鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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独自設定のおさらい
・鴨志田卓のコードネームは『クラウン』、怪盗服はPQ2のカモシダーマン服装+シャドウ鴨志田の王冠とマント
憑依転生元の鴨志田卓が『アスモデウス』として喚び出せる
どこからともなくバレーボールを取り出してスパイクできる

・三島由輝のコードネームは『パピヨン』、怪盗服はイゴールが貸してくれたユニフォームとパピヨンマスク
ペルソナは現状未覚醒
どこからともなくバレーボールを取り出してトスできる
ボールにはエンチャントができ、鴨志田卓が打てば原作お馴染みの【金メダル級スパイク】に

・新島真とモルガナについては原作通りの性能

また、装備としては武見妙さんから貼る大気功と大治癒促進パッチを貰っており、2種のリジェネで兵站を気にせずバリバリ行動できる


第169話 7/8(金) オクムラパレスの雑魚を過剰に間引こう

 

◎◎◎

 

 

その後は特段トラブルもなく、オクムラパレスへと侵入することができた。

 

原作にあるようなやり取りを行い、奥村春のコードネームを『ノワール』と定め…本格的な攻略に乗り出す。

 

結論から言えば、ノワールは何故かクイーンに引けを取らない優秀さだった。

戦闘や武道の経験は一切無いにも関わらず…いや、だからこそなのか。

被弾を一切恐れず斧を振り上げ敵に飛び込んでいく。

 

 

奥村春

「ちょっと物足りなかったかな?」

 

モルガナ

「あわわわ…ハル…違、ノワール!危ないだろ!」

 

奥村春

「え、回復魔法があるから大丈夫でしょ?」

 

大治癒促進パッチを貼りながら、ミトラスの武器を受け止めた腕を揉むノワール。徐々に回復し違和感が取れていく感覚を味わっている。

 

モルガナ

「そ、そうとは言っても危ねぇって!クラウン!オマエからも言ってやれ!」

 

鴨志田卓

「ソウダゾ、被弾ハナルベク抑エタホウガ良イゾ。」

 

三島由輝

「棒読み〜…」

 

佐倉双葉

「被弾上等のお手本だからな。聞いたモナが悪い。」

 

新島真

「…あのね、ダメージに対して怯まないのは大事な事よ?けど、避けたほうがいい事には変わりがないの。」

「私も…慎重に立ち回りすぎてる事があるから気をつけてはいるけど、ダメージを自分から喰らいに行くのはクラウンでもないと悪手だから。」

 

モナが心配し、クイーンがアドバイスしてくれる

クラウンとパピヨンはバレーボールのシゴキ経験も相まって痛みにめっぽう強くなっているし何も参考にならない

憑依転生者も物理的な痛みに段々と慣れてきてしまったせいで何も被弾を止めるものがなかった。鴨志田卓の脳や神経が苦痛に対して強靭だったりするのかなと解釈している。

 

 

奥村春

「そっか、あんまり良くないんだね…」

 

新島真

「どうして、そう突っ込めるの?」

 

奥村春

「う〜ん…()()()()()()、というか…」

「正義のヒロインは、これくらいで笑顔を崩さないでしょ?」

 

佐倉双葉

「さ〜すがに炎を浴びたら崩れると思う。ヒロインも。」

 

奥村春

「そ、そう?」

 

ノワールの中に輝く英雄像と、実際の行動をすり合わせつつ パレスの攻略を進めていった…

 

原作と違ってペルソナを出せない状態でもバリバリ戦える身体能力が出力されているという疑問は解けないまま、

モナが一回クラウンで経験しちゃってるのもあって、そういうものかと納得して進んでいってしまう。

 

 

 

奥村春

「宇宙船みたいな所だけど…中で社員さんが働いてるのは現実と同じなんだね。」

 

三島由輝

「そりゃ、認知が歪んでも会社ではあるんだろ。」

 

鴨志田卓

「会社なのもあって、上司と部下が憎み合ってたりするから…上手く聞き出せば、弱点か何か聞けるかもな。」

 

