアルで)
そろそろ、鴨志田卓との関係が深まりそうだ…な機会を見逃さなかった雨宮蓮。
校舎に入ろうとする鴨志田たちにホイホイ着いてきちゃったのだった。
(まぁ、いい。惣治郎と自然に関わる量を増やせる機会になるだろ。)
鴨志田卓
「模試の時間的に、ラスト1セットは出来そうだな。」
「終わったら、モルガナを四軒茶屋で受け取る予定なんだ。ついでに触るか?」
雨宮蓮は肯定し、首をぐるりと回した。
三島由輝
「ありがとな、雨宮。最後もよろしく頼む。」
コープが進行してそうな会話の仕方をしてる2人を眺めながら、鴨志田卓は練習の為のボールを打ち出した。
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夜
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最大HPが5くらい増えそうな練習を終え、
車を走らせルブランに向かう。
三島由輝
「雨宮ってさ、大体の話題について行けてるよな。あんなにルブラン手伝ってるのに…」
雨宮蓮
2人に、カレーの作り方も教わったことを自慢した…
三島由輝
「あのカレーを!?もう継げるじゃん!!」
雨宮蓮が謙遜するような手振りをしているのがバックミラーから見える。
(コープ4相当か?ちゃんと最大値まで行ってるの流石だな…)
(双葉を元気にさせて、すぐに5以上も進めるようにしてやるからな。ガンガン関係深めちゃってくれ。雨宮蓮の幸福度に直結するとこだし)
雨宮蓮は、バレーボール部に入った影響で
原作とは違い、休日も早起きをするようになっていた。そのまま早朝からガンガン行動する為、人間パラメータやコープ活動回数がむしろ増えている。
鴨志田卓とのコープ活動で、休日や部活の無い早朝から追加行動できるスキル『朝練』を得ているようなものだった…
※ぶっ壊れ
パレス攻略、名前特定等の強制イベントが無いのも合わさり…雨宮蓮の人間パラメータは異様な速度で飛躍している。
いろんな所に首を突っ込み行動しているのも相まって、既にいくつかカンストしたパラメータまでもが存在していた。
仲良く話す教え子の推し達の声をBGMに、鴨志田卓はすっかり慣れてきた夜の車道を進むのだった。
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記