鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第130話 6/19(日) 嵐の前の分岐路。

 

 

〜〜

〜〜

 

日曜日の朝。

ポケ◯ンの番組が放送される曜日に、フタバパレス攻略のための準備をしていた

 

(この時間のポ◯モン番組、2025年でも続いてたっけ?)

 

今日は、予告状を出す日。惣治郎からも今日来てくれて構わないとお許しを貰っている

 

 

 

モルガナ

「カネシロみたいな犯罪者を攻めるわけじゃないんだ、朝飯前だぜ。」

 

金城

「食っただろ?」

 

モルガナ

「そういう表現だ!」

 

金城

「冗談だよ、冗談。」

 

金城潤矢は、いつからか柔らかい笑いを浮かべるようになっていた

荷物の支度を手伝い、見送ってくれる。

 

金城

「改心をする時の難易度自体は上がるって話だろ?」

 

鴨志田卓

「ああ。まぁ…十分ステータスは足りてる。金城に歩き方も教わってるからな。」

 

金城潤矢は、改心するまで。警察に一切捕まらなかった。あれだけデカく噂になるほど暴れておきながら。

 

その時の『足が付かない』ノウハウは、

怪盗団が明智吾郎など敵対勢力を警戒し動く際に大いに役立っている。

自分自身だけでなく、統率する部下にまでそれを徹底させていた事からもわかるように、

ノウハウを人に伝えることにも長けている。

 

最低限も出来ないやつは始末してたから、ある程度物わかりの良い奴にしか教えられないと本人は言うが、

三島由輝にも教えられるあたりかなりの指導力である

 

 

鴨志田卓

「教員にでもなれれば良いのにな。馬鹿へ話を覚えさせる経験、中学教師あたりに最適なのに」

 

金城

「ハッ、俺が公務員になれたらおかしいだろ。」

 

 

軽口を叩き合い、四軒茶屋のルブランへと出発した…

 

 

 

 

…。

 

 

 

 

 

 

三島由輝

「はぁ…電車、日曜日くらい空いててくれても良いのにな。」

 

新島真

「同感。少し、触られた気がしたけど…今日はコレがあるから無視したの。損した気分。」

 

三島由輝

「うぇ。確かに痴漢を通報するって時間掛かるよな…うわ、もしかしてそれが狙い?」

 

佐倉惣治郎

「可愛い子ちゃんは大変だな。暇なときはガツンと言ってやれよ?」

 

新島真

「えぇ…。」

 

 

 

 

 

カランカランと、扉が開く音。

 

モルガナ

「邪魔するぜ〜」

 

鴨志田卓

「すまん、待たせた。」

 

新島真

「気にしないで。私たちが早すぎただけだから。」

 

ルブランにて集合している2人と合流する

店内のテレビに、ポケ◯ンの番組が流れていた

 

 

佐倉惣治郎

「じゃあ…始まる、のか。」

 

惣治郎が不安げに話しかけて来る

 

鴨志田卓

「始めます。双葉さんは…どうでした?」

 

佐倉惣治郎

「条件付きだが…受けてくれた。若葉の研究内容だってのが効いたらしい。」

「条件については、前で話す。」

 

 

鴨志田卓

「ありがとうございます。行きましょうか。」

 

佐倉惣治郎

「ああ。」

 

モルガナ

「2人も行こうぜ。」

 

三島由輝

「ん。」

 

コップの中のコーヒーを最後にグッと飲んでから三島が立ち、それに合わせて新島真もついて行く

 

押し黙る惣治郎に対し、うまく話しかける言葉が無く

そのまま無言で、佐倉家まで向かった。

 

家の中に入ると、居間に佐倉双葉が。

こちらを見て震えているが、背筋を丸めながらも部屋の外に出ている。

 

横には、雨宮蓮の姿。

こちらの惣治郎を視認すると、ダッシュで惣治郎の背後に隠れる

 

 

佐倉惣治郎

「ああ、その…言いにくいんだが。」

「認知訶学を使うには…条件があるんだと。」

 

鴨志田卓

「?」

 

佐倉惣治郎

「ほら、双葉。自分の口で言え。」

 

佐倉双葉

「…。」

 

20秒ほど、たっぷり時間を使ってから。

 

