鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第177話 7/10(日)明智吾郎を救助せよ

 

※明智吾郎視点

 

イセカイナビ

『目的地が消去されました。』

 

明智吾郎

「…クソっ!」

 

オクムラフーズ、本社ビル。

その屋上に俺は立っていた。

高層階によるビル風が吹いており、それなりにある頭髪が揺れる。

 

 

…失敗した。アレでは、奥村邦和は生き延びてしまう。

元から助けると言って単独潜入したため…二人からは成功と思われるだろう。

しかし、天秤が一歩、こちらに悪い位置に傾いたのは事実。

 

どうしたものか。

 

 

(まずは、ここからバレずに降りる必要があるんだが…はぁ。面倒だ。)

 

緊急の脱出だった。パレスの認知と自身の暴走化を使って、無理矢理制御下に置いたキウンに騎乗したのである。

背中に乗ろうとするも暴れられ、顎ヒゲのようなウニョウニョした気色悪い物を握って息を止めた状態で飛ぶのは心底不快だった…

 

堪らず、脱出できるようになった瞬間に外に出てみれば…今居る屋上に出てきてしまったというわけである。

 

ため息ではなく、舌打ちを打って。屋上に誰も居ないのを確認する…

 

 

喜多川祐介

「待っていたぞ。」

 

明智吾郎

「…は?」

 

誰も居ない屋上に、なぜか祐介が入ってきた。

 

 

明智吾郎

「…どうしてここに?」

 

喜多川祐介

「付近に待機して、何かあった際にバックアップをするよう言われたが…仔細の説明は無かっただろう?」

「俺達なりに、無い知恵を絞ってみた。」

 

 

祐介が、屋上から向かいのビルを指さす。

 

喜多川祐介

「そこの、向かいのレストラン。ランチタイムなら学生にも手が届く程度の価格でな。」

 

指先を追ってみると…そこには、見覚えのある金髪。

竜司だった。

 

 

喜多川祐介

「竜司はゲームばかりやっている癖に、中々どうして視力は良い。監視役だ。」

「パレスから出る時、場所が乱れることがあると言っただろう?出方によっては、会社の内部に侵入してトラブルになるかもしれない。そこで、俺が控えていたと言うわけだ。」

 

明智吾郎

「…それじゃあ、不法侵入が2人に増えただけじゃないかい?」

 

喜多川祐介

「フッ、これを見ても同じ事が言えるか?」

 

右のポケットから取り出し、自信満々に見せられるのは…オクムラフーズ主任の名刺

 

明智吾郎

「?」

 

喜多川祐介

「ああ違う、これだ。」

 

左のポケットから、オクムラフーズの入館証が出てくる

 

(ポケットに入れずに首に掛けろよ…)

 

明智吾郎

「…何処で盗んだ?」

 

喜多川祐介

「人聞きが悪いぞ、俺を誰だと思っている?」

 

明智吾郎

「言って良いのかい?」

 

喜多川祐介

「フフ、そうだな。賛辞の言葉は後でゆっくり聞くとしよう。」

 

明智吾郎

「…。」

 

喜多川祐介

「前に、川鍋の画廊に入ったと話しただろう?見聞を広げる為に、いくつか仕事を受けたいと話してな。」

「結果、オクムラフーズの商品ロゴを任された。夏の期間限定メニューらしい。」

「学生の身分だ、洸星の休日は日曜日のみだろう?必然的に打ち合わせは今日になるというわけだ。」

 

明智吾郎

「…成る程。それは…考えたね?」

 

驚きを隠せず、言葉に詰まる。

2人は、それなりに考えて作戦を立てたらしい。

 

喜多川祐介

「あまり立ち歩きすぎるのも不自然だ。脱出するぞ。」

 

人の計画に乗るのは癪だと考えている。

だけれども、自分を助けるために計画したものに乗るのは…案外嫌悪感が沸かなかった。

 

明智吾郎

「わかった。」

「…ありがとう。」

 

喜多川祐介

「ハッ、ではこの前の借りは無しに」

 

明智吾郎

「電車賃の借りは無しにしてやるよ。」

 

喜多川祐介

「そっちじゃない…そっちじゃないんだ…」

 

 

 

 

入館証を持つ祐介の手助けの元、オクムラフーズからの脱出に成功する。

メッセージで連絡して竜司とも合流し、帰路についた。

 

祐介が空腹を訴え、竜司は店員からの圧に耐えれず注文を重ね満腹を訴えて居るため

仕方なく、吉祥寺にあるお気に入りのカフェに連れて行ってやった…

 

 

 

 

 

 

 

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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