鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
※雨宮蓮視点
惣治郎に付いていき、佐倉家に入る。
玄関前の階段からこちらを覗いていたらしい双葉が逃げ出した。
佐倉惣治郎
「…悪い、少し待ってくれるか。」
ピロンッ
雨宮蓮の携帯が鳴る。メッセージを開いてみれば
ーーー
???とのメッセージ
『いい』
『私が行く』
ーーー
それを惣治郎に見せると
佐倉惣治郎
「双葉…」
「…。」
「居間に来てくれ。」
…。
居間で、モルガナを解放し
惣治郎がミルクを出していると
ゆっくりと、古い家の階段をギシギシと鳴らしながら双葉が降りてくる。
そっと居間に入り、こちらには目を合わせずモルガナを撫で始めた
佐倉双葉
「ごめんな、にゃんこ…」
モルガナ
「にぃ、にゃあん。」
雨宮蓮
モルガナだ
首輪に名前がある
モルガナだ←
首輪に名前がある
声をかけた途端に、驚いて飛び退く双葉
そのまま何処かに行ってしまった
モルガナ
「ぁおん。う〜…」
佐倉惣治郎
「…代われるなら、代わってやれりゃ良いんだが。」
雨宮蓮
なにかワケアリ?
聞いてもいい話?
そうなのか
なにかワケアリ?←
聞いてもいい話?
そうなのか
佐倉惣治郎
「…そんな所だ。」
「また頃合いを見て…ルブランで話す。」
…。
以前に鴨志田先生に聞いた、獅童正義とワケアリだという話と関係があるのかもしれない。
今度、詳しく聞いてみようか…
※鴨志田卓視点
ギリ知らない天井で目を覚ます。
憑依転生してから初めて見た、武見内科医院の天井。
鴨志田卓
「…?」
武見妙
「おはよ。」
鴨志田卓
「はっ」
推しからのモーニングコールにテンションが上がり、覚醒する
手に持つカフェラテらしき液体を、そのまま渡してくれた
今回は本当にカフェラテだった。おいしい
鴨志田卓
「何してたんでしたっけ?記憶全部飛んだんですけど」
武見妙
「睡眠薬の効果が出ちゃってさ。ここで見つけられて良かった。」
鴨志田卓
「モルモットとして役に立てたなら良かったです。」
嬉しそうにする鴨志田卓を、はいはいと流しながら
武見妙
「そうそう、ルブランのマスターがモナを連れて来たよ。玉ねぎ食べちゃった、って。」
ひらひらと、何かメモを見せてくれる
オムライスの食材が書かれたメモ。何か買い物リストだろうか
武見妙
「私が誤魔化しておいたから、家にまで行って受け取ってきて。」
鴨志田卓
「んげ、マスターの前で食べちゃったんですかね?」
武見妙
「そうなんじゃない?猫の見た目だけど、猫じゃないんだね」
鴨志田卓
「そうなんですよ、不思議な力で見た目が変わった人間なんですあいつ」
武見妙
「えっ…いや、もう良いや。驚かないようにする。疲れるから」
ため息をつきながら、目を揉む武見妙
鴨志田卓
「お手数をお掛けします…」
武見妙
「また聞かせてよ?待ってるから。」
鴨志田卓
「勿論です。それじゃ、失礼します。」
武見妙
「お大事に。」
こちらを見ず、パソコンを操作しながらそう言う
憧れのセリフを言ってもらえる喜びに震えながら、佐倉惣治郎の家へと向かった。
佐倉家のインターホンを押すと、何故か雨宮蓮が出てくる
鴨志田卓
「え?」
雨宮蓮
話は聞いてる
佐倉蓮です
話は聞いてる←
佐倉蓮です
鴨志田卓
「ん、一緒に医院に来てたのか?」
「モルガナ、見てくれてたんだってな。ありがとう」
招かれるままに家の中へと入れば、居間があるであろう場所から佐倉双葉が顔を出す。手にはモルガナが。
その後ろについて来て、なんかものっすごい心配そうな顔で見守る惣治郎が見える
(保護者同伴じゃん、ほんとどういう経緯なんだろこれ)
佐倉双葉
「あ、え、そ、その…」
「玉ねぎ食べさせて…ごめん、なさい。」
モルガナを差し出してくれる
モルガナ
「すまん、マスターに見られて大事になっちまった。体は何ともないからな。」
モルガナに頷き、受け取る
肩に担ぐように抱えてる一瞬のうちに、佐倉双葉は下がって惣治郎の後ろに移動していた
鴨志田卓
「謝罪を受け入れる。」
「次、動物に何かを食べさせる時は…一度調べてからがオススメだ。」
佐倉双葉
「…。」
そのまま、階段を上がっていってしまう。
鴨志田卓
「双葉さん…でしたっけ。きちんと謝れるいい子ですね。」
佐倉惣治郎
「…ああ。」
「悪かった…俺の、監督責任だ。」
鴨志田卓
「いいんです、迅速な対応のおかげでモルガナも無事ですし…」
佐倉双葉の登っていった階段を見つめつつ、惣治郎へと切り出す
(ある意味、これはモルガナが体を張って作ってくれたチャンスだと言える。)
(これまでの信用と、今回の件の罪悪感で…どうにか相談しにくさの壁をぶち破れないか?)
鴨志田卓
「良ければ…ご事情、聞かせてくれませんか。助けになれると思うんです。」
佐倉惣治郎
「…そうだな。先生なら、安心だ。」
「ルブランに来てくれるか。」
怪盗団の認知の深まりが、メメントスの壁を開くように。
主人公の人間パラメーターが、コープストーリーの続きを解禁するように。
惣治郎から、詳しい話を打ち明けてもらうことに成功する。
雨宮蓮も含めて、ルブランへと移動し
原作でもあった双葉の身の上話を聞く。
珍しい、よく覚えているあのシーンをそっくりそのまま聞く場面。
(思えば、この世界に来てから…まるっきり同じ話を聞くの少ないよな。だいぶ原作を感じるベルベットルームの初対面も、ワイルドの素養がないから変わってたし。)
掻い摘んでまとめると…
双葉を一人で育ててた人がいて、その人が双葉の目の前で車に飛び込み自殺。
生前、双葉の産まれる前から仲の良かった惣治郎が引き取り 少しづつ関係を深め、口を聞いてくれるように。
母の死を自分のせいにしているが、理由は知らない。傷を抉らないように、聞かないようにしている。
そして、何ヶ月か前から何もないのに怯える素振りを見せることがある 声が聞こえる、母が見ている、等
病院は拒み、往診に対しても部屋に鍵をかける
最後に、それだけじゃ駄目だと分かっていても 何者にも脅かされない安心できる環境を作って、望まない、嫌がることはしないと締めくくる。
雨宮蓮と共に、その話をしんみりと聞いていた。
鴨志田卓
「…そう、でしたか。」
佐倉惣治郎
「もし、あと2,3年…高校生のウチに双葉が外に出たいと言ったら。」
「先生の居る、秀尽を頼らせて欲しい。」
惣治郎は、遠い未来のような
どこかでずっとこのままな可能性も見越しているような表現をする。
鴨志田卓
「ええ、勿論です。ただ…」
佐倉惣治郎
「?」
鴨志田卓
「双葉さん、助けられるかもしれません。」
(ここで…惣治郎との協力関係、パレス攻略許可まで結び切るぞ。チャンスを掴め、鴨志田卓!)
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記