鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第3回戦エピローグ

 

 

 

〜〜

放課後

〜〜

 

※モルガナ視点

 

 

双葉の件が解決し、あとスカウト予定なメンバーは奥村春のみ。

 

奥村春に最も深く関わっているのは、現状モルガナだった。

 

モルガナ

「いやー、さっすがワガハイ。怪盗団のカナメって感じだ。」

 

 

三種類のオタカラに触れて…あまり良くない想像をすることになった。自分が、記憶を消され姿を変えられた人間と考えていたが…そうではないんじゃないかという想像。

少なくとも、カモシダに様々なことを教えたコーチ殿は何かを知っている。その事実を知るのが少し怖くなっていた。

けども、今の居場所は居心地が良く感じている。ワガハイを人扱いしてこないメンバーも友人も増えたのだし、まぁ正体が人間じゃなかったとしても受け入れてくれるだろう。

そう思うと、どこか安心できる気がした。

 

皆から必要とされて困っちゃうなと言いつつ、内心必要とされる喜び、活躍する喜びを感じながら

カモシダの相棒として、今日も作戦行動を開始する。

 

と言っても、屋上に行ってハルとの親睦を深めることだが。

ワガハイが屋上を気に入っているような素振りを見せ、

それを見に来たり世話しに来たものとして関わりを作っていく作戦。

 

マコトもカモシダも、ハルといい具合に関わることができており、

アマミヤが便乗してタカマキ/ハルと仲良くなりに行こうとする起点に使っているっぽい以外は概ね計画通りである。

 

コーチ殿からの情報曰く、ハルが婚約者などの兼ね合いで心を追い込まれる時期は9月頃。

先手を打つため、8月までには仲間に引き入れたいとカモシダは考えているのだとか。

 

イレギュラーが起きている今、何かの要因で早まる可能性があるとも伝えられていた。

 

(コーチ殿の想定とは違った動きが多いらしいが…相手の手を潰したんだ、別の行動を取るのは普通だろ。それを躱して、うまく勝ち切るのがワガハイ達の腕の見せ所だぜ。)

(カモシダは…良くない大衆からの担がれ方をしてしまったんだ。今のカモシダを、もう一度腐らせる事は絶対にしない。)

(ワガハイが、正しいリーダーの担ぎ方ってのを見せてやる。)

 

モルガナはやる気を見せている…

 

 

ハルが気を利かせて、少し開けてくれている屋上の扉。

隙間が小さいが、猫ボディの柔軟さでぬるっと侵入。

 

 

上機嫌でやる気に満ちた、ベストコンディションなワガハイと対照的に

 

屋上に何個か置いてある、学校の机椅子セットにて。

暗い顔をして座るハルが居る。

 

 

モルガナ

「…?」

「おい、どうした?熱中症にしては長袖だし…」

 

机の上に乗り、ハルを見上げる

ワガハイに気づいたハルは、沈んだ顔のまま、黙ってワガハイを弄り始める

 

モルガナ

「なんだ、癒されたいか。」

「仕方ねぇなぁ、ワガハイの腹を貸してやろう。」

 

ごろんと寝転がれば、奥村春はモルガナの腹に手を埋める

 

しばらく、無言の時間が流れた。グラウンドで声を出す…()()()を始めとした運動部達。

 

どこかから、吹奏楽部の楽器を演奏する音が聞こえる。

学校の放課後の、日常の音。

 

ワガハイが微睡んでいれば…いつの間にか、ハルはワガハイの腹に顔を埋めている。

 

モルガナ

「猫吸いか?金城に吸われた後ちゃんと洗ったから安心して吸っていいからな。」

 

鼻で息を吸う音。

なぜ好むのか、イマイチ納得がいかないが…落ち込んでいる、関係を深めたい相手だ。

胸を貸すつもりで、されるがままにされると

 

なんだか、ぐっちょり腹が湿ってくる

 

モルガナ

「…え!?だ、だめだハル!お天道様が見てる!」

「猫吸いって授乳の意味もあるのか!?初耳だぜ!?」

 

舐めているのか、鼻水でも垂れたのか。落ち込んでいるとはいえ流石にそれはと狼狽えるワガハイに、ハルは顔を上げる。

 

 

奥村春

「あっ、ごめんね。びっくりしたよね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

震える、涙声。

 

その目を真っ赤にして、ボロボロと泣いていた。

 

モルガナ

「ハル…!?」

 

奥村春

「ぐすっ、うぅ…」

「はぁ…。」

 

ジャージからハンカチを出して、乱暴に涙を拭いて

もう一度、モルガナを見る。

 

 

奥村春

「…モルガナちゃんが、フィアンセになってくれたら良いのに。」

 

モルガナ

「!?!?」

 

 

 

 

 

 

 





鴨志田転生をいつもお読みいただきありがとうございます。
こちらで三章、『第3回戦 四軒茶屋の墓』が終了となります!
四章は『第4回戦 オクムラフーズの宇宙船』と銘打ちまして、少し間を空けて2週間くらい後に毎日投稿開始予定です!

ここまで1月23日に書きました!話数があと45話くらいストックありますので、実際に投稿する頃にどれくらい書けているかが楽しみですね!残りのあとがき文章は投稿直前に記入します!


こ、コケにしやがって…(怨嗟)

3月6日の作者です。申し訳無いのですがまだ4章は完成しておりません…恨むならインフルエンザを恨んでください、許せへん
休載期間無しで始めたかったのですが、少しお時間を頂きます!3月の終わり頃までには再開したいと思っておりますので、少々お待ち頂ければ幸いです!

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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