鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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夜
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※三人称視点
四軒茶屋にある喫茶店、ルブランに
ごちそうさまでしたー!と複数の声が響く
入口まで雨宮蓮に見送られ、出てきたのは秀尽高校バレー部の面々。
恵体の3年生、斜に構えた3年生、ベリーショートの女バレ部、鈴井志帆の4人だった。
恵体の3年生
「初めてブラック飲んだわ。」
斜に構えた3年生
「俺も。案外イケるもんだな、不快じゃない苦さっつーの?コクとかいうやつ?」
鈴井志帆
「カレーと合うよね。なんだかオシャレっていうか…」
ベリーショートの女バレ部
「てかさてかさ、コーヒー淹れる雨宮くんかっこよすぎない!?」
鈴井志帆
「あれはズルいよ。器用に何でもこなして凄いよね…」
恵体の3年生
「時代はコーヒーか…」
斜に構えた3年生
「お前は洗顔から始めろ。」
恵体の3年生
「ニキビかぁ…あとはアレ?眼鏡。」
ベリーショートの女バレ部
「雨宮くん眼鏡派のリーダーとして、着眼点は評価しよう!」
「はぁ〜、身近にイケメン居るの幸せだわ〜…」
わいわい、ガヤガヤと
喫茶店で散々喋ったあとなのに、外でもくっちゃべっている4人組。
鈴井志帆とベリーショートの女バレ部は2年生で歳が離れているものの、去年から関わりのある集まりだった。
そんな彼らに、会話の隙間を見計らって声をかける人物が。
明智吾郎
「ごめん、少しいいかな?」
ベリーショートの女バレ部
「うわ!イケメンが増えた!!」
斜に構えた3年生
「ド失礼だろ」
二代目探偵王子、明智吾郎である
テレビに出演することも多い、高校生で探偵をやっている男
裏ではペルソナ使って2年ほど前から人の精神を暴走させたりしてる事がストーリー終盤で明らかになる人が、四軒茶屋に来ていた
鈴井志帆
「何か用?」
ベリーショートの女バレ部
「志帆っち!!この人明智くんだよ、テレビの!」
鈴井志帆
「え、あー…好きって話してた人ね。」
居心地悪そうに一瞬眉をひそめた後、すぐ表情を取り繕った明智は
明智吾郎
「君たち、インターハイ予選に出てたよね?バレーボールの。」
「鴨志田先生について、教えてくれないかな。」
鴨志田卓について、バレーボール部員へと問いかけた。
鈴井志帆
「先生が、どうかしました?」
恵体の3年生
「ん、お前も…むぐっ」
斜に構えた3年生
「ややこしくなるから黙ってろ」
何かを察した、斜に構えた3年生。恵体の3年生が余計なことを言う前に黙らせる
女性陣も、少し疑念は抱いていた
明智吾郎
「ウチのバレーボール部から聞いたんだ。…ほら、予選の最後に戦った。」
「…かなり、鴨志田先生は
同情をするような、悲哀ある表情を浮かべて
明智吾郎
「僕なら、それなりに発言力もある。力になれるかも。」
「詳しく…話を聞かせてくれないかな。」
そう言うと…すぐに、場の空気は凍りつく。
和気あいあいとしたBGMが緊迫感あるものに変わったように、雰囲気が変化する
バレーボール部員達は、鴨志田卓の秘密を知らない。
ただ、鴨志田卓の過去が公になり逮捕などされると…今の『お詫び』が無くなる。
すっかり共犯じみた信用を部員達は持っており、また
既に心を入れ替えたのだから、心を入れ替える為に行うような逮捕なり刑罰なりは不要。代わりにその分被害者本人らへと還元していく…という鴨志田卓の思想を受け入れていた。
鈴井志帆が、後ろの男子に目配せする。私が話す、と。
鈴井志帆
「部外者に、相談することは無いです。鴨志田先生は…適切に、指導してくれてるから。」
「…もう、関わらないで。」
原作さながらの、儚く、もう既に諦めたような目をしながら、右手で左肘を掴み…目線を下に。
鈴井志帆
「行こ、みんな。」
明智吾郎
「待って、大丈夫だ、庇わなくていい!今の先生について知りたいだけなん」
鈴井志帆
「放っておいてよ!!」
大声で怯ませ、睨み、去る。
…。
四軒茶屋駅、電車内にて。
鈴井志帆
「あ〜、バレーボール以外で大声だしたのいつぶりだろ。」
斜に構えた3年生
「凄い演技だ。去年の鈴井ソックリ。」
ベリーショートの女バレ部
「ね!女優目指しちゃう?」
鈴井志帆
「そういうのは杏の方が向いてるから…」
鈴井の、鴨志田卓に支配されてることを装う演技によって追及を躱す手腕に 他3人は各自高評価をしていた
労いの言葉をかけて、鈴井志帆は照れる
一駅ほど進んでから、話題は明智吾郎に。
恵体の3年生
「てかヤバいよな…探偵が探りに来てるってさ。あの対戦相手、どんだけ悪い噂流してんだよ」
斜に構えた3年生
「かばうって言ったらなんかキモいけど…折角今は良くなったってのに、逮捕なんて止めて欲しいよな。」
「こんだけ苦労したんだから、今さらいいトコになってから来るなっての。」
ベリーショートの女バレ部
「だよね〜…」
「志帆も、そう思うよね?」
鈴井志帆
「…うん。」
「ああなった原因は知らないけど…鴨志田先生の『謝罪』を受ける資格は、私達にはあると思うんだ。」
「…誰にも、奪わせない。」
鈴井志帆は、杏の友人だと言うことで特に目をかけられてしまっていた。特に鴨志田卓から受けた被害の多い生徒の一人と言える。
だから、謝罪を許せないと捉えるのでなく。
今度はこちらが、絞れるだけ絞ってしまおう
差し出すのなら、貰えるだけ頂いてしまおう
強かに、そう考えていた
三島由輝が、主導した雰囲気だったように思う。
まだ、協力関係を築く前の行動ではあるが…
このバレーボール部員の、鴨志田卓への認知も。
三島由輝の功績に数えられるのかもしれない。
…。
そして、残された明智吾郎は一人佇む。
明智吾郎
(体に、目新しい体罰の跡がない。隈も無く血色も良い。嘘だ。)
(中々ガードが硬い…まぁ、それくらいはやってくるか。)
(まだ、お互いに手の内は割れてない筈。慎重に行こう。)
その功績が、異世界での活動によるマッチポンプが含まれるとしても…明智吾郎が能力の高い人材であることに変わりはない。
優秀な探偵は、憑依転生者のアドバンテージを着実に削り取っていくのだった。
明日、6/19は第3回戦の山場となります!お楽しみに!
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記