鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第121話 6/15(水) にゃんこセラピー:進度③

 

 

〜〜

〜〜

 

※佐倉双葉視点

 

起きた。

今日も、お母さんは居ない。

 

惣治郎が台所に置いている料理を食べる。

 

部屋に戻り、パソコンを操作する。

 

 

…。

 

トイレに行く。

 

 

 

 

〜〜

夕方

〜〜

 

 

 

夕食の時間。

今日はオムライスらしい。

 

降りる。

 

オムライスが目の前に置かれた。

 

…。

 

情報を沢山脳に供給してくれる目は

何も新鮮な物を仕入れない

特筆して感じることがない。

 

いつもの、墓での日々。

墓と思ってしまうなんて烏滸がましい、待遇なのに。

 

佐倉双葉

「…今日は部屋で食べる。」

 

佐倉惣治郎

「ああ。溢したら言うんだぞ。」

 

惣治郎は今日も優しい。

昨日も優しかった。

明日も優しいのだろう。

 

 

家の階段を上がって部屋に行く。

何か変わるかと思って、部屋の前の廊下に座り込み、オムライスを食べる

 

お尻が少し冷たい。

 

…特に、それほどしか変化は無い。

 

 

 

しばらく、食べ進めていると。

 

モルガナ

「んにゃ〜。にゃふ。」

*1

 

…どこからか、またにゃんこが入ってきた。これで3回目。

毛並みの、脇腹部分にホコリが2つ付いているのはどこか脇をすり抜けてきたのか。

左耳を1秒に2回、右耳を1秒に4回の頻度で震わせたのはどんな意味を示しているか。

声色から判断するに喜び悲しみなどの感情表現とは考えにくい。

瞳が青く、廊下の暗めの照明によって瞳孔の変化が見える。

毛艶は良く、食べているものや手入れが行き届いている。気になる口臭もなく、節々から飼い主の愛を感じる仕上がり。

足音は立たない。イヌの爪が当たる音に対し、爪をしまうことができる猫の利点。

イエネコは信用や気を抜いている為に足音を鳴らすものも居るが、それが無いというのは野良生活の経験等が疑われる。

好みなエジプト系の雰囲気にマッチする愛くるしい黒猫が。

こちらに向かって歩いてくる。

 

 

今日一日の全てを超えるほどの新鮮な思考を、にゃんこを見て考えた気がする。

 

佐倉双葉

「…。」

「にゃんこ…」

 

ガン見しながら、オムライスを食べる。

 

モルガナ

「にゃふ、ふ〜…んにゃ。」

 

*2

 

 

佐倉双葉

「…にゃんこ、欲しいのか?」

 

スプーンを手に持って、皿をにゃんこに差し出す。

にゃんこは興味を示している。こちらの顔を少し見てから、皿に残った一口分くらいのオムライスを眺めている

 

佐倉双葉

「最高級品、最後の一口だ。味わえよ?」

 

モルガナ

「んにゃ?ぁう〜…」

 

*3

 

 

にゃんこは、美味しそうにオムライスを食べた。

あまり、しばらく認知して居なかったが。

私の口角が上がった気がする。

 

 

佐倉惣治郎

「…双葉っ!?」

 

佐倉双葉

「ふぇっ」

 

モルガナ

「にゃっ」

*4

 

そんな時間は、惣治郎の大きな声で中断された

突然の出来事で、何が何だかわからない。

何が原因だろうかと、思考が複数の可能性を並列で探る。

 

佐倉惣治郎

「…驚かせて悪い。その皿は?」

 

思考が、幾らか先に飛躍して。

聞かれた質問の、より奥の物を回答する

 

佐倉双葉

「た、玉ねぎもチョコも無いから…」

 

佐倉惣治郎

「…入ってるんだよ。すりおろして…こっそりな。」

 

佐倉双葉

「!!」

「ご、ごめ…そんなつもりじゃ…」

 

佐倉惣治郎

「わかってる。これは俺の不注意だ。」

 

にゃんこをひょいと抱え上げる惣治郎

 

佐倉惣治郎

「病院、連れて行ってくる!留守番を頼むぞ。」

 

佐倉惣治郎は、ドタドタと階段を降りていく

 

…最初から、一緒に行こうとは言われない。

その通り、追いかけることは出来なかった。

階段を降りようとして、できない。

 

玄関の扉に手をかけたわけでもないのに、外がちらつくと…足が動かない。

部屋に戻ろうとすると、足は動く。

 

明らかに、認知が原因にある。

 

何か、できることを考えて

部屋のパソコンを操作した。

 

 

 

 

 

 

 

 

※モルガナ視点

 

(まずいな…どうしたら良いんだ…?)

(いや、マスターの料理は絶品だったんだが…)

 

惣治郎がモルガナを小脇に抱えて、慌てて外に出てきた後

すぐに、ルブランの方面からスマホを持って不思議そうにしている雨宮蓮が歩いてくる

 

佐倉惣治郎

「良い所に!」

 

雨宮蓮

 

佐倉惣治郎

「こいつが…玉ねぎを食べたんだ!」

「近い動物病院知らねぇか!?」

 

雨宮蓮

!!

モルガナが、毒になるような食材を食べてしまったらしい…!

 

そこの内科だ

まずは飼い主のところへ

 

そこの内科だ←

まずは飼い主のところへ

 

 

「内科?あれは人間用の…そうか!」

「先生もそこに居るってワケだな!」

 

互いに頷き合い、武見内科医院の方面に走っていく二人の男

 

モルガナ

「鴨志田と取引してる張本人だ。うまい対応してくれ…頼む…」

 

 

*1
今日も仲良くなりに来てやったぞ。元気してるか?

*2
そういえばワガハイ、マスターの料理食べたことが無いな。テイクアウトあったっけ?

*3
お!じゃあありがたく…

*4
やっべ!

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

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