佐倉双葉

「…認知世界に、連れて行くのは、わかった。」

「条件がある!」

 

三島由輝

「良い声だ。」

 

悠木碧ボイスに感嘆する三島由輝

 

新島真

「うん、それはマスターから聞いてるから…条件の内容を教えてくれる?」

 

佐倉双葉

「うっ」

 

30秒ほど、もじもじと時間を使ってから。

 

佐倉双葉

「わかった。」

 

三島由輝

「か、亀レス…」

 

震える指でこちらを指しながら、宣言する

 

佐倉双葉

「そ、そうじろうも連れてってくれ!精神安定剤だ!」

 

一同の頭にビックリマークが浮かぶ

 

雨宮蓮

ずっとこれだ

こう言って聞かない

 

ずっとこれだ←

こう言って聞かない

 

 

新島真

「…異世界は、本当に危険なところなの。対策を持たない人が2人も入るのは…」

 

佐倉双葉

「認知世界は、名前の通り認知が反映される世界だ。私がそうじろう以外と一緒に居たら当然動揺する、それが反映されたら、お前たちの言う改心にも影響が出るに違いない!多分!わわ私の精神安定性を補強する事は、多少肉体的な危険性が増えようと最終的に安全性の向上が見込めると私は考察する!今私の精神に効果的な安定剤として作用するのはそうじろうだ!よって同行を求める!」

 

早口で一気に言い切る双葉 体力が無く、息切れしている

 

 

 

佐倉惣治郎

「こう言って、聞かねぇんだ。」

「本当に、手間を掛けさせて申し訳ねぇんだが…俺も連れて行ってくれねぇか?」

 

一息、目を閉じて吐いてから。

 

佐倉惣治郎

「双葉の為だ。命を賭ける覚悟はある。」

 

そう言い放った。

なんと、本人の要請を受けて

惣治郎がパレスへの同行を申し出ている…!!!

 

新島真と三島から危険性がある話を聞いた上で、保護者の覚悟を示されてしまった。

 

横で、雨宮蓮も肯定している

どうにも…それなら体力ある自分がと申し出て本人に拒否されてしまったらしい。

 

(結構長い間育ててきた惣治郎の代わりに立候補するのライオンハートすぎるだろ雨宮きゅん。)

 

三島由輝

「…できるのか?先生。」

 

鴨志田卓

「一応、可能な範囲ではある。危険極まりないが、不可能ではない。」

 

佐倉双葉

「きき決まりだな!頼りにしてるぞそうじろう!」

 

佐倉惣治郎

「俺じゃなくて専門家を頼ってくれよ…」

「…何か必要な物はあるのか?一応、何か役に立ちそうな物を探しておいたんだが。」

 

居間の片隅にあった段ボール箱を引っ張り出すと、そこにはガスバーナーやら包丁、古めかしい木刀などが。

中には、シャドウに属性50ダメージ与えられそうな感じのアイテムも混ざっている

 

(惣治郎なりに考えてくれたんだな…気持ちが嬉しい。)

 

鴨志田卓

「幾らか、使えそうなのがありますね…これと、これあたりを。あとはウチで用意がありますので。」

 

お気持ちだけ受け取るために、使う予定は無いがダメージを与える系のアイテムとしてアトムマッチとスタンガンを受け取る。

 

(アイテム欄に思い出として取っておく奴にしよう。通販で危険物売ってたり、クレーンゲームのプライズに普通にペルソナの見た目の人形が存在したり、ちょくちょくわけわからんとこあるよなこの世界。)

 

 

鴨志田卓

「お二人とも、こちらを付けてくれます?」

 

それぞれ、一等航海士バッチとキャプテンバッチを渡す。

最大HPを増やしてくれるアクセサリーで、その有能さは三島由輝で確認済みだ。

 

佐倉惣治郎

「これは?」

 

双葉には惣治郎の手からバッチが渡され、2人で興味深そうにただのバッチを見つめている

 

新島真

「異世界、生身だと危ないって話はしましたよね。力が無いと、大怪我をすると」

「そのバッチをつけていれば、力を持ってる人のような…ダメージの軽減があるんです。三島くんも、それで一命を取り留めました。」

 

