鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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午前
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※鴨志田卓視点
オクムラフーズ内、会議室。
副社長の高蔵さんに確保してもらった部屋にて、奥村春を待つ。
三島や双葉とビックバンバーガーの朝マ◯ク的な朝食限定商品を食べていた。
佐倉双葉
「今から改心させる会社のご飯食べるの、背徳感すげー…」
三島由輝
「わかる、なんか美味しく感じる。」
モルガナ
「美味しく感じるなよ…」
新島真
「たまには、油っこい朝食も良いかもね。作戦前の纏まったカロリー補給になるし。」
佐倉双葉
「よ〜し、もう一個食べちゃお。」
鴨志田卓
「食べ過ぎには気をつけろよ。空腹感与えてくる敵も居るからな。」
3つ目のバーガーに手を出した双葉を心配しながらコーラを飲んでいれば、会議室にノックが。
奥村春
「失礼します!」
かしこまった春が入ってくる。
かしこまりすぎて社員が来たと思い三島が焦っているのを、真が呆れて見ていた。
奥村春
「本日はよろしくお願いします!」
佐倉双葉
「気合十分だな!よろしい。」
新島真
「双葉もパレスの改心は初めてでしょ?一発勝負なんだから、気を引き締めて。」
佐倉双葉
「もち!」
春はやる気に満ち溢れ、腹から声が出ている。
それに触発されてか、チームにいい雰囲気が流れていた。
良い状態の怪盗団にうんうんと頷いてから、号令を行う。
鴨志田卓
「さて、今回は本当に大事な改心になる。これまで以上に、失敗する可能性が高く存在する作戦だ。」
「パレスの主自身の戦闘能力が低いせいで…余波に巻き込まれたり、横槍で事故が起きるかもしれない。十分注意して欲しい。詳細は、昨日メッセージで伝えた通り。」
「突入前に、質問や済ませておきたい事は無いか?」
皆に問いかければ、無言の肯定を返してくれる。
鴨志田卓
「なら出発だ。奥村邦和さんに…正義の心を取り戻させるぞ。」
作戦やら、注意すべき敵の行動など事前のブリーフィングは既にメッセージ上で済ませてある。
奥村邦和の改心のため、イセカイナビを使ってオクムラパレスへと潜入した…
◎◎◎
パレスに入り、一色若葉さんの人形を使って最奥のセーフルームへとワープする。
セーフルームから外に出て、オタカラのある場所へ。
原作にて、政界へと飛び出すために用意されていた船は存在しているのだが…オタカラが顕現している今でも、パレス爆破のアナウンスは流れていない。
三島由輝
「やっぱ引っ掛かる?」
パピヨンが、悩んだ表情を見せるクラウンを気にかけた発言をする。
鴨志田卓
「ああ。政界に進出することに浮足立って、会社を踏み台にする認知があると聞いていたんだが…」
奥村春
「…昨日の、高蔵さんの話も関わりがあるのかな。」
鴨志田卓
「そうかもしれない。パレスの崩壊が始まる前に…時間があれば本人から聞いてみようか。」
クラウンは昨日の、高蔵副社長との会話を思い出す。
奥村春に、改心について知るものとして鴨志田卓と、交渉が危うくなったら暴れ回って場をかき乱すための猫としてモルガナが同席した話し合いでは、高蔵副社長は快諾してくれていた。
理由として、原作の女帝コープにて話していた様な…先代の、春の祖父が経営していた喫茶店の常連で以前の人情経営を好んでいた事の他に 初めて聞く様な発言もあった。
というのも、奥村邦和は…ブラック企業と称されてしまうほどに働かされている社員と同じかそれ以上に働いているのだとか。
春曰く、家の中にいる時も、ノートパソコンやスマホを見ていない時が無いのだと言う。
最近はその程度が更に増したのだとか。
確かに、オクムラフーズのビックバンバーガーは今なお拡大を続けている。最近テレビCMでハワイ支店が増えた事を告知していたのは記憶に新しい。
右腕である専務に指示を出す傍ら、頭痛を抑えるような素振りや服薬も増えていると高蔵副社長は話していた。明らかに、根を詰めている。
あれだけ、歯車に負担を掛けながら回り続けるエンジンは整備をしなくてはならないのだと高蔵副社長は締めくくり、こちらの改心計画に全面的な協力を示してくれている。
潜入直前にも、作戦通り社長室にて釘付けにできている報告を受けていた。
あとは、シャドウ奥村をボコボコにしてオタカラを奪うだけ。懸念点は明智吾郎くらいだが、爆破カウントダウンが無い今時間はたっぷりある。
シャドウ奥村が原作のシャドウ鴨志田のように心の中に帰っていくまで護衛してやればいい。
オタカラの場所に向かえば、白いロボットによってオタカラが牽引されていく所に鉢合わせる。
