鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第146話 6/26(日) ナスとピーマンの焼き浸し

 

〜〜

夕方

〜〜

 

あれからモルガナを回収し、家で夕食を摂っていた。

 

この時期安いナスやらピーマンやらを焼いてめんつゆに漬け込む焼き浸しを常備菜にしこっったま仕込んだ為、

それとだし巻き卵に米、味噌汁だ

 

モルガナ

「マスター、太っ腹だったぜ!ワガハイ達にお寿司奢ってくれたんだ!」

「寿司折貰ってホクホクだぜ。」

 

金城

「へぇ、高校生4人連れで?相当行くだろーに。」

 

モルガナ

「マコトは遠慮がち、ミシマはビビり、フタバがお構いなしって感じだったぜ。アマミヤはなんか食べた事あるとか言って所作教えてた」

 

(えっマジさては太陽コープそこまで進んでるって事ですか…!?)

 

鴨志田卓

「ほんと、転校してきた新天地なのによくやるよな。」

 

金城

「んで、その寿司折は?」

 

モルガナ

「車で完食したぜ?」

 

金城

「自慢だけかよ」

 

金城

「そう言えば…改心を進めたんだろ?前に話した津田は?」

 

金城潤矢が箸をこちらに向けてくる

 

(容姿を変えるために痩せこけさせた体とギラギラした瞳は健在だが、なんだか血色が良くなってきたように感じる。まぁ元通りになったらそれはそれで捕まるんだけど、病気ない肉体にはなって欲しいよな。)

 

鴨志田卓のアスリートの部分が、金城潤矢の体調を慮る。

 

鴨志田卓

「出てくるところまで潜れなくてな。今入れないとなると…実行は先かもしれない。七月くらいか。」

「それまではのんびりしててくれればいい。」

 

金城

「ん。まぁ、準備は進めとくわ。」

 

 

金城潤矢は最近、少しづつ外に出始めている。大衆のほとぼりが冷めた頃合いを見計らって、渋谷の、自身が根こそぎ巻き取って自爆した跡地に何か巣食っていないかを確認していた。

 

佐倉双葉の調子が思いの外良かった為、早いうちに引き合わせて裏社会のデータベースを探ってもらう手筈でいる。

 

双葉単独でも入り込むことは可能なものの、ローカルルールやらの犯罪知識がなければ読解や有効な場所を探すのには時間がかかる。

その点、金城潤矢がこちらに付いていることはかなり大きなアドバンテージだった。犯罪知識に足が生えて歩いているようなものである。

 

金城

「ひとまず、異常は無し。あの検事優秀だな、ガサ入れ掛けた所からは根こそぎ剥がしてるわ。」

「寝かせてた予備のグループが1個逃げてたが…欲張って、持ち出すと足が付く物も持ってってた。すぐ捕まるんじゃね?」

 

鴨志田卓

「経過は良好だな。その辺りの情報は本当に助かる。」

 

金城

「認知訶学ってのも万能じゃねーのな。」 

「活躍の余地があって何よりだよ」

 

薄く笑い、だし巻き卵を頬張る金城潤矢

 

鴨志田卓

「野菜も食えよ。ただでさえ免疫落ちてるんだ、飯で補強だ、補強。」

 

金城

「…。」

 

何処にでもあるような会話。体調を心配され、食事の偏りを指摘される場面。親が、子供にするような会話。

それを聞いた金城潤矢の手は止まり、目は…いつかの、どこかの誰かを思い出すように細められた。

 

金城

「そうだな、悪ぃ。」

 

モルガナ

「ワガハイのピーマンも食っていいぞ!」

 

金城

「アレ言う奴の前で提案することか?」

 

 

まさしく、団らんと呼ぶべき光景に胸が躍った。

味噌汁と、野菜に卵。これら素朴な美味しさの食事のような優しい幸せに

コミュニケーション力不足による孤独、色欲に染まって歪んだ認知…それぞれに、良く染み渡った。

 

焼き浸しのように、きっと。

明日はもっと染みている。

 

 

 

 

 

…。

 

 

 

 

食事を終え、ハンドグリップを握りながらスマホでカードゲームに課金したりしていると…メッセージが届く。

10連パック開封のスキップボタンを押して、レジェンドレアが2枚出ていた事に演出見とけば良かったと結構後悔してからメッセージを開けば、それは川上先生からで。

 

*1

 

 

 

ーーー

川上貞代とのメッセージ

 

 

川上貞代

『少し、いいですか』

『鷹瀬さん達が、話があると言っていて…』

『怖いので、良ければ同席して頂けたらな、と』

 

鴨志田卓

『いいですよ』

『今朝、鷹瀬さん達を施術したんです。効果が出たのかも』

『怖がらないでいいですよ。一緒に、心を入れ替えた鷹瀬さん達を見に行きましょうか。』

 

川上貞代

『ありがとうございます』

(数分の入力中表記…)

『じゃあ』

『今から、私の家に来てくれませんか。』

(マップアプリにピンを刺した、川上貞代の住所と思われる画像が貼られる)

 

鴨志田卓

(…。)

『オーケー』

『訪問筋肉代行サービスにお任せください』

 

(メッセージの返信は届かない…)

 

 

ーーー

 

鴨志田卓

「やっっっべ滑った。」

 

金城

「始まりたてのソシャゲに課金するからだろ。そういうのはハーフアニバーサリーを狙うもんだ。」

 

鴨志田卓

「ああ、爆死したんじゃない。ちょっと出かけてくる。」

 

食器を洗ってくれている金城にそう話し、クローゼットから服を引っ張り出す

 

(川上先生の自宅かぁ…描写されたことないもんな、楽しみ過ぎる。鷹瀬さん達に家上がり込まれるの不安なんだろうけど、成人男性家に上げる方が不安にならない?大丈夫?)

(となると気まずい雰囲気を防止するのにモルガナを連れて緩めたいところだが…)

 

鴨志田卓

「ん、モルガナ何処行った?」

 

金城

「寿司食いすぎた後に夕飯も食ったんだ。血糖値で気絶してる。」

 

顎で指す先を見れば、そこにはヘソ天で眠ってるモルガナが。お腹がぽっこり膨らんでいる

 

(仮にも怪盗として警戒心とか無いのか?)

 

金城

「車?」

「今揺らしたら吐くぞ、アレ」

 

鴨志田卓

「…そう、だな。仕方ない、どうにか頑張ろう…」

「鍵はあるから好きに寝ててくれ。」

 

金城

「ん」

 

単身、川上貞代の自宅へと出発した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
ハンドグリップ:握って握力を鍛えるアレ





★モルガナ呼称メモ★
鴨志田卓をカモシダ呼びするのは、周囲の生徒がそう呼んでるから
三島由輝をミシマ呼びするのは鴨志田がそう呼んでるから 
新島真は最初はニイジマ呼びだったのが87話からマコト呼びとなっている※
佐倉双葉は家族を知っているので名前呼び※
雨宮蓮をアマミヤ呼びするのは名前呼びするとなんか猫モフりテクニックに負けた気がするから

※:原作と異なる呼称をなるべく避ける意図もアリ

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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