鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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いつも誤字修正ありがとうございます、めっちゃ助かっております


第143話 6/26(日) メメントスを舐め回そう(比喩)

 

 

 

◎◎◎

〜〜

〜〜

 

朝、具体的には8時くらい。

鴨志田卓は無限プリンパでの金策を終え、メメントスの外に出ていた。

 

徹夜に朝日が染みるかと思いきや、治癒促進スキルのおかげか今回も疲労はない。

普段と変わらぬ調子でたっっっっかい駐車場から車を出し、ルブランに向かう。

 

今の佐倉双葉を満員電車に乗せたらまず間違いなく死ぬので、車での送迎だ。

 

メッセージを確認すれば、メンバー2人は既に到着している様子。雨宮蓮が三島と肩を組んで自撮りしてる写真を送りつけて来ていた

 

(今日のカレーは自信作、か…え、まさかルブランカレーのコツ掴むまで進んでないよな?)

 

 

 

 

 

…。

 

 

 

 

ルブランの店内に入り、雨宮蓮の作ってくれたそこそこのカレーを食べる。

 

(良かった流石にランク9行ってたら目玉飛び出てるとこだった 怖えぇ…)

 

 

雨宮蓮

どう?

自信作だ

 

どう?←

自信作だ

 

鴨志田卓

「いい味だな。前よりルブランに近づいたんじゃないか?」

 

雨宮蓮はよし、と言いながら小さくガッツポーズをしている…

 

 

佐倉惣治郎

「お世辞の言い過ぎに気をつけてくれよ?まだまだ、教えることが残ってんだ。」

 

鴨志田卓

「ははは、伸びしろがあるのは良いことですね。」

 

 

 

 

三島由輝

「こう?」

 

新島真

「駄目。分かりづらいけど、これって実は12Pの…この定理の応用なの。」

 

三島由輝

「はぁっ!?覚えてるわけ…」

「高校生の数学ってなんでこんなややこしいんだよ。絶対こんな要らないって…」

 

新島真

「思考力は全部の基礎になるの。敵の弱点、全部先生の事前情報頼りにするつもり?」

 

三島由輝

「うっ…そりゃそっか。」

「どうにか家でやっとく…ありがとう。」

 

テーブル席では、新島真に勉強を教わっている三島の姿が。

閉店中の店内に客は居らず、普通に怪盗団の話題を喋っており

会話内容からして、カレーを食べ終えたのを察して切り上げてくれたのだろう

 

佐倉双葉は、惣治郎と雨宮蓮の居るカウンターの隅でちゃっちゃくなっていた。

手には、鴨志田卓と共に入ってきたモルガナを抱いている

 

佐倉双葉

「…。」

 

鴨志田卓

「今日は昼には帰る予定だ。渋谷の駐車場からそのままメメントスに入るから…人とは車越しになる。安心して良い。」

 

佐倉双葉

「わかった。」

 

短い返事をしてくれる。

まだ慣れきってはいない様子だが、時々交わしていたメッセージの態度からして…慣れればどうにかなるだろう

 

佐倉惣治郎

「いけそうか?」

 

佐倉双葉

「人居すぎて絶対酔う。想像だけでゲボをジョッキで2杯級。」

 

佐倉惣治郎

「もう、心は…大丈夫なんだろ?」

 

佐倉双葉

「…うん。すっきり晴れやか。」

「ただシンプル対人経験値がもも◯じゃレベルなだけ。」

 

鴨志田卓

「ス◯イムより成長してるじゃないか。」

 

佐倉双葉

「そうだぞ、目指せグレ◯トドラゴンだ!」

 

冗談に乗る鴨志田卓に明るく答える佐倉双葉を、惣治郎はちょっと泣きそうな目で見ている

 

雨宮の密告曰く、感動のしすぎでしょっちゅうこうなっているのだとか。

聖地巡礼の興奮で嬉しくなっている自分と似てる気がして、ちょっと親近感が湧く。

 

鴨志田卓

「じゃあ…責任持って、娘さんを預かります。」

 

佐倉惣治郎

「…ああ。頼むよ、先生。」

 

 

 

 

三島たちの荷物が纏まるのを待ってから、渋谷にあるメメントスへと出発した…

 

 

 

 

◎◎◎

 