三島由輝
「あっ!」
佐倉双葉
「だいじょーぶ、パレスの主の所に運ばれてるだけっぽい。纏まってむしろ都合良いぞ!」
新島真
「そうね。妨害が入る前に…早く、春のお父さんの中にシャドウを帰さなきゃ。」
奥村春
「…?」
ノワールはその白いロボットを、何かの違和感を感じながら見送っていた。
…。
何故か警備のロボットは配置されて居らず…誘われるように、シャドウ奥村の居る場所に辿り着く事になる。
明智吾郎が既に暴れた可能性を恐れつつリフトを上がれば、そこには原作のよくわからない浮いてる椅子に座ったシャドウ奥村が。
シャドウ奥村
「…良かった。お前のお仲間は、あの廃人化の首謀者らでは無いのか。春。」
優しい声色で、そんな事を呟くシャドウ奥村。
一つ、咳払いをして。
シャドウ奥村
「この船に乗れ、春。」
「それが、お前の幸せに繋がる。」
そう言い、振り返る場所にある船は…
原作にて坂本竜司がフリスビーと称した、脱出船。
奥村春
「…嫌です。」
「あんな、社員を物みたいに使い潰す人の言う事なんてっ!」
シャドウ奥村
「…そうだな、私が悪かった。彼等を不幸な目に遭わせてしまった。会社を束ねる者として…人情に欠けていた。」
「本当に…済まなかった。許してくれとは言わない。ただ…どうか、私を見逃してはくれないか。」
奥村春
「…。」
つらつらと、シャドウ奥村は謝罪を述べていく。
原作でもあった、奥村春の過去に触れる話。運動会に行けなかった以降、ワガママを言わなくなった話など。
気になる言動はあるが、概ね同じような発言を重ねるシャドウ奥村は…つまりは、こちらに対し何かを仕掛けるつもりと言うことで。
浮遊する椅子から降りて、ゆっくりとこちらに近寄る素振りを見せるシャドウ奥村。
それに応えるようにノワールは歩み寄り…
シャドウ奥村
「おお、春…」
感動したような声を上げながら、シャドウ奥村が懐に手を入れたと同時に、ノワールはその胸のド真ん中に前蹴りをぶちかます。
シャドウ奥村
「なかはぁっ!?」
吹き飛ぶシャドウ奥村。親子の距離が開く。
手元から転がり落ちる、何かのリモコン。
原作でもあった、閉じ込める為のバリアを発生させる装置だった。
転んだ拍子で起動したのか、バリアが起動してパピヨンが閉じ込められる。
小声の佐倉双葉
「おい!事前に聞いてただろ!」
小声の三島由輝
「予測線とか無いから避けれなかったんだって!」
あるかもしれないギミックとしてバリアのことは話していたのだが、解析のできるナビと俊敏で賢いモナとクイーンと違って回避できなかったらしい。
クラウンは原作知識がバリバリにあったのでシンプルに座標を覚えていた。
わたわたしている怪盗団の面々を無視して、ノワールはシャドウ奥村に歩み寄る。
奥村春
「『損は裏切ってでも取り返せ』…」
「いつからか、お父様が掲げた家訓です。」
シャドウ奥村
「は、春…?」
奥村春
「ごめんなさい、お父様。」
「こういった時…今のお父様は嘘をついてでも利益を求めると、もう知っています。」
奥村春
「本当は違うって、信じたかったのに…」
地面に斧を叩きつければ、バリア発生装置が音を立てて壊れる。
奥村春
「だから…私。」
「今からお父様を…泣くまで殴ります!!」
シャドウ奥村
「は、はぁ!?」
ボディーブローの要領で、膝立ち状態のシャドウ奥村の顔面を狙い突き上げるようなパンチを放つノワール。
奥村春
「え」
認知存在奥村春
「…。」
それを…奥村春の認知存在が止めた。
青い肌にピンクのスーツを着て、片目に緑のスキャナーを着けた宇宙人姿の認知存在が、社畜ロボ・TYPEヒラを持って盾にしている
ロボットはクモの巣状にヒビ割れ砕け散った
一撃。覚醒直後より、明らかに伸びた膂力。
(なっ、認知存在はロイヤルでの追加要素じゃ…)
無印版では戦闘に登場することのない存在にクラウンが驚いているのも束の間。
シャドウ奥村
「…そうか、やはり…貴様はマガイモノだ。」
シャドウ奥村が立ち上がり、姿勢を立て直す。
シャドウ奥村
「黙って、私の恩恵を甘受していれば良い物を。」
「信じたかった?そんなはずが無い、私の娘が…そんな事を、考える訳が無い。」
ため息を吐いて、浮遊する椅子に座る。
シャドウ奥村
「春。その偽物を処理しろ。私は…お前の為の船を用意する。」
認知存在奥村春
「はい、お父様。」
お前の為の船と、そうシャドウ奥村は発言する。
シャドウが船を見上げれば、中から、物資を背負った白いロボットが顔を出した。
ロボットは、ヘッドギアを外す。
春のフィアンセ
「準備はできている。いつでも、君を待っているよ。」
認知存在奥村春
「はい。」
(…おいおい、なんでそこに居るんだ!?愛人扱いしようとする春のフィアンセを別にいいぞって言う筈だろ、奥村邦和は!)