三島由輝

「いや〜、高そうなドアが壊れるくらい力強い金棒が肩に直撃しちゃって!けど、腕はもげずに骨折くらいで済んだんだ。性能は保証するよ!」

 

佐倉双葉

「え、えぇ〜…」

 

にこやかな怪我自慢にドン引きする3人(雨宮、佐倉×2)

生徒会長が中二病の脇腹をド突く

 

モルガナ

「怖がらすこと言うな!一般人だぞ!」

 

雨宮蓮が三島を回復態勢で寝かせた

 

鴨志田卓

「もちろん、ケガの無いよう細心の注意は払います。保険と思ってください。」

 

佐倉惣治郎

「…命綱のような物か。」

「性能に差は?」

 

鴨志田卓

「その、キャプテンと書いている方が良いです。」

 

佐倉惣治郎

「わかった。ほら、顎上げろ。」

 

迷わず、自分の手に持っていたキャプテンバッチを双葉につける惣治郎

 

双葉の手から一等航海士バッヂを取り上げ、自分につけた。

 

佐倉双葉

「…。」

 

 

…。

 

 

それぞれ、動きやすい靴を用意して貰い、外出準備が完了する。

 

鴨志田卓

「よし、じゃあ…最後の支度に。」

 

皆で、双葉の部屋の前まで移動する

よくわからないまま双葉はついてくる

 

 

鴨志田卓

「双葉さん、この扉を開けてくれないか?」

 

佐倉双葉

「ぇ…?」

 

鴨志田卓

「今から、双葉さんの心の中、認知する世界に入って…その歪みの核となる部分を摘出する。」

「その際、双葉さんが心の壁として作った…この、誰も入れない部屋の扉が障害になるんだ。理屈はわかるか?」

 

佐倉双葉

「…わかる」

 

鴨志田卓

「これを、開けて見せて、内部まで俺達を受け入れると認知してくれれば、潜入も容易になるんだ。頼む。」

 

佐倉双葉

「…。」

「は、恥ずかしいから…良く…見るなよ?」

 

鴨志田卓

「見ない。」

 

佐倉惣治郎

「今度、掃除なら手伝ってやるよ。」

 

佐倉双葉

「…わかった。」

 

視線を彷徨わせつつ、双葉はドアを開けてくれる

 

 

(うおお……!!)

 

 

原作で見慣れた…と言うほど登場機会があるわけでは無い、貴重な佐倉双葉の部屋内部。

 

冷房がつけっぱなしで冷えており、換気がされず空気が籠っている。

 

ゴミが、ベットの後ろにいくつか袋に纏まって置かれていた。

それを見た惣治郎が、無言で掴んで外に引っ張り出した。あまりの早業にモルガナが飛び退いている

 

そして流石にこれは触れてはならないだろうが、机の下辺りには中身の入ったペットボトルが複数あり…部屋中にうっすらアンモニア臭っぽいものを感じる…

 

 

佐倉双葉は顔を真っ赤にして震えていた

 

 

 

鴨志田卓

「…よし、ありがとう。正直言って、居間に出てきてくれた時点で十分な可能性はあったんだが助かった。」

 

佐倉双葉

「は、はは早く言え!辱めておいてにゃんだそれはぁ!!」

 

新島真

「ごめんね、確実に完遂する為だから…」

「…その、たまには換気しようね?」

 

雨宮蓮

別に気にしない

あれはフェザーマン?

おもろ

 

雨宮蓮

別に気にしない

あれはフェザーマン?←

おもろ

 

 

佐倉双葉

「うぅぅぅ〜……!!」

 

 

フタバパレスへと出発するには、10分ほどの時間を要した…

 

佐倉双葉

「ぜ、絶対に触るなよ!パソコンとか、フィギュアとか!」

 

 

雨宮蓮

わかってる

しめしめ…

 

わかってる

しめしめ…←

 

佐倉双葉

「入ったら、ここ個人情報全部流すからな!アカウント3つ作って、それぞれ別サーバーからだぞ!入るなよ!」

 

(殺すからなって脅されるより具体性があって本当に実行されそうで怖いよな、こういう脅し言葉)

 

 

留守を守ってくれる雨宮蓮の見送りを受けて、回復した三島由輝を回収して。

 

イセカイナビを起動した…

 

 

 

 

 

 

 




本日20時にも連続投稿いたします!

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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