佐倉双葉

「巧みな話術による同士討ち…アツいな!」

 

鴨志田卓

「ちなそこにいる細長い管理職なんかは疾風弱点、毒づいてる上司である部長は念動弱点だ」

 

佐倉双葉

「アツくない!」

 

モルガナ

「コーチ殿の事前情報、インチキだぜ…」

 

 

 

情報収集の為の寄り道をガン無視し、経験値稼ぎの為に来たとばかりに殲滅戦を行っていく。

実戦経験を積みがてら範囲魔法による殲滅は控えめに、物理無効を持ってるギリメカラやアラハバキ以外は近接戦を仕掛けていった。

 

奥村春が薪割りの要領で社畜ロボ・TYPEヒラの脳天に斧を食い込ませ持ち上げ、もう一度地面に叩きつけて両断。

 

モスマンに前蹴りを入れて転ばせ、ゼロ距離で口内にグレネードランチャーを発砲。

 

爆風で怯んだリリムの首を掴み、5秒程かけて握力で切断する。

チリになって消滅したのを、手をパンパン払って見届けながら

 

奥村春

「…うん、あのロボットより柔らかい。」

 

なんて事を豪語する。

 

佐倉双葉

「は、はわわ…」

 

鴨志田卓

「しまったな、一体どこからこんな悪影響を…」

 

三島由輝

「どう考えてもクラウンだろ?」

 

不思議そうにするクラウンが手を回しているのはベルフェゴールの首。丸太より太い悪魔の首を今絞め落とした所。

 

(う〜ん、バレーボールの指導くらいしかできん。武道に覚えのある真と、バレーボールでどうにかする三島、あとは最初から動けたモルガナ…何も戦いの心得が無い人が仲間になる時の事を対策出来てなかったな。P5Rでプロレスじみたショウタイム使うし、結構性に合うのかな?)

 

(何か修正した方がいいか…けど、このあとテトラカーンやらマハラカーン習得することを考えたら、無敵で攻撃を受けて大振りの技ぶち当てていく戦法は大いにアリなんだよな。次のセーフルーム休憩の時にでもスタイルの相談はしていこうか…)

 

特に難所も無く管理職達をスクラップにしながらオフィス区画を突破し、工場ラインへ。

 

 

 

道中足を踏み外したノワールを庇ったクラウンがプレス機に挟まるアクシデントもあったが、無事に進行。

 

奥村春

「あ、だ、駄目っ!!」

 

鴨志田卓

「いて、大丈夫、だっ、どこか、くっ、止めてくれ!あたっ」

 

奥村春

「元気そう…」

 

新島真

「そこのコンソール!行ける?」

 

佐倉双葉

「もち!…よっし成功!30秒以内な!」

 

奥村春

「冷静…」

 

三島由輝

「俺達のリーダーの耐久は凄いんだ。俺でも、あんなプレス機は5回くらいしか耐えれないかも。」

 

佐倉双葉

「自分語り乙。」

 

三島由輝

「いいだろ、新人にイイ顔したいじゃんか!」

 

佐倉双葉

「ちょうちょには異性としての魅力を全く感じない。」

 

奥村春

「緩い…」

 

 

 

 

 

 

(そういえば、ユートピア計画って話をシャドウ達がしてない…確か、政界に連れてったるで言われた奥村さんが調子に乗ってオクムラフーズを踏み台に政界進出狙ってる話だった筈だけど。)

 

佐倉双葉

「クラウン何悩んでるの?さっさとプレス機から出たほうがいーよ。」

 

鴨志田卓

「ああ、すまん。少し、事前情報との食い違いがな。」

 

プレス機から這い出してから、改めて皆に懸念点を伝える。

 

奥村邦和は、同業他社を蹴落とせるようにと獅童正義から廃人化の助力を得ていたこと。

それに合わせて政界進出を匂わされており、この会社を踏み台にしてでもより高みを目指そうとする認知があった筈だということ。

 

