鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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放課後
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※新島真視点
渋谷のファミレス、びっくりボーイ。
栄子と2人でテーブルに座る。
高尾栄子
「ツカサ、今向かってるって。電車の写真来てたからすぐだよ」
スマホを弄りながら、経過を教えてくれる栄子
見せたメッセージの履歴には、絵文字でゴテゴテと装飾された言葉と駅で自撮りしてる写真。
(電車内で自撮りは非常識じゃない?)
新島真
「そ。来てくれそうで良かった。」
高尾栄子
「…で、マコトの彼氏って何処?」
「男連れで、って話だったよね?」
スマホを閉じ、こちらを追求するモードに入った栄子に
静かに、カバンのチャックを開けて見せる
新島真
「忘れてないよ、ほら。」
中に居るのは 可愛い黒猫の姿をしたモルガナ。
なぜだかいつにも増して毛艶が良い。
モルガナ
「まぶしっ」
高尾栄子
「猫っ!?」
新島真
「猫じゃないよ。ね?」
モルガナ
「おお!わかってるじゃないかマコト!」
猫呼ばわりを否定するとモルガナが喜んでくれる
モルガナ
「で、とりあえず来てやったが何の話なんだ?ワガハイ、ハル見るのに忙しいんだけど」
今回、Wデートの男枠に
怪盗団に勧誘予定である奥村さんと積極的に関わってくれているモルガナを据えていた。
今日屋上でモルガナを回収するときに、2,3雑談もできて奥村さんと繋がりも増えている。
生徒会長の肩書きをそのまま使って会話の接点を持つと堅苦しくなりがちだが、秀尽高校の看板猫を管理してる者としてワンクッション挟めばかなり柔らかく会話ができたのが印象的だった。
(あまり家族としてのやり取りができない家庭環境…寂しいだろうな。 家族から愛情を貰ってなかったら、お姉ちゃんが居なかったら…私はあんなに優しく振る舞えるのかしら。)
そんな感想を持ったことをよく覚えている。
高尾栄子
「男連れてくるって言ったじゃん!」
新島真
「モルガナも立派なオスでしょ?」
モルガナ
「なんだ?男?」
高尾栄子
「そういう話じゃ…え、あ!その子、秀尽高校の看板猫?私触ったこと無かったんだよね…わぁ…」
鞄をファミレスの机の上に置いて、差し出してやれば
栄子は目線を合わせて 人差し指でそっと下顎を触り出す
モルガナ
「おお…Technical…」
普段の態度と違い、上品で優しい猫の扱い方。
彼女の家はお金持ちだと聞いている。聞いたことは無いけれど、家にペットでもいるのかも。
新島真
「じゃ、会わせてくれるわよね?」
高尾栄子
「……しゃーなしだからね!マジで、ツカサに怪しい所なんて何も無いし!」
「モルガナが彼氏って事でWデートしてあげる!」
モルガナ
「え?」
新島真
「少なくともホストである事は怪しいと思うけど。」
高尾栄子
「ツカサは違うもん!」
モルガナ
「なぁマコト、ワガハイが彼氏って何?」
ツカサ
「チーッス。おまたせっ☆」
「可愛い顔が台無しだぜ、プリンセス?」
高尾栄子
「あ、ツカサ〜っ♡」
モルガナの疑問に答える時間はなく、ツカサが来訪する
ツカサ
「話は聞いてるよん。マジメは生徒会長なんだって?イイね〜、生徒会とかマジ花形じゃん、学校のNo.1ホスト的な?」
新島真
「…皆に支えられてこそですよ。」
ツカサ
「スッゲ〜。リーダー湿布!」
…。
原作では、慣れないチャラさに押され気味だったが
金城とアウェーの中話したり、路地裏で性犯罪者を病院送りにした結果醸成された…ちゃらついた存在への耐性が功を奏し、落ち着いて話ができるようになっていた。
尚、新島真の人生が危険になるとかではない為、鴨志田卓は高尾栄子の関連情報についてこちらから教えるような事はしていない。
教師として、新島真の成長を見守っている…
お手洗いで栄子が席を外した隙に、ツカサと名乗る男に話しかける。
新島真
「ねぇ。栄子とはちゃんと真剣に付き合ってるんですか?」
あえて、堅苦しさを少し抜いた敬語。
理解する知能が相手にあるか分からないが…こちらが、お前を舐めているんだぞと口外に示す。
ツカサ
「出ましたっ!優等生発言っ!!」
「てか、俺に会いたがってたって聞いたけどなんで?どうして?どうして生徒会長?」
新島真
「…栄子の彼氏がどんな人か知りたかったので。」
ツカサ
「うおお、すっげ友達想いじゃん!持つべきものはフレンド、おおベストフレンド!」
「てなわけで連絡先教えてよ。友達のワッカ広げまくっチャオ☆」
(ふざけた態度に見えて、話題の変え方は上手。こちらが長く語る時間がないと言うか…)
(やっぱり素人じゃない。ホストってだけはある)
ツカサ
「IDい〜くつ?」
新島真
「…栄子の事だから、教えてるんじゃないです?」
ツカサ
「おお〜〜!!正解!!名探偵マコトちゃん!」
「将来は警察なっちゃおうぜ、友達の俺はタイホキャンセルで!」
「ちゃんと話してからじゃないと、突然送ってもびっくりしちゃうっしょ?びっくりボーイだけに!また連絡しちゃうから返信よろピク〜。」
(無断で連絡先聞いてたのに、まるで義理を通したみたいに。 …やっぱり、栄子は騙されてる。)
私のカンが、ツカサを黒だと判断する。
ただ、話すのが上手なだけかもしれない。栄子も毎日楽しそうにしている。
だけど父は…こういうカンは大切にしろと話していた。
ツカサ
「心配してるとか聞いたけどぉ、オレたちマジピュアラブって〜の?安心してちょ☆」
新島真
「…。」
その後、栄子が戻り…幾らか3人で喋ってから解散した。
お会計を済ませて、ツカサと栄子が2人で帰るのを見送る。
薄っぺらい発言ばかりで特筆すべき事はないものの、
ところどころあのホストが会話の方向性を誘導しているのを感じ…アレでも仕事として言葉を扱う職業なのだと評価を修整する。
(せっかく、向こうから仲良くなりに来てくれた…私の知らない価値観の友達。お節介って言われようと…守ってあげたい。)
そう考えていると、びっくりボーイの外、渋谷セントラル街にて
鞄の中のモルガナが話しかけて来る。
モルガナ
「焦るなよ。何かするなら…ワガハイやカモシダに相談してくれ。仲間だろ?」
新島真
「…ありがとう、そうする。」
モルガナの、優しく嗜める言葉に。また自分が目的に向けて走り出そうとしていたことに気付く。
今回は怪盗団の関係ではないのだからと…無意識に除外してしまっていた。
新島真
「あのホスト…栄子の彼氏って言ってるんだけど、絶対騙してる。」
「裏取って突きつけようと思ってて…一度、相談してみるわね。」
モルガナ
「おう。」
今は、頼ることの出来る心強い味方が居ることを実感しながら。鴨志田先生への伝え方を考えつつ帰宅した。
モルガナ
「ところでワガハイどうやって帰るんだ?」
モルガナは家に持ち帰った。
…猫を飼いたくなったが、もうモルガナの利口さに慣れてしまっていて駄目かもしれないと、ベッド横のブチまる君クッションに眠るモルガナを見ながら思った。
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記