 

佐倉双葉

「…。」

 

三島由輝

「驚いて声も出ないか?」

 

佐倉双葉

「大衆の認知で形成される異世界の造形にしては造形が混沌としすぎてる、奥に奥に行く構図は何か、電車は通勤の認知の象徴?向かう先は出勤、暗い顔、出勤先は辛いという認知、満員電車は辛い、赤い光は中の環境の抽象表現?」

「…興味が止まらない!最強か?」

 

三島由輝

「えぇ…」

 

新島真

「…私達も、好奇心や探究心の強さとしては良い線いってたと思ってたんだけど。」

 

鴨志田卓

「はは。前提知識が少しある分、考察も濃くなるんだろうな」

 

ゲームも、前作をプレイしておけば初見時でも流れを読んだり不明点の推察ができ、違和感に気づけることが多い。

イゴールの声とかいい例だろう。

 

 

メメントスの入り口入ってすぐ、まだ刈り取る者も出張ってこない場所で知的好奇心を満たして過ごし

佐倉双葉のコードネームを、原作と同じような会話にて『ナビ』へ決定してから…ターゲット達の改心に乗り出す。

 

鴨志田卓

「新入りに負担をかけて申し訳無いが…予告は上手くいったか?」

 

佐倉双葉

「アリババ舐めるなよ?完璧だ。クラウンの言ってた大山田はネット音痴だったから…家電話鳴らして合成音声流してやった。心臓バクバクだったんだぞ?ありがたく思え?」

 

鴨志田卓

「ナビにしか出来ないことだ。本当にありがとう。」

 

佐倉双葉

「…うむ。」

 

シンプル感謝に怯み、モナを抱えながらのメメントス観察に戻るナビ

 

(お母さんが誰かに殺された事。それを許さず、誰かを突き止めたりするのに佐倉双葉は怪盗団に入ってた。俺が…ルブランで全部ゲロったのを双葉は当然聞いてただろう。)

(その上で、これだけ落ち着いていれるのは…雨宮や惣治郎が優秀だったからか?その辺り、落ち着いたら聞いてみないとな…双葉自身から打ち明けてくれるのが一番なんだが。)

 

新島真

「時間は大丈夫?」

 

鴨志田卓

「30分くらい滞在しても問題ない計算だ。この機会に、俺達もじっくり見ておくか。」

 

 

ナビと一緒に、メメントスをじっくり観察した。

最初の階層のためシャドウが弱くほぼ安全と言えるため、線路の具合やら天井まで見ると

ゲーム内の画質では省略されていた細かい埃っぽさなんかまで感じることができ ナビと同じくらい楽しくなっていた…

 

 

佐倉双葉

「シャドウがクラウン知ってる!大衆の認知が深まると奥に入れるって話だから、その証左だ!流行語大賞の話通じる?完全に混ざりあってるのかランダムなのか、均等に混ざる場合赤子混ざって知能低下あるはず!その場で寝こけてる個体はその偏り?けど割ると中身のシャドウは同じ、不思議…」

 

鴨志田卓

「天井ってこうなってたのか…立体駐車場のよくわからんボコボコを思い出す…」

 

*1

 

 

佐倉双葉

「パレスは特定の個人が周囲のを引きつけてシャドウを作るからそれなりに賢い個が作れる?メメントスは大衆とかいう大量の人々が集めてるから、所謂指揮系統が固まら無いから行動できない?シャドウの知能は全て同じで、指示される内容、与えられる役割だけが異なる?けどあの宝石シャドウの説明がつかない、イレギュラーとして除外すべきか同系統の共通点を見つけるべきか、仮説としてアツいのは…」

 

 

鴨志田卓

「…そういや、あの電車達の線路に石置いたら横転とかするのか?」

 

 

 

モルガナ

「まったく、はしゃぎすぎだぜ?」

 

新島真

「モナ、オタカラ見るとアレよりはしゃいでない?」

 

三島由輝

「言えてる。」

 

特に戦略的に役に立つことは無いが

知的好奇心が満たされ心が元気になるひとときだった…

 

 

 

 

 

 

*1
ロックウールという素材 鉄骨に被覆して耐火性上げたり結露防いだり防音効果上げたりする 昔はアスベストが使われてヤバかった

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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