鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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昼休み
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校長室にて、鴨志田卓と校長は集まっていた。机の上にはモルガナがおり、布で自分の足を拭いている
校長
「先日の大掃除にて…校長室の盗聴は無い事を確認済みです。安全と言っていいかと。」
秀尽高校では、また予算を使って大掃除を行っていた。
具体的に言えば、志願してくれた学生達に新品の掃除グッズを与えて、残ったものを全て持ち帰って良いとした。
親孝行だったり、金銭面での得を感じてくれたりと
それなりの数が参加してくれたのは…生徒の善性が育ってきているからと思いたい。
(最上夢子…ストーカーしてる名前付きの生徒も改心したし、原作のモブ教師達の意識改革も進めてる。 名前が無かった存在にもちゃんと名前があって、生活があって、個別の外見がある。なんか…実感!って感じで良いよな。戦車コープに出てくる山内とかめっちゃ面白い顔してたし。)
鴨志田卓
「呼び出し頂いた、ということは…」
校長
「ええ。ある程度情報が集まりましたので、ご報告を。」
PrPrPr、と着信音が鳴る
掛けてきたのは佐倉双葉。
佐倉双葉
『私も手を貸してやった。』
鴨志田卓
「流石はアリババだな。」
佐倉双葉
『ふふん、モルガナを献上せよ!』
モルガナ
「…この場合ワガハイは猫扱いされてるのか?」
鴨志田卓
「多分。」
佐倉双葉
「モルガナは可愛いにゃんこ。異論は認めない。」
モルガナ
「猫じゃねぇよ!」
お家芸に、校長が声を出して笑っていた。
我らがナビ、佐倉双葉も協力してくれている
校長の情報を足がかりに盗聴やハッキングで証拠を得てくれたらしい。
雨宮蓮と佐倉惣治郎の甲斐甲斐しい協力と合わせて、
電話でなら関わりの薄い人物にでも問題なく喋れるくらいにはコミュニケーション能力が成長していた。
2人が集めた情報の報告が始まる。
校長
「まずは、各校の集まりで話題に出した時に得たのですが」
「喜多川くん、とある画廊に入ったのだとか。」
鴨志田卓
「…画廊?」
佐倉双葉
『詳細は、ちょうちょが協力者に頼んでるぞ。』
聞く所によると、
校長が教師の集まりで洸星高校の喜多川祐介に取材が入ったことを聞く
↓
三島由輝が大宅一子に確認、確かに文化娯楽部で取材したと返答。
他の人が取材した内容だし、言ってももうすぐ世に出る記事だからそれを待ってと言われる
↓
佐倉双葉がその場所めがけてハッキング、記事データをゲット
とかいう素晴らしい協力プレイがあったとのこと。
佐倉双葉
『あと1週間くらいで発売。正直私あんまいらなかったかも。』
鴨志田卓
「結果論だよ。大丈夫、よくやってくれた。」
記事の内容を見ると…
斑目一流斎の急死によって顕になった裏の顔。
現役の門下生、悲劇の少年に秘められた才能に迫る 等と書かれている。
(…こりゃ、皇帝コープの…!!どんなバタフライエフェクトが…あれは嘘だったんじゃ!?)
タイトルを見て、かなり焦った。
皇帝コープに出てくる…日本芸術支援財団理事、川鍋暁夫が喜多川祐介を焚き付けるために提案した…嘘の強引なプロデュースと瓜二つだったからである。
中身をよく見れば、その誤解はすぐに解けた。
悲劇や同情を誘うものではなく、喜多川祐介の能力を正しく伝える物で、顔写真なども載っていない。
真摯に絵を描く背中とインタビュー記事が主であり、
今後は日本芸術支援財団の支援を受けていき…正当な支援を受け、作品を発表していく予定だと締めくくられている。
川鍋暁夫と接触するまでにコープが進んだなら、メメントスを描いた絵が1枚あるはずなのだが…そういった作品の掲示はなく、斑目一流斎の個展にて斑目自身の作品だと展示されていた絵があるのみ。
きちんと、『守られた』記事であることがわかる。
鴨志田卓
「…良かった、ちゃんとした記事だ…。」
校長
「まるで、良くない記事が出る可能性を知っていたような反応ですね。」
鴨志田卓
「…そうです。ただ、その予想と違っているのは…知らないイレギュラーな状況です。」
報告はまだまだ続く。
佐倉双葉との通話からキーボードをカチャカチャ鳴らす音が聞こえ、
校長
「探偵などを雇えば、勘付かれてしまいますから…鴨志田先生が作ってくださった機会を活用しました。」
鴨志田卓
「?」
校長
「最上夢子さんです。事情を…秘密を伏せて伝えれば、喜んで協力してくれました。」
それは、つい最近改心させた者の名前。
淀んだ瞳のネトスト女子でお馴染みの、校舎の廊下影からストーキングしている秀尽高校生徒の名前だった。
ある意味、尾行スキルの一点だけで言えば新島真の上位互換の女子高生と言える。
校長
「意外な事に…雨宮くんと関わっている事を掴んでくれまして。」
「神保町の駅前カフェで4時間粘ったとか。類稀なる忍耐力ですよ。」
(プロのストーカーだ……)
「その時に、メッセージアプリのIDを読み上げていたのを聞いてくれたんです。あとは、佐倉さんが活躍してくれました。」
モルガナ
「電話番号でもないんだろ?IDってのだけでわかるものがあるのか?」
佐倉双葉
『フフフ、私を誰だと思ってる?』
『綺麗に抜けたぞ、ジュポンッ……とな!』
モルガナ
「その擬音は止めておいたほうがいいと思うぜ。」
送られてきたのは、喜多川祐介の端末側から録音したという音声ファイル。
佐倉双葉
『明智を鉄としたら水くらい緩かった。』
『だからか明智はなにも核心喋ってない。多分異世界の中でだけ情報共有してるぞこれ。』
佐倉双葉
『ただ、プライベートちっくな話は盗めた。』
『よく聞け?』
その、モルガナの声真似で締めくくった双葉の声に従い、メッセージ内の音声ファイルを開く…
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記