鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第152話 6/30(木) 双子とトレーニング

6/30(木)

 

 

 

〜〜

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※鴨志田卓視点

 

渋谷のスポーツジム、プロテインラバーズにて。

 

鴨志田卓はベンチプレスを使っていた。

 

筋トレを行う機材は自宅にもある為、基本的にここには来ないのだが今日は。

 

 

カロリーヌ

「もう少し腕を下げろ!効かないぞ!」

 

ジュスティーヌ

「カロリーヌ、これは恐らく我らへの配慮です。大きく足を曲げない楽な体勢で捕まることができています。」

 

カロリーヌ

「何っ、オモリだけで100kgだぞ!?」

「貴様の鍛錬だ、我らに忖度するな、1年!」

 

 

バーベルの左右にベルベットルームの双子を置き、ウェイトリフティングを行っている…!!

 

それぞれバレーボールユニフォームとジャージを着た2人の息遣いを感じる、バーベルの僅かな重心移動。

そして左右からの双子の視線。

 

こういうVRトレーニングがあれば、P5好きは全員上半身ムッキムキになってしまうだろう最高の光景だった。

 

(マッスルなめこが量産されそうでちょっとキモいな…なんかランニングマシン的な下半身鍛える奴もセットで実装してくれ…)

 

 

 

ジュスティーヌ

「ずいぶん幸せそうですね。」

 

鴨志田卓

「毎日最高に幸せですよ。」

 

カロリーヌ

「そうか…」

 

ふと、双子の表情がイマイチ優れないのを感じとる。

 

ジュスティーヌ

「こんな話、1年にするのは不適切でしょうが。」

「少し…傾聴しなさい。周囲には聞かれないようにしておきます。」

 

鴨志田卓

「?」

 

原作に心当たりがなく、そこそこ警戒しながら耳を傾ける鴨志田卓

別に苦では無いので、バーベルを上げ下げするのはそのままで。

 

 

ジュスティーヌ

「我らは、ベルベットルームの住民として…貴方の『更生』を助ける責務があります。」

「なのに、貴方はそれを甘受する器を持っていません。主も、それについて何も言及することが無い。」

「それどころか、コーチとして1年への声掛けもありません。主の考えが、わかりません…」

 

バーベルに乗って、ゆっくり上下に動きながら…憂いを帯びた表情を浮かべるジュスティーヌ。

 

ジュスティーヌ

「こうして、物理的に鍛錬を助けると言っても限度があります…」

 

(確かにモチベーションはMAXになるけど運動負荷としては減るからなぁ。ただでさえペルソナ世界に来てて俺のモチベーションはMAXだから、リソース注ぐ先として効率が悪いとも言える。)

(ある意味、有能なOLをただのお茶汲み係として使ってしまってるような無駄があるよな)

 

カロリーヌ

「何か望みを言え、1年!」

 

鴨志田卓

「う〜ん…こうやって気安く接してくれるだけで大分嬉しいんですけども。」

 

カロリーヌ

「何度言えばわかる!それでは『取引』になっていないだろう!」

 

(正直、ヤルダバオトが異常に大人しい上に…明智吾郎が何かやっているとなると。下手に情報を与えると危ないんだよな。インセンスカードも渡しすぎると良くないんだろうし…ヤルダバオトがくれた三島用のバレーボールも、双子が何かした訳じゃないもんな。)

 

ジュスティーヌ

「試合へと挑ませておきながら、自分達は愛想を振りまくだけ。これでは、ただの幼子と同じです。」

「我らが貴方に出来ることとしては…夢から、ベルベットルームへ呼ぶくらい…」

 

そう言われて、ふと閃いた。

P5の世界であり、ロイヤルでないので無意識に除外していた…ベルベットルームでの鍛錬手段。

 

 

鴨志田卓

「…あ!じゃあ、多めに呼んでくれません?あの空間、バレーボールのコートになってありますよね。」

 

カロリーヌ

「?」

 

ジュスティーヌ

「話題も無いのに、何をするのです?」

 

鴨志田が腕を上げた、バーベルの頂上にてこちらを見下ろす角度で。

ジュスティーヌに合わせてカロリーヌも、2人揃って首を傾げる(カワイイ)

 

鴨志田卓

「最近、自分自身でバレーボールをしていないな、と。教えるばかりで、自分の腕を磨いていないんです。」

「練習の時間が増えれば、異世界でも役立ちますし…現実の指導の質も上がるかなと。」

「あとは、異世界の戦闘訓練みたいなのもさせてもらえたら嬉しいですね。」

 

その提案は、双子のお気に召したようで。

 

カロリーヌ

「…名案だ、1年!」

「徹底的に指導してやる、覚悟しろよ!」

 

ジュスティーヌ

「貴方の力なら、体力の消耗を気にする必要もありませんね。次の試合に向かう道中。今のうちに鍛錬を積むべきです。」

「早速今夜から始めましょう。」

 

カロリーヌ

「帰って早く寝ろ、1年!」

 

双子がバーベルから降りてしまう

幸せな時間が終わってしまった…

 

 

鴨志田卓

「え、今はこのトレーニングをもう少し続けたいな、なんて…」

 

カロリーヌ

「ワガママ言うな!」

 

(しどい…)

 

 

 

 

 

…。

 

 

 

そんなこんなで、双子との取引が成立した。

高頻度で睡眠時にベルベットルームへ招かれ、バレーボールの基礎の練習だったり…仲間の認知存在は居らずソロなものの、原作ロイヤルのトライアルバトルのような戦闘を取り計らってもらったり。

 

かなり上質な指導を受けることができている。

の、だが…問題が1つ。

 

 

鴨志田卓

「え〜っと、これは?」

 

ジュスティーヌ

「貴方の力を養成する訓練器具を用意しました。」

「我らの器具と合わせて、このベルベットルームの倉庫にありましたから…きっと、貴方の心の現れなのでしょう。」

 

カロリーヌ

「名付けて、愛の修練場だ!存分に我らの指導を受けろ!」

 

用意頂いた器具が、明らかにカモシダパレスで見たことのある機材達なのである…!!

 

鴨志田卓

「Oh…」

 

パレスが無いから当然見ることは無いと思っていた…爆速のベルトコンベアや、人体を滅多打ちにしようとするボール射出機。

よもや、実際に食らう側として体験することになろうとは思っていなかった…

 

 

現実世界の誰にも気取られること無く、夜の寝ている布団の中で。

 

やる気満々…いや、殺る気満々のジュスティーヌとカロリーヌに応援されながら

時間目一杯ベルトコンベアを走り抜いたり、ダンガン◯ンパのトラウマシーンもびっくりの剛速球を受け止め続けるのは、良い精神鍛錬になったことをここに…血で記しておく…(ダイイングメッセージ)

 

 

 

 

 

 

 




犯人はジュス

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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