鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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夕方
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※鈴井志帆視点
スカイツリーの下にある、東京ソ◯マチ。
その中にある飲食店にて、私と杏はテーブルに着いていた。
現在はスカイツリー帰り。以前にミカが言っていた2人での撮影というのが、今日だったのである。
結果から言えば、散々。もう一人のモデル、ミカは…たった1週間足らずの内に体型を変えてくる『本気』っぷりで、注目を一身に受けていた。
そのまま次の仕事を素早く確保しており、杏は驚くことしか出来ていなかった。
(途中に何か耳打ちしてたけど…何かアドバイスでもしていたのかな?)
パフェを待つ間に、ぼんやりと落ち込んでいるように見える杏が口を開く。
高巻杏
「…私、何もできなかった。ミカは、本気だったのに…」
「皆と仲良く『本気』になる、って言ったけど…本気だと、仲良くなれないの…?」
…。
現在、高巻杏の心に浮かんで居たのは…悔しさではなく悲しさだった。
高巻杏は原作と違い、鈴井志帆が健在な事により…心の拠り所を変わらず持っている。
だからこそ、心が『強く』なってはいなかった。
それ故に、原作のようにハッキリ当て付けだと明言されなくても高巻杏は凹んでしまっている。
しかし…心が強くなる酷い体験をせずに育つのは、とても素晴らしい事であるのは間違いない。
拠り所である、鈴井志帆が…少し手助けしてやれば、すぐに高巻杏は成長できる。
(今日が…部活が無くて、私が一緒に居られる日で本当に良かった。)
鈴井志帆
「…。」
「バレーボールって、身長が高いと強いんだ。中学生までだと、特に。」
ゆっくり言葉を選んで、杏に、思ったことを伝えていく。
鈴井志帆
「必死に特訓して、毎日努力して 少しでも高く飛べるように頑張っても…特に練習もせず、バレーボールのルールもろくに知らない人のブロックを超えられないの。」
鈴井志帆
「まだレシーブとかトスとか役割ある分やりようはあるんだけど…ほかの球技、バスケットボールとか悲惨。」
「それで、強さの秘訣はなんですか?どんなトレーニングやってるんですかって聞いて…『トレーニングって何?ただ飛び跳ねてるだけだけど…?』ってとぼけられたら、私怒っちゃうな。」
「…杏は、それと同じ事しそうになってたよ。」
指摘。
落ち込む友への追撃かのように見えるそれは、友に気付きを教える愛の鞭。
杏を信用しているからこそ、優しくしない。
高巻杏
「…うん。」
「ミカは、凄く…努力してる。私は、ただ服に着られてるだけ。とりあえずで、なんとなくで…モデルになってた。」
「それで、仲良くしようって言ってもイヤミなだけだよね。」
落ち込んでいた顔に、意志が灯る。
高巻杏
「ねえ、志帆。」
「私…一流のモデルになりたい!!!」
「てか、なる!!」
真っ赤に燃える…情熱に溢れた宣言だった。
鈴井志帆
「ふふ。」
「良いんじゃない?」
高巻杏
「志帆のバレーボールと競争ね!えっと…どっちがテレビに出るかとか!」
鈴井志帆
「私が不利すぎるよ…」
その後、パフェを食べたいが食べられないと苦しむ杏の前で、身体づくりでカロリーを沢山取る必要のある私が2個美味しそうにパフェを食べて見せつけてから帰った。
親友の恨めしそうな目に見られた上で食事をするのには、かなり度胸が要った…
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…。
翌日の金曜日、高巻杏は1人で駅地下モールに居た。
鈴井志帆は部活に行っており不在。
なんとなくではなく、真剣な目で服を選んだり
スポーツ用品店でフィットネス用品を見たりしている。
そこに、近寄る男の影がひとつ。
明智吾郎
「…やぁ。少し時間、いいかな?」
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記