鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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朝
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※鴨志田卓視点
三陸海岸、海水浴場…
鴨志田卓は道に設置した長机とパイプ椅子で、他の教師と共に。
なだれ込んでくる秀尽高校の生徒達を眺めていた。
鴨志田卓
「3年は向こうの蛭田先生らの所!1年はそこに並んでくれ!」
川上先生
「高巻さんに、鈴井さん…はい、チェック。帰るときにもチェックいるけど、16時からしか先生はここに居ないから…早めに帰るなら、保険スペースに常駐してる先生に伝えてね。」
高巻杏
「うす!」
鈴井志帆
「はい。」
川上先生
「はい、後は自由。楽しんでね。」
高巻杏
「やった!早く着替えよ!」
鈴井志帆
「うん、混む前に済ませないとね。」
…。
三島由輝
「フッ、混むことを見越して水着を着てきたんだ。他の皆と戦略で差をつけるのが、海を楽しむコツだよね。」
雨宮蓮
あっ…
ご愁傷さまです
天才か
あっ…←
ご愁傷さまです
天才か
三島由輝
「?」
…。
新島真
「大丈夫そう?」
佐倉双葉
「おう!皆居るし!」
奥村春
「良かった。バナナボート、受付時間いつだっけ?間に合うかな…」
佐倉双葉
「ふふん、こんな事もあろうかと…事前に水着は仕込んである!受付場までひとっ飛びだ!」
新島真
「あっ…」
佐倉双葉
「?」
…。
各学校で夏休みが始まっていく時期…つまりはまだ夏休みが出揃っていない時期。それも月曜日。
三陸海岸の海にはまだ、高校生が1校丸ごと突撃してもギリギリ大丈夫なキャパが残っていた。
終業式に、校長先生が宣言し…全員のテンションがブチ上がったイベント。秀尽高校の学生達による、海水浴である。
運動機能の増進や、
困った時に助け合える友人関係を作れるようなきっかけ作りとして。
ー
・秀尽高校生限定のバナナボート貸し切り(終業式に希望者は事前予約)
・海の家の料理を無料で貰える引換券(無制限にすると捨てたりするから引換券制)
・ビックバン・バーガーのフードトラックの手配
・具合が悪くなった時の保険スペースを準備(モルガナつき)
・ビーチバレー大会の開催
ー
などなど、海を思いっっっきり楽しめるイベントをがっっっつり手配してある。
結果、普段海に行く事のない人やお金をあまり持っていない家庭の者も
周囲にそういう人も多いからと安心して、学校指定水着と体操服のセットで参加してくれていた。
教師も参加してもらう今イベントだが、流石に行方不明が出ては困るため10時まで生徒の点呼だけ行うものの、それ以外は基本的に自由としてある。
海の家にて日陰でどか食いしてもいいし、蝶野先生を筆頭とした有志が持ってきたバーベキューセットで盛り上がってもいい。
あと、奥村邦和さんが学生達のイメージ向上も兼ねた打算ありきで派遣してくれたフードトラックに
ビックバン・バーガーのファンである生物の蛭田先生や数学の宇佐美先生も大喜びしている…
1年生は春のバーベキュー大会で深まった交友を強められるし、
2年生は修学旅行ではまたハワイの海に行くものの、予行練習のようなものだと思えば良い。
3年生は、夏が受験前最後の遊べる季節とも言える。勉強時間を多く取らねばならない時期に、1日で濃く思い出を作れるイベントは喜ばれる事だろう。
学生のなだれ込みが収まった後。
駐車場に見覚えのある車が止まるのが見える。
佐倉惣治郎
「聞いてた以上のお祭り騒ぎだな…」
鴨志田卓
「ああ、ご無沙汰してます。」
「今日は双葉さんの見守りに?」
佐倉惣治郎
「せっかくの海なんだ、友達だけで楽しんで貰おうと思ったんだが…双葉、下着の代わりに水着を着たらしくてな。」
鴨志田卓
「あっ…」
ピッ、と惣治郎は親指で車を指さす。
きっと車内には着替えが置いてあるのだろう…
佐倉惣治郎
「来たからには、楽しむ娘を見て帰るさ。」
珍しくカバンを持つ惣治郎。その中からビデオカメラを取り出す。
佐倉惣治郎
「前に家探しした時に出てきてな。双葉が…あんな風になって使わずじまいだったからよ。」
鴨志田卓
「う〜ん、ギリギリ…ですかね。」
佐倉惣治郎
「アウトか。」
鴨志田卓
「いや、ギリギリ仮釈放はイケるかなと」
佐倉惣治郎
「有罪は確実か…」
運動会でならいくらでも構わないのだが、
海で遊ぶ水着の女子高生をビデオカメラで撮影するおじさんはあまりにもアウト。
佐倉惣治郎
「いや、俺も良くないとはわかってる。持ってきたは良いが運転中に、冷静になってきちまってよ…」
「ただコイツ、高かったんだよなぁ…」
鴨志田卓
「ウチ、運動会ポジションが球技大会ですし親御さん入れませんもんね。」
「とりあえず今日は、眼で楽しんでいただいて。そっちはギリギリセーフだと思いますから。」
「カメラ、双葉さんに渡したらどうです?学生本人ならまぁ大丈夫でしょう。」
佐倉惣治郎
「…やめとくよ。重いし、嵩張るからな。」
「あと、双葉はこういう時すぐに壊す。」
鴨志田卓
「あっ…容易に想像できる…」
「すぐに『映らなくなったぞ、不良品か?』って突き返してきそうだ。」
佐倉惣治郎
「本当にな。」
「…蓮や先生は、会って日も経たないだろうに双葉をよく理解してる。」
「安心して、任せられるわ。」
鴨志田卓の肩を叩いた後…
カメラを置いてくる、と車に戻っていく惣治郎。
その優しい声色にじ〜んと来てしまった。
(うれし、めっちゃ信用してくれてるじゃんっっ。)
(そうかぁ…そう映るかぁ…長年ペルソナ5に浸りまくってるからキャラ解像度高いだけで、描写されてないことはまだまだ無知なんだけどな。)
(…もっと、知っていけたら嬉しいんだけども。)
昔からずっと憧れた世界で暮らす喜びは、胸を常に躍らせ続けてくれる。
終わっている評判も、今では少しずつ解消してきていた。特にバレーボール部の皆からの信用は…かなり厚みを増している。
今は、この海に集中しよう。その後は、しばらく…
鴨志田卓として、バレーボール部としての本分。
インターハイに向けて、全力でフォーカスだ。
(あとそれと横並びについてこれる雨宮蓮くんって何なの?コミュニケーションの化け物なの?佐倉家の方に泊まることもある言ってるし、才能をラブコメ方面に全ぶっぱでもしてはるんですか?)
絆深まる海水浴は、まだ始まったばかり。
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記