脱出船の中には、春のフィアンセが。先程オタカラを運んでいたのも同一の個体。
奥村春が、怪盗ノワールとなり…ペルソナを覚醒させるきっかけとなるはずだった認知存在。
春のフィアンセ
「ああ、新しい生活が楽しみだ。君をどうやって可愛がってやろう…」
認知存在奥村春
「ええ、本当に楽しみ。こんな先の無い企業から…早く、抜け出してしまいたい。」
(フィアンセの認知自体に、あまり曲解は無い…ちゃんとクズ野郎だと認知、見抜いている?じゃあ、なんで認知存在の奥村春がそれを楽しみにしているんだ?高蔵副社長は春がフィアンセと愛し合っていると誤解していた。奥村邦和も同じように誤解してたってのか…?そんなわけ…)
(…認知存在の春は、ロイヤルなら傍らに立って…そんなに戦闘能力も高くなかったはず。完全にロイヤル演出というわけでもない。それにこんな饒舌じゃなかった…何がどうなって…)
…。
彼女は、奥村邦和の…奥村春への歪んだ認知の結晶体。
奥村春が、こういった思想を持っているとは…心の底では考えていない部分もある。
鴨志田卓が、実際には明らかに拒絶されあしらわれていたのに、自身にメロメロな下着姿の高巻杏の認知存在をパレスに作っていたように。
こういった思想を『持っていて欲しい』と。そう願っている歪みが。
心の海を漂いしものを材料に…存在を固着させている。
困惑しながらも、認知存在を観察するクラウンを尻目に
目の前で対峙するノワールの表情は…
ブチッ、と。強烈な怒りに染まっていた。
奥村春
「…へぇ?」
「お父様、私をそのようにしか認知できて無いのに…本当の私を、1人で止められると?」
斧を片手で担ぎ上げ、肩に乗せる
シャドウ奥村
「黙れマガイモノめ!私の娘はただ一人だけだ!」
認知存在奥村春
「はい、お父様。」
シャドウ奥村
「そぉら集まれ、社員共!」
オクムラ・マモン・クニカズ戦でお馴染みの
社員が出てくるあの装置が天井から降りてくる
奥村春
「皆。そっちの戦いは任せるね。」
皆に話しかけている間も、彼女の視線は一切動かず
奥村春
「私は、私が潰すから。」
座った目で、己の認知存在を眺めていた。
鴨志田卓
「…全員聞いたな?」
佐倉双葉
「もち!」
ネクロノミコンが光を放つと認知がハッキングされ、
2人の奥村春が戦う舞台が現れる。
足元には、我ら怪盗団と
シャドウ奥村が呼び寄せた社員達。
昔のペーパーマ〇オの戦闘がイメージに近い。
新島真
「一番きつい役を買って出てくれてるんだもの。一体も漏らさないで!」
三島由輝
「押忍!!」
原作の中でも高難易度と名高いオクムラ・マモン・クニカズ戦。中ボス級の敵が群れになって押し寄せる、DPSや戦闘知識を試される戦い。
ステータスはきちんと推奨レベル以上に上げてある。耐性の把握もできており、万に1つも負けは無いはず。
ゾロゾロと現れる社員達に対峙し、大きく息を吸い込んだ。
シャドウ奥村
「我が社の人材の厚さを見せつけてやる!ここは任せるぞ!」
認知訶学奥村春
「はい、お父様。」
椅子へ座り直し、離脱するシャドウ奥村を無視して
斧を両手で、指の骨が軋むほど握る。
奥村春
「…貴女なんて、何も怖くないっ!!」
仮面の穴から、恐怖が何処かに溢れ落ちていく。
代わりに、仮面が与えてくれる力を…全部込めて。
認知上の私に叩き付けた。
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人形召喚 15SP
絆を深めた人間の認知存在を、
人形として杯の中に浮かべることができるようになる。
人形次第で様々な強化を受ける。
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・一色若葉
→セーフルームか入口から、別のセーフルームか入口に移動する
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一色若葉さんとかと同様に認知存在『オクムラ ハル』と思っていたのですが、改めてプレイしてみますと
ロボット形態に変身して戦闘開始したら認知存在『オクムラ ハル』表記なのですが、
変身する前は認知存在奥村春と表記されていることが判明しまして
今回はロボット形態にならずにしばき合いますのでこのようなお名前表記となっております
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記