鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
ばっ、と
双葉は空に右手を伸ばす。
自身のシャドウが宙へ浮かび…緑色のサイバーチックなUFOに。
そこから、光と触手が伸びる。
触手は、双葉と
双葉を抱きしめる惣治郎に巻き付いた。
佐倉双葉
「そうじろう、こっち!」
佐倉惣治郎
「おわっ!?」
そのまま、2人をUFOへと連れ去っていく。
『【契約】…我は汝、汝は我。』
『禁断の叡智は、汝に開かれる。』
佐倉双葉
「お前は、私の認知が作った化け物!お母さんはもう居ない!」
認知存在『イッシキ・ワカバ』
「そうよ!もう居ない、お前が殺した!私と…ここで死ねぇっ!!」
佐倉双葉
「死なない!…そうじろうが居てくれるもんっ!!!」
佐倉惣治郎
「双葉…!」
佐倉双葉
「そうじろうは私が守るっ!!」
「皆、手伝って!!」
スフィンクスは再度離陸。2人がかりで掴んでいたアスモデウスとパピヨンが、慌てて手を離す。
飛行機が宙返りするように、急激に高度を上げ
天空から、垂直に飛び降りてくる。
クラウン不在であることを突いた、反動上等の捨て身の一撃。
佐倉双葉
「ここが私の認知が作った世界なら…ハックできる!」
緑色の光がネクロノミコンから発せられ、パピヨンに。
ベルベットルームの住民と同じバレーボールユニフォームの装いに、エジプト的な金の装身具が追加される。
三島由輝
「うぇえっ!?何!?」
佐倉双葉
「チートコード!ムッキムキだぞ!!」
「頼んだぞ、ちょうちょ!!」
三島由輝
「マジかっ…うおぉぉぉお!!!!」
フタバパレスにて、大岩をレシーブして鍛えたのは鴨志田卓だけでは無い。
装身具から、力が流し込まれる。
巡る力が増そうと、指導を受けた通りに動けば問題は無い。
正しいフォームで、正しいタイミングに。
三島由輝
「はぁぁぁあい!!」
認知存在『イッシキ・ワカバ』
「!?!?!?」
スフィンクスを弾く。
衝撃を殺し切ることはできずに、腕の力が乗って
スフィンクスは戦場の足場の上を転げ、体勢を崩す。
新島真
「総攻撃!」
クイーンの号令の元、DOWNへの追撃に総攻撃。
総攻撃演出で用いられるネクロノミコンの爆弾がトドメに落とされ…スフィンクスはピラミッドを転げ落ちていく。
三島由輝
「ふぅ……いよっし……」
佐倉惣治郎
「おい、まだ生きてんぞ!」
ネクロノミコンから惣治郎の声が聞こえる
転げ落ちるスフィンクスの瞳にはまだ闘志と、怨嗟が満ちていた。
佐倉双葉
「だいじょーぶ!計算通りのポイントだ!」
転げ落ちた先は、ピラミッドの入り口。
そこには、大量のシャドウと乱戦していたクラウンの姿が。
砂地に到達する直前に跳ね上がるスフィンクス。
拳を突き上げた姿のクラウンが、力無く倒れる認知存在の下から現れた。
新島真
「やった!」
佐倉双葉
「よっし!帰る!」
三島由輝
「…そうだ!パレス壊れるんじゃ!?」
パピヨンが懸念した途端に
ピラミッドが、先ほど風を受けたときの何倍もの大きさで揺れ始める。
急いで、モナに対しハンゴン軟膏を使用。
マジックで『ソセイ』とだけ書かれた瓶に詰められた白いそれを指4本で乱暴に全部取り、モナに塗りつけるクイーン。
モルガナ
「…んへぇ、こ、ここは…」
三島由輝
「うわすっごめっちゃ効いてる!」
新島真
「双葉が覚醒してパレスから脱出するとこ!起きて!」
まだ完全に浸透していないのか、立ち上がれないモナをひっ掴むとヨハンナに跨り
新島真
「パピヨン乗って!」
三島由輝
「2人乗り…!?」
新島真
「我慢して!」
三島由輝
「は、はいっ!」
剣幕に押され乗り込むパピヨン。女の子耐性の無さからビビるも、クイーンに怒鳴られ腰に捕まる。
軟膏でねっとねとなモナの丸っこい頭をハンドルと胸で挟んで潰しながら、前傾姿勢でアクセルをフルスロットル。
その頭上をネクロノミコンに乗った佐倉家2人が追いかけた。
ネクロノミコンのてっぺん、ガーゴイル像が立っている部分がくるりと周り…メガホンに変化。
佐倉双葉
「お母さ〜ん!」
「大好き!!!」
記憶の中の母に、別れを告げる。
佐倉惣治郎
「…良いのか?」
佐倉双葉
「大丈夫。…整理、ついた。」
双葉が気付く事は無かったが…今にも崩れるピラミッドの頂上に。
半透明の一色若葉が少しの間だけ現れ、巣立ちを見送っていた。
上から駆け下りてくる怪盗団を見て、原作知識から察したクラウンは 自身も全速力で走り出す。
ピラミッドを少し離れたところで、乗り物に乗ったメンバー達とすれ違い
鴨志田卓
「よくやった!モナはどうした!」
新島真
「大怪我!どうにか脱出して!」
そう叫ぶクイーン。胸元にはヨハンナに挟まれてるモナが見えた。
鴨志田卓
(うっわ羨ましい!!!けしからんって言う余裕ないくらい羨ましい!!!)
佐倉惣治郎
「なっ、拾わなくていいのか!?」
佐倉双葉
「ごめん、そうじろうで定員オーバー…」
新島真
「クラウンなら大丈夫!でしょ!?」
そう言い、通り過ぎるバイクとUFO。
心配そうに惣治郎が後方を見ると
鴨志田卓
「人からの期待って…」
「最っ高の原動力だよな!!」
まるでエヴ◯ンゲリ◯ンの有名出撃シーンのように
ぐんぐん加速し周囲を吹っ飛ばしながら走るクラウンが見えた。
新島真
「ほらね?」
あとは真っ直ぐ進めば良い帰路に。ふとクイーンは考える。
新島真
(先生、人からの期待…求められれば求められるほど頑張るタイプよね。)
(モルガナが言ってた。私が金城の居所へ向かった時…先生は、金城をパレスに引き摺り込んで殺してでも私たちを助けるつもりだったって。 あんなに、金城に手を差し伸べる準備をしてたのに。)
自分への信頼感情、自分の発言への対応…
この怪盗としての活動でかなり資金も得ている。きっと、頼めばなんでもして、なんでも買ってくれるのだろう。
新島真
(私が、しっかりしなきゃ。)
自身が、鴨志田卓の認知の中で高い地位に居ることを改めて実感した瞬間だった。
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記