新島真

「…確かに、今の状況と食い違ってる。廃人化の件数…落ちてたよね。」

 

佐倉双葉

「おう。5月くらいからかんなり減ってる。控えめ。」

 

奥村春

「お父様も…政界って言葉は、話してなかったと思う。内心は、わからないけど…」

 

三島由輝

「つまりどういうこと?」

 

鴨志田卓

「俺達がこっそりと活動した結果警戒されて、廃人化の実行犯達の手が緩んだ。んで、オクムラフーズのメリットに繋がる様な廃人化や精神暴走の件数も減ってるんだよ。」

 

三島由輝

「あー…、俺達っていう脅威に対応しようと忙しくて、そっちが疎かになってるかもってこと?」

 

鴨志田卓

「恐らくは、な。どういう結果に繋がるかはまだ分からない。奥村邦和の認知について、よく観察して進もう。」

 

佐倉双葉

「もち!」

 

新島真

「ええ。」

 

 

 

 

動けなくなった社員を溶かして燃料にするコンベア。サービス残業はデフォルト設定となり、昼休みは30秒。

 

まぁ、一言で言えばブラック企業な有様を一通り見て回る。

 

鴨志田卓

「おかしいな…社長もフィアンセも出張ってこない…」

 

オタカラの出現場所にまで到着し

覚醒イベントの材料になる方々が襲来しないことに違和感を感じていると、惨状を見たノワールが会話を始める。

 

奥村春

「お父様は、どうしてここまで…」

 

三島由輝

「改心させれば、ブラック企業も改善しようって思ってくれるさ。多分。」

 

モルガナ

「…改心をすると、その者の歪んだ欲望は消える。ブラック企業まで作って目指す欲が無くなるんだ、残るのは、罪悪感だけ。」

「正直、父親が元の父親のままじゃない、別の性格に変わっちまう恐れもある。…それでも、やるか?」

 

奥村春

「…やる。」

「奥村の娘として、私が、やらなきゃいけない。」

「絶対…お父様の目を覚まさせるの!」

 

佐倉双葉

「いい気合いだ!ぶん殴ってやれ!」

 

奥村春

「ぶん殴ってやります!」

 

佐倉双葉

「殺して廃人にしなかったら、別にゲロ吐いても大丈夫だかんな!」

 

奥村春

「吐くまで殴ります!」

 

新島真

「こら。」

 

佐倉双葉

「あう」

 

クイーンにチョップされるナビ

 

 

奥村春

「ふふっ…こんなに仲間が沢山いるの、始めてじゃないかな。」

「安心して…お父様と、喧嘩しに行ける気がする。」

 

鴨志田卓

「なら良かった。明日は、もっと味方を増やしに行くぞ。」

 

奥村春

「味方?」

 

鴨志田卓

「ああ。オクムラフーズの会社の偉いさん達にも…今の体制を改善したいと考えてる人は居るんだ。社長を改心させた後、スムーズに会社のブラックさを浄化するには、彼等の協力も大切だ。」

「俺やモルガナが同席するから、高蔵さんに上手くアポイントメントを取って欲しい。頼めないか?」

 

高蔵さん。

奥村邦和亡きあと、オクムラフーズの社長となる側近。

彼は企業のことも、春の事もよく案じてくれていた。女帝コープの最終盤でそれを話してくれる。

 

奥村春

「高蔵さんに…」

 

鴨志田卓

「あの人、お祖父さんの喫茶店の常連だったんだよ。頼れる筈だ。本人の口から…話を聞いてみてほしい。」

 

奥村春

「…。」

「やって、みます。」

 

 

経験値稼ぎも本音を言えばもっと稼ぎたいところだが、最低限はレベルを上げられた。

戦闘能力の面はあれだけ動ければ問題ない。足を引っ張る事は無いだろう。

 

異世界の準備は完了した。あとは、改心させた後について。

春には忙しい思いをさせるが、後2日ほどの辛抱だ。

 

計画は、着々と進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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