鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第151話 6/29(水) 強い『ミシマ』を目指して

 

 

〜〜

夕方

〜〜

 

渋谷のスポーツジム、プロテインラバーズ。

 

 

バレーボールモチベが上がっている三島由輝は、ネットサーフィン趣味はそのままに、筋トレや食生活の見直しにハマり始めている。

 

GWに犯罪者探しを行った際見つけたそのスポーツジムの会員になり、暇な時に不定期で利用。

本日の部活は技術面中心であった為体力が余っており、

少し遅いが部活終わりに来店したのだった。

 

荷物を置くロッカーから出て、意味も無く二の腕を揉む

 

(こうしてみると、中学に比べたら大分筋肉ついたな…異世界での体力、ゲームみたいに言えばHPも上がるらしいし。イナ◯マイレブンみたいで楽しいよな)

 

モチベが出てきて改めて調べたのだが…ネット曰く。

筋トレやランニングはトレーニングに慣れてしまえば、根性で高負荷のトレーニングも行えるのだとか。

しかしそれでは肉体が追いつかず、体を故障してしまうのだと。

 

(1年生の頃、そういう故障は何も無かったんだよな…生傷は絶えなかったけど。)

(ちゃんとステータス伸ばす気があったの腹立つ…今みたいに、普通に真面目に指導するだけで、女も生徒も寄ってくるってのに。なに腐ってんだよって話。)

 

現在の、土台が完成した体にその心配は無い。

憧れた、鴨志田卓のゴリマッチョ肉体を目指し

なんか良さげな感じのマシーンで足を鍛える。

 

鴨志田卓を目指すなら上半身じゃないのかという疑問が湧くだろうが、パレス攻略で結構足を使うので優先しているのである。

金城のパレスでブタトロンをトスしたり、双葉のパレスで大岩やスフィンクスをレシーブしたり。

 

ファンタジーあふれる異世界だからか、大きく重たい物を上に飛ばす事が多いように感じていた。

その為、踏ん張り力を鍛えるのが有効と判断している。

 

(フフフ…これぞロジカル筋トレ…闇雲に鍛えるのとは訳が違うって事さ。)

 

 

 

 

学生の利用者

「…少し、良いか?」

 

あまりかっこいいとは言えない笑みを浮かべながら筋トレに励んでいれば、知らない人が話しかけて来る。

 

(え!もしかしてジム恒例イベント『野生のトレーナーアドバイス』が…)

 

三島由輝

「あ、な、何ですか?」

 

学生の利用者

「俺、池田。」

 

池田先輩

「君、秀尽高校の生徒だろ?」

 

三島由輝

「ああ、うん。」

 

池田先輩

「俺、卒業生なんだ。」

「鴨志田に潰された、元陸上部の。」

 

三島由輝

「…陸上部。」

 

…。

そう、目の前に現れたのは。

原作、坂本竜司のコープ戦車にて出てくる…池田先輩。

大学の推薦を坂本竜司により潰されたが、強豪でない今の大学で陸上を楽しく続けている男。

まぁ、坂本竜司を煽ったのは鴨志田なので鴨志田が悪い。

 

まず三島由輝に沸く疑問は、目の前の男がなぜこちらの素性を知っているのかということ。

 

池田先輩

「インターハイ出場、おめでとう。記事見たぜ。」

 

三島由輝

「…あー!」

「ありがとうございます。」

 

どうやらそれは、以前大宅一子が書いた記事によるものらしい。

チームで撮った写真をスポーツ誌に使うと聞いていたが、その顔を池田は覚えていたのだろう。

 

 

池田先輩

「後輩づてで、俺の所まで噂が飛んできたんだけどさ。陸上部復活するんだって?」

 

三島由輝

「そうですね。」

 

池田先輩

「あの鴨志田が、皆に謝罪なんて考えられない。」

「実際に俺の所にインターホン鳴らしに来るまで、信じられなかったよ。」

 

 

鴨志田卓は、描写されていない時間などで、周囲の人々に(住所調べたり、取り次いで貰ったり)協力を受けながら…今尚、謝罪行脚を続けている

原作に登場する池田先輩も、当然カバー範囲に入っていた。

 

池田先輩

「俺は許す気は無い。坂本は狙われたんだ、一番、カッとしたら手を出しやすい奴だってな。」

「けど、これ以上追求する気もない。最大限の誠意は見たし、元通り目指して努力してるのを聞いたから。…陸上部が復活することを教えてくれた後輩たち、イイ顔してたんだよ。」

 

目を閉じている池田先輩は、その時の部員達の表情を思い浮かべている。

陸上部の部長として、後輩を思いやる心を持っていた。

 

池田先輩

「その時は殴って突き返したから、本人に伝えといてくれ。自分から言うと、イマイチ素直に言えない気ぃするからさ。」

 

三島由輝

「…わか、りました。」

 

池田先輩は、胸のなかの複雑な感情をうまく整理していた。現状の大学生活が、それなりに軌道に乗っているからというのもあるのだろう。

 

(あんまり、鴨志田先生がどう謝りに言ってるかとか聞いてないけど…よくやるなぁ。)

(もう関わってない、泣き寝入りしてる奴にまで声掛けて…)

 

 

 

池田先輩

「これからも定期的に来るか?」

 

三島由輝

「ああ、はい。会員カード作ったんで…」

 

池田先輩

「なら、頼みがある。…坂本竜司の、今を知りたくてさ。」

「たまに、話聞かせてほしい。」

 

三島由輝

「それくらいなら全然。友達に、坂本と仲良い人居るんで。」

 

池田先輩

「よかった。んじゃ…取引だ。」

「バレーボールも、結構足使うだろ?良い鍛え方、教えてやるからさ。」

 

三島由輝

「うす。」

 

陸上部OB、池田との取引が成立した。

 

(外に出て、渋谷とか新宿とか歩いても…交友関係って広がらなかった。)

(ただ、歩いてるだけだったから…なんだな。)

 

これまでの暮らし方なら、絶対に関わらなかった人物。

 

人々との交友が広がることに 

『特別』への喜びから、外に向いた気持ちが…新たな世界を観ることができている事に。

そして、その交友関係は…己が『特別』である事とは関係無いものである事に。

 

自分の視点1つ変えるだけで、世界はこうも色が付くんだと。

俺は、三島由輝は。感慨深い気持ちを感じていた…

 

 

 

 

池田先輩

「んじゃ、まずはその器具の正しい使い方から教えてやろうな。」

 

三島由輝

「…えぇっ!?違うんですか!?」

 

池田先輩

「ネット、鵜呑みにしちゃった感じだろ?」

「それ…くく、中国の老人がリハビリする時の動きしてるんだよ。ははっ。」

 

三島由輝

「そ、そんなぁ…」

 

 

 

